初日 最新 目次 MAIL HOME


ぱふぱふの森
アケヲ
MAIL
HOME

2002年02月28日(木)
「ゼノサーガ」が届いた日




9時です。
ネットで佐川の貨物追跡をかけたところ、荷物のステータスが、たった今『配達のため支店を出発しました』に変わりました。
あとは届くのを待つばかり…。

そして、9時25分。ついに届いた「ゼノサーガ」。
(かなり早い到着かと思われます)



ここで開封から数時間が経過したと思ってくだせぃ。


ネタバレしない程度に、かるーく印象を書きます。

どんな感じかというと。
『CG使って贅沢になったサンダーバード』
なんじゃないかと思いました。

しかも、アニメ絵をそのままフィギュア化したようなキャラクター達です。
かなり癖があるけど、私はあまり気にならなかったな。

むしろ話としてオッケー。

人間と人造人間(レアリエン)、サイボーグなどが入り乱れている世界なので、かえってこれらの作り物めいたキャラだと説得力あります。
似ていて見分けがつかないもん。一応、判別できるようにはなっているけど。

「FF」があくまで人間に近いリアル志向だとすると、明らかに「ゼノサーガ」はフィギュア志向でありましょう。

あとはですね『美尻なゲーム』なんでヤンス。(誰?)

シオン(主人公)を始めとする女性群の尻も良いのですが、男性諸君もなかなか良い。
尻にはうるさいワシ(マジで。かなり真剣に尻について考える日々です)から見ても、満足できる出来。移動キャラは、ぜひとも男性諸君で。
あと、なぜかケイオスくんだけ衣裳の前がモッコリしています。サービス?
漢(オトコ)らしさを強調しているのか? 謎です。
(隠れた字はドラッグしてください。一応恥じらってみました)


ところで、このゲームにはとてつもない難点があります。


読み込み、めっちゃ遅えぇぇー!
(イスカンダルまで届きそうな声量で)


ワシは試されておるに違いないんじゃーとひたすら耐えに耐えてますが、いったん読み込み状態になると、お茶をいれて鼻をふたかみするぐらいの時間がかかります。
これはさー、HDDあってもツライんじゃないのデスか?

あと、戦闘に異様に時間がかかるので、イライラします。ザコでも大変。
ムービー見たさに先を急ぐと、結構苦労するかも。
マップが単純で広い割に、一区画移動するたびに読み込みが入るのも、どうか?


とにかく全てに時間がかかる。

システムも装備とかスキルとかエーテル、必殺技…全てにポイントを振り分けなくちゃいけないのだけど、すっごいインターフェース悪すぎ。ちゅーか、めんどい。
このへんのとっつきにくさは何とかして欲しい。
そして、値の作用がよくわからないので、バトル以外もチュートリアルを作って欲しいと思いました。
いまだによく理解しないまま、進んでいます。
"育成"のコツがわかれば、もっと楽しめるんだけどなぁ。


声優話。

子安と保志が同時に同じ空間に存在する、あまつさえは会話すらしている、という涅槃のような光景が繰り広げられた時、気が遠くなりました…。

でもホッシーは思ったより悪くなかった。(子安はチョイ役だから許す)

他の人々もおおむね良かったです。
サンジさん(平田広明)がメインに近い役なのには笑ったけどね。
「FF」でゾロが!(ワッカ=中井和哉)とか言ってたら、こっちはサンジさんだよ!
ぽっくり死にそうなポジションなのに、シブトク生き残ってる。良い役やないけ。

あとは、今回はちらりとしか出てこない田中秀幸も良いのですが。
("活躍は次回"でって書いてあったんだけど! ちゃんと発売してくれるの? 信じていいの?)

今回の『ダメな人大賞』は、予想通りアルベドさんです。
かなりダメな人です。相当なもんです。
山ちゃんが声をあてているのですが…。
これまた、すんごい熱演で、感動した!(小泉的)
ぜひとも、そのR指定なムービーを拝んでください。大変だけどね。

ま、そゆことで始めました。
大変だけど、嬉しいっス。

そして、明日は入社初日です。
人は何時間寝ればマトモに見えようになるんでしょうか?




2002年02月26日(火)
サザエさんが愉快なものかよ!(逆ギレ)


朝からバカ眠いまま過ごしていたら、いろいろ失敗した。


・ドリップ失敗。コーヒー飲んだら粒子状の液体だった。
・洗濯失敗。洗濯したまま存在を忘れ、洗濯機の中で服シワシワ。
・集金失敗。眼が乾ききって、最も凶悪な目つきの時に応対。朝日新聞すまん。
・ビデオ屋失敗。何気なさを装ったが、かえってテンション上がり過ぎて不審者。
・しかも会員証を忘れて、惨めなサザエさん状態に…。もういい。
(ビデオ屋の顛末については、先週の19日の日記をご覧ください)

あー。これが午後1時までに起きた"失敗"ですよ!
まだ一日の大半が残されてるっちゅーに。
これから役所に行かねばならんのですが、何事もありませんように…。


夜になって続きを書いてます。
役所には行き損ねました。ハッと気づいたら、6時だったのよ。
「少年魔法士 9巻」「子供は止まらない 1巻」「百鬼夜行抄 9巻」なぞを読んでいたら、日が暮れてしまいました。
あえて感想は書かないけど、どれも面白いのでオススメです。


そしてなぜか「タイムレンジャー」の第10話「明日への脱出」を見て萌えを再確認。
冷凍庫に閉じ込められる赤と青!
やはりここは、ふたりで暖めあうしかないでしょう!

「龍騎」は主役のコがバカで良い按配になってきました。
ついに恋に落ちるレンとシンジ。
次回、新ライダー、シザースが登場。
シザーハンズ真っ青の、三つ巴の恋物語に発展します。


言っておきますが、こんなドラマではありません。念のため。




2002年02月25日(月)
物語の必需品『ダメなお兄さん』登場。


面白いわー、このゲーム。
オフラインで修行しとかないと…。

「PSO」じゃありません。
「AIYA MILLIONAIRE」というブラウザ・ゲームなんです。
オフラインでもプレイできますが、結果をオンラインランキングに送ることもできるという画期的クイズ・ゲーム。
もちろん名前からわかるでしょうが、あの番組にそっくり。
アイヤーちゃんがめちゃ可愛くてたまらないっす。しゃべりまくります。
しかーし。どうしても2000円の壁を越えられない。
全くミリオンには届かないとゆーのに、ランキング上位の人達って何者なんじゃろ?


