-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 物申す

昨日の、JCCC記念Galaの続き。
ちょっと考えさせられる事が多かったので。

もともと、この式典を総合統括しているChristineからは
Galaのための舞台美術を手伝ってくれと頼まれていたが、
会館が目指していたものと、俺がやりたいと思う
アイデアが水と油だったので、断ってしまった。

ホリー以外の出演者は、
和太鼓の永田キヨシ・アンサンブルと
あやめ会、さくら会という日本舞踊のグループ。
ステージには紅白の垂れ幕という
「日本風の演出」って、こんなもんでしょ?というような
外国から見た日本のステレオタイプをそのまま
表現したようなもの。
あの踊りや太鼓を観て「素晴らしい」と絶賛されても
同じ日本人としては、嬉しいどころか恥ずかしい気分。
なんか薄いよね。

踊りのクオリティは低いし、和太鼓だって
日本人が叩いてりゃ、それなりに絵になるってだけで
ほんと、形だけの日本を演出してる。
まぁ、そういうのを守るのが日系文化会館の役割だから
しょうがないと言うかもしれないけど、
だったら、メインはホリー・コールじゃマズイんじゃないの?
全然主旨に合ってないもん。
一席$200取るためだけにホリーを呼んだとしか思えない。

新ホールのこけら落としという大事な行事だったら
尚更、本物の日本芸能を見せるべきなんじゃない?
観客は本物と偽者の区別が付かなかったとしても
それが心意気ってもんじゃないのか。
市川新之助でも呼んで、トリをやらせたら
価値が分かる人だったら$200でも安いだろう。

とにかくJCCCはヌルイ。



2004年05月29日(土)
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