The Green Hills of Earth

日記内検索は目次ページにあります。
☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2006年06月08日(木) エレベータ / AWACS / Hydeになりすまし… / 監視効果 / 微笑ましい / 著作権

シンドラー社のエレベータ事故がニュースで取り上げられています。

「ニューヨークや香港でもエレベータが急上昇し、死亡事故となっている」とか「ボタンを押しているのに素通りされた」とか「上に行くと案内しているのに下に行った」とか「フロアの床面と段差ができる形で止まった」とか様々です。確かにエレベータが(ドアが開いているのに)急上昇するというのは問題ですけれど、「上に行くと案内して〜」なんて国産他社のエレベータでも結構ある事ですし、「フロアの床面と段差〜」なんて確かに(少なくとも日本では)人が乗るエレベータではフロアの床面とエレベータの床面が段差無く止まるのが普通という感じですけれど、貨物用エレベータでは床面とすりあわせるのは乗っている人が行うべき作業であって、5cmくらいずれて止まるのは別に不思議な事ではありません。細やかな事まで気を配るのは日本だとしたら、多少ずれる位世界の基準で言えば問題のない事かも知れません。

先のニューヨークや香港での死亡事故を受け、現地では「シンドラー社が安く受注した元を取る為、定期点検を疎かにしていたのではないか」と言う見解があると新聞が報道しています。そして、日本でも数年前から大手では出せない低価格を打ち出し、入札方式を採用する公共機関で次々と落札をしていったそうです。ちょっと心配ですね。しかし、シンドラー社本社は「エレベータを設置した後は、管理は管理会社が行う。従って、今回の事故は管理会社及び、その管理会社を選んだ港区の責任ではないか」という見解を示しました。今回の事故の原因が定期点検の怠慢などであれば確かにその通り、定期点検を請け負う管理会社の問題でしょう。しかし、元々の制御ソフトに不具合があったのであれば、それはシンドラー社の問題です。世界第2位というシェアを持つ会社のソフトがそんな不具合を抱えているものなのでしょうか。私はどうしてもそうは思えません。1人の制御屋として、今回の事故の原因に(不謹慎ではありますが)とても興味があるのです。

今(08:30)も日本テレビでは「マニラではエレベータが急停止した」と言っておいてから「マニラでは停電でエレベータが止まる事は良くある事」などと言っています。停電したらバックアップ電源をもつもの以外エレベータは止まりますわね。それって当然の事でしょ。わざわざここで取り上げなければならない事でしょうか。エレベータのトラブルとさえ言えないものだと思いませんか。
そして、以前問題のエレベータを管理保守していた会社のインタビューが出ていましたが、「問題のエレベータは調子が悪いから重点的に整備して」とシンドラー社から指示があったとこたえています。それをこのバカ番組では「そんな調子の悪いエレベータを『シンドラー社が』放っておいた」という口調で話していますが、そうじゃないでしょ。シンドラー社は保守管理会社にきちんと「整備して」と依頼しています。そしてそれを整備しきれなかったのは管理会社という事になるのではないでしょうか。まぁ整備で対処しきれない重大な欠陥があったとも考えられますけれどね。
原因がまだ判っておらず、責任の所在も明らかになっていないこの時点で「謝罪がないのはおかしい」「全国のシンドラー社のエレベータを変えたい位なのに」「耐震偽装並みの大事件だ」などと無責任でいい加減な感情論的コメントを連発しています。余りにも見識が低すぎて悲しくなります。そして、このような番組こそ、トラブルでもない事をトラブルであるように煽る報道というものではないのでしょうか。こんな番組が「ニュース番組」なのでしょうか。その中で無責任にぺちゃくちゃ話しているくだらないうわさ話を「報道」と称するのかと思うと更に悲しい思いがこみ上げてきます。
兎に角、こんな感じで「シンドラー社のエレベータは怖い」という報道を無責任に垂れ流していたら、風評被害に繋がりかねません。確かに今現時点で暴走しかねないシンドラー社のエレベータは警戒されるべきではありますが、それを煽るのは如何なものなんでしょうねぇ。