月曜恒例「ラーゼフォン」話。

来たね、ワシの愛する"ダメなお兄さん"が。

怪しげな医者は天然娘の「兄様」(血つながってるのか?)だったんですね。
フリルひらひらの淫らなローブ姿といい、ダメさがぷんぷん臭ってきます。

実は階級が少佐の八雲くんも、ニコニコしながら背後から鈍器で殴ってきそうな人に思えるし、功刀を押し倒す日も近いと見た。どーですか?
(クヌギ=功刀って、ちゃんと漢字変換できるんですよ。読めんわ)

如月(医者)からも狙われているらしい、功刀さん。
桜が好きだなんて、ファンシーな人だ。
花見に呼ばれたい。(もちろんいろいろと無礼講じゃよ!)
現時点で有力なオヤジとしては唯一の存在なので、暖かく見守っていきたいと思います。

ジャンプ話。
加賀のヘソが!とか、「Mr.FULLSWING」おもしれぇ(御門さまファン)とか。
いろいろあったけど一番気になったのは「ホイッスル!」アニメ化。
どこかでキャストの発表してないかと探し回っちゃったですよ。まだみたいだけど。
風祭(兄)はぜひとも井上和彦に!
勝手にキャスティングしてる人達の中でも同意見が多くて嬉しい反面、三木眞一郎や子安(!)を推薦する集団もいてね…。

こ、子安だけは…。(他のチームなら…耐えられる…かも…)

関俊彦をシゲさんに、というのには割と賛成。
どっちにしろ地上波じゃないんで、ビデオになるまで見られましぇん。ちぇ。

果たしてどのようなキャストになるのでしょうか?(最近、この手の話が多いな)


ルックチョコの木苺のムース味。ちょっぴり酸っぱくて、おいしい。
じゃがりこのCMはいつも面白い。今度の踊るコックさんもかわいい。
今日は花粉が穏やかだったせいか、日記もおとなしいな。
常にこうありたいものだな(アーロン風)。



2002年02月24日(日)
蟲師の2巻が出ましたのね


今日は花粉小康状態。
昨日の悶絶ぶりが嘘のように晴れ晴れしい気分。

数日前になぜか強烈な腹下しの呪いを受け、正露丸を服用しました。
「正露丸てさ、昆虫採集セットの味がするよねー?」
「知らない! そんなの持ってなかったし!」
激しく同意を拒否されてしまったのです。

なぜ? 百万人の小学生のお友達、"昆虫採集セット"を持ってなかった人がいるのか?!

あの赤いビンと青いビンに入っていた、謎の注射液の匂いと正露丸は同じ味なのよ。
消毒液やナフタリンみたいな匂いの、舌にチリチリくる味。
(あれはクレオソートなんじゃよ、と兄から聞きました)

ちなみにセットに入っていたのは"昆虫を眠らせる薬"と"保存液"という二種類の注射液だったのですが、"眠らせる薬"を注射して、その後目覚めてくれたムシはいなかったように思います。
つまり"永久に眠らせる薬"だったんですか?

検索かけたけど、今はもう存在しないらしいです、昆虫採集セット。
あったとしても別の名前なんでしょう。
全国にプチ・マッド・サイエンティストを発生させていたに違いない、素晴らしいツールだったのに。

虫つながりで、このマンガの話。


「蟲師 2巻/漆原友紀」

やー、待ち望んだ2巻ですよ。
相変わらず、ちょっと不思議で不気味な世界が繰り広げられています。
個人的には最後の話「綿胞子」が「ボディ・スナッチャー」ぽくて好き。
どの話も残酷な気配(昔話によく見受けられるような)が満ちていて、お涙頂戴な話ではないところが気に入っています。
絵柄も相変わらずガサガサしていて素敵。
このごろの講談社は単行本の印刷に凝っているらしく、この蟲師のシリーズもカバーデザインが大変よろしいです。
しかも、今回から本文にもカラーページが!
ぜひともお読み下さい。


木曜深夜(金曜早朝?)にテレ朝で放送している「時空警察ヴェッカー」って知ってますか?
オナゴばかりのタイムパトロール機構の話なんだけど、はっきりいって演技は学芸会でどうしようもない。しかし、設定とストーリーがおかしいっす。(実写です)

冷静な美少女が実はアンドロイドだったり。見た目はアホでも一番の天才(しかも普段はメイドさんだったりします…)とか。そういう"お約束"がてんこもりで、さらに毎回"お約束"なストーリーが展開します。
こないだはある女の子の憧れの先輩(男)が敵側に回り、対決することになるという筋立てで、腹を抱えて大笑いさせてもらいました。

戦国時代をミニスカートにビスチェの制服で歩いてたら、おかしいじゃろ!

他にもツッコミどころ満載で、奇妙なドラマ。
"phase 4"から見始めたので、はじまりはわからないんだけど。

一回見た感じでは、『ダメなサイレントメビウス(ただし妖魔は出てこない)』。

全体に漂うチープさが病みつきになりそうです。
ヒマなら、ちょっとチェックしてみてください。



2002年02月23日(土)
「ぺらぺら動物園」に行ってきたさ


鎮痛剤が効き過ぎてテンションが下がらない。
今朝起きた時から、ものすごいクシャミと鼻水に襲われていたのです。
とにかく鼻の内側がヒリヒリで、それが頭痛をも引き起こしていたらしい。

めげずに銀座に出かけたよ。
というのも、ちょっと前にTVで見かけたペーパークラフトの個展に行きたかったから。

「ぺらぺら動物園 ごとうけい 紙工作展」
2月21日〜3月5日まで。TEPCO銀座館
ごとうけい氏のHP…"Kei Craft"

私が心を鷲掴みにされたのは、カエルの可愛らしさ。
他にもヤモリや昆虫、イルカ、トラ、アライグマやラッコなど、いろいろいます。
どの動物も表情や仕草がとてもうまく表現されていて、これが紙で作られているとは信じられないぐらい素晴らしい出来。
HPでは型紙の通販もしているし、ぜひ覗いてみてください。
できればギャラリーに足を運んでもらえると嬉しいかも。
TEPCO銀座館自体、面白い展示物が置いてあって良かったです。無料。


実家で眠り込んでしまい、終電間近になって駅から歩いている途中。

ワンブロック向こうの方から、バグパイプのような音色が響いてきました。
物悲しくも不思議な音色です。なぜこんなところで?
脳裏にキルト着用の人影が浮かびます。
これっていわゆるひとつの丘の上の王子様?

ドキドキしながら歩き続けること、数分。
ついにその人は姿を現したのです。

屋台を引いて。

そうです、音の主は屋台のラーメン屋さんだったのです。
例のチャルメラ系旋律と違う、独自の哀切なメロディを奏でていたので、なんだか謎のスコットランド民謡みたいになっていたらしい。

期待させやがって。

でも、丘の上の王子様なんかいらない。
丘の上のオヤジ、もしくはジジイだったらウエルカム!だけどね。



2002年02月22日(金)
花粉で頭がぐるぐる


花粉、絶好調。
愉快なぐらいに鼻水が出ます。てゆーか、もはや水芸?
やわらかティッシュを購入しないと鼻が脱皮しそうな感じ。ぶひー


「AKIRA」のピンボールゲームが出るらしい。
なぜピンボールなのかは置いておくとして、ステージクリアすると映画から編集したムービーが流れるそうな。別にゲームせんでもDVD見ろや、とか言うとゲームを作った人達が首をくくってしまうので、まぁそういうものなんだということで。

・金田VSジョーカーをテーマにした対戦台"ネオ・東京" etc…
・パーツによりピンボール台を変化させられる「トランスフォームフィールド」
・金田で全ステージクリア後、裏対戦モードに突入。最終決戦"オリンピックスタジアム"で鉄雄を救出可能に! 衝撃のシナリオ「僕は鉄雄(受)…」が始まる!
・付属の追加ディスクで"801フィールド"出現。山形、甲斐、竜、大佐が参戦。攻受エディットにより、驚きのバトルとマルチエンディングのストーリー展開が!

