やるきまんまんの日記
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2009年03月15日(日) 今週の見通し・為替 円、方向感出にくい展開



 今週の円相場は方向感が出にくい展開になるとの見方が多い。国内景気は1月の経常収支が13年ぶりの赤字になるなど悪化が続いており、積極的に円を買う動きは少ない。一方で1ドル=100円の節目を超えられなかったことで、ドルの対円での上値の重さも意識されている。市場参加者の予想は1ドル=94―99円に集中している。

 先週は 12日に約3週間ぶりとなる1ドル=95円台の円高水準を付けたものの、その後は急速に売りが膨らみ、13日は1ドル=97円98銭と円安水準で引けた。市場が驚いたのはスイス中央銀行(SNB)による為替介入。スイスフランの対ユーロでの上昇をくい止めるのが狙いで、週末にかけてユーロが急上昇したことにつられて円は対ドルでも弱含んだ。

 今週は17、18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)と米株価の動向が注目される。米連邦準備理事会(FRB)が長期国債の買い入れを決めれば長期金利が低下し、ドルが売られやすくなるとの見方がある。ただしその場合でも円高が短期間で加速するとの見方は少ない。


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