
ぱるたの仕事場日記
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pulta
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| 2006年04月13日(木) ■ |
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| 失望 |
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A社のKさん(今回のシステム開発のチーフプロデューサー)が来社。数ヶ月ぶりに、やっと打合せが実現したのだった。
昨日と今朝も念入りに作戦会議をした私たちは、まず、開発の経緯(足かけ3年もかかっている!)を説明、なぜこんなに開発が遅れたかと言えば、昨年10月末時点から実質的な仕様決め会議がなされず、基幹システムについては、手つかず状態になってしまったことを認識してもらう。 次に、未完成部分の仕様について再度確認し、資料を渡す。 そして、この仕事がいつ終わるのかスケジュールを確認して、打合せを終える。 とにかく私たちが主導権を持って会議を進めよう、と考えていた。
しかし。
経緯を説明したところまでは良かった。が、これについて、Kさんが、「最初のボタンの掛け違いから、このような事態を招いてしまった。こちらが誤解したのが悪かったのだが、これほどの規模の開発とは思っていなかった。そのため、お見積もりもここまでのものを想定してはいなかった。」と言い始め、「はっきり申し上げてうちはもう大赤字で、今は無償で仕事をしている状態だ。正直に言って、もうこれ以上仕事を続ける体力がウチには無い。だからといって、開発からおりるとかそういうことではなく、でも、できないことはできないので、追加についてはお金をいただいてやらせていただきたい。」というのであった。
Kさんの言い分は、今回のシステム開発は新しいシステムを作ろうとする試みであって、基本となるもの(受注、伝票発伝、売上計算、在庫管理など)を作ってからそれに必要なものは後から検討して足していけば良い(有償での追加開発)と考え、最初の基本となる部分のみ、見積もりを出したというのであった。昨年11月時点で、それが間違いだったことに気づいたそうだ。(遅い!) でも、やると言った以上は仕方がないし、言った言わないの議論になるのはいやだったし、ぱるたも怒っているし、金は払わないというし、仕方ないから、とにかく部長ファイルと社長ファイルは、無償で言うとおりに作ろう。そこで、この仕事は終わらせてもらおう、と考えたとのこと。(なんて勝手な!)
「12月のあの時点で、ぱるたさんがすごく怒っていらっしゃるようだったので、しかも私も家庭の事情で(娘さんが肺ガンで入院、幼い子供(Kさんの孫)の世話をしなければいけなくなったとか)精神的にもいっぱいいっぱいになってしまい、申し訳ないけど、逃げさせてもらいました。時間をおかせてもらいました。私は長く仕事をしていますが、こんな間違いをしたのは初めてだったのです。」と白状したのだった。
はぁ??
あなたが逃げたおかげで、こちらはどれだけ損害を受けたと思っているのか。 A社も損害を受けたかも知れないけど、途中で訳の分からないアシスタント嬢が間に入ってますます訳がわからなくなり、仕事が長引き、こんなに時間が経ってしまったのではないか!!それを、今更、何を言うのか。なぜ、間違いだと気づいた時点で対応しなかったのだ?相手がこわくて何も言えなかっただと?それでもプロか、あなたは??
と、さらに、激しく怒ってしまいそうだったのを抑えて(でも充分顔はこわかったと思われ)、では今日この場であなたに仕様説明をしても無駄だということか、と確認した上で、今後どのように仕事を進めるかを話し合った。
結局、もう一度「最低限これがないとシステムが立ち上がらない」という条件(要望事項)を紙にまとめてもらい、その紙を元に仕事をして(それ以外はいっさいやらない)システムを立ち上げさせてほしい、とお願いされた。
明日、社長には報告しなくちゃいけないな。慈悲深い社長のこと、残金を支払うかもしれぬ。もちろん、残金を払えばどうにかなるっていうようなレベルではもう無いらしいが。
それにしても、Kさんには心底失望した。逃げた、というのは論外だし(たとえ逃げたのが事実だとしても、それを言うなよ)、家庭の事情を口にするのもどうかと思う。冷たいようだが、家庭の事情なんて、本来仕事には関係無いし、クライアントの私たちにはさらに全く関わり合いのないことだ。内容が内容だけに、聞いた私たちの後味が悪いだけだ。 同い年の、キャリアを積んだ女性として、本当に情けない。
さて。明日、社長にどのように報告するか、落ち着いて良く考えよう。
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