それにしても、外資系企業に勤める人ってこう言う時は大変ですね。
普段は「給料が良い」「サービス残業がない」など良い事ばかり見える外資系企業ですが、こういう事故が起きてしまうと、「本社からの指示で『何も言うな』と指示されています」なんて言わざるを得ませんし、その場で社交辞令の謝罪さえ出来ないのです。いくら外資系で働いているとしても、「あやまる文化」の日本人の頭がそう簡単に外国かぶれにはならないでしょう。「取り敢えず謝って」と言う事が出来ないのはある意味ストレスなんじゃないでしょうかね。それとこう言う時本社と時差があって対応が遅れるというのもストレスを助長するのではないでしょうか。


AWACS

北大西洋条約機構(NATO)はドイツからの要請により、テロ対策として早期警戒管制機(AWACS:Airborne Warning And Control System)を24機派遣することを決めたそうです。

今から32年前のミュンヘンオリンピックでの事件が思い出されます。できればテロなどは起きずに終わって欲しいものです。それにしてもAWACSを24機ってドイツ全土を監視しまくるって事ですか。でもテロリストがAWACSに引っかかるような事をするんですかね。C4(プラスチック爆弾)を検出するような機器を搭載しているって訳でもないでしょ。無責任な事を言うなら、AWACS対テロリストの戦い、見てみたいものです。

テロも怖いですが、果たしてフーリガン対策は万全なのでしょうか。


Hydeになりすまし…

ラルク アン シエルのhydeさんになりすまして、メール交換していた女性から3500万円をだまし取ったなどとして、神戸市須磨区の25才の男が逮捕されました。

芸能サイトに「芸能人を紹介する」と書き込んで、引っかかった女子中高生にみだらな行為をしたり「本人とメールするなら相応の見返りを」とお金を振り込ませていたそうです。男の携帯には約100人の女子生徒の裸画像が残っていたそうです。

芸能人を思う気持ちを悪用した典型的な事件ですかね。引っかかる方も引っかかる方だし、引っかける方も引っかける方。それにしても逮捕の原因が13才の女子中学生をホテルに連れ込んでわいせつ行為を行ったと言う事らしいです。13才の子供を襲おうと言うその節操のなさ(まぁそういう年代を好きな人も居ますが…それとロリコンは明確に違うけど、世間ではロリコンで通っちゃうみたいですね)も問題ですけれど、13才でそういう状況になるという女生徒の方にも問題があるのではないでしょうか。ま、女生徒は子供だから判断能力がなかったとか、男が騙して連れ込んだって事になるんでしょうけれどね。
この事件について、「女を食い物にした極悪非道な犯人」とはちょっと言えないような気がします。中高生でも目的(アイドルに会う?)の為なら寝る位平気って感じなのかなと思うと憂鬱です。真相はどうなんでしょうね。多分、ニュースなどでは真実は公表されず、どんな事があっても一方的に「男が無理矢理」で終わるでしょうね。


監視効果

1日から始まった民間による違法駐車取り締まりですが、この一週間の成果として東京との主要道では4割、大阪市の中心部では5割以上渋滞時間が減少したそうです。

確かに2車線道路の左車線が駐車場と化していたので、本来の半分しか流通できずに渋滞していた訳ですから、まぁ便秘の元を取り除いたって事で効果はあったんでしょうね。
やり方に納得できない部分はありますが、それでもこういう効果がきちんと出るのは良い事ですね。後は違法駐輪をどうにかしてくださいね。

先日テレビで「広島では、荷物集配の貨物車に限って駐車可」という取り組みが行われていると言う話がありました。また神戸地裁の職員が食事に行く時に警察から与えられた特別駐車許可証を乱用していた事が判りました。あるところでは「責任を感じ、地裁が駐車許可証を返上した」と報道していますし、あるところでは「警察が没収した」と報道しています。貨物については規制を緩め、このような阿呆に許可証を与える事を反省すべきですね。常に許可証を与えておくからこういう事になるのであって、その都度許可を取る方式を考えればいいのではないでしょうか。ここにもビジネスチャンスがあるんですよねぇ。


