心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2005年05月09日(月) AAの薫り

掲示板でLUNAさんから、台北のAAも同じAAの薫りがしたのではないかというお話がありました。

「そのとおりであります」

言葉は通じなくて、何を言っているのかさっぱりわからなくても、そこにいるのは見慣れたアル中さんたちでありました。

「そうだと思っていたけど、やっぱりそうだった」

のであります。なにがそうだと思っていたかというと、たぶん同じ雰囲気がするだろうと思っていったのであります。そしてその通りであったからです。

日本での経験で、たとえばAAのオープンスピーカーズとか委員会とかに参加するとします。駅から歩いて会場まで歩いていきます。すると、(この人はAAメンバーじゃないのかな)という感じの人が前や後ろを歩いていたりします。
そうすると、だいたい3分の2ぐらいの確率で、その人はAAの会場へと一緒にたどりつくのであります。

年寄り、若い、男、女、ソブラエティの短い、長い、もろもろに関係なく、AAメンバーがまとっている雰囲気があります。いや、もっと広げると、それはアルコール依存症という病気のもたらす何かのオーラのようなものなのかもしれません。
ひょっとしたらそれは、依存症でない普通の人には分からないのかもしれません。

なんとなくそれに「スピリチャリティ(霊性)」という言葉を使ってみたい気もしますが、あんまり自信がありません。

都会のミーティングに出てきたという仲間の話を聞いて、それから掲示板の記事を思い出して、なんとなくそんなことを考えた次第です。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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