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■ 梅雨の朝の白牡丹(大白牡丹王)
朝、ひさびさに白牡丹を飲んだ。明日健康診断があるから、今夜遅く帰宅してからではお茶が飲めない、そう思ったので、朝に中国茶を飲もうと思った。朝からあまり濃いお茶は飲みたくない。そこで、蒸し暑い季節にも爽やかな喉越しの、白牡丹にした。これは香港の上環(ションワン)の英記茶荘で買った“大白牡丹王”という仰々しい名前。だが、デイリーに飲まれるお茶らしい。 白牡丹は発酵度も数%という軽発酵のお茶。中国茶の6つの分類では“白茶”に属す。白茶はほかに白毫銀針(はくごうぎんしん)、寿眉(さうめい)などがある。茶葉はどれも白っぽいうぶ毛に包まれたような感じ。茶水の色も薄め。さわやかな味わいのせいか、広東人に好まれるという。なかでも白牡丹は香港人が好む、と何かの本で読んだのだが、実際香港ではあまり聞かない。飲茶の店などでは寿眉(さうめい)茶を飲む人はよく見るので、とくに白牡丹ということではなく、白茶ということなのだろうか?それとも、年配のかたたちが自宅でなにげなく飲んでいるのだろうか?
 この白牡丹との初めての出会いは、数年前、香港での旺角(モンコック)を歩いていて見つけた茶葉の店の気難しそうなおじいさんに勧められて。その時、習い始めたばかりの広東語で「平o的喇!(ぺんてぃーらー)」(まけてよ)とぶしつけに言ってイヤな顔された記憶が。おじいさんは小さな秤でていねいに目方を図って紙の袋に入れてくれた。その後訪れたとき、何度かその店があったあたりを探してみたが、その店にはついぞ見つからなかった。なくなっちゃったのかな。最近はぜんぜん気にしてなかったので、実はまだあるのだろうか。その時の紙袋はいまでもコレクションのひとつとなっている。
●白牡丹 中国茶の6つの分類では“白茶”に属す。産地は福建省。白茶はほかに白毫銀針(はくごうぎんしん)、寿眉(さうめい)。白い産毛を持つ若い芽を揉捻しないで精製。
2004年06月08日(火)
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