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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年01月29日(木) a long shot アルコールとは縁が遠くなったものの、相変わらず「酔い」を求めている自分がいます。
すべてにおいて「しらふ」で生きていければ、それにこしたことはありません。だが、「生きづらさ」というのは、そう簡単には無くなっても、遠ざかってもくれないものです。
痛みを消すためにアルコールを使うことはなくなりました。ちょっとやそっとのことで、心が悲鳴をあげることもなくなりました。でもそれは、心に胼胝(タコ)ができてしまっただけなのかもしれません。それでも、ジクジクと心が痛むときには、なんらかの鎮痛剤を求めてしまう習性は消えません。
やめたタバコをもう一度吸ってみようかという気になったりします。宝くじを買うのもたぶんそうです。ほかにもいろいろ。砂を噛むようなつまらない繰り返しの中に、潤いを求めて・・・なんて言葉を使ってしまう自分が、とても情けないです。
すべての苦しみから解放されることを願うのは傲慢な態度だと言われます。完全主義者とは、完全であるとうぬぼれているか、完全でなかった後悔に苛まれているかのどちらかだと言います。「酔い」を求めないという理想を高く掲げつつも、現実には酒に酔いを求めなかったという程度の自分に、まずまずの満足を求めなければいけないのかもしれない。
行きは西の空に金星を見ながら100Km。帰りは東の空に何かの惑星を見ながら100Km。
事故渋滞だというので、隣のインターまで移動し、さらにそこでラーメンを食べました。一番安いしょうゆラーメンを頼んだのに、出てきたのは味噌ラーメンでありました。餃子は「自分で焼いたほうが美味しく焼ける」と確信できる出来でした。
人は料理人には文句を言わない。ただ黙って去り、二度と訪れないだけ。
こちらに加筆を加えました。
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