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先週の私は筑前煮が食べたかったらしい。生協で届いた品物を見ると、野菜セット(キャベツ、にんじん、さといも、きゅうり、ほうれんそう)の他にごぼうとれんこんが買ってあった。こんにゃくを買い足して筑前煮をつくることにする。 夫は今日は食事が入らないと言っていたし、私も夜はフランス語教室なので、今日作る必要はないのだが、別に今日作って明日食べてもいいし♪と夕方出かける前に作り始める。筑前煮は作り立てでも作りおきでも、熱々でも冷めてもおいしい。作るのは難しくないが、揃える材料は比較的多く、野菜の皮をむいたり、水にさらしたり、意外と下準備がかかるので、最近では好きな割にあまり作らない。 ところで、筑前煮は新婚時代を思い出させる一品である。結婚してから半年間は完全に専業主婦で、職住接近で夫も昼食時に帰宅していたので、ほとんど三食作っていた。夫の肥満解消のために、せっせと夜は根菜系を使って和食を作っていたのである。何しろ、好物の上位3種は、カレー、ハンバーグ、スパゲティというお子様舌を持った夫なので、フラストレーションを溜めないために、カロリーを消費しやすい昼食は、夫の好きな洋食、特にホワイトソース系とかハンバーグとかを作っていた。 と書くといかにも夫思いであるが、要は太った夫を見たくない、というエゴである。朝食抜き、昼は学食、夜は寝る前に食べるような生活をしていた夫は、食生活の改善で順調に体重を落とし、最近は自分も人のことを言えない体型になってきた私も、その当時は同じ食生活のあおりをくってずいぶんと痩せて驚いた。結婚退職する前は、昼は社食、殆ど毎日のように飲んで帰っていた。それが一転、飲みに行く場所も相手もなく、その食生活なら痩せて当然である。 その当時は車も運転せず、買い物は週に一度夫と大型スーパーへ出かけるだけだったので、一週間の献立を作ってそれに沿って買い物をしていた。もやしを一袋買ったら、一回目は野菜炒めに、残りはお味噌汁に、というように同じ食材を1回で使い切れないときは、料理本をあれこれ見ながら裏メニューを考えるのが、また面白かった。今はもうやっていない。時間があるのにまかせて、調理実習のように同じ料理を別のレシピで作ったり、いかにも手の込んだものを作ったりしていた。 さて、筑前煮は出かける前に軽く煮て余熱で野菜をやわらかくしておき、夜帰ってきてからまた少し水分を飛ばしながら炒り煮にした。夫も帰っていたので夜9時半過ぎに筑前煮をおかずに軽く食事。明日もまた筑前煮。
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