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ヒトというものはだね、「やらなくてもいい理由」を それはそれは一生懸命に探すものなんよ。 え、それとも、私だけ? まさかそんなわけは!
照れくさいとか言うとる場合ではない。 とにかく弾く。 せめて美しく、と思って弾く!
弾いてみると、歌い込みポイントが多いことに気がつく。
この曲、習ったのは大学3年とかいうころだったかな。 地元の大学に入り、習い始めたときは、 まずインベンションから、というまるっきりの初心者。
2年かかってシンフォニアまで弾き、平均律をやりましょうと言われて、 天にも昇るかというほど嬉しかった。 それでも、なかなか1番をやるとは言われない。 だって、フーガが4声だもん、無理無理。 2番やって4番やって、とまずは手のつけやすい3声から。 そしてとうとう、1番を弾くことになったころには、 某T音大のK先生のレッスンを年に数回受けていた。
普段習う先生も、K先生も、バッハは暗譜するもの、という考え。 弾き始めるや、楽譜を取り上げられる。 プレリュードはともかく、フーガの暗譜はなかなかキビシかった。 暗譜するほど練習せよってことなんだよね、たぶんね。
さて、その1巻1番のプレリュード。 半音上げて、半音下げて、はい、弾いて♪ って言われるんだよ、予告なく。 アワアワいいながら弾くんだけど、嫌いじゃなかった。 他の曲では転調を言われたことがないので、 1巻1番プレリュードに限った通過儀礼だったのかも。
今日はフーガまでみっちり練習しながら、 恩師たちの声を思い出しては、しみじみと懐かしんだのだった。
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岩手山は遠く感じる見え方。
午後には、風の通り道がわかるような雲。
例年だと、10月半ばには初冠雪が見られる。 寒いのは嫌だけれど、雪は好き。 降り過ぎさえしなければ、という条件つきで。
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