
ぱるたの仕事場日記
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| 2005年11月09日(水) ■ |
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| 大人の世界、子供の世界 |
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昨日の出来事。
月曜の話を受けて、部長から、部長、部長秘書、私、Nさんの4者で、Nさんの今後のインターン期間について確認の場を持ちたいというお話があった。Nさんがらみで様々な良くない発言や情報が耳に入り、部長部隊でNさんを受け入れた結果、またしても陰で何かを言われるのはイヤだ、と部長は思ったらしい。
さて、会議室に4人集まり、部長がまず口を開く。 「今週からこちらに来ていただいたわけですけど、昨日もお話したとおり、部長秘書Iさんのアシスタントということで、主に雑務を引き受けてもらおうと思っているんです。それであなたは良いかしら?仕事はすべて雑用から始まりますから、Iさんの下でまたいろいろなことが学べると私は思っています。でも、インターンとして、こんなはずじゃなかった、と後で言われるのはこちらとしても困るので確認をしておきたいのです。たとえばあなたは、インターンとして、どんなことをなさりたいと思っているの?」と部長。
そこで、本人が答える。もともとH社の事業分野に興味があって、H社を紹介してもらった。だが、仕事に関しては本当に何でもよい、会社というところが何をしているところなのかを知りたいので、本当に何でも良いのだ、と。
それを聞いて、部長も、それなら大丈夫ね、と念押し。そこで、4者うち揃って、では明日から(もう昨日からだけど)改めてIさんの下でがんばってくださいね、がんばります、と確認し合ってめでたしめでたし。
会議が終わったのでさっさと部屋を出ようとするNさんを私は呼び止めた。 どうしてこのような場を部長が設けたか、あなたは分かりますか?と尋ねると、 Nさん、わかりませんと答える。 そこで、 あなたは、3日しか来られないって分かってたらこの会社には来なかった、って言いましたか? 配送しかやらせてもらえないから、教授に相談して別の受け入れ先を探してもらっているって、言いましたか? あるいは、H社商品には、役所認定マークが無いから大学で何が入ってるか調べてもらおうかな、って言いましたか? と立て続けに聞いてみる。 本人は、少しびっくりしたような顔。 身に覚えがある、と見た。 が、答えは「いえ、そんなふうには、言ってません。」
そうですか。でもね、Nさんがそんなふうには言っていないと思っていたとしても、聞いた人はどうでしょう。H社みたいに小さな会社であっても、会社というところ、組織というところは、いろんな人が集まっているところです。それぞれの立場は違います。同じ話を聞いても違う解釈をする。自分なりの解釈をするのです。挙げ句の果てに、それがねじまがって伝えられたら、一番困るのはNさん、あなたじゃありませんか。私は直接あなたから聞いたのではないから、間にいくつもバイアスがかかっているだろうなとは思っていますよ。でも、あなたのちょっとした発言が、私のところに届いたときには今言ったみたいな形になってるんです。同じような話はもちろん、部長の耳にも届いています。 だから、部長が心配して、こういう場を設けてわざわざ私やIさんの前で確認をしたのです。
あなたをインターン学生として受け入れた以上、H社にも責任があります。あなたの勉強になるようH社は考える義務がある。社長は何か気になることわからないことなどがあったら、何でもぱるたに言うように、と言いましたよね。なのに、どうして言っても何の解決にも結びつかない人に言ったのでしょう。言われた方もどうしていいか、わからない。場合によっては、言われて迷惑ってこともあるのですよ。そういう事をあなたは考えたことがありますか。
それと、ここは仕事の場です。軽いおしゃべりのつもりであっても、やはり、言って良いことと悪いことがあるのではないでしょうか。言うべき相手、言うべきこと、これらすべて良く考えて。自分の発言にもっと責任を持って欲しいのです。
そんなことを一気に話してしまった。 きっと彼女はこんな話を聞くのは初めてだったのだろうなぁ。ものすごくびっくりした顔をして聞いていたもの。気持ちの赴くまま、感じるまま、口に出るままおしゃべりするような子供ではいられない。大人の世界を意識した瞬間。
よほど、強く何かを感じたのか、その夜私宛にメールが入っていた。指摘してくれて本当に感謝している、と。そして、今朝、出社するなり、まず私の席に来て、昨日は本当にありがとうございました、これからもよろしくお願いします、と挨拶されてしまった。
部長秘書Iさんにも、このことをすべて伝えると、じゃぁとりあえず安心ね、って何が安心か分からないけどと笑っていた。そのIさんは、弟子(?)ができて大張り切り。朝からあちらこちらとNさんを連れ回し、休む間もなくびしばし仕事をさせていた。
とりあえず、本当に心の底からほっとした。これで、残る2ヶ月間のインターン生活を有意義に過ごすことができるだろう。お荷物感でいっぱいだった配送のパートタイマーたちは、肩の荷がおりただろう。 あとは折に触れて彼女の様子をみて、必要があれば話を聞いてみようと思う。
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