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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2006年07月11日(火) ニュース雑感 もう20年も前のことになるでしょうか。調布に住んでいた頃の話です。
夏頃から放火が相次ぎました。主に人の住んでいない建物に夜半過ぎに放火するという事件が月に2〜3件ずつ続きました。
僕の住んでいたアパートの隣にも、大家が以前事業をやっていた時の残存で、機械が収納してある作業小屋がありました。僕の部屋で先輩と酒を酌み交わすうちに、朝になりました。窓の外は車庫になっていて、トタン屋根が張ってあります。そのトタン屋根に何かがボトボト落ちる音がしました。
明け方になって大粒の雨でも降り出したのか・・・、そう思いながら窓を開けてみると、降っているのは雨ではなく、火の粉でした。驚いて見回すと、隣の建物から火の手が上がっていました。「火事だぁ」と叫びながら、逃げていく男の影を見ました。
慌ててアパートの別の部屋の住人を起こすべく、ドアをたたいて回るのですが、なにせ家賃が2万2千円(当時)。仕切りの壁はベニア板というボロアパートであります。夜中じゅう飲んで大声を上げていたのも聞かれています。その酔っぱらいが、今度は「火事だぁ〜」と叫んで回っても、酔ったあげくの悪ふざけだしか思われず、なかなか本気にしてもらえません。水道を全開にしてアパートの内側から壁に放水したのですが、かけるはじから蒸発して水たまりができませんでした。
消防車より早く来たのが東京ガスでした(止めに来た)。そして消防車、パトカー、電力会社、水道局、野次馬。事情聴取を終えて刑事が帰っていったのが、お昼近くでした。
放火事件は翌年3月まで続きました。そしてぴったりとやみました。浪人生が大学に合格したに違いない、と皆で噂していましたが、また夏頃から放火が始まりました。そして翌年の3月でやみました。新聞記事にもなりましたが、結局犯人はつかまらず、事件は人々から忘れされられていきました。
職場の近くで、この春から放火事件が続いて他のですが、犯人が捕まったようです。
その他、ニュース雑感。
・「ローマの休日」は権利消滅 東京地裁、格安DVD認める
1953年公開の映画はすべてパブリックドメイン(公共物)に。
・幻覚キノコ食べた関大生、飛び降りて死亡
マジック・マッシュルームの食べ過ぎ。
・星野金属工業が不渡り
高級パソコンケースWiNDyの製造元。
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