心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2005年06月14日(火) 問題

9時にいったん起き、また寝て、もう一度起きたのがお昼前でした。
妻はおらず、僕はいつも通り洗顔・コーヒー・点眼・納豆でご飯・服薬・歯磨き・ひげそりというルーチンをこなしました。
明日は上司と面談なので、毎週水曜日に行っている精神科のクリニックへの通院は、今日のうちにすませておかなければなりません。
午後の時間はゆるりと過ぎていきます。

最初は、午後の診察が始まる2時にあわせて、クリニックまで歩いていこうかと思っていました。しかし妻が帰ってきません。僕が鍵を閉めて出てしまったら、学校から帰ってきた子供たちは困るではないかと思い、妻の帰りを待つことにしました。彼女は書き置きを残していっていません。

さらに午後の時間はゆるりと過ぎていきます。僕はだんだんイライラしてきて、妻の持っているはずのPHSに電話をかけました。「電波の届かない場所におられるか、電源が入っていません」という返事でありました。電波の弱いPHSには良くある話なので、何度かかけたのですが、答えはいつも同じであります。

しかたない、車でクリニックまで大急ぎで行ってくることにしました。幸いクリニックの待合室には誰もおらず、すぐに診察してもらえそうで安心しました。しかし、診察室に入っている前の患者さんの診察がなかなか終わりません。週刊朝日を2冊読んでもまだ終わりません。事務室からは「ながいわね〜」という声も聞こえてきます。
それだけ待って、自分の診察は5分で終わってしまい、もう読む雑誌もないので、立って張り紙などを眺めているうちに薬と会計の準備ができました。年金申請のための診断書はまだ先のようであります。

帰ってきた僕が見つけたのは、いつもの場所に放置されたPHSでした。しかも充電していないので、電源が切れています。そのうち子供たちも帰ってきました。車もある。自転車もある。いったいこの炎天下、5時間以上どこでなにをやっているのか。そこらへんで倒れているのじゃないだろうか。イライラで何をやっても手に着きません。

帰ってきた妻は「仕事を探していたの」と平気な顔をしていましたが、「あれほど出かける時にはPHSを持って行くように」と念を押していたのに、そのことには何の反省の色もありません。僕は「3回PHSを忘れずにでかけるという実績を積むまでは、仕事はまかりならん」と言い渡したのですが、まだ怒りが収まりません。

そのうち頭が疲れてきてしまいました。布団をひいて寝て、途中で夕食を食べてまた寝て、起きると8時半でありました。しかし、まだ感情の波は収まりません。

結局怒りの感情に押し流された一日でした。霊的な病気であるなぁと我ながら思います。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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