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ぱるたの仕事場日記
あなたは 人目のお客様です

pulta
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2004年04月09日(金)
仕事半分、道楽半分

先日C社の主力商品、PとSのポスターをそれぞれ10万円ずつかけて2枚、社長が作ったと書いた。大手ドラッグSで全国展開が始まったのに合わせて社長が店頭での販促の一助にと言って制作したと聞いていた。
ここのところ、ジュニアが毎日そのポスターを数十枚持ってはドラッグSの各店舗を回っている。

しかし、帰ってきてTさんに報告する具合を見ていると、どうもこのポスター不調である。

まず、大抵のお店にはこんなでかいポスターを貼るスペースが無い。じゃ、バックヤードにでも貼っておきますなんて言ってくれる優しい店長さんもいるそうだが、バックヤードではお客様の目にふれないじゃないか、とジュニアは肩を落とす。

一方、Tさん主導で毎週のように発行しているC社通信はとても好調だ。PとSにまつわる様々な話題を1〜2週に一度、2〜3個集めてニュースレターのような形で出している。例えば、実際にお客様から寄せられた質問に対する回答であったり、PやSの原材料に関する豆知識だったり、買うのを迷っているお客様への殺し文句(?)例だったり、他社競合製品との比較検討材料だったり。配布方法はFAXだから、C社通信はほとんどリアルタイムな情報である。今日受けた某店からの質問の答えが翌日にはニュースレターになって全店に配信される、といった具合。他店で出た事例というのは、もちろん自店にも応用が利くことがほとんどだ。店長さんはそれを読んで自店での販売時に役立てるのである。

Sの店長さんは全員薬剤師の資格保有者だと聞いた。そのためか、非常に勉強熱心な人が多い。これも、このニュースレターが活躍する理由の一つだろう。店長さんたちのニーズにぴったり合っているのだ。

Tさん曰く、「お店が欲しいと思うものをさっと作ってあげて配ってあげればいいんですよ。それが一番。」

・・・・ってことは、ポスターはお店が欲しいっていったものじゃないのね??

「そうなんです。社長にはジュニアさんを通じてそれとなく伝えてもらってはいたんですが・・・。お店の規定で壁に余計なモノを貼ってはいけないことになってるんですよ。」

あちゃーーーじゃぁジュニアが持って回ったって貼ってもらえるわけがないじゃないか〜〜!

あああ、社長ってば、また、自分のやりたいこと(好きなこと)をやったのね。仕事を名目に自分の好きなことにお金をかける、道楽社長・・・。


そして、これをやめたら社長なんてやってられないもんね、と理解を示す出来た秘書は、私です。そうでも思わないと秘書なんてやっていられません(爆)