心の家路 たったひとつの冴えないやりかた

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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2004年01月30日(金) 仕事

いつから日本語の「仕事」が、金銭を得るための作業を意味するようになってしまったのでしょう。それは単に「やること・やるべきこと」という意味が第一に来るもののはずで、それによって収入を得るかどうかは二の次のはずです。
AAメンバーにとってAAは「副業」です。AA専業になったからといって効率が上がるというものでもありません。でも副業とは言え「仕事」には変わりありません。

僕は2年間の任期の仕事をおおせつかりました。今年はその二年目です。英語のworkを仕事と訳すのがよろしくないなら、任務という言葉を使いましょうか。一年目は熱意に燃えていた時期もありましたが、今年は少し燃え尽き気味であります。結局それは「正しいことが行われていない」と感じ続けたせいなのです。ただ、(僕にとっての)正しいことが行われることが大切なのかどうかということを、あまり深く考えてこなかったのも事実です。

事務的な文章を訳していて、こんな言葉に出会いました。


私たちは知恵を携えるのではなく、良心を手にしていくよう求められる。私たちの責任は分かち合うべき内容を伝えることであって、説得することではない。私たちは、何もかもを「賛成が何票と反対が何票」に煎じ詰めようとする誘惑に屈してはならない。勝つか負けるかはグループの良心の言葉ではない。


僕は僕なりに人々と出会って形成した良心を携えて行くでしょう。勝つか負けるかは良心の言葉ではないというのですから、大切なのは僕の知恵ではなく、僕が人々の道具として奉仕できるかどうかということが大切なのです。

もう一度「やる気」を自分の心の奥から取り出して、与えられた仕事を全うするよう努力してみることにしましょう。


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by アル中のひいらぎ |MAILHomePage


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