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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2005年03月07日(月) 減免? 地区委員会のために借りている市の公民館から、来年度の利用料の減免申請書を出せと言う手紙がやって参りました。毎年3月の恒例行事であります。
公民館というのは税金で建てられた公共の施設でありますから、誰にだって無料で使わせてもいいのでしょうが、そうすると「無料なら」という理由で大して公益性のない目的に使う輩が押し寄せることになりかねません。そこで利用料というのを徴収することにして、敷居を高くしているわけでありましょう。
しかし、公共性のある催しであるならば、その利用料というのをまけてあげたり、あるいは無料にしてあげてもいいよ、というのが「利用料の減免処置」であります。
AAにどれだけ公益性があるのかの問題は、この際脇に置くとして、公民館などを定期的に使っている団体は、たいていこの減免処置というのを受けてほぼ無料で使っているわけです。
しかし、AAには伝統7というのがあって、「外部からの寄付は辞退する」ということになっています。一応利用料金が定められているものを、無料で使わせてもらっているということは、その料金ぶんを「寄付してもらっている」(AA流の用語で言えば献金してもらっている)ということにならないのだろうか、という問題提起がありました。
以前にBOX-916(AAの機関誌)にアメリカでの事例が紹介されていて、たとえほとんどの団体が無料で使わせてもらっている会場であっても、名目上の利用料があるならばAAはそれを支払うものだとされていました。利用料を受け取ってもらえない教会などへは、椅子や机などの備品を寄付することで利用料の支払いに代えているという例も紹介されました。
一方で、AAが何かのイベントのためにホテルを借りるような場合に、他の団体が通例受けるような割引を受けることは伝統7には違反しないという話もありました。
まあ、とりあえず地区委員会の財政はつつましく貧しくやっているので、会場費用がかからないということは大助かりであります。断酒会さんと同じように暖房費も減免してもらっています。
僕の顔を出しているグループの会場には、会場費を払っているところもあれば、減免を受けているところもあります。
結局のところ、グループの良心に任せられる問題だということなのでしょうか?
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