心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年11月15日(水) テーマ

AAミーティングにはテーマがあります。
もっとも最近の僕はあまりテーマ・ミーティングには出ていません。ホームグループの週二回のミーティングは、片方はビッグブックを読んでの分かち合い。もうひとつは12ステップです。
たまに行く会場では、『今日を新たに』の今日の日付のところが対象のところもあります。あと、『スツールと酒ビン』をやっているところもありました。

でも、読むのは薄いミーティングハンドブックだけで、後は司会者(進行役)が決めたテーマで分かち合いをする「テーマ・ミーティング」に出ることもあります。僕がつながった頃のグループでは、そのテーマミーティングがとても多かったです。

どんなテーマを選んでも、それは司会者の自由(というか司会者の権限)ではあるのですが、AAらしいテーマを選ぶかどうかは、その人の力量(という言葉がふさわしいかはともかく)もあると思います。たとえば、提案されているテーマの中には「無条件降伏」というものがありますが、わざわざこのテーマを選ぶには、ステップ1・2・3が強く意識されていないとできないような気がします。
なにしろ、たいていの会場では、司会進行役は、最初に経験を話す役割でもあり、最初にテーマに沿って話をするのは、結構難しいものであります。

もちろん、個人的悩みを抱えた司会者が、その悩みについて皆の考えや経験を聞きたいと思い、「家族」とか「お金」とかいうテーマにした結果、素晴らしい分かち合いになる場合もあります。テーマを決めた司会者が、テーマとぜんぜん関係ない話をするのもOKだと思います。それは他の参加者も同じことです。

AAらしいテーマにはステップの精神が反映されていて、わざわざそれを選ぶためにはステップ3の「やる気」が求められると考えています。

スポンサーからは、「テーマに沿わない話をするのまったくの自由だが、テーマに沿った話ができないのも(依存症という)病気である」と言われました。

そうは言っても、昨夜はビッグブックの巻末付録の「AAに連絡を取るには」を読んでの分かち合いでありました。それに絡めて何を話せばいいというのか? しかも司会の次に順番が回ってくるし。まあ、テーマが自分の能力を超えていることを素直に認めればいいだけの話かもしれません。

提案されているミーティングテーマ
Suggested Topics For Discussion Meetings
魚拓
日本語訳は、『ようこそAAへ』という100円のパンフレットの巻末にあります。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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