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2004年12月14日(火) 危険な宝探し

さいたま市のディスカウントハウスで火事があった。しかも連続放火だという。いったい何が狙いなのか、卑劣な犯人を心から憎む。このチェーンは、「ジャングル陳列」とか「圧縮陳列」とか呼ばれていて、わざとどう並んでいるかを見せずに、客が行き当たりばったりに思わぬ掘り出し物を見つけるトレジャーハンティング(宝探し)を狙って作られているといわれている。
ご参考:リアルタイム・リテール http://premium.nikkeibp.co.jp/retail/special/01/09.shtml
私は数ヶ月前に、繁華街にある系列の別の店で買い物をしてそのことを10月19日の日記にも書いたが、そこは特に店内の見通しが悪く、掘り出し物を楽しむというよりは、できるだけ早く目的のものを見つけて早く店を出たいと思った記憶がある。責任者は記者会見で避難通路は確保されていたので買い物客に被害はなかったとしたが、さいたまの店では焼け跡から従業員が遺体で見つかった。この3人は、客の誘導や消火活動にあたっていて逃げ遅れた可能性があるのだという。「ああ、やっぱり」という思いと「だからこそ対策は何かなかったのか」という思いとが交錯してやりきれない。消防法違反をしていたとしたら、企業もそれを見逃していた当局も責任は重い。
私の経験ではこのチェーンの接客態度はまじめできびきびしていて、非常に気持ちがよかった。さいたまの店員たちもきっとまじめな人たちだったのだろう。犠牲者の冥福を心からお祈りしている。


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