-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 情熱です

今はまだ、発表できる段階ではないが
トロントでイベントを興そうとしている友達を
サポートしている。
結構大変なことになりそうだが
きっとやり遂げることだろうと思う。
何でもそうだけど
最後は情熱です。

どんなに良いブレーンが集まっても
どんなに経験豊かなスタッフがいても
それを引っ張る人の情熱がなければ機能しません。
逆に言えば、
「うわっ、この人ひとりになっても絶対やり遂げそう…」
という怨念か、執着心かが
周りの人に波及して、はじめて人は
この人のためだったら力を貸してもいいな。と思うのです。

俺はいまでも【Let's have a dream!】という展覧会を
思い出してしまう。
本当に怖かった。
何もかも手探りで、企画だけがどんどんデカくなって。
池に投げ入れた小石が、思ったよりも大きな波紋を広げて
多くの人を巻き込んでしまった感がある。
その責任の重さたるや、今もって背負いきれぬほど。
幸い、良いスタッフとボランティアがいてくれたけど
それでも前の晩、たった一人で震えてた記憶がある。
そう、どんなに多くの人が助けてくれても
独りぼっちって感じがした。
この経験、した事のある人じゃないと絶対わからないと思う。

トロントに限らず、海外で何かを仕掛けようとしてる
若者はたくさんいると思う。
「大変」って言葉じゃ済まされないほど大変だね。
オイラが言えることは、ただ一つ。
情熱です。

「No」と言われてから後の行動で
その人の価値が分かります。
「No」のものを「Yes」に変える、
その力は、情熱以外にないと思うのです。


2004年07月15日(木)
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