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2003年09月09日(火)
映画とファウストの話


さて、先週末は「パイレーツ・オブ・カリビアン」見てきたですよ。
感想を話しながら帰ってる時に、同居人は初めてネズミランドの「カリブの海賊」を
モチーフにしてあるのだと知った模様。アリエナイ。鈍すぎる。


そういうシーンがあったじゃん!犬が鍵くわえてるところとか!って言ったら、あの
アトラクション自体にそんなに乗ったことないから覚えてないんですって。
信じられん。わしはネズミランドはそんなに行ってないですけど、カリブには最低でも
3回は乗るよ〜! 涼しいし(塩素くさいけど)、あの雰囲気が好きなんじゃい。
みんな、あんまり乗らないのか? 楽しいのになぁ。


で、肝心の映画の方ですが。
「スパロウ船長をお持ち帰りしたい!」というのがわしらの意見でした。
かわいいし、見てて飽きない。ちょっとオネエ入ってるのがツボ。
ジョニー・デップは本当にいいですね。何やらせても一癖あって、キャラに深みがでる。
もしあの役を他の軽薄2枚目アメリカン役者が担当したら、あそこまでいい映画にはなら
なかったと思います。

映画はイギリス系の人が出ているものが好みだ。

アメリカのピンナップ系の人達と違って、イギリス人はきちんと役者修行を経て映画に出る
人が多いこともその理由のひとつかな。
演技に深みがあるし、雰囲気がある。

アメリカバカ映画も好きだけどねぇ。
この映画もアメリカ映画ですけど、うまいぐあいにイギリス海軍を描いているので高感度高し。
植民地の提督をジョナサン・プライス(未来世紀ブラジル等でお馴染み)が演じていたんですが
彼も老けましたねぇ。 ヤル気のないよれよれ姿が非常に似合ってました。
娘がヒロインなんですけど、これまた強いお嬢さんでねぇ。
キレイな女優さんなので今後は要チェックやと思いました。


あと、イギリス英語と海賊の砕けた英語の対比がちょっと面白かった。
そのあたりをうまく訳してもらえると良かったんだけど、戸田奈津子さんは今回もあまりいい
仕事してなかったですよ。直訳はまずかろう・・・。


映画とは関係なく、いつも見に行く劇場のそばでゴハンを食べるのが楽しみです。
レイトショー目当てだから、ゆっくり買物&食事できます。
最近は続けてとある中華系の店に通ってますな。うまいし、量がちょうどいい。
胃袋が人より大きいわしでも満足ですよ。


ここは密かな穴場なので場所はヒミツw
映画館も適度な混み具合でよろしいのです。



メフィスト別冊のファウストを読んだ。

まず本屋で見てサイズにびっくりした。いわゆる新書サイズです。
ノベルス系と同じ場所に積んであった。
表紙は手に取るのがためらわれる電撃系よりはマシだけど、近いものもある。
中は・・・写植に気合い入れてるのがよくわかりました。
次回は作者ごとにフォント作る!と後記にあったけど、いい試みだと思う。
で、作家陣は豪華なので文章下手で読めない・・・みたいなものは載ってない。
ただし内容はなんというか。


昨今の殺伐とした世界は今や創作の域をアッサリ越えてしまったので、10代の暴力性などの
同じようなテーマで書かれるとかなりの虚しさを覚えなくもない。
舞城王太郎はそれをあざ笑うかのようなトリッキーな話でしたが、佐藤友哉は力及ばず。
西尾維新は面白いのか理解できない。人気あるらしいけど、知らん。


そして対談やらインタビューやら批評やら。

編集長が好きなことを好きな人にお願いして作っただけあって、編集長の趣味がよくわかりす
ぎる雑誌だと思いました。勇気あるね。


創刊号だからなんともいえないけど、このまま身内で馴れ合っていくと潰れるなという感じ。

講談社という資本を後ろ盾にした同人誌、というのが素直な第一印象です。
まぁコミケもあれだけ巨大化してしまったので、もはやプロとアマチュアの境界なんてないの
かもしれんがね。

次回買うかはラインナップで決めます。
期待してた分、ややションボリ。



そんなところです。
相変わらず土日はヴァナで狂ってました。
落ち着かないと死んじゃう。今週は穏やかに過ごしたい・・・。