途中からウソ。ピンボールなのはホント。
原作・映画含めて「AKIRA」で一番好きなのは山形の尻です。


そろそろ「ゼノサーガ」のCMも増えてきました。
あと一週間じゃんとか浮き足立ってるんですが、ゲーム自体の評判は"玄人"にはあまりよくない感じです。
来週、どんなキモチになっているのか…。すっごい楽しみ。

実は発売翌日の3月1日が入社日に決まったんですが。
いきなり休んじゃあ…ダメ、ですよね……?




2002年02月20日(水)
スネークは大塚明夫で。「白蛇島」読了


同居人(♀)がいることを話すと、大抵どんな人か聞かれます。
そんな時、私はこう答えることにしています。
「うーん、なんていうかな。ぬっぺっぽう?みたいなー?」
これで二度と聞いてこなくなります。
効き目あるなぁ、妖怪。
詳しくは京極の「塗仏の宴 宴の支度」を参照。
最近は妖怪以下で、"水の入ったビニル袋"呼ばわりしてますが。
そんな同居人は、生意気にも榎さんと同じで干菓子(口の中の水分が取られるお菓子)が苦手なのでありました。

一緒に住んでるのに炊飯器も別で食事も別という、仲の悪い二世帯住宅みたいな生活を送っているのです。(これくらいにしとこう)


東京ローカル局とはいえ、現時点でオタク生活のかなりの割合を占めるテレ東。
昼時にむちゃくちゃカットした映画(しかも古い)を放送しているのですが、昨日は「ニューヨーク1997」でした。
もはや"1997"も過去になってしまった今、C級映画とはいえなにか感慨深いものがあります。貿易センタービル、重要拠点だし。

話としては、ニューヨーク島全体が、壁で外界と断絶させられた巨大な監獄になっているという設定で、ハイジャックでそこに大統領専用機が墜落。囚人の一人だった伝説の悪党スネーク・プリスキンが大統領を救出に向かうことになる。タイムリミットは20時間弱。スネークにはタイムアウト後に命を奪う仕掛けがセットされている。果たしてスネークは大統領を探し出し、生き延びる事ができるのだろうか?という感じ。

もちろん、この映画のスネークは「メタルギア」で有名なスネークさんのモデルでもあります。演じるカート・ラッセルはマッチョでタフな兄貴って役どころが多く、私は「物体X」で惚れました。「バックドラフト」もマッチョだぜぃ。
吹き替えのイメージは当然、大塚明夫で決まりですが、このお昼のロードショーではなんと、青野武さんでしたのよ。ち、違うよ、イメージが…。
渋いんだけどね、もう少しスネークにはナイーブな感じ(ちょっとダメそうな声)が入っていて欲しいのね。青野さんだと完璧すぎ。
(青野さんといえば最近ステキだったのはワンピのミホーク)

久々に見たら、スネーク(カート・ラッセル)のお腹に蛇の刺青が。
「スノー・グッピー」で江崎もそういう設定でした。うーむ。エロですねぃ。
ちなみに今日は「ボディ・スナッチャー」です。これもC級で好きな映画。
何度も見てわかってる結末なのにコワイ。

蛇つながりという訳ではありませんが、忘れずに書いておこうと思います。


「白蛇島/三浦しをん」

あらすじ:前田悟史は高校3年の夏休み、高校に入ってから初めて生まれ故郷の拝島(おがみじま)に帰ってきた。島には持念兄弟の幼馴染、中川光市が待っていた。
白蛇を御神体とする荒垣神社を中心にして、悟史の家がある"奥"と呼ばれる集落は、13年に一度の大祭を前に普段とは違う雰囲気を漂わせていた。また、島人が"あれ"と呼ぶ災いの出現もあって、幼少から"人には見えないもの=不思議"が見える悟史は神社に纏わる事件に巻き込まれることになる。そして、悟史はここが故郷であると確信するがゆえに、島を出ていくのだった…。

うーん、まずね、話は爽やかな少年成長ものですかな。
そこはかとなく"やおい"風味。三浦しをんですから。

この人の文章はキチンとしているので、読みやすいです。あとがきで自ら『少年が活躍する冒険物語を書きたかった』と言っているように、それ風な章立てになっています。ランサムとかそのあたりであったと思うんですが、章のタイトルとその章の中での細かい見出しがあらかじめ提示されているのです。

持念兄弟という存在の設定がいやらしくて良い。
これは島の長男だけが持つ本当の兄弟よりも濃い間柄の相手、歳が近い対の存在を指すのですが、島でしか取れない持念石からできた二つの石を終生肌身離さず持っていなくてはなりません。持念兄弟は物理的にも精神的にも兄弟よりも近しく過ごし、助け合います。
主人公、悟史は島の空気に馴染めなくて、いつも揺らいでいるような少年ですが、光市は悟史が何を考えているのか、口に出さなくても敏感に感じ取ります。
「持念兄弟の間に割り込むのは御法度ですからね」(公認かよ!)
「お前達は父親同士も持念兄弟だった。筋金入りだな」(ナニが?)
「それが持念兄弟というものだ」(そうですか!)
周囲の大人達もそういった習慣の環境で暮らしているので、寛容です。
というか、むしろ持念兄弟万歳みたいな世界。
やらしい…いや、うらやましい。(似たよーなものか)

5歳年上の森田家の長男、陽介さんは、悟史か光市のどちらかと持念兄弟になるはずだったのに、ふたりがあまりに相次いで生まれたもので、近いものであればあるほど好ましいという持念兄弟の決まりから、ずっとひとりでいたらしいです。やっと生まれた谷川家の大地くんは、なんとまだ5歳なんですと。ようやく持念兄弟を持てた陽介さんは、めっちゃ可愛がっているそうな…。
うーん、将来有望!(年下攻め推奨)

あとは神社の神官を務める神宮家の次男、荒太(20歳)と高校時代の同級生だという犬丸一郎のカップル…もとい、ふたりが怪しくてよろしいですなー。
荒太さんは涼しげな目元の美形です。育って聞き分けがよくなった、前作「月魚」の真志喜ちゃんて感じ。いつもは人当たりの良い青年なのに、犬丸を冷たく「いぬ」って呼び捨て(ってゆーか、ケダモノ扱い?)るあたりがツボ。
犬丸はねー、ワイルドです。なんだかんだいって面倒見が良い。荒太LOVE。
荒太の兄、信二さんも愛情を素直に出せないもどかしさがイカス。

