-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 未知の分野


午後、突然の停電!
ふと去年の大停電が脳裏をよぎる。
が、何のことはない
約1時間ほどで復旧。

Rafiからランチのお誘い。
ケンジントンで最近ハマっている、エンパナーダを食べる。
仕上がったばかりの【NO KIMONO】バッジをもらった。
「デザイン、変だね?」と突っこむと
「遠くから見ると漢字に見えるだろ?」と
意味不明のコンセプトを力説された。
う〜む。

今日は、オイラもRafiに相談がある。
本の印税についてだ。
ある作家から短編集の表紙に
オイラの絵を使いたいとのオファーがあった。
その場合、一括払いによるOne time rightsか
発行部数によって印税式に支払われるRoyality
の二通りの契約がある。
値段の相場というものが全く分からないので
Rafiの友達、Chrisに相談に乗ってもらったわけだ。

結果、安すぎず、高すぎずといった
まぁ平凡な額におさまったが、
これって賭けと一緒だからねぇ。
その本がベストセラーになるかどうかなんて分かんないし。

最近、同じような感じで
もう一つ値段の相場が分からないオファーをもらっている。
ファッション業界での仕事なのだが
オファーがあること自体
それだけ活動の幅が広がってるということでもあるし
未知の分野は刺激があるので
積極的に関わっていきたいと思っている。

夜、ケン吉岡さんのライブに行く予定をキャンセルし
懸案であるJazzExパンフレットのデザインに再び着手。
苦しみつつも、自分らしいデザインに近づいてきたかも。
自分が自分であるために
オリジナリティの追求から逃げられそうもない。

あと数時間で夜が明ける。
9時には【Butler's Pantry】に
絵の引き取りに行かねばならない。
作業が乗ってきたところなので
一歩も離れたくないのに・・・。

2004年11月20日(土)
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