やるきまんまんの日記
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2009年06月14日(日) 今週の見通し・為替 やや円安の展開に



 今週の円相場はやや円安方向に振れそうだ。欧州の金融機関の不良資産問題に対する不透明感から対欧州通貨でのドル売りにいったん歯止めがかかり、対円でもドルが買い戻されやすいとの見方が強まっているためだ。ただ世界的な景気回復期待の高まりを受け、投資家が保有するドルを売り、新興国や資源国に投資する動きがあるため、一本調子の円安・ドル高にはなりづらい。市場参加者の間では1ドル=96〜101円との予想が多い。

 先週前半は米雇用悪化が和らぐとの見方を受け、98円台後半で始まった。原油など資源価格が上昇し、世界的に景気楽観ムードが拡大。円は一時、97円台前半まで上昇した。

 今週は世界的な景気回復期待が持続するかに市場の関心が集まる。16日の欧州経済研究センターの独景気指数や18日の米フィラデルフィア連銀景況指数など景況感を映す経済指標の動きを注視したい。

 16日に開くBRICs首脳会議にも注意が必要だ。外貨準備における米国債の比率引き下げ問題が議論されれば、ドルが売られる可能性がある。


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