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2001年06月30日(土)
電童の次は何を楽しみにすれば良いのか?


うむぅ。やや涼しいものの、もはや東京は暑すぎですね!
今年も37℃とか、そういう日がやって来るのだろうか…。
部屋が汚いのに加えて暑い日々が続くと、時々生きているのがツラクなるです。

てな訳で、ちょっと前のことですが。
「ギア戦士電童」が終わっちゃいましたね。楽しみだったのになぁ。
今、レンタルで1話から見直してるんですが、良いね良いね!

ふたり主人公というのが、ワシ的にツボでした。
しかもひとりは元気者、もうひとりはお坊ちゃまデス!
強い女性達と、なんだか過剰にカワイイ男性達との差も嬉しかったなぁ。
あとアレね。アルテア様! 
「兄上〜」と画面に向かって毎回前かがみ(下品)でした。
兄キャラに弱いですね!
ゾイドでもシュバルツ兄に萌え。(zeroも今日最終回らしかった)

今後始まる番組はどれが良いのだろーか?
情報を全くチェックしてないので、何もわかってません。
「フルバ」がちょっと気になるかな…。
これも主人公達よりお兄さん達が好きなのですが。

「ガンダム・エース」(雑誌)も出ましたね。
完全にファーストのTVをなぞるような展開(やや設定は違う)だったけど、やはり良かった!
安彦さんの絵は、犯罪的にフトモモのラインが素敵なので、大ゴマでシャアの全身が見られて嬉しいっす!
北爪さんのキラキラ絵には笑わせてもらいましたが、空白の時間を書くようなので期待してます。
次は9月に出るとのこと。待ち遠しいなぁ。
赤い彗星バリバリの回なので、非常に楽しみ。
そういや、シャアもキャスバル“兄さん”ですね…。

そうとう根深い部分からダメなんじゃなぁとか思ってはいますが、ま、いーや。
今後も新たな「兄」の出現を望んでます。(開き直り)



2001年06月29日(金)
この暑い中、部屋は腐海のようです


あー。気づけば6月も終わりなんですね。
今月は半ばから突出して病んでいたせいか、マッハの勢いで月末を迎えました。
いつ上の人からお小言を食うかわからず、かなりスリリングな日々を送っています。
そして、やってくる納期…。

これがね、毎年なぜかゲェムの大作の発売日と重なるんすよ。
今年もやはり「FF」と重なってます。19日厳守の仕事が…。
海の日から不眠不休の生活を送るため、現在は体力を温存中です。
もう始まってますよ、私の中では。

あ。でも7月8日に「Xenosaga」の発表会に行くのです。楽しみ楽しみ。

それでもって、お部屋が腐海になってるんです。
たまりにたまった雑誌類と、なんだかわからぬ紙類。
商業ルートに乗らない本(笑)の山。
片付けきれない服だとか、カバン。崩れたCDラック…。
うぁー!わかっちゃいるんですが!
南条君(fromペルソナ罰)が言ってたように、執事をひとり派遣して欲しいです。
マジで。

よく部屋はその人の性格を表すとか言いますよね?
今、私の部屋は紛れもなく、狂乱の部屋。
泥棒もびっくりして逃げ出すよ、きっと。
「腐ってやがる…」(byクロトワ)ってな感じです。
これを書いているのは実家なので、ちょっとはマシですが。
あー。考えるだけで狂いそうだー。



2001年06月28日(木)
コリン・ウィルソンを読んで寒くなった…


貧血で頭がくるくるでーす。
なんだか一日中、世界が遠く感じられてしょうがなかったです。
そんな状態なのに、更におかしくなりそうな本を読んでしまいましたよ。

「『死体の庭』あるいは『恐怖の館』殺人事件」/コリン・ウィルソン(ぶんか社)
イギリスの地方都市、グロスターで発覚したフレッド・ウェストとその妻ローズによる連続殺人事件の本です。
イギリス犯罪史上最悪の惨劇と呼ばれるこの事件では、とある家庭の庭などから11体もの死体が発見されたこともあって、かなり長期に渡って世間を騒がせたようです。
この本は「犯罪百科」などでその手のデータ蓄積なら随一の人物コリン・ウィルソンによる、非常に丹念な調査によるルポに加え、冷静な眼で見たこの事件への解釈が述べられていて興味深いです。
加害者・被害者のどちら側に立つのでもない、完全なる他者としての視点は読んでいて感心させられました。(訳のうまさもあるのでしょう)

