やるきまんまんの日記
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2009年06月07日(日) 今週の見通し・為替 円相場、方向感欠く



 今週の円相場は方向感のつかみにくい展開になりそうだ。世界的に景気の底打ち期待が広がり、新興国や資源国の通貨を買う取引が膨らんでいるものの、ドルに対して円の売買を積極的に仕掛ける市場参加者は少ない。米長期債の入札が注目されているが、円・ドル相場の反応は読みにくそうだ。市場では1ドル=96〜100円という値動きを予想する声が目立つ。

 先週は急激に進んだドル安の反動が出て、94円からじりじりと円安・ドル高が進んだ。5日に発表された米雇用統計で雇用情勢の悪化幅が鈍化したことを受け、一時98円台を付けた。

 今週は10日に10年物、11日に30年物など米国債の入札が合計650億ドル予定されている。米財政赤字の拡大を背景に国債の需給悪化懸念が強まっており、不調に終わればドル安につながるとの予想が多い。ただ長期金利が上がり世界経済への悪影響が意識されれば、資源国などへの投資が止まり、ドルが買い戻されるとの読みもある。

 経済指標では10日に米地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)と5月の米財政収支、11日には米小売売上高が発表される。


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