| 2006年10月06日(金) |
今回の退職のこと(裏) |
昨年の10月12日の日記に、 『…もしかしたら、運命が、ぼくの心をその原点である19歳の頃に戻して、自分を見つめ直せと言っているのかもしれない。 ということは、ぼくは今、人生の岐路に立たされているということになる。』 と書いたのだが、実はその日、ぼくは運命の声のようなものを聞いた。 その声の内容は、「次のステップに進め」というものだった。 それを聞いた時、ぼくは「ああ、会社を辞める時期が来た」と思った。
こういうことは、これまでにも何度かあった。 一番はっきり聞こえたのは、東京に出る前、今後どうして生きていくかというのを決めかねていた時だった。 耳のそばで、「東京に出ろ」という声がはっきりと聞こえたのだ。 それまで東京に出ようなどと考えたことは一度もなかった。 だが、その声を聞いてからは、なぜか東京に行く方向に話が進んでいったのだった。
前の会社を辞めた時もそうだった。 そこに勤めて10年を過ぎた頃から、退職のことを考えるようになったのだが、いろいろな問題が蓄積していたために、簡単には辞められなかった。 気分の晴れない日々が続く。 そういう状態が3ヶ月ほど続いたある日のこと、どこからともなく「もう辞めていいよ」という声が聞こえたのだ。 それ以降、蓄積していた問題が、まるでドラマの最終回のように一気に解決していき、その勢いを借りた形でぼくは辞表を提出したのだった。
過去にそういうことがあったから、今回その声を聞いた時に、辞める方向に進むだろうと思ったわけだ。 「で、今回はどんな展開になるのだろう」と思っていたところに、部門閉鎖のニュースが入ってきた。 それに伴って、会社側と今後のことを話し合うようになったのだが、結局会社側は、本社預かりという形で、ぼくを閑職の倉庫に回した。
これもまた運命の流れだったのだと思う。 より辞めやすい環境にぼくを持っていったわけだ。 ただ、運命はぼくを辞めさせるためだけに動いたのではない。 ちゃんと次のステップを用意してくれていたのだ。
部門閉鎖の話が出た前後に、ある出来事があった。 ぼくはその時、直感的に「これは次のステップを示唆しているのだ」と思ったものだった。 それから半年後、会社に行かなくなってからすぐに、その出来事に絡んだ話が持ち上がった。 それは今月末にも具体化するだのだが、そのことはまた後日お知らせすることにする。
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