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■ 新聞にコラムを連載する!
朝11時、OCSのピーターが書類を持ってやってきた。日本のアーティストへ送るアイテムを梱包するBOXも探してもらってもいたんで、それも山ほど持ってきて貰ったんだ。
で、ピーターは何故か俺にプレゼントをくれた!Beatlesの「I Feel Fine」楽譜の初版だった。イギリス製のもので、クレジットにはDick James〜とあるから当時のものだろう。もう一つはジョンレノン初のリトグラフのカタログだ。これも結構レアだよ。マジいいのかな・・・。
今日はもう一人、日本人の女性を連れてきた。彼女はOCSトロントで唯一の女性であり日系コミュニティーと密接な関係がある方だった。どうやらピーターの計らいで、より一層イベントを広めるために彼女を紹介してくれたのだと思う。実際にとても有益な情報をもらい、更にある人物への橋渡しまで約束してくれた。感謝!
その後、N新聞の編集部へ向かい、編集長のIさんとイベントについて話し合いを持った。まず、開催時期が延期になるのでその時間を使って何か面白いことが出来ないか?という話になり、何と俺がN新聞で連載コラムを担当することになったのだ!
さすがに毎週は無理なので、隔週にしてもらったが、一般の人へアートを親しみやすく提示する内容というのでまとまった。具体的には、この日記と同じように俺の活動を報告する回もあれば、Let's Have A Dreamを紹介する回もあるだろう。そして何より、一度もギャラリーへ足を踏み入れた事のない人が興味を持ってくれて、実際に足を運んでくれるように橋渡し的コラムが書ければ良いと思う。
これって結構難しいんだよね。だいたい、興味のない人は読まないで飛ばしちゃうから・・・。ただ、トロントという街のアートシーンは一昔前のNYと同じように年々新しい、若いギャラリーが続々とオープンし、一つのディストリクトを形成するまでになった。これは胎動期を意味してて、爆発するのを待つ段階に入ったということ。
ここで何か起爆剤でもあれば、北米でNYに次ぐアートマーケットに大化けする可能性を秘めてるんだ。願わくば俺が起爆剤になりたいんだけど(笑)それには一般層がどれだけアートに親しんでくれるかに懸かっている。まさにパーフェクトな時期に連載の話をもらったと言える。
特にこっちに来てから日本人と諸外国人とのアートに接する感覚がまるで違うのを体験し、日本人はアートを生活に取り入れる術を知らないのだと痛感した。確かに、そういう教育を受けたことはないし、親が誕生日に絵をプレゼントしてくれるなんて聞いたこともなかった。何より、絵を飾って似合う壁じたいがなかった気がする。
アートは美術館で見るもの。そんな教育ばかり受けて、普段の生活とアートは別次元であるかのように思い込んでしまう。でも、実際にその辺の小さなギャラリーへ行けば小遣いで充分買えるアートは沢山ある。世界で一つしかないプレゼントにもなるし、まだ無名なアーティストがそのお金で次の作品を作り、次第に有名になって初期の作品が破格の値段で取引されることもある。そんな面白みもあるんだ、実は。
ま、投資目的で購入するにはよっぽどの目があっても難しいが、ピカソやモネの複製画に何十万も費やすよりは、世界に一つだけのオリジナルを自分のものにする方が喜びが大きいんじゃない?と思うのだよ。
2002年01月10日(木)
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