三浦しをんの話の設定は、主人公を取り巻く閉塞した環境と人間関係について語られることが多かったのですが、今回の「白蛇島」をもって、そういう状況から脱していきたいと思っているそうです。

この話、なにかに似てる…と思いながら読んでいたんですが、ふと気づきました。
「黒祠の島/小野不由美」とやや似た感じなんですね、閉じた環境が。
むろん、あちらの方が筆力は上なんですが、話としてはこっちの方が好き。

悟史と光市の不器用な仲良しぶりとか。
彼らを取り巻く人々の描写とか。
チラリとしか出てこない脇役も良い味だしてます。

図書館などで借りて、ぜひ読んでみてください。
次回作が気になる作家のひとりです。








2002年02月19日(火)
ノークレームでお願いします


最近、ヤフオクを眺めるのが趣味になってきました。
なんかねー、カオスなんじゃよ。
日本経済の歪みが全て物質の形で表わされた集合体って感じ。(意味不明)
オタク関連事項を集中的に見てますが、いかにも業者な胡散クサイ人もいたりして。
出品者のコメントも素人さんから玄人までいろいろ味があって面白いのです。
今日のタイトルの「ノークレームで」は、もはやお約束。
実は購入したことが一度もないので、そのうち挑戦してみたいものです。

火曜日はビデオ屋を徘徊する日。
しかし安い日は来週なので、すっごい見たかった映画は貸出中だったし、とりあえず「イギリスから来た男」を借りる。(借りたのかよ!)
テレンス・スタンプ主演です。渋くて大好きなオヤジ。近年はオカマ映画でドヌーヴ似の迫力オカマを演じてらして素敵でした。(「プリシラ」)
今回は普通にオヤッサン役なので、楽しみじゃのー。
ちなみに前回は「L.A.コンフィデンシャル」を借りてました。(今頃!)
やー、エリート警察官のガイ・ピアースもこめかみピクピクさせてて良かったんですが、コロッとやられたのはラッセル・クロウでしたよ…。
ラッセル・クロウもそうだし、ユアン・マクレガーとか、ジュード・ロウとか。
西洋においては、アゴ割れな男は"セクシー"ということになっているらしいのですが、とりあえずこの手の顔の人については、笑顔がイカスのではないかと思いました。
ちょっとアイリッシュ系というか、純粋な英国人、アメリカ人じゃないと思います。
映画自体は"相棒を殺られたら、男は黙っちゃいられないんだぜ"系の話。
終盤の展開も予想通りで、ちょいと浅い話ではありますが面白かった。


事件はビデオを借りる時に発生したのです。
とりあえずの一本と会員証をカウンターのバイト青年(パツキンのワイルド系)に手渡そうとしたらば。
なんか…なんか、テープから血が滴ってる?! 一体どこから、なんで? ホワーイ!
うろたえるワシと青年。

青年「あっ、親指親指! うわ、すっげ血ィ出てる、大丈夫スか?」
ワシ「うひゃー、でも全然イタクナーイ」(こんな時でも笑いを取るか…)

バタバタしてたら、奥から店員さんがやって来ました。
このビデオ屋チェーンの社員で、ゲームの買取り時の応対が割と親切な人です。バイトも含めて皆お揃いのジャンパーを着ているせいで、固体識別が非常に困難な店員さん達の中にあって、眼鏡をかけているというだけでワシにチェックされている不憫な彼。

眼鏡「どうかしまし…あ。ちょっとこれで押さえてください」
素早くティッシュを2、3枚渡してくれる眼鏡。
とりあえず指を上げて押さえること十数分。(ワシ、血が止まりにくい体質なのよ)
何度かティッシュを足して、ようやく血が収まり、なんとかなりそうな気配。
その間に眼鏡はうろたえる青年に指示を与えつつ(昼間で少ないとはいえ、他にもお客がいますからね)、カウンター上の血痕を拭き、テープと会員証までも拭っておいてくれました。

眼鏡「乾燥すると、ビデオのケースで結構切れるんですよ。でも、これは酷いなぁ」
親指の内側、第一関節の上あたりに斜めにスパッと鋭く切れた傷痕が。
最終的にはバンドエイドまでくれました。店に常備してるんだそうです。
青年と店員にお礼とお詫びを言って店を出たんじゃが。(もちろんビデオ借りて)


なんかもう、あの店に行ったら「あ。流血オンナが来た」とか思われたり、言われたりするに違いないのね! 恥ずかしー。


密かに、夜明け前、終業後の閑散とした店内で、なぜか飢えた野獣と化した他の店員、あるいは客、あるいはバイト青年の餌食になる眼鏡の妄想を抱いていたのが悪かったんでしょうか? でも今日の事件のお陰で細かいディテールがさらに構築されたので、眼鏡はますます妄想の餌食に決定。
細かいディテールの例
・ティッシュを取る眼鏡
・バイト青年のうろたえぶり
これがどう活かされるのかは、御想像の通りです、きっと。

それにしても、ビックリした。良かった、鼻血じゃなくて。
イカレた体質のせいで、鼻血も出やすくて止まらないのであります。

さて、リクルートの結果ですが。
オッケーらしいですよ。豪気なことに。
来週、健康診断を受ける予定です。
健康状態は"良好"ということにしてあるので、ちょっとドキドキ。

ノーリターン、ノークレームでお願いします。








2002年02月18日(月)
疲労度全開


実は先週から密かにリクルート週間に突入。
今日は二度目の面接がありました。
朝から頭がぐるぐるなのに、よそのオジサン達とサシで戦わねばならぬという危機的状況です。はー、つらいつらい。
でも、あれよね、大学生の人達も今はリクルート最前線なんでしょうなぁ。
それに比べると私は楽して就職したので、今になっていらぬ苦労をしているような気がします。行き当たりばったりな人生。
とりあえず今の目標は、"毎月ゲームを買っても赤字にならない生活"です。
レベル低ぅい!

親切にも初回にやらされた適性検査と人格テストの結果を見せてくれました。
適性検査って、「この図形を回転させたのはどれでしょう?」「Aさんの部屋の隣人はEさんで斜め上にはHさんが住んでて…じゃあCさんの部屋の真上は誰でしょう?」とかそういう知能検査の上級版みたいなやつです。
標準はキレイな三角形を描くことになるらしいのですが、私は見事に線一本分、標準値三角形の"内側三角形"でした…頭悪ぅい!
人格テストはねぇ、覚えてる範囲で書くと。
『非常にコツコツと何かを成し遂げ、対外的に不平不満を言う事はないタイプ。物事に対して前向きに取り組み率先して解決していくことが多い。人から信頼され、また責任を負うことも厭わない。なにか自分の信じる独自の世界を持っている』
なんだそうです。
誰です、あなた?
"信じる独自の世界"って、ナニ? やおい?

