■ 腰痛日記 ■
ケイの10年にわたる痛みの治療体験を少しずつ書いていきます

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2002年08月13日(火) イライライラ

今日は愚痴を聞いてください。

今週は主人が長ーーーいお盆休みでこちらに帰っています。
いつものことなのですが、主人がいると母の機嫌が悪いの(−。−)
最近、母は父とも喧嘩(冷戦です)ばかりしていて、食事の時などはとても重い空気が漂っていて、子供達も食べるものを食べたらさっさと自分の部屋に行ってしまいます。

まあ、もうみんな大きいのだからそれは普通のことだと思うのですが、主人はそのことが凄く気になるらしく・・・

んなこと言われたって、私にどうしろって言うのよ(`▲´)
夫婦の問題なんだからそんなこと知らん(`▲´)

人の気持ちを逆なでするようにずけずけものを言う母と、自分のやってほしいことをハッキリ言わない、そのくせ言わなくても解ってほしい父、そんな二人の相手を毎日してるのよ・・・ケイしゃんは(−。−)

1週間ぐらい我慢しろっ!て思いと、久しぶりの長期帰宅をのんびり過ごしてほしい!って気持ちがごちゃごちゃになって、イライラしてしまいます。
私の思考のいつものパターンです。
他人には優しい気持ちになれるのに、家族に対しては「ま、いいか?」となかなか思えないケイしゃんがいます。裏返せば愛情があるからなんですよね。
別の角度からみれば、裏がなく嘘のつけない母と・優しい父ってことなんですよね。

先日、お盆は車の乗らなければならなくて憂鬱だと書きましたが、こっちの理由が大きかったのかもね(−。−)
身体に負担が掛かっていたのではなく、心が重かったのでしょうね。

(^0_0^)先生に「ケイしゃんは休み明けに痛くなることが多いね!」といわれたことがあります。
まあ、今回はここでみんなに聞いてもらったから気持ちの整理ができました。

でも、もしもの場合は何も聞かずによろしくね、センセ!






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2002年08月14日(水) 「メグ」と「めぐ」

今日はメグちゃんとの出会い
TMS理論との出会いについて書きます

私は2年前の手術のあと
残った痛みを何とかしたい
これ以上悪くならないように
何か良い方法がないか
とインターネットで探していました

パソコンは資料の整理やワープロの機能を
使ったいましたが
インターネットを利用しているのは
子供達だけでした

必要最小限しか椅子には座りたくなかったし
インターネットというものを
よく知らなかったこともあります

でも、もう自分の周囲での情報は限られているし
最後の治療という手術
(当時はそう思っていました)
もしてしまったので
後は自分で出来ることを知りたかったのです

具体的には
ストレッチや腰痛体操など
無理なく身体を鍛える方法を探していました

「腰痛の広場」というHPをみつけ
たくさんの投稿を読みあさりました

もちろん身体に対することが
書いてある投稿が中心です

ヘルニアダンサーさんって方の
腰痛体験記も見ました

やっぱり身体をもっと軟らかくしなきゃ!
とも思いました

その頃は『腰痛は<怒り>である』
という本も少し話題になっていたし
本の紹介のページにも掲載されていました

なにかとても気になる本ではありましたが
題名からココロのことが書いてあると思い
私には関係のないことだと感じてました

そんな時
同じ手術をした知り合いが再手術を薦められ
悩んでいることを広場に投稿しました

インターネットでの書き込み
初体験でした

その時の私のハンドルネームが
「めぐ」でした

リプライを下さった方の中に
「メグ」という同じ名前の方がいました

とても感じの良い書き込みで
自然な感じで『腰痛は<怒り>である』
という本を読むように勧めてくれました

2,000年の12月のことだったと思います

同じハンドルネームってこともあり
なにか素直な気持ちで読んでみようと思えました

すぐに近くの本屋を探しましたが
見つからなくって
『腰痛は<怒り>である』『ヒーリング・バックペイン』
2冊を注文しました

休みに入るので
入荷はお正月明けになると言われましたが
早く読んでみたくてしかたがありませんでした

翌日、少し離れた本屋で
『腰痛は<怒り>である』をみつけました
すぐに購入しました

そして2,001年のお正月
TMS理論のことを知りました

「メグ」と「めぐ」の出会いは
まさにシンクロニシティだったのです




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2002年08月15日(木) 8月15日


さてさて
2年前の今日8月15日は
私が手術した日です

私にとっては待ちに待った手術でした

でもね
つい2ヶ月前までは
手術するなんて
考えてもいなかったのよ

仕事のこと
家庭のこともあったし
信頼している接骨院の先生にも

「手術しても完全に
痛みが取れるとは思えない

出来るだけ身体にメスは
入れないほうがいいよ」
と言われていたし・・・

私はその時期
接骨院
(テーピング・レーザー・マッサージ)

