あおい世界
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2009年05月29日(金) 娘ら胃腸炎 と 今日の父。

一昨日の夕食時、珍しく食欲がなかった桃。
腹痛を訴え、お風呂に入るまで1時間眠り、
入浴後もすぐベッドで眠ってしまいました。
念のため市販の胃腸薬を飲ませましたが、
翌朝も腹痛は続いているようで食欲なし、熱なし。

重なる時は重なるもので、桜も寝起きから吐き気を訴え、
朝食はゆっくり何回かに分けて、お茶碗半分くらいを海苔で食べました。
その後もソファでごろごろしていたのですが、
出掛ける30分位前にトイレで嘔吐。
桜は吐いたらすっきりしたと言い、何とか学校へ行きましたが、
桃は休みたいと言うので、一人で寝かせておくことにしました。
心配ではありますが、母には頼れません。
特に高熱でもないし、桃は吐き気があるわけではないので、
今回は我慢して一人で頑張ってもらうしかなかったのです。

ちなみに隣りのユウちゃんも前日と前々日、似たような症状で欠席しています。
その手の感染性胃腸炎が流行っているようです。


昼前、桃に電話を入れると、まだ腹痛がありベッドで横になっていたとのこと。
置いてきた朝食を食べる気になれないとも言っていました。
12時ちょうどに会社を出て、まずは自宅へ戻り、
大好きな梅干でご飯だけでも食べてみるように勧めてから、すぐに実家へ。
感染性でなければ、一緒に実家へ連れて行ってあげたいところでしたが、
今、両親にこの手の病気を感染すわけにはいきません。
後ろ髪を引かれる思いでしたが、
何かあったらすぐに電話を掛けるように言うのが精一杯でした。


父と過ごしている最中、桃から電話。

……吐いちゃった。

梅干を乗せたご飯のほか、味噌汁以外のおかずも食べたら、
それを全部吐いちゃったというのです。
でもきちんと(嘔吐用の)洗面器にできたようで、どこも汚してないとのこと。
偉いぞ!!!
しかし、次またということも考えられるので汚物をトイレに流すように指示しました。
少しして、汚物を片付けられたかを聞いたら、できたって。。。
偉い、偉いぞ、桃!!!

母からも頻繁にメールが届き、父の様子を聞くので、
庭での様子を写メールで送ったり、
兄貴にもコーヒーを飲んでいる様子を写メールで送ったりしていました。
母がもうすぐ帰宅しそうだと分かった時点で、桃に電話。
3時半頃には桜が帰るだろうし、ママは4時頃戻れるからと。。。

しかし3時半過ぎても桜が帰ってこなかったため、
とうとう我慢の限界になったようで、泣きながら電話をしてきた桃。

桜ちゃん、まだ帰ってこないよ。
ママ、まだ帰れないの?
もーちゃん、寂しいぃ。。。(しくしくしくしく)


そこで、最終兵器を出すことにしました。
DSしててもいいよ♪

いまだに留守番中はしないように、あたしがDSを持ち歩いているわけですが、
今日だけはこんなこともあろうかと、
お昼に寄った時、すぐ見つけられるところに置いてきたのです。
桃の声は少しだけ明るくなり、ありがとうって言われました。
その後、すぐに母が帰ってきたので、桃にすぐ帰るからとの電話をし、自宅へ。。
母にはその時点で桃が一人で一日留守番していたことを話したので、
びっくりと同時に、早く帰るように言ってくれたので、
帰宅したばかりの母にお茶を淹れる間もなく、帰らせてもらいました。


自宅へ着くと、ぷーーーんと異臭がしました。
桜のランドセルが玄関に放り出されていて、桜はベッドにダウンしています。
給食は普通に食べられたし、一日学校生活も送れたようですが、
帰宅してすぐに嘔吐してしまったそうです。
桜もちゃんと(嘔吐用の)洗面器に戻していたので、
それをトイレに流すよう指示し、あたしは二人を病院へ連れて行く準備。
すぐさま近所のかかりつけ内科へ。
そこはあたしが貧血の薬を処方してもらっているところで、
ちょうどあたしの鉄剤も必要だったので、三人で受診。

お母さんは大丈夫ですか?
お母さんが罹ると一番大変だからなぁー。


って、医師に言われてしましましたよ。。。
先生、もうそのことは忘れましょうよ。。。あははん。


そんなこんなの忙しい一日でしたが、
桜と桃は嘔吐止めや痛み止めを処方してもらったので、
夕食に、うどんをぱくぱくお代わりして食べても吐かずに過ごせました。

今朝、二人とも顔色良く、腹痛も吐き気もなく、学校へ行けました。
もちろん、お昼の薬は持参。
白と青の粉薬、頑張って飲んだそうです。





そして、今朝も実家に寄りました。
母が言うには、父は昨日あたしが帰った後も発熱せず、ハイな状態が続き、
夜8時近くまで玄関で土いじりをし、
夕食後、2時間位かけてゆっくりお風呂に入ったとのこと。
前々日、母に体と顔を洗ってと頼んだものの、
熱が上がり、お風呂には入れなかったため、5日ぶりだったようですが、
何をするにも疲れてしまうらしく、ゆっくりゆっくり。

食事中だった父は、小さな子供のように食べながらうたた寝していました。
あたしが部屋に入った音で目を覚まし、また食べ始めましたけど、
今朝はずっと朦朧としている状態なんだそうです。


夕方寄ったときはソファで大きな寝息を立てて眠っていました。
あたしが入っていっても気付かないほど。
日中、熱はなく、食事もまぁまぁ食べられたそうですが、
飲む込む前に寝てしまうこともあり、口から物がでてきたりしたそうですが、
気付くと何かを手にしながら眠ってしまったりもしたそうです。

なんだろ、これは。
痛み止め、つまりはモルヒネの影響なのでしょうか。
あたしが来る前と帰ってから、
玄関に出しっぱなしの菊の芽付けの続きをしたりもしたそうです。
痛みがないだけに、動けるときは限界まで動いてしまうのでしょうね。

きちんとした施設に入っているホスピスではありませんが、
父には痛み止めと、解熱用の座薬を中心とした薬が出されているので、
癌の進行を抑えることはしていませんし、進み具合を知ることもできません。
毎日毎日 いまを生きる という状態です。


あおい雪  DiaryINDEXpastwillMAIL

2008年05月29日(木) 本■エッセイから小説へ。
2007年05月29日(火) 父の病−3種目の薬。
2006年05月29日(月) おとなり へ おとまり。
2005年05月29日(日) 小さい子のもの。
2004年05月29日(土) 嫉妬じゃないもん。
2003年05月29日(木) 桜と桃の恋模様。