-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 カンヴァセーション

【Tokyo Doll】では、Raffleチケットという宝くじを販売します。一口$20で、抽選で一名にDoll作品が当たるというもの。今日、そのチケットが刷り上ってきたので、一枚一枚に番号を貼る作業をした。キュレーターというと、電話や事務作業ばかりと思われるが、こういった地味な作業も多い。

黙々とした作業の間でも、それぞれの頭の中では色んな作業が同時進行している。思いついた事を言葉にしながら、アイデアを交換し合う。だからトピックは飛びまくりで、一瞬何の話をしてるのか掴めない事も多い。

【Tokyo Doll】は、Rafiと俺の二人に同等の権利があって、それが決断を遅らせることもある。どちらか一方に良いオファーがあったとして、すぐに返事をしなければいけない場面でも、絶えず相手の了承を得る必要があるし、それを待っている間に話しが流れてしまうこともある。

だから、普段から意思の疎通をまめにして、お互いの許容範囲や思考を汲み取っておく必要がある。多分、外部の人が聞いたら「こいつら一体何の話をしてんだ!?」というような言葉の投げ合いであるが、俺らにとっては大事なカンヴァセーションとなる。

午後から日加タイムスへ行き、広告のデータを渡す。それからBit'sのオフィスでKazuとミーティング。



2003年08月12日(火)
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