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2005年02月10日(木) ニュースから(米農家が米万引き/児童福祉司増員/リアプロジェクションテレビ/サッカーの内容)

「うまい米食べたい」と山梨の農家が万引き
南アルプス市のコシヒカリ農家が「自分の作るコシヒカリはまずい。たまにはうまい米が食べたい」とスーパーで魚沼産コシヒカリ10kgを万引きして窃盗罪で起訴されました。
捜査幹部は「自分でうまい米を作ればいいのに」と言っているそうです。

万引きは悪いことなんて当たり前ですが、ことコメントについては農家の方が正しく、捜査幹部はやはり物事を分かっていないねと思うコメントですね。大変残念ですが、南アルプス市で新潟産コシヒカリに並ぶおいしいコシヒカリはよほどの奇跡があっても作ることはできないでしょう。いや、南アルプス市だけではなく、それが茨城だろうと、群馬だろうと、栃木だろうとはたまた宮崎だろうと同じ事です。それぞれの「コシヒカリ」を食べ比べてみましたが明らかな違いがあります。いや、それを食べて育った人には十分においしい米だろうと思いますけれど、食べ比べたらその味の違いは歴然です。「魚沼産」というブランドには私はこだわっていません。本来魚沼で生産される量より多くの「魚沼産」が存在しているから信じられない部分もありますしね。新潟でも岩船、白根、新発田、笹神(現阿賀野市)辺りのコシヒカリもとてもおいしいですし、魚沼産のような中間で混ぜものがされる可能性も少ないので私はこちらの方を愛用しております。ちなみに今は新発田産のコシヒカリを玄米で在庫しております。
米だけではなく、農作物は気候が育てるんですよ。人がいくら頑張って丹精しても与えられた条件以上に「おいしい米」にはならないのです。

万引きに繋がったことは同情の余地はありませんけれど、「おいしい米が食べたかった」というのは、米作りのプロとして素直な気持ちなんだろうなぁと思いました。そして、米のうまさに地域格差があることも分からずに十把一絡げにしか捕らえられない捜査幹部に、事件をまともに扱える柔軟な頭はないのかなと一抹の不安を抱いたニュースでした。

虐待対応で児童福祉司増員
厚生労働省は、子供への虐待が増えていることを受け、児童福祉法施行令で定める児童福祉司の配置基準を「10〜13万人に1人」から「5〜8万人に1人」に引き上げることとした。

これも「帳尻あわせ」というか、やることはやっていますという取り繕いと言う感じがしますね。この児童福祉司とはどんな資格のある人がやっているのでしょうか。そう思って調べてみると予想通り、実務経験は全く必要なく、単に大学(心理学、社会学、教育学)や専門学校でその課程を修めた人や医師と言うだけなんですね。つまり大学に入ったけど、ずっとさぼってすれすれの成績で卒業して、どこにも就職出来なかったから仕方なく仕事に就いた人も、「おれがおまえらの運命を握って居るんだ」と勘違いする人もみんな児童福祉司と慣れる訳で、本当に困っている人の為になる人は、今回の増員で増えるうちの何割何だろうと疑問に思わざるを得ません。大学なり専門校で教える知識が全く役に立たない都否定するつもりはありませんが、それを修めた側が正しくそれを使える資格があるのか、人の人生を左右する仕事だけにもっと厳しく選抜して欲しいと思う次第です。

ソニー リアプロジェクションテレビ発売へ
液晶テレビ、プラズマテレビで後れをとったSONYですが、リアプロジェクションテレビで巻き返しを図ろうとしています。
これは、普通のプロジェクタが前面からスクリーンに投影する方式なのに対して、テレビの裏側にプロジェクタを入れて後ろから投影する方法で大画面を実現する方式ですが、前面投影のプロジェクタは周囲が明るいと十分なコントラストが得られない欠点がありますが、これは周囲の明るさに影響されず、コンパクトにできる利点があります。市場としては活気付く様相を呈していますので、今後が注目される分野ではあると思います。

SONYのQUOLIAシリーズとして発表された今回のリアプロジェクションテレビですが、70インチと言うサイズも巨大ですが、値段も168万円とQUOLIAシリーズにふさわしい値段ですね。しかし、個人的に言うと、今までのQUOLIAシリーズはコストパフォーマンス(値段/性能比)が低すぎる印象があるんですよ。

昨年のオリンピックの辺りで、丁度後押しをするように地上波(アナログ)の打ち切りが発表され、「今がデジタルへの乗り換え時だ」と言わんばかりの商戦が展開されました。そして、私が使っているテレビはもう9年目ですからいつ寿命を迎えても仕方ないので、昨年従来方式の一番安いテレビに買い換えようかと言う案もありました。ええ、液晶でもプラズマでもなく従来方式のアナログのみ対応のテレビです。だって、液晶もプラズマもまだものすごく高いじゃないですか。ですから私は「どうぞ皆さんは争って買って、値段を下げることに貢献してくださいね」と願う事にしたのです。皆さんが沢山買ってくれることで量産効果が出て安くなるはずです。私はその安くなった頃に買わせていただこうかなと思った訳で、幸いうちのリビングは17畳ありますし、オーディオセットが大きなものばかりですので、テレビだけが薄型になっても何のメリットもない訳で、そう言う意味でも安い従来方式のテレビで問題ないでしょと思った訳です。でも結局今のテレビがまだ元気に動いているので買い換える必要なしと言うことで廃案となりましたけどね。
このテレビの寿命が尽きるまで使い倒したとき改めて次のテレビを考えますけれど、その時までにプラズマでも液晶でもリアプロジェクションでも種類は問いませんから、値段がぐんと安くなっていて欲しいなぁと思う次第です。

サッカーの内容について(結果は無視)
結果はどうあれ、昨日のサッカーの内容はかなり悪かったと私は思います。
よく言えば、北朝鮮の運動量が日本を圧倒していたと言うことなのでしょうけれど、アナウンサー(NHK Hi-Vision)は「ボールが良く回っている」と言いますが、私には「本当にそうか?」と思えました。確かに止まった人に向かってボールを出すのはそれなりに成功していたかもしれない。けれど、止まっているのですぐに相手が寄ってきて、ボールを次に出さざるを得ない。けど、どんどん苦しい所に追い込まれ最後にはボールを奪われてしまう。まるで「パックマン」を眺めているようでした。ボールを奪って攻撃につなげようとしても、「味方の裏にだしてどうするよ」と言う場面ばかりが目立っていましたね。そして、本当選手が全然動いていなかった。ボールを持っている選手が居るのに、その場にとどまって、まるで小学生のドッジボールの様にパスを待っている状態です。「動けや」と何度野次ったことか…これじゃあ勝てねぇよなぁと思っていた状況に変化があったのは、高原や中村が入ってきてからですね。北朝鮮の選手が2人、3人と寄って来てもきちんとボールをキープして起点となっていました。やはり、まだ国内組は海外組と差があるかなと言う気がします。多分、ジーコ監督は今回経験を積ませるための采配をとったのではないかなと思われます。確かに国内組には良い経験になったと思いますから。



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