-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 クラブのイベントで泥酔

【Bits】の連中と合流してクラブのイベントに出掛ける。
編集の子の旦那が仕掛けてるイベントで、
ケンジントンの薄汚れた穴場クラブで開催された。
俺のスタジオにあるような
錆びれた感じのソファがあって、そこを占領。
我が家のようにくつろぐ。

深夜になって、バンドの演奏が始まると
会場の熱気が上がって、かなり蒸し風呂状態になった。
とりあえずビールをガンガン飲む。
いつもより飲む。
飲まなきゃやってられない今日この頃。
会場には地元のアーティストの絵なんかが掛けてあって、
すごく目障りだった。
今は誰の絵も見たくない。

ホールは超満員。茹だるような暑さ。
カーロス・ニュートン道場で一緒だったダニーを発見。
ダニーというよりも、T軍団腸の息子と言ったほうが
しっくりと来る。
現在は、オマーの道場で練習してるらしく、
一段と逞しくなっていた。
今戦ったら、秒殺されそうで怖い。

Kazuさんが先に帰ったあと
残りのBits軍団総勢9名でベトナム・レストランで夜食。
思えば、こうやって皆で飲んだり、食ったりは
あんまりない。
新鮮だったので、ちょっと機嫌が治る。

酔ってるのに、何故か全く眠れずに
ウディ・アレンの【ギター弾きの恋】を観る。
主役のショーン・ペン、最高。
セリフの中に、
「俺は天才だ。でも、世界では二番目のギタリストだ。
一番はジャンゴ。奴にかなうやつは居ない。」
という件があって、自分を天才だと呼んでるにも関わらず
それよりも上に神のように崇める存在がある。
それって、矛盾してるけど分かる気がする。
本当は天才じゃないからこそ、
そういうセリフが出てくるんだろうな。


2004年04月02日(金)
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