しかし、最後まで暗澹たる気持にさせられる本ではあります。
児童虐待をする人は、自分もそういった目に遭わされてきたからだという、重い鎖。
これはもう逃れようのない連鎖なのでしょうか。
そして、人は殺人という行いで人間を生き物から物体(死体)に変えることで、現実から幻想へシフトしていってしまうものだ、現実世界で果たせないことでも幻想ならばうまくいく、と犯人は考えるようになるという指摘はなんだか恐かった。
というのも、昨今起きている物騒な事件は、ほとんどこの言葉に当てはまるような気がしたからです。

なんというか、非常にヘビィな本でした。
熱が上がった感じ。
今夜は絶対悪夢を見てしまうだろうな、という予感に包まれてます…。




2001年06月16日(土)
全ての腐女子に告ぐ。五條瑛をマークせよ


 大袈裟な表題にしちゃったけど、その通りだから仕方ない。
 
 今、五條瑛が大変なことになっているのです。

 "第二の高村薫"と思っていたのですが…。
 もう、とんでもない化けっぷり。
 本家をあっさり越えていってしまいました。

 最新作「断鎖」は、もうしょっぱなから飛ばしまくりのすごい話です。
 やや裏社会寄りの仕事に就きながら、家族や全てのしがらみから逃れようとあがいている青年が主人公です。
 命がけで密入国してくる中国人達と、彼らの間で囁かれている伝説の革命指導者"暁光"。
 様々な思惑に翻弄される青年が選んだ道とは…。

 眼鏡スキーとしては大ヨロコビな、気になる登場人物も生き延びてますし…。
 今後の展開にわくわくしてます。

 鉱石シリーズとは違って、さらに五條瑛のやおい嗜好が強く打ち出された傑作と言えましょう。
 そして、鉱石シリーズでもお馴染みの"あの人"が、青年を拾いに現れます。

 この本は始め図書館で借りたのですが、我慢できなくて自分でも買ってしまいました。
 手元に置いておきたい。それだけの価値があります。
 ぜひ、読んでみてほしい。
 きっとこれから加速して面白くなると思うのです。

 現在も続きが雑誌連載中。
 先に拾った少年と、今回拾われた青年がどう関っていくのか、非常に楽しみです。
 ちなみに少年は"すみれ"と呼ばれています…。
 俗に英語で"pansy=すみれ"と言えば同性愛者の受のことを指します。
 ま、関係ないとは思いますが。

 今年の大穴は五條瑛。
 そして児童書では「バッテリー」のあさのあつこですね。
 (こちらもそろそろ続きが出るらしい)

 ふと五條瑛のコンテンツを作りたくなってしまいました。
 本当に超オススメなので、読んでくださいね。

 猫達はやはり大暴れで、私は今日もかなり熱を出して寝込んでいるのでした。
 明日は晴れだというのになぁ。

 あと、見ておわかりかと思いますが。
 日記のデザインを変えました。表示も二日間にしてみた。
 見づらいとかダメだったら、教えてくださいね。



2001年06月15日(金)
ハイジの再放送を見て萌え


 今日は久々に熱出してハナヂも出たのでダメな人に。
 つーか、いつもダメなんですが。

 夕方TVを見ていたら、住んでる所の下の方の階が売りに出てましたよ。
 ニュースのミニ特集の築年数がたっているけど、広くて安い物件というコーナーで。
 カメラの人は、撮るのうまいね。すっごい素敵マンションに見えました。
 本当はボロっちぃ所です。最近までうちの部屋の風呂桶は木製でした…。

 Mx TVという東京ローカル局があってですね、「アルプスの少女ハイジ」をやっておったのです。
 夏の映画がそろそろ始まるから用意されたのか、よくわかりませんが久々に見たら、これが、もう!

