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ぱるたの仕事場日記
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2004年08月05日(木)
確認書

先日、遅延損害金を入金してきた子宅配会社のブロック長さんが今日また書類を持って来社した。書類は二つ。新たな代引き契約書と、そして、「確認書」だ。

「確認書」とは見慣れぬ名前だ・・・

まず、書類の宛先が子宅配会社御中となっている。文中の「弊社」とはH社のことのようだ。

つまり、H社は、今回の未入金事件一連に関して、未入金売上金○○○○万円と遅延損害金○○○万円、無事入金確認したので、この件については、すべて解決した。以後、この件について一切異議申し立てはしない。

という内容をH社が書いたかのように書いた書類なのだった。

ご丁寧に、H社のフルネーム、代表取締役の肩書きとともに社長のフルネームまで印刷されてるじゃないの。

Tさんに、こんな紙をもってきましたよ、と見せてみると、子宅配会社はきちんと弁護士がついていて、この文章も弁護士に言われるまま書いたんでしょうね、と元取締役らしいコメント。私が、こんな紙に社長は唯々諾々とハンコを捺してしまって良いんだろうかと内心訝しく思いながら見ていたら、その私を見透かすかのように、「確か、子宅配会社に、資料を提供してあげましたよね、そのとき、資料探したり、色々と余計な仕事が発生したでしょう?それと、未入金を計算するのに、ぱるたさん、エクセルに全データを入力する作業もしたし、遅延損害金の計算なんて仕事もしましたよね。本来のH社の仕事以外の仕事で自社の社員が働いた場合、社長はその社員の人件費を補償せよ、って要求できるんですよ。」

ふんふん。なるほど、それで?

「あとは、T某が電話してきたときに、H社のSがこう言ったから、この金は自分のものだと主張したとき、Sさんは随分悩みましたね。私そんなこと言ってないのに〜って。だから、Sさんはこの件で、あらぬ疑いをかけられて著しく精神的苦痛を受けたといって、慰謝料も請求できます。」

ほー。慰謝料ね。精神的苦痛は・・・?うんうん。受けた受けた!Sさんも一緒に話に加わる。「後ろからT某につけられてないか、心配だったもの!!」と真顔で言う。

「ですから、この件について異議申し立て権を放棄する必要はH社はないはずなんですよね。」

そーだそーだ!!

じゃ、社長がいない間に、ぱるたさん、交渉してみますか?なんて話で盛り上がってしまったが。しかし。

Tさんのこの言葉が結構私は堪えた。

「そして、このことを発見したのはぱるたさんなんですから、本当なら、会社として、何かあってしかるべきですよね。そうでないと、こういうことを見つけようっていう意欲が社員になくなってしまう。」

さて。

社長は今日から米国の某所に、先日の未入金額の2倍ほどのキャッシュをもって旅立っていった。

なんだそりゃ?!

やっぱり、臨時ボーナスだしてくれ〜〜〜!!>社長!!