-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 【Tokyo Doll】搬入一日目

そろそろ本格的に【Tokyo Doll】以後の展開を準備しなくてはいけない。昨晩はそれに関する書類の準備や調査で、結局一睡もすることなく朝9時に会場であるDesign Exchangeへ向かった。

ちょっと遅れてRafiと作品運搬トラックが到着。DX側のアシスタントのモハメドらと作品を会場内に運搬。DX前のBayストリートが工事で片側通行になっており、うちらのお陰で大渋滞。

展示プランに従ってディスプレイ台を倉庫から降ろすのだが、全くこのモハメドという奴は仕事しない。最初は黙って見ていたのだが、さすがに昼食から2時間も戻ってこなかった時は「昼寝でもしてたのか!?」とお灸をすえた。

彼に言わせると、今年初頭にDXで行われた原研哉さんの【Re:Design】展でも「日本人はなぜそう急ぐのか?」と戸惑ったらしい。しかし、Rafiを見よ!この【Tokyo Doll】プロジェクトをスタートさせて以来、毎日俺のペースに合わせているので、すっかり日本的な仕事のペースに慣れている。

言い換えれば、動く前にまず「どうやったら最も効率が良いか」を考えることだ。思いつくままに行動しては、二度手間、三度手間だ。特にこういった時間の限られた搬入には、効率を考えなければいけない。

夕方6時までで、全体の50%の展示が完了。明日は残り50%とディスプレイ・ボードなどの飾り付け。そして、日本から来るアーティストを空港で出迎えるスタッフとのミーティング。

本当は、明日の午後にレストランへ絵を搬入しなければいけないのだが、色々と考えた挙句に来週まで延ばしてもらうことにした。こういうスケジュールぎりぎりの時に、無理に詰め込むとトラブルが起きたときに両方に迷惑が掛かるからね。


2003年10月06日(月)
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