 ハイジが初めてアルプスのおんじの家にきたという話のようでした。
 干草のベッドを作ったり、例のとろけるチーズを乗せたパンを食べたりしていました。
 一時もじっとしていられないハイジは、そこらじゅうシミューズ姿で駆けまわっています。
 常にパンチラ。
 宮崎駿の幼女嗜好が如実にあらわれています。
 
 そんなことはどうでも良かった。

 問題はですね、夜、寝る時にあったのです…。

 ニ階の屋根裏にハイジのベットがあります。
 おんじは一階で寝ています。その姿が…。
 
 まず、頭にお帽子かぶってます。
 青くて、先がツンととんがった妖精さんみたいなヤツです。
 寝間着はストンとした、ワンピースタイプ。
 
 アルプスの夜は、風が強くて木々が軋むような音をたてます。
 「風の音にハイジは恐がってやせんだろうか?」
 おんじはそっと二階を覗きます。
 ニ階へ続くハシゴにかけた、足の微妙な太さ。
 お帽子をかぶったまま、ハイジに向けた優しい微笑み。
 愛らしい…。
 ジジィ好きの魂が揺さぶられましたね。

 かなりの萌え度上昇を観測しました。
 
 そんな訳で夕方になってから熱が上がり、はふはふしてます。
 しかも実家に戻らねばならず、体が心配です。
 実家の猫達は泊まりにいくと興奮して夜通し暴れるもので…。

 無事なら、最近の超オススメ本について、書きます。



2001年06月12日(火)
兄弟モノに大変弱いらしい


 私には今、バイブルともいうべき本があります。
 ほとんど毎日それを開くし、ある部分は完全に覚えてしまっているほどです。
 しかし、そんな知識をもってしても遅々として話が進まぬ日々…。

 「ペルソナ2 罰」に浸りきっています。

 このゲェムは2周しないと特別なモードに入れないので、少なくとも2回はクリアせねばならぬのですが。
 今回のメイン・キャラである周防克哉という刑事のお兄さんがツボな人でして。
 踊らされているなぁとわかりつつ、あまりにおかしな言動にメロメロです。
 本当はパティシェになりたかったとか。
 アレルギーのクセして猫好きとか。
 てんで鈍くて、超オクテなとことか。
 
 最もツボなのは兄弟というところなのかもしれません。
 その傾向がいつから始まっているのか、自分史を顧みてみようと思ってはいるんですが。
 なんとなく知るのも恐い気がしてやめました。
 仲は良いけど、自分の兄にどうこう思ったこともないです。
 趣味に共通部分が多いから、気は合うけれどね。

 ところで。
 ペルソナ・シリーズは攻略本が必須です。
 私のオススメはCB'sプロジェクトの本。エンターブレインから出てます。
 こことスタジオ・ベントは、内容が詰まった良い攻略本をいつも作ってます。
 攻略もそうですが、読物としても非常に読み応えあるのですよ。
 それこそバイブルとして、一家に一冊!

 てなことで。
 そろそろ雑誌に載り始めた「Xeno Saga」にも、兄弟が出ないかしらとか期待してます。
 今のところ、ケイオスちゃんがお気に入りです。
 イベントはフルボイスらしいけど、声優は誰を使うのかなぁ。
 「FF」は近所のゲェム屋で予約しました。



2001年06月09日(土)
焼肉をおごられてきた



 梅雨の間は精神も後ろ向きになるので、大変よろしくないです。
 世間もそうなのか、大変な事件が続きますね…。

 あんなことあったら、私なら二度と学校に行かないよ。
 日本は安全だとか、子供は無条件に守られているものだとか、なんとなく今まで社会の常識みたいに思われていた部分が消失していっているようです。
 信じられるのは自分だけ、みたいなことを今日のニュースで先生が子供達に話していたのだけど、そんな教えを受けなければいけないなんてイヤだなぁ。
 そういったことって、成長するうちに自分なりに目覚めていくものでしょう?
 いきなり他人は疑えと言われても…。
 イヤな世の中になったもんです。
 