しかも特記事項として。
・大変、忍耐力がある
(膀胱炎になるまでゲームやれます…世間的には何の役にも立たない)
・習慣やしきたりに全く関心がない
(「あまり関心がない」という回答はままあるが、「全く」というのは初めてだそうな)
なんだかなー。
確かに私の座右の銘は「努力と根性」(C)太田コーチ(トップをねらえ!)ですが。
帰り際に「今日元気ないね。二日酔い?」だって。
雇ってくれるんでしょうか、この会社は。
明日結果が出ることになっています。待て次回。

<追加>
なんと面接に行っただけで交通費をくれたのです。貧乏人、超感激。
うちからだと、会社まで5往復できる金額でした。
「ありがたいのう」と呟きつつ、感謝の印に帰りにまんだらけで「ハレグウ」を
買い、さらにホモ本の新刊を買いました。
良い会社じゃ。手切れ金だったりして。(笑えない…)


月曜恒例「ラーゼフォン」について。
やっと話が始まったですね。
やっぱり出た出た、関俊彦キャラが!
モニターで戦況を見ている間中、レーダー要員の肩に手を置いたままでした。
いやらしいですね。
見た目の怪しさといい、一色さんはオネエに違いないと勝手に決定。
あとはブリッジの指揮官(中田譲治)功刀さんと、可愛い系ながら将来が期待される八雲くんですね。(オヤジ受け推奨)
眼鏡の白衣(宮本充)も押えとして。(何の?)
あと、どうもノベライズは神林長平が担当するらしいですね。
あんまり興味ねーと言いつつ、見続けなければならない理由が増えた…。







2002年02月16日(土)
素敵なカエルをもらう&木原音瀬の新刊を読んだ


花粉でまったり。
(よく見かける「またーり」というのは2チャン用語なのか? 少なくとも私の半径5メートル以内での使用を禁ず。即、処刑します)

今日は人々がやってきて、鍋を囲む会でした。
本当はカニもくるはずだったんですが、海が荒れてて都合がつかなかったそうです。
来月改めて訪ねてきてくれるそうな。あと半月の命…南無南無。

かわゆいカエルのぬいぐるみをもらいました。
イギリス製で、きらきら光るかっちょいいマントを羽織ったファンシーなカエル。
ネームタグによると"伯爵"という名前らしい。
なめらかで手ざわりのいい伯爵…。(とゆーと、いやらしげでイカス)
他にもガラス製の小さなカエルとペンギンももらいました。
かなり明らかにカエル・コレクターなので、こういうものをもらうのは嬉しいです。
カエルならなんでもいいという訳ではなく、ちょっとリアルとか、変わったのが好みです。もう何年も前に買ったアマゾンアカメガエルのぬいぐるみが最もお気に入り(揺するとケロケロ鳴く!)で、あの時もっと大量に買っておけば…と今でも後悔してます。2匹しかいないなんて…。(オリジンズのアカメガエルもかわいいけど、別の会社のです)

人々はホモ本も持ってきてくれました。(一冊は友人のサイトのレビューになる予定)
その中に木原音瀬の新刊「B.L.T.」があったので、さらりと読んだ印象を書きます。

「B.L.T./木原音瀬」

木原音瀬はかなり好きです。たまに奇抜な話を書いてくれるので、新刊は楽しみです。
今回の話は「ライン」という以前同人誌で出したものと、その続きにあたる5年後の話
「B.L.T.」の2編。
サンドイッチの話なのかねーとか言っていたら、本当にサンドイッチのことでした。
しかし、それをタイトルにするほどの小道具でもなんでもないので、ちょっとがっかり。まぁキーにしたかったのもわかるけど、ふーんて感じ。ふーん。

「ライン」は同人誌で読んでました。これで終わっちゃうのかという短編ながらも、中学生の少年のワガママぶりが微笑ましく、このまま続いてくれんかのーと、結構気に入ってた話だったのです。
で、新刊の大部分を占める書き下ろし「B.L.T.」なんですが。
んー、なんつーかねー、育ってしまった少年(大学生)には、もはやソソられず。
話としてもハッピー甘々ぶりに共感できず、まーそれなりによくできた話なんですが、木原音瀬ぶりが発揮されているのは、やはり過去の短編の方ですな。

この人の書くワガママな人とか、振りまわされる人々というのが好きなのです。
なんかどうしようもなく惨めな感じを書かせたら右に出る者はいないんじゃないか?

あらすじはあってなきが如しのBL系ゆえ、詳しくは書きませんが。
それなりです。でも、短編の方はオススメ。
むしろ帯の"「WEED」CDドラマ化"が気になる。
一体キャストはどうなるのか…(ムービックには一切情報ナシ)。
そのうちどこかで発表になるとは思いますが、すっごい気になるー。
大人ばかりの話なんで、あまり若い声優さんじゃダメでしょ?
しかも「WEED」は"強姦転じてラブになる"というムチャな設定。
(しかもポジションチェンジ…わからなくても良い…)
お、お願いだから子安だけはカンベンしてけろ…。

発表されるまで(されてからも?)、しばらくオブオブしそうです。







2002年02月14日(木)
チョコをもらう日


全国的にお菓子メーカーの陰謀に踊らされている日であります。

小学生の時から、私はチョコをもらう側に所属しているらしいです。
(野生児だった私に"幼稚園時代"は存在しない)
大きくなってからは職場で義理チョコなどというアホな慣習に組み入れられてしまい、
憤りながらも豆まきのようにバラまいた事もありましたが。
なぜか周囲のオナゴ達は「彼氏に買ったついでにあんたの分も買っといた」と言って
小奇麗な包みをそっと手渡してくれたり、投げてよこしたりするのです。

無論もらっておきますが、3月にお返ししたことはありません。
だって、善意でしょ? ノド飴くらいならあげますが。

そんな私も現在は社会から逸脱した身ゆえ、今年はチョコ無しじゃなと思ってました。
が、さっき出かけた雑貨屋のお姉さん(といっても確実に年下)が「今日はバレンタイ
ンだから」とチロルチョコ3個組をくれたのです。

うーん。客全てにあげてるのか?(昼間で人がいないから確認できず)
オトコに分類されたのか?(夜ならともかく陽光の下では見分けつくじゃろ)
それともコレをさらに誰かにやれとでも?(ほっとけ!)

