びっと日記
びっと



 パラグラフ14

 今、すっかりノスタルジックな気分の私。
ふとしたことから、昔懐かしのゲームブックについてなど
ウェブサーフィンしてみる。
 いや、昔の作品とだからいって侮るまじ。
いろいろな考察を繰り広げている人たちがいるものだ。
 たとえば、ファイティングファンタジーの舞台、アランシア。
今の売れセンとは明らかに違うけれど、
妙に生活感、息遣いの感じられる世界だったのを覚えている。
 やれやれ。傭兵が昔話をするようになっては世も末か。
久しぶりに錆び付いた剣を引っ張り出し、
あの懐かしき戦場に戻るのも悪くない…。

 今日の一言は、FFではないけれどGBから。
一応エンドパラグラフなので、フォントカラーは隠しておこう。

「夢を−見ていたんだ。わたしが即位したときの夢を。
もう何年も思い出すことなどなかったものを……」
それでも、思い出すたびに、涙が出るのはなぜなのだろう。
たった一体の、たかがヒューマノイドのために。

〜社会思想社「フォボス内乱」より〜


2001年10月09日(火)
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