 さて、気分を変えて楽しいことを。

 焼肉をおごられてきたのです。
 いつも行く店は決まっています。安いし、ウマイ。
 お腹が裂けそうになるまで食べても(そこまで食うな)、ひとり三千円前後。
 昔は母親が「あれは下品な食べ物だから」と言って、お店に連れていってくれませんでした。
 いつの時代よ?って感じですね。
 でも、この頃の出店ラッシュは凄いものがあるですね。
 あれだけ焼肉屋がたくさんあっても、あまりツブれたのを見たことがありません。
 とすると、やはりそれだけのお客さんはきているのか。
 最近の注目は吉祥寺。
 今度リサーチしてくる予定。

 今日は兄がボーナス出たからおごってくれたのでした。
 ちなみに去年の冬も焼肉おごってくれました。持つべきはカタギのキョウダイ。
 てゆーか、普通そうか…。



2001年06月02日(土)
最近読んだ本を二冊


あ〜。6月です。
しょっぱなから体調を崩してしまい、今月もダメな予感。
気分は後ろ向きなまま、本だけは手放せないのでありました。

「閉じたる男の抱く花は/図子慧」

 この人はデビューはコバルトなんですが、初めから書いているものが微妙に世間からズレているのですね。
 面白くないとかそういうことでなく、なかなか腐女子的にはオイシイ設定を持ちつつ、それがあまり活かされないまま終わってしまうというか…。
 必ずキレイな男性や、同性愛嗜好の人が出てくるのですよ。
そして、ちょっとエロなのです。
 隠微な感じの、ある意味JUNEの流れを汲むようなエロ。
 けれども、結末はおいおいこれで終わりかい?と気が抜けることが多いのです。

 残念ながら、今度の話もそうでした。

 今までになくエロ描写を強く出してきていますが、かえってこの人の毒のある文章や設定が霞んでしまった気がします。
 ライトノベルズ系の文庫と違って単行本という形になってみると、話の弱さも目につくようになると思うのは私だけでしょうか。
 たとえば、これがルビー文庫とかクリスタル文庫で出て挿絵が付いていたならば、多分かなりゴマかされたと思うのです。
 やはり、世間一般の土俵で勝負するには偏りのある人なのかなぁ。
 キライではないんですが…。

 印象としては、マイナーな味を求めてしまう山本文緒ってとこですか。コバルト仲間だし。
 最近はマイナーの旗手として中山可穂が伸びてるから、ちょっとツライかもしれないですね。


「ペロー・ザ・キャット全仕事/吉川良太郎」

 日本SF大賞受賞作です。
 なんというか、カバーの著者の写真と紹介を見ただけで撲殺したくなりました。
 非常にデキすぎの経歴とナルシー爆発の写真を載せておられます。

 話はどってことないです。
 連綿と繰り返されるブレード・ランナー的退廃未来社会で悪戦苦闘する青年の話。
 よくある話です。そして、予想通りの話です。
 私としては、初期平井和正の短編を読んで出直してきな!という感じなんですが。
 しかし審査員の方々は大喜びで推薦されているようなので、悪くはないんでしょう。

 題名からわかるように、猫が重要なポイントになっています。
 しかもサイボーグ猫。
 おそらくSF好きの人で猫嫌いという人はあまりいないと思われるので(だとすれば「夏への扉」がオールタイム・ベストSFに選ばれる訳がない)、この設定を作ったところで半分勝ったようなものですね。話がつまらなくても。

 書き慣れているのか、あるいは作風が平凡なのかわかりませんが、読みやすい文章ではあります。
 なんとなくモチーフとして、メガテン・シリーズの影が見えるような…。

 こういう人は2作目に何が書けるのか、かなり意地悪な気持で見てしまいますね。
 それを読む気になるかは、また別の話。