ま、そゆことで今日ももらいました。プリンのチョコ。
大学時代、購買で買うのが楽しみだったなぁとか、ちょっと懐かしい味でした。

いつも気になる。
「果たしてバレンタインのチョコはオトコに効くのか?」ということについて。

高校時代の同級生達は既婚率高いんですが、きっかけはバレンタインだったというのが
結構多い。
"撒き餌"の如く、手広く撒いておくことが収穫に繋がるんだとか。
一番のツワモノは、「本命じゃなかったけど、ホワイトデーに一番良いものをくれた」と
いうオトコを結婚相手に選びました。
ちなみに本命は5000円の高級チョコ、選んだオトコには1000円のチョコだったそうです。
チョコをもらったからといって、有り難がって高いお返しをすると後が怖いですよ、という現代の怪談でした。
気をつけましょう。一生取り憑かれます。







2002年02月13日(水)
滞る日々。それは陶芸家にも似て


知らない人と長時間話さねばならず、疲れ果てました。
と、いうのが昨日のことです。
今日はそのダメージで身動き取れませんな。微熱。

こんな時はグレミオみたいな人が現われてシチュー作ってくれないかしら。
当然、後ろから羽交い締め…じゃなくて、耳たぶをひっぱらねばなりません。

なーんてね。そんなことばかり妄想している昼下がり。
元気なのか、ダメなのか。自分でもよくわからなくなってきた。

実はHPのコンテンツをどうにかしようと奮闘中で、それが上手く行かずに現実逃避しているらしいのです。
ゲーム評で「どうしたらこのゲームの良さを伝えられるのだろうか」と思い始めたら、どんどん訳が判らなくなってしまい、行き詰まっているのでした。

「こんな文章じゃダメだあァー」
何度書き直しても納得いかんのです。
特に"同人ゲーム"の項目が。広くあまねく伝えるにはどうすれば!と悩む日々。
コンシューマは軽い気持ちで書けるんですが。ふぅ。

気分はまるで陶芸家。
書いては「ダメじゃあ」「なんじゃコリャァ」とごみ箱に叩き込む状況です。
(気合いからすると挌闘家か?)

苦労して書いているのに、現物はサラッとしたものになる予感。
他にも読んだ本とか溜まってるんだけどな…。
ダメになってきたので、違うコンテンツを作ってしまいそう。

関係ないですが、昨日の「FF Unlimited」は"ガラスのクレア"の少年版のようなオメガが出てきました。名前も"クリア"と言います。声は緑川光…。
先週の兄サマといい、ひょっとしてBL(ボーイズ・ラブ)系アニメだったんスか?









2002年02月05日(火)
「FF unlimited」にしてやられた日


新聞に「アロン化成」と書いてあるのが「アーロン化成」に見えて、ビックリ。
WBS(12ch.の「ワールドビジネスサテライト」毎晩見とるでよ)で「アディダスがゴルフクラブ事業に新規参入」とアナウンスしたのが、何故か「……ボーイズラブ事業に新規参入」に聞こえて、ドッキり。
ボーイズラブ事業って、どんなのよ?

そんな、だめだめな生活を送っている今日この頃です。ほひー。


と・こ・ろ・で。
くっだらねーとか言いつつ見続けている「FF unlimited」ですが!

ものすごいキャラクターが!
「兄サマ」な上に、声は"田中秀幸"ですよ!
マジでスタッフが私の日記を覗いてるのではないかと、ちょっとビビりました。
しかも、誰の兄かというと「風」さんです。石田彰です、カヲル君です。
あの声で「兄サマ…」とか言ってくれるので、悶絶しました。

どこかのメーカーがこの組み合せで変なCDドラマを企画してくれないものか…。

今回の"兄サマ"は魔道士で、白い風さんとは対照的な赤いお姿。
(あの角みたいのは一族の証なのか?)
可憐です。惜しむらくは一度しか登場しないことですね。

本当に話はどうでも良いけど、関俊彦も出てることだし、妙な所で豪華だな。
(あー子安も出てます…)

田中秀幸は私の心の中でもベストに近い素敵な"受けキャラ声"。
ちょっぴり舌足らずなところがお気に入り。
そんな田中さんは「ゼノ」ではシタン先生です! イカス!
(シタン先生は"どっちも有り"……判らなくても良い…)


あと、ようやく新しいライダーの「龍騎」を見ました。
なんすか、アレは?
ポケモン、ゲットだぜ!で、デュエル・スタンバイ!な感じ。
もう仮面ライダーではないよね…。他の名前にしてはどうかと思いました。







2002年02月04日(月)
ありがとう、五條瑛!「スノウ・グッピー」は必読です



ジャンプから「ヒカ碁」が消えると淋しいですなぁ。
早く三谷にゃんこの姿を拝みたいものです。
富樫が自主的に消えてしまうのにはもう慣れました。あとはいつフジリューが消えるかハラハラしながら見守っているのです。「サクラテツ」どういう話なのかわからんわい。
今週は「ライパク」にしてやられました。兄さんな上に双子…。MOE★
あとは「ソワカ」のオヤジに期待。もちろん海馬サマのヘタレにも。


先日リクエストしておいた本が届きました。
すっげぇですよ。読み始めたら止まらなくなること必至だし、読了の挙句、何度も読み直してしまうほど面白かった!
12月に出てたんですが、いろいろ忙しかったんでやっと読めたという感じ。
そして、期待に違わずやってくれましたよ…。ありがとうな気持ちでいっぱいです。

「スノウ・グッピー/五條瑛」
<あらすじ>
日本の防衛を担うために創設された軍隊、自衛隊。しかしその実体は軍としてではなく、あくまで警察の予備機構としての組織でしかない。彼らが出動するのは主に災害時の救援であり、実戦用の装備は名目上のことで、その封印を解いた者は誰もいない。
二十数年前、防衛庁内で一つの壮大な計画が小さな産声を上げた。
そして今、小松基地を飛び立った戦闘機の墜落によって、物語はその計画がついに実を結ぶに至る道をたどることになる。
「我々は"グッピー"を一匹失いました」
主人公、三津谷は失踪した同僚を追ううちに、計画の中枢へと近づいていく…。


具体的な内容はあまり言えませんが、"グッピー"とは戦闘機に搭載される対空中戦用電子機器のコードネームです。自衛隊と共に開発に当たっているのが関東電子機器という会社で、三津谷は総務部調査課に所属してます。
本来はJチームと呼ばれる開発者達で取り仕切られている"グッピー"開発には、各国機関が注目していて、水面下では情報の漏洩(リーク)の争奪戦が続いているのです。
などと書くと、何やらムズイ話なのかと思われそうですが、物語の背景として、それらを押さえておくとさらに面白いので、まぁ余裕があれば頭の片隅にでも。
"グッピー"がいかに素晴らしいものなのかは、シロウトの私には判りづらいものもあるのですが、まぁ「戦闘妖精<雪風>」における"シルフ"のAIだと思えば、なんとなくイメージが湧くでしょうか?(怒られそう…すんません)


しかし、五條瑛のウリはなんといっても、そのキャラクターのあざとさ!
今回もブッちぎりですよー。主要な人々を私的なコメントでご紹介。

三津谷:主人公。狂言回し。年齢は30過ぎ(32かなぁ。勤続十年だし)。独身。
地味で生真面目な人生と本人は思っているようだが、なかなかどうして気が 強いらしい。携帯の着メロは「スターウォーズ」「2001年宇宙の旅」である ことから、SFオタクぶりがうかがえる。
周囲の、全ての男を血迷わせているように見えます。
てゆーか、この事件の元凶はこの人にあるのかもしれない。
それに全く本人が気づかないあたり、かなりツボです。
チャームポイントは"泣きボクロ"。
特に男に対して絶大な効果有り。