整形
(薬・点滴)
の両方に通っていました

そんな先の見えない
慢性的な痛みと病院通いに
疲れて果てていたとき
主治医の先生から

「○○さん
手術したら楽になると思うよ
7月24日に手術のキャンセル
が出たんだけど・・・
この日に手術したら
8月中には退院できるし・・・
考えて見てね」
と言われました

そこの整形は手術の予約が
半年先までいっぱいの医院です
なんでも膝の手術が上手だとか・・・

その時
「手術は絶対にイヤ
絶対の出来ない」
と思っていた心に変化がおきました

「本当に楽になるのかな?
たとえ完全に痛みが取れなくても
今より少しでも楽になればいいや!
その時期なら夏休みだから
お弁当も作らなくて済むし
子供達にもいろいろ手伝ってもらえるし
今年は受験生もいないし」

気がつくと頭の中で
手術した場合のシュミレーションを
カチャカチャと組み立てていました

そうなったら
もう手術のことしか
目に入らなくなっていました

一ヶ月後
手術を前提の入院をして
造影剤の検査をしました

が、主治医から思いがない言葉が

「ヘルニアを取るだけの簡単な手術では
○○さんの痛み取ってあげることは
出来ないかもしれない

固定術という方法を取るほうが良いかも?
とても良い先生を知っているから
その先生のいる病院を紹介します」

すぐに連絡を取ってくれたのですが
その先生は外国に研修旅行中
1週間待たされました

長い1週間が過ぎ
前の医院からの検査結果
(レントゲン・MRIの画像)
を持って病院に行きました

私はすぐにでも
手術してほしかったのですが
「もう一度詳しく調べさせてね」
と言われ何日も検査の日が続きました

なかには死ぬほど痛い検査がありました

私は首にもヘルニアがあったので
今度の造影剤の検査は
耳の下から脊髄に向かって針を入れるの
それがなかなかうまく入らなくて(;-;)

入ったと思ったら
今度は手と頭半分に鋭い痛みが走り
本当に死ぬかと思いました

耳から頭にかけての痺れ痛みは
2週間は取れませんでした

そんなこんなで
やっとこぎつけた手術だったのです

前の主治医の言葉で
手術に気持ちが動いてから2ヶ月弱
痛みはますます強くなっていました

今まで
「痛くても我慢するしかない」
とずーーーっと思ってきたのですが
精神的にも
もう我慢できなくなっていました

一日でも早く手術がしたかったのです

私は今
手術を考えている人に
その前に『腰痛は<怒り>である』を読んでほしい!
加茂センセのサイトを見てほしい!
とあちこちで書いていますが
一度手術に傾いた気持ちを
修正するのは大変なことだと知っています

