ホーム > 日々雑記 「たったひとつの冴えないやりかた」
たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
もくじ|過去へ|未来へ
2005年05月27日(金) 抑うつ 9時間以上寝たのにまだ眠いです。
ゆっくりとですが障害者年金の申請の手続きを進めています。
東京で初めてかかった精神科のクリニックにはカルテが残っていなかったのですが、こちらの病院のカルテの最初のページにしっかりとした紹介状が貼り付けてあったので、これを診療録として「受診状況等証明書」というのを書いてもらえました(いわゆる初診証明)。
この代金3千円は現金書留で送って欲しいという添え書きがあったので、実に十何年ぶりかに現金書留を出しに郵便局に行きました。
現金書留の封筒が20円というのは昔と変わらなかったです。ネットオークションの品物の差し出しなどでしょっちゅう顔を出している郵便局なので、もうすっかり窓口のおねいさんとは顔見知りになってしまいました。しかし、
「今日は朝は天気が良かったのに、急に曇って来ちゃいましたねぇ、雨にならなければいいんですが」
とか突然言われても、世間話になれていない僕としてはなんと答えていいやら・・・。
「今度天気の良い週末には一緒にドライブにでも」とでも言えばいいのでしょうか?
郵政改革に対する僕の意見をここで書くつもりはありませんが、もし僕の本名をご存じなら、ググってみてください。7年も前に投稿した意見がまだ掲載されていたりします。うーん、インターネット恐るべし。ものいわばくちびるさむし。
小泉首相は、都市部の郵便局は整理統合するという意向のようです。現に我が家から歩いていける距離に郵便局が三つ(も)あります。僕の行く局と、妻の行く局は違います。僕はもちろん、先ほどの愛想のよくて、僕のことを憶えていてくれるおねいさんのいる局へいくわけであります。
僕は、たとえば封筒には切手を貼らずに局に持ち込んで差し出すことにしています。するとおねいさんはわざわざ記念切手を貼るのであります。そうすることでその局の記念切手の売り上げがわずかでも上がることになり、熾烈な局間の競争に一歩先んずることができるというわけです(大げさだなぁ)。
初診証明が取れたことで、その日から一年半後を認定日として申請することが可能になりました。そのころは酒を飲みながらでありましたが、精神科の病院に通院を続けていたので、そこに頼んで診断書を書いてもらうことは可能です。
もしそれで認定されれば、その日までさかのぼって年金が支給されることになります。実際には年金の請求権は5年で時効を迎えるので、5年分が支給されるだけですが、それでも大きな金額です。
もう代替わりしたドクターからの伝言では、あなたの場合にはD(うつ病のこと、統合失調はS、アルコールはA)だけだし、その後一般の会社にも就職しているから、診断書を書くのは難しいとありました。
病院のソーシャルワーカーさんに相談しても、認定される可能性は低いだろうし、認定されるよう症状を重く書くことも出来ないという話でありました。ぶっちゃけ「診断書はいくらなのか」という疑問には、8,400円という答えが返ってきました。安くはないけれど、思っていたほど高くはありませんでした。一応妻とも相談した上で、書いてもらうよう依頼をしました。電話口で僕が「無理だとは思いますが・・・なるべく・・・」と言って口ごもっていると、ソーシャルワーカーさんは「重めに書いてもらうようにね。頼むだけは頼んでみますよ」という返事でした。(くれば万馬券だなぁ、と内心思ったりして)。
診断書ができるまで1〜2週間。その後、今のクリニックの先生に現状の診断書を書いてもらって「事後重症」での申請をあわせてすることになります。ともかく、申請をすませるまではおとなしく休んでいるつもりでいますが、その後は働きたい気分が強いです。
僕自身、申請が通る可能性は低いと思っています。
ちなみに、他にもふたつの精神病院に入院しているので、診療履歴を書くために問い合わせの電話をしました。片方の病院は(僕は途中で姓が変わっているので)当時の身分証明と、現在の身分証明書のコピー、それに返信用封筒を同封して送ってくださいという答えでした。もう一方は、特に本人確認をするでもなく、あなたの入院日は何年何月何日、退院日は何月何日と教えてくれました。
たしかに後者のほうが便利ではあったのですが、最近どこの医療機関に行ってもポスターが貼られている「個人情報保護の・・・」というスローガンはやっぱり建前だけだったのかと暗澹たる思いをしたのも事実であります。
昨年・一昨年とバースディのプレゼントに花束をもらいました(残念なことに今年はもらえませんでした)。ドライフラワーとなってパソコンの上に飾られています。でも、きちんとした手順を踏んでドライにしたわけじゃないので、ポロポロとこぼれてきます。
レーザープリンターの印刷に所々黒いシミが出るようになったので、メーカーのサポート係に言われるままに感光ドラムまでむき出しにしてみたら、ドライフラワーのバラの花びらがはさまっていました。堅い花びらで傷ついたドラムは、アルコールで拭いても元には戻りませんでした。
サポート係の親切なおにいさんは、ドラムは消耗品ですよ、2年も使えば長い方ですよとなぐさめてくれましたが、当面秋頃までこの調子の悪いプリンターとつきあわざるを得ないという事実は変わらないのでありました。
もくじ|過去へ|未来へ![]()
![]()