宇佐見:防衛大出身のエリート幹部自衛官。妻と離婚後、独身。恐らく40代。
"正義"を貫くために全てを捨てて立ち向かう男。というと格好良いが、単に 現状に我慢できなくなっただけの軍人と見えなくもない。
四年前に、とある研究会で出会った三津谷に一目惚れしておきながら、「汚 したくない」という理由で連絡を絶ってしまうような腰の引け具合。
三津谷へのプロポーズの言葉は「今度こそ、一緒に歩いて欲しい」。
ホンモノです。


江崎:横須賀生まれ、沖縄在住のアメラジアン(混血児)。たぶん20代後半。
通称ヒロ。腹に蛇の刺青を持つ、したたかな青年。お金大好き。金に纏わる 情報には敏感で、ネタのためなら男と寝る事も辞さないタフさを持つ。
米軍兵士(男)からベッドで"グッピー"の情報を得た後、小松まで出向いて 三津谷と出会う。人懐こくて、面倒見が良い。外見は松田優作に似ているら しい。三津谷の仮住まいにちゃっかり居座っている。


矢部:関東電子機器Jチーム所属。28歳。眼鏡で痩身の技術畑一筋のオタク青年。
三津谷の後輩にあたりますが、なかなかの食わせ者。
"グッピー"開発に全てを注ぎ込む、頑固な研究者でもあります。
三津谷の持論に賛同しつつも、物足りなさを感じている様子。
「三津谷さんは、宇佐見班長のお気に入りだから…」という言葉から、結構 鋭く三津谷を見ていることがわかります。


まぁ重要な人はこれぐらいで、他にも虎視耽々と三津谷を"グッピー"を狙って動き回る人達がいます。宇佐見の師匠に当たる松野という退官間近の将官が良い味だしてます。普段はきっちりした宇佐美が唯一嫌味を言えるような相手でもあります。(三津谷は"憧れの相手"だから、そこまで砕けてないのね)

ナチュラルに男を虜にしてしまう、三津谷くんの美貌とはいかなるものなんでしょうか?宇佐見の場合。
『……涼しげな目元にある目立つほくろに、年甲斐もなく一瞬目を奪われた。それが始まりだった』
江崎の場合。
『涼しげではあるが、ちょっと暗い感じの静かな目をしていた。利口そうな顔でもあった。身なりはよく、初対面の印象は清潔、聡明。色白というほど白くもなく、日焼けしているというほど黒くもない。』
ふたりとも"涼しげ"というからには、キレイ系なお顔なのでありましょう。宴会芸で女装した写真を見て「本物の女性かと見紛う美人」と女性に言われています。
後日それを見た宇佐見(独身)はナニを思ったのか…。想像すると萌えですね。

三津谷は宇佐見に九谷焼のカップをプレゼントしていたのですが、それを使うのを見てすかさず松野が「加賀美人からかね?」と聞けば「ご想像にお任せしますよ。ただ、私は松野さんと違って趣味はうるさいもんでね」と宇佐見が答えてます。
これはその少し前に、離婚した宇佐見に対して松野が「美人は三日見れば飽きるが、ブスは飽きないというのは本当だ」と自分の伴侶について語ったのを踏まえてのことで、宇佐見が選ぶのは、当然、美人の三津谷くんですよー。

江崎も悪どい人間ではありますが、三津谷にはオムライス(には見えないシロモノ)を作ってあげたり、ステーキを奢ってくれたりと何かと世話を焼いてくれます。そんな江崎に対して、三津谷は最初戸惑っていたというか敵視していたのに、父親不在の似たような生立ちを聞いたりしたことで、妙な親近感を持ってしまったりしています。
マジであと少し江崎が三津谷の側にいたら、コロッと落ちてたんじゃないかと妄想。
きっと宇佐見が放っておかないでしょうが。

最初から最後まで名シーン続出、とにかく読め、読みなはれ!としか言えません。

高村薫が沈黙している間に、五條瑛はどんどん進化(しかも腐女子には嬉しい方向に向けて)していっているようです。
「断鎖」の続きも目を離せないし、今年も五條瑛はブイブイ飛ばしてくれるでしょう。


"スノウ・グッピー"とは何か?
わかった時、私はちょっと心震えました。

五條瑛は良いよ! 読んどけ!






2002年02月03日(日)
GC「動物番長」 に興味を抱く



先週の「GAME WAVE」は遠藤さんがゲストでした。
「ゼビウス」「ドルアーガ」その他で有名な方ですが、私も「ゼビウス」には人生を狂わされているから、憧れの人でもあるのです。
ちなみに私はゲーセンには通えなかったので、たぶん後にマイコン(当時はパソコンではなく、こう呼んでいた…)に移植されたヴァージョンをプレイしてました。兄と低レベルなスコア争いをしたですよ。兄妹そろってのシューティング下手。
ニュータイプにはなれそうにもありません。

で、遠藤さんが現在関わっているというGCの新作「動物番長」は話を聞くだけでもスゴそうなゲームでした。
本能に従うゲーム、とのことで、"食う・寝る・ヤル"が基本です。
"ヤル"のは"殺"ではありません。動物だから"コウビ"です…。
少しでも強い子孫を残さねばならないというゲームらしいので、世代交代していきます。その意図からだと「俺屍」に近い思想のような気がしますが、ゲームデザインや方向性は大きく違っています。
作り手が違うと、こうも劇的な変化が起きるのかという感じで、非常に楽しみ。
私はまだGCを持ってないんですが、出来によっては買っても良いなぁ。
なんにせよ、情報待ち。ジャンルは"狩りゲー"だそうです。


プレオーダーのメールが来た「XENOSAGA」はパッケージに例の三角シールが貼ってあったのが気になる…。"グロテスクなシーンや暴力シーンがあります"ってヤツね。
ゲテゲテなのか? まぁ前作もややそういったシーンがあったしね。
(それよりパンツいっちょシーンやアニメの最後の方はアダルト表現に引っかからなかったのか?)
なんにせよ、かなり鼻息を荒くして待ってる状態なので、楽しみでございます。
子安とホッシーもいるけどね…。


最近、特に興味をひかれないのでゲーム雑誌を買っていません。
立ち読みすらしてないので、「外法帖」はどうなのかとか全く知らん。ネットで調べるのさえ面倒な気がする。どうなんですかね、面白いのかしら。
とにかく長時間拘束されるゲームはやってられんって感じなのです。
X-boxもしばらく買わないだろうなぁ。でも「式神の城」(アルファのSTG!)が移植されるそうなので悩むところ。
このゲームは滅茶苦茶ですが、キャラデザが私の好きなイラスト描きさんなので気に入ってるのです。ゲームとしてはどうかと思う内容ですが。難しいというか、やりにくい。
でもゲーム画面は妙なので一見の価値がありますよ。







2002年02月02日(土)
あなたは子安を愛せますか?