手術することに
気持ちが向かっていたあの時期に
TMS理論のことを勧められても
受け入れることは
できなかったかもしれません

あの時はそれほど
「手術するんだ!」
という意思は固まっていました




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2002年08月16日(金) 儀式

昨日手術のことを書きましたが
続きをもう少し

手術をするために
検査はもちろんたくさんしますが
他にも腰に負担をかけない起き上がり方や
寝たままゴハンを食べる練習
なんてこともさせられました

そして手術当日
オペ室に入る前に
麻酔の効きを良くする注射?
をするのですが
私はそれでもう記憶がなくなっていました

ちゃんと同室の患者さんとも話しをしていたと
主人は言うのですが
ぜんぜん憶えていません

全身麻酔なので
手術中のことはもちろん憶えていませんが
「○○さん、終わりましたよ
痛くないですか?」

という声で目が覚めたとき
何故か私は
「痛いけど我慢する」
と答えてました

傷口(14cm)はもちろん痛かったし
麻酔の影響かノドが痛く
おまけに首も痛くて
あと寒くて寒くて
ガタガタ震えが止まらなくて最悪でした

でも
ヘルニアが神経を圧迫しているイメージは消え
気持ちの上では
「これで長い間我慢していた
痛みから解放されるんだ!」
と思えてとてもスッキリした気分でした

術後2日目までは痛かったなぁ

うめきながら寝返りをうっていました

そして術後1週間までは寝たきりです
大を看護婦さんにお世話してもらうのが
辛かったです

術後2週間後には
例のコルセットを付けて歩くことが出来ました

でも座位はトイレの時以外は禁止
立ったままゴハンを食べていました

術後の経過はとても順調でした

傷口も綺麗だったし
痛みも前より楽になったように感じてました

なにより
精神的にとても充実していました

これで良くなるって信じていたから

おおざるさんのお友達で
外科医のベラフォンテさんにお会いした時
私が手術したことを聞くと
こうおっしゃいました

「ケイしゃんも儀式をしたのぉ〜〜
アレはとっても効くでしょ!」

私の場合はホントに効きました(^-^)ゞ

でも
その効き目もだんだん
薄れていきました

だって
同じ手術をした人で
経過の悪い人がたくさんいた

再手術の人も何人もいた

私の痛みもある程度から
ほとんど改善が見られなかった
からです

そして術後2年の間に
手術前と同じ痛みを何回か経験しました

私は手術することで
少し楽になったことによって

TMSとも
落ち着いて向き合うことが出来たのだから
後悔はしていません
(たとえそれがプラシーボ効果だとしても)




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でも
「お金・時間・身体への負担」
を考えるとオススメできる
儀式ではないでしゅね(^-^;

あ、そうそう!
どうでもいいことですが
手術直前の病名は
「腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症」
ってなってました

手術方法は「後方固定術」です・・・はい



2002年08月17日(土) ギックリ腰

今日はお盆が過ぎてからのお墓参りに行ってきました。
ご先祖様、遅くなってごめんなさいm(_ _)m

今年は私が元気だと思って、主人があちらでビールを飲んでしまい、帰り道は3時間運転してきました。途中は眠くて仕方がなかったけど腰はもちろん大丈夫(*^.^*)

母方の親戚のお宅にも寄ったのですが、2.3日前から母の叔母が腰が痛くて足にも力が入らなくなったらしいです。
今年の2月に4年間寝たきりだった連れ合いを亡くし、葬儀を済ませた後にも同じようにギックリ腰のような状態になっています。
今回は遠く海外に暮す息子さんを病気で亡くしたばかりです。
症状が落ち着くまで母がしばらく付いていることになりそうです。

様子を聞いて主人が私に「もしかしてTMS?」と耳打ちしました。
良く解ってるわねぇ〜〜、日ごろの教育の成果かしら(^-^)ゞ

おばちゃんの息子さんにレントゲン技師がいて彼は「足の症状も腰から来ている。」と言ってたそうです。
私は「前のギックリの時もすぐに良くなったのだから、今度もすぐにまた元気なおばちゃんに戻れるよ!」としか言えませんでした。
月曜日に病院へ行くそうです。近ければ(^0_0^)先生の医院に連れて行くのだけど・・・車で3時間かかるからなぁ(−。−)

ゆっきーちゃん(TMSの掲示板の番台さん)も言ってたけど、身内に医療関係の人がいるとその人が良かれと思って言った言葉だから、余計に呪いになってしまうのですよね。
でも今日は私達のために台所に立って美味しいものを出してくれました。
だからきっと大丈夫!!!

今はおばちゃんの悲しみを時間が癒してくれると信じています。
おばちゃんの息子さんたちと共にケイしゃんの祖父はブラジルにいます。。。93歳!






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2002年08月18日(日) 普通の医師

昨日おばちゃん(母の叔母)の腰痛のことを書いたのですが、(^0_0^)先生から「老人の腰痛で気を付けなければいけないのは圧迫骨折です。ちょっとしたことでも起きることがあります。・・・中略・・・痛みが続くようなら再検査するべきでしょう。」とメールが来てました。
検査もなしの素人判断は危険ってことはよーーっくわかってますっ!
明日病院にも行くって言ってましたから、その後の様子はまたここでお知らせしますね。
でもね、必要のない検査をしたり、その結果だけを証拠に患者の不安をあおる医師が多いのも現実です。

今日、図書館に行って来たのですがオモシロイ本を見つけました。

*************************
『プラス思考だけじゃダメなんだ!』  川村則行著

仕事の繁忙期になると必ず頭痛が起きたり、昨夜まで元気だった子供が学校へ行く寸前に「お腹が痛い」といいだすことがあるなど、私たちは経験のなかで「心とからだは関係がありそうだな」と何となくわかっている。

だが現代の医学の世界は、この「何となく」を許さない。科学的根拠のある、だれが解いても同じ答えが出るようなきちんとした数式が整えられなければ、たとえ私たちが「病は気から」の言葉を実感していても、それを事実として認められないのだ。だから普通の内科医や外科医は、心とからだはまったく別のもの、からだを治療するのに心は関係ないとして、極めて科学的な治療を行う。