微笑ましい

はなまるで、「今日の千秋ミマン」ってやっていますね。
結婚式で乾杯の時のマナーは?「椅子のどちらにたつか」「グラスを合わせるか」と言う問題のようです。

問題の答えがどうかより、この問題に薬丸さんが常識人として参加している事にほほえんでしまいました。というのは、その昔薬丸さんがアイドルグループの一員だった頃、ある番組をたまたま見たのですが、そこで「ワイングラスの持ち方は?」と言う問題があって、薬丸さんは「グラスを持つならとうぜんこうでしょう」ってグラスの柄を指の間に挟み、手のひらでボウルを包むようにもったのです。確かにそんなのが格好良いと言うセクトもありますが、体温でワインが温まっておいしくない持ち方ですよね。当然「ブー」とブザーがなって薬丸さんはばつの悪い思いをしたようですが、その事をなぜかしつこく覚えていて、アイドルに疎い私が薬丸さんの事で唯一覚えているのがこの事なのです。
その薬丸さんが常識人としてクイズに参加しているんですか。時は流れたんですね。あ、嫌味で言って居るんじゃないですよ。変るものだなぁと思ったという事です。


著作権

先日買ったDVD/HDDレコーダですが、買った当初は250GBでも充分すぎる。これ以上あっても見切れないと思っていたのですが、取り敢えず録っておいて、後から取捨選択するとか、後でまとめてDVDに落とすと言う事もあるので、もっと大容量の方が良かったなと思うようになりました。とはいえ、私の経済状況ではこれを買うのが精一杯でしたので、これ以上の容量は「あれば良かった」と思うだけなんですけれど、もしこれから買おうと思われている方がいらっしゃれば、「できるなら大容量の物を買った方が良いよ」と忠告させていただきます。

さて、先日から番組を録画して、それをDVDに落とす実験をしています。DVD-RWにデジタル放送対応のVRフォーマットでダビングするというのは出来たのですが、残念ながらこれで出来たDVD-RWのディスクは、パソコンで再生できないものでした。余程気に入った番組ならディスクで保存するという事も考えられますが、どちらかと言えば録画した番組を出張の移動時間などで見ると言う事を実現したいので、できるならパソコンで再生をしたいのです。
ですから、先のダビング方法では用をなしません。そこでDVD-Rを使ってダビングをしようとしたのですがうまくいきません。番組を選択できないのですね。
取扱説明書をあれこれ見ても判らなかったので、先ほどメーカーの相談室に質問をしてみました。その結果…
  1. DVD-RもCPRM(著作権保護)対応のものでなければならない。
  2. VRモードは互換性が少ない。より互換性があるのはVFモード
  3. デジタル放送の番組はVFモードで録画できない
と言う事が判りました。つまりデジタルで録画されたものは著作権保護の為汎用性のあるビデオフォーマットには記録できないと言う事です。それは判りました。納得も出来ます。しかし…しかしです。今度は録画モードについて質問をしました。このレコーダには「TSX/TS/XP/SP/LP/EP」という録画モードがあります。簡単に言って、TSXとTSがデジタル信号を記録するのに対し、XP/SP/LP/EPはテレビ信号(NTSC)のみ記録をします。さて、デジタル放送での著作権保護とは、「デジタルはアナログと違ってコピーをする事での劣化がありません。ですからデジタルで録画した番組を無条件にコピーできるようにすると、それが氾濫し、例えばビデオ市場などが混乱する為、デジタルの記録は1度しかコピーできないようにしましょう」と言うものです。そして、取扱説明書にも明記されているように、「XP〜EP」のモードは受信した放送は確かにデジタルですが、記録した時点でNTSCに変って画質が劣化しているのです。しかし、このレコーダでは(他社も同じ?)このモードでさえデジタルの扱いとなってビデオフォーマットでの録画ができないとなっています。つまり、汎用性のあるビデオフォーマットはアナログ放送以外に使えないと言う事ですね。厳重すぎる規制なんじゃないかなと思うのですが、まぁ悪質なコピーをして儲けようとする人も居る訳ですから仕方ないのでしょうか。ちょっと悩んでしまいます。


目次(検索)前へ後へHomePage


リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。
mail address
COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010