-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 思うがままに

今日発行されたばかりのNOWマガジンが届いた。Artセクションでは【Tokyo Doll】の事が異例の大きさでレビューされてる。これは凄いことだ。先週のToronto Starで一面を飾ったのと合わせて、トロントの2大メディアを制したのだ。

一日24時間という区切りをせずに、体力が続く限り絵を描き続けている。寝たくなったら一日何度でも仮眠を取り、腹が減ったらそれが深夜であろうが飯を食う。とにかく絵が生活の中心にある。

少なくとも明日まではアーティスト・モードで生活することに決めた。

現在、2枚を同時進行してて、それがほぼ今夜中に仕上がりそう。どちらも今までに描いたことのないタイプの絵だ。何だこれは、冷静になって絵を眺めると、とても自分の絵とは思えない。

思えば、今まであんまり独りよがりに絵にのめり込んで描いたことは無かったかもしれない。自分の絵を誰よりも第三者的に見ることが、自分の絵を描く上での約束みたいなものだったし。

でも、この2枚は明らかにその「第三者」的な目を欠いており、自分の思うままに筆を走らせたようなものだ。だから、冷静に眺めると、これが果たして良いものなのか、どうなのかが分からない。こんな経験は初めてだ。

2003年10月16日(木)
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