うひゃー。あっという間に1月が終わり。
ぐだぐだしている間に社会からまた遠のいてしまった。
12月はクリスマスカードを出そうとして挫折し、ならば年賀状で、と意気込むものの手違いでハガキが手に入らず。ええい、こうなったら寒中見舞じゃと思っていたのに結局1月が終わってしまいました。あとはあれか、バレンタインカード?
でも出したいのは女の子多いしね…。主にオフラインの人々だからなぁ。うーん。
ネットの便利さを知ってしまうと、通常の手紙を出すのが面倒になりますね。
自筆で何か書く時、漢字が変換できなくて困る。


でだ。本日のお題は「あなたは子安を愛せますか?」。

いや、別に子安ファンにケンカ売るつもりはないし、キライな訳でもないです。
むしろ声優フェチの私としては、彼の人気ぶりを目を細めて遠くから眺めさせていただいてますし、そのー、なんだ、"使われ方"については彼が悪いんじゃないからね。キャストに選んだスタッフの問題だからね。別に子安に非があるんじゃないよね。
(誰に向かって言いつくろっているのか?)

まぁこれから書くことは、"愛情をこめた雑言"(ゲホゲホ)であると。
もう一度声を大にして言いたいのは、決して子安がキライな訳ではありませんと。
子安、と呼び捨てにしますが親しみの表現なんですと。

そこのところを了承した上で、以下の文章をお読みください。
間違っても呪いのウィルスメールなどを送ったりしないでくださいね…。


子安武人という声優が私の脳裏に刻まれたのは「天空戦記シュラト」の夜叉王ガイからだと思います。それまでも多分、端役やレギュラーの役どころもあったんでしょうが、ハッキリ認識したのが「シュラト」。主役の関俊彦と共に鮮明なイメージがあります。
これまでの彼の出演作を見ると、細かいところから大作まで実に手広いし、役も美形からギャグ系までいろいろです。
彼の声質は良いものだと思います。これは本当にそう思ってます。
どんなに小さい役でも「あっ、子安」とすぐにわかってしまう程の特徴ある声。
方向性を考えると、"悪"よりは"善"に近い感じ。"悪"になりきれないタイプの役が多いからそう感じるのかもしれませんが、"悪"の声じゃないですよね。
ここで塩沢兼人さん(惜しい人を…涙)の声を思い浮かべてもらうとわかりやすくなります。塩沢さんは本当に冷たい"悪"を演じられる人でした。"悪"を全うして滅んでいく…そういう役がピッタリな声。
乱暴な見方ですが、ガンダムワールドにおいて塩沢さんはマ・クベだけれど、子安はゼクス(「F91」はドワイト・カムリでしたなぁ)、ということで彼らの声による役どころの違いがおわかりでしょうか。

で何が言いたいかというとですね。
役には美形が多いはずなのに、私にとって子安は"2.5〜3枚目"という印象が強い、ということなのであります。
顔は良いんだけど、どこか抜けてる役どころっちゅーか。
(「マクロス7」のガムリン木崎を始めとするキャラ)
オカマ役も多いしなぁ。(「アンジェリーク」のオリヴィエ様や「魔法使いTai!」の油壷先輩…素敵…はっ、イカンイカン!)
ビーストウォーズのコンボイも結構印象強いなぁ。ゴリラだよ!

あとは御本人の露出の多さにも原因があるのかもしれせん。
声優グラビア雑誌があるそうで、昔の"声優=顔は悪い"、"顔が悪いから俳優ではなく声優になった"などという時代とは違うのですね。
特に子安は原作もいろいろと手がけてて、どれもかなり痛いモノばかり…。
ヤオイ大好きなんスか? いや、別に良いけどね…。

そのような諸々の理由から、私は子安を半ばイロモノとして認識しているので、見ている番組にチラリとその片鱗を認めると言わずにはおれんのです。
「子安がこんなところにも!」
悪意はありません。でも、気になるんですよ。なりませんかね?

気になる「こんな子安」。
水曜夜中の「パトレイバー・セレクション」。整備班の端役にいる。
今頃借りてきた「東京BABYLON」の桜塚星史郎。
同じく続きを見てた「頭文字D」の高橋涼介。
なんで「スプリガン」のジャックなのか? しかもゲームも同じ声で悩まされた。
「白雪伝説(だっけ?)プリーティア」に出てる。
再放送中の複数の「勇者シリーズ」のロボットに混じってる。
「少女革命ウテナ」の冬芽は最高にハマってたと思うが、どうか?
「エヴァ」の青葉シゲル。最後に見てた幻覚がレイだったけど、ロリなのか?
久々にやり直してみた「双界儀」(PSゲーム)の塞上夜斗。

確定済みの今後の「こんな子安」。
「XENOSAGA」の主要キャラに決まってた…。
「ターンAガンダム」映画にさ…ギンガナムって出るよね、やっぱり?


子安に対して愛憎半ば("憎"が多め)なのは、私が好むタイプのキャラをことごとくイロモノに塗り変えてしまうからか!ということに、たった今気づきました。
私が進もうとする方角に、子安が必ず立ちはだかるのですよ。
ヤツは私のオタク道を試しているのか?というぐらいに出現率高い。
違いますか? かなり遭遇しますよね。
とゆーか、オナゴ向きに力が入ったキャラは、たいてい子安になっているような…。
悪くない、悪くないんだけど…。
この複雑な思いはナンデスカ? 既にヤツの術中に陥っているとでも言うのでしょうか。
ひょっとして、LOVE?(アホか!というツッコミが自分の内から聞こえた…)

なんでかなあ。これが山ちゃん(山寺宏一)だとそんなに気にならないのに。
速水奨も同じようなポジションだけど、気にならない。
最近、私の中で"ポスト子安"として急上昇中なのが、三木真一郎と保志総一朗。
このふたりは積極的に腐女子方向に売られているので、なんだかなーって感じです。
怪しげなCDのキャストにどっちか必ず入ってるし。
(緑川光もかなり…。昔聞いたすんごいCDが忘れられない…。)
ホッシーは「XENOSAGA」にもケイオス役で出るんだっけ…。(遠い目)
彼(ホッシー)には、2001年の"prince of 受"の称号を与えても良いと思います。
きっと今年も活躍してくださることでしょう。


これらがやがてLOVEに変わるのかどーか、変わって欲しくはないけれど、まぁかなり気になる日々を私は送っているのです。
こんなことでビクビクしてるのは私だけなのかなー?

マジでね、劇場にあの声が響き渡るのかと思うと…。
「ターンA」を見に行っても大丈夫なのか? 今一番の悩みです。
もう来週から始まっちゃうんだ。グエン様にはどれくらい出番があるんだろう。

えー、そんな訳で。
「たかが子安、されど子安」でした。
えっ。タイトルが違うですか? まぁ似たようなもんでしょ。