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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2003年12月07日(日) カントリー・レポート カントリー・レポートを書いていたら、朝になってしまいました。月曜日にディスケットを届けると約束した以上、日曜日には発送しないといけません。おかげで徹夜になってしまいました。途中、Word君が「ハードディスクがいっぱいで保存ができません」と泣き言を言い出すことが2回あり、結局作業を3回やり直す羽目になりました(ハードディスクにはたっぷり余裕があるのに変だね)。
評議会が行われるのは来年の2月だし、理事会の報告書などは来年1月に出されてくるものです。特に僕の担当している財務関係の資料などは、年度会計処理が終わるのを待たないといけないので、2月になってやっと手元に届く始末です。だから、僕のレポートぐらい1日ぐらい遅れてもいいのではないか、という考え方もあります。しかし、一応締め切りは11月の15日だったわけで、すでに3週間も遅れています。しかも、催促を受けて「月曜日にはディスケットが手元に届くようにします」と電話で約束してしまったのです。
僕は、AAの中で「仲間だから」という理由で甘えがはびこっていることが、良くないことなのだと考えるようになりました。その最たるものが宿泊イベントの当日キャンセルです。飲まなくなって何年も経っているのに、そういう常識はずれのことを平気でやらかす連中がいるわけです。人間だからやむを得ないことはあるでしょうが、キャンセル料金ぐらいはきちんと支払うべきです。そうでないと、その金額は皆の献金から補填されてしまうのですから。
AAはアルコホーリクの集まりだから、世間どおりにはいかないことも多々あります。相手もアルコホーリクだから許さなければならないことも多々あるし、自分も許されているのです。でも、AAだから世間と違う常識が通用するという甘えに浸ってはまずいのです。
普通、仕事で月曜に届けると約束したなら、月曜に届かないと信用にかかわります。できないなら、そんな約束をするほうが悪いわけです。だから、自助グループでも甘えに流されないように気をつけるべきだと思うのです。(すでに、3週間遅れている時点で、十分に甘えているわけだけど)。
お昼に目を覚まして郵便局に行ったものの、午前中で閉まっていました。しかたなく宅急便の営業所へ回りました。帰ってテレビをつけたら、ラグビーの早明戦をやっています。飲んでいたころは、テレビ神奈川の大学ラグビーの中継をよく見たものです。
激しいボディコンタクトがあり、15人という大人数の意思統一が必要であり、足の速さと筋力の強さ、それに80分を走りきる体力が求められ、複雑極まりないルールへの理解と、一瞬の判断力が作戦の成否を分け、偶然の要素が多く絡み合い、にもかかわらずミスは致命傷で、しかもたった一人のレフェリーにすべてを委ねてしまう。人間にあまりに多くのものを求めすぎるこのスポーツが僕は好きなのです(見るのが)。そしてサッカーや野球ほど、弱いものが勝つ余地がないという非情さも好きです。
明治は早稲田をよく追い詰めました。最後は1トライ1ゴール差まで持ち込みました。でも、勝利の女神は実力のあるほうに微笑むのでした。手に汗を握りました。久しぶりにテレビを見たけど面白かったです。
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