これに対して私のような心療内科医は、心とからだは関係するものとして患者さんの治療に取り組む。科学的治療にとどまらず、異常の起きたからだの背後にある「心」も診ていくのだ。

これまで多くの患者さんと接してきて、またこれまでの研究の成果を通して私が感じるのは、やはり人の心とからだは密接に関係しているのだなということ、ひいては人の心もちようで、病気になるかならないかの選択をできるのだな、ということだ。

やや極論ではあるが、言葉をかえれば、人は自分が生き生きと元気に過ごしたいと思えばその通りに生きられるし、逆に病気になったり病気が悪化するのは、それなりの精神的なバックグラウンドがあるためだ。かりに病気にかかってしまったとしても、元気になりたいという意志があれば、必ず快方に向かうということだ。
*************************

ここに書いてある「何となく」を許さないのは現代医学に携わる医師だけではなく、私たち患者にもそういう傾向があるのではないかな?
ハッキリとした証拠を示してくれたり、それなり?の病名が付いていないと安心できないって気持ちは、私もありました。

(^0_0^)先生は、ご自分のことを「かわった整形外科医」とか「理屈っぽい医師」と形容することがあります。
ベラフォンテさんも「切ることを止めた外科医」ですから一般的には「かわった医師」に入るのでしょうね。

この2人の医師の姿が「素晴らしい医師」?・・・そいうじゃないか・・・「普通の医師」と言われる日が早く来てほしいですね(*^.^*)






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2002年08月19日(月) 健康な心

某日某新聞のコラムから

*************************

健康な心とはどんなものなのでしょう

例えば「悩んでいる心」
は不健康でしょうか

きっと違います

「悩む」のは
とても素晴らしいことです

悩みもなく
いつも明るく快活なのが
健康ではないと思います

人はみな悩みながら
成長していくのですから

「憎む」
「さげすむ」
「勘ぐる」
「おとしめる」
「ねたむ」

となるとちょっと不健康に思えます
しかし
これも十分に注意しなければなりません

例えば
「勘ぐる」
をわかりやすくするために
「信じる」と「疑う」
二つの心を考えます

「信じる」
のが健康的で
「疑う」
のは不健康でしょうか

いいえ、違います

妄信的に何かを信じてしまうのは
とても危険で
不健康な心です

一方「疑う」のは
「なぜ?」という疑問につながるのですが
これで人類は進歩してきました

科学の発展は
「疑う」の連続で成立しています

この「勘ぐる」と「疑う」
のわずかな差の中に、
うも不健康な心が
存在しているように思えるのです

おそらく両者の違いは
対象を「悪いものだろう」
と決めつける偏見や先入観が
あるかないかです

「勘ぐる」心には
理屈ではなく
一方的に相手が悪者だという
勝手な判断が隠れています

きっと
これこそが不健康な心の源なのだと思います

**************************

うれしい
かなしい
たのしい
ねたましい
こんにゃろー
うらやましい
くるしい
つらい

人はいつでも
どんな小さなことに対しても
なにかを感じて生きています

その感情に
良いも悪いもないのですよね

でも
なにかの感情
(怒り・ねたみ など)
を悪いものだと思い込んでいると
無意識に
それを押さえ込もうとしたり

誰かにその感情を
気づかせないために
明るく振舞おうとして

それがストレスに
なってしまうのではないでしょうか?

もちろん
生活をする上で
自分の力では
どうにも出来ない現実的な問題
(仕事、家族、病気・・・)

がストレスになっていることも
多いと思います

が、それから生じる自分の感情に
善悪をつけないで
受け入れることができたら
毎日をもっとらく〜に過ごせるのに

と自分にも言い聞かす(^-^;

私は以前は痛みに対して
身体の構造
(脊椎、椎間板、神経)
を詳しく書いてある本ばかり
読んでいました

でも
それをある程度理解していたからこそ
そこに原因がないというTMS理論を
スンナリ理解できたのだと思います

今は
ココロ(心理・感情・精神)
にとても興味があり
本や新聞、小冊子などを見るときも
いつの間にかそっちの記事を
探してしまいます

あまり頭でっかちには
なりたくないのですが・・・(^-^)ゞ

いろいろな角度から
新しい情報を得ることで
長い間に染み付いた感情に対する
偏見や
自動思考の癖が取れていくのではないか
と思っています




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