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■ Forever George
11月29日午後1時30分(日本時間30日午前6時30分)元ビートルズのジョージ・ハリスンが他界しました。
Beatlesは俺にとって宗教であると言っても過言ではない。楽曲、歌詞、軌跡、個人のキャラクター。どれを取ってもそれ以上の存在は有り得ない。
ジョン・レノンがこの世を去ったのは1980年12月8日。当時俺はまだ7歳で、記憶の片隅にも当時の想い出はないから、ジョンの場合はあくまでも”後追い”でしか悲しみを経験していない。今リアルタイムで、そのメンバーの1人がまたこの世を去ったという事実は筆舌に尽くしがたい。
近年のジョージに降りかかる災難は、報道されているだけでも「肺の撤去」「喉頭癌」「家に侵入した強盗に胸を刺される」等、明るい話題は殆ど無かった。そして俺がNY入りする数日前までジョージはNY市内の病院にて最後の望みを賭けた放射線治療を受けていたのだ。
新聞ではその病室にポールとリンゴが駆けつけ、ジョージの余命一週間という宣告に号泣したという記事が報道された。心の中では「こういった報道はしょっちゅうあるし、今回もガセネタだろう」とタカをくくっていたのだが・・・
ジョージのBeatles時代の傑作としては、広く「Something」や「While my guitar gently weeps」だとされるかもしれないが、俺のフェイバリットは「If I needed someone」と「Savoy Truffle」である。
前者はアルバム「Rubber Soul」に収録。イントロの清々しいコード・ワークは何度聴いてもワクワクしてしまうし、ジョンとポールが裏方にまわってジョージを盛り上げるコーラスも素晴らしい。アレンジでの効果はもとより、うん、何と言っても楽曲自体が最高だ。
後者の「Savoy〜」は「White Album」D面に収録。馬鹿馬鹿しい歌詞(チョコレートの包装紙に書かれている語句をそのまま羅列)に反して、全Beatles楽曲中もっとも”黒い”ホーン・セクションが登場。後のソロ活動を思わせる味わいのある曲だ。Beatlesらしくないという言葉は存在しないかもしれないが、ジョージの楽曲をアルバム毎に取り上げていくと彼の持ち味はそこにあったと言えるかもしれない。
偉大なLennon/McCartneyコンビの影に悩み、自己の個性の確立に必死だったBeatles時代のジョージ。そんな本人の想いとは裏腹に、Lennon/McCaコンビにはな い新鮮な風を送り込んでいたのは他ならぬジョージの楽曲であることは明白だ。
ここで延々とジョージについて語ることも悪くはないが、今は天国の彼に祈りたいのと、ジョンが迎えに来ただろうか、と想像を巡らせることにしよう。
2001年12月01日(土)
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