***☆For My Dearest☆***






***☆For My Dearest☆***

男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年11月19日(水)それも君の魅力。

最近。ちょっと好きなことがある。
それは。仲間内でやるチャット。

実は。あたしの周りで最近流行ってるのが。HP作り。
今さらって感じやけど。みんな楽しそうに作ってる。
あたしは。日記はこうして1年以上書いてるけど。HPは持ってない。
日記にしても。もちろん仲間うちには秘密やし。バレたら即消去。
だから。友達みんながネット世界に進出してくるのは。
正直ちょっとびびりまくりやったりもする(汗)。

まひろは。前から自分のHPを持ってたんやけど。
それに影響されて。なんとそうるまでHPを立ち上げた。
忙しいみたいで。ちっとも更新されてへんけど。
なかなかおもろいコンテンツもあって。あたしはよく覗いてる。
でも。いつの間にかしっかりアクセス解析つけてて。
「あんた見に来すぎー。」ってつっこまれて。恥ずかしすぎたから。
今ではちょっと訪問を自粛してたりするんやけどね(涙)。

まぁそんなそうるのHPやけど。残念ながらチャットはついてへん。
だから。やるとなったらもっぱら。まひろのHPでやってる。

夜になると。みんなパラパラと顔を出すから。
あたしはチャットルームを開いて。そのまま放置してる。
チャットルームとは言っても。いつも人の話を聞かんあたしたちのこと。
けっこうみんな勝手に独り言を打ち込んでは。さっさと消えていく。
もちろん。誰かと鉢合わせたら。話しかけることもあるけど。
そのまま書いてる様子を見てるのも。けっこう楽しい。

そして。このチャットにおいて。ちょっと悲しい事実がある。
それは。そうるが。あたしが話しかけると。たいていすぐ落ちること(涙)。


みんなが見るところで。2人だけの会話になるのが嫌なんかもしれん。
あたしとチャットすると。ちっとも終われんくて。鬼のような長さになることを。
そうるは経験上もうイヤってほど分かってるから。落ちるんかもしれん。

でも。それにしたって。人が現れると同時に消えるってどうなんやろ。
あんまりやん?ひどいやん?バカにしてるやん?(怒りモード上がり中。)

まひろやはつねは。あたしが現れるとちゃんと答えてくれる。
「あ、おるー。」とか書くと。「おー来たね。」とか言ってくれる。
それやのに。そうるは。ほんまにあたしに対して適当。
たまにまひろやはつねを見つけたら。嬉しそうに話しかけるくせに。
あたしが現れると。何も言わずにおらんくなる。

・・・意味分からん。むかつく(涙)。


そんなことがしばらく続いてたもんやから。
今日もチャットでそうるを見つけたけど。あたしは話しかけんかった。
1行ずつ増えていくそうるの言葉を。頬杖をついて見てた。

そっか。今日はそんなことがあったんや。
相変わらず忙しそうにしてるな。がんばってるんやな。
ゼミのことで行き詰ってたけど。解決したんかな。
それから昨日サボったことは。怒られんかったんかな。
聞きたいことはいっぱいあるのに。ここでは何も聞けん。
話しかけたら落ちるんやもん。傍観するしかしょーがない。

あー話しかけたいなー。ちくしょうめ。
そう思いながらも。画面を見つめる顔は自然と緩む。
画面の向こうにそうるがおる。そう思うだけで。
なんか幸せになってまうあたしは。ほんまにおかしい。

すぐ落ちるそうるに。むかついてたんとちゃうんかい。
何をにやけてんねん。あほや。あたし。
そう思いながらも。あたしはなぜか楽しい。
そして開き直る。もうあほでええわーって(苦笑)。


なんか。別にチャットに限ったことじゃないんやけど。
そうるって。ほんまに気まぐれな人やと思う。
あたしは。自他共に認める浮き沈みの激しいヤツやし。
喜んだり悲しんだり。ほんま安定してへんけど。
なんてゆーか。そうるはあたしとは違う意味で。不安定。

うーん。うまく言えんけど。
あたしは。どんなに浮き沈みが激しかったとしても。
そうるに対して。そんなに適当に扱うことはないと思う。
少なくとも。無視して落ちることなんてせーへん。

でもそうるは。基本的には穏やかやねんけど。
あたしに対しては。けっこう分かりやすく態度を変える。
いっぱいレスをくれることもあれば。平気で無視することもある。
ほんまにその日次第で。変わりやすい天気みたいな態度をとる。
昨日あんなに優しくて。あったかい陽だまりみたいやったかと思えば。
今日はこんなに冷たくて。木枯らしぴゅーぴゅーって感じ。
そんなことは。ほんまによくあること。

そして。そんなそうるに。いつだって翻弄されてるあたし。
別に顔色を伺うわけじゃないけど。いろいろ察するクセがついた。
あー今日はいい感じなんやな。いっぱい構ってくれるし。
あー今日はあかんな。無視ってきたし。機嫌悪そうやな。
そんなふうに。その日その日のそうるを見極めてる。

苦痛とかじゃなくて。気づけばそれが当たり前のことになってた。


ねぇそうる。あたしってやっぱりMなんかな(苦笑)。
なんかさ。あんたみたいな気まぐれ全開な人を。
こんなにも愛せてるあたしは。Mかもなって思った。

何を今さらって言うかもしれんけど。でも最近は。
そこまでSとかMとか話題にすることもなかったやん。
前はよく話してたけどね。あんたがSであたしがMって。
まぁみんなで笑いながらしてるような話題やったけどさ。
(ちなみにまひろは自称Mで。はつねは自称Sやった(笑)。)

普通なら。もっと怒るところかもなぁと思う。
でもあたしは。なんかそれもあんたの魅力のひとつと思ってまう。
もちろん。やられたときは最高にむかつくし。
あほったれーって本気で思ってるんやけど。
ちょっとしたら。また冷静になって思ってる。
あー相変わらずやなー。ほんましょーがないなーって。

母性本能って言うんかな。よく分からんけど。
そうる。あたしはあんたに対して。よくこんな感情を抱いてる。
不思議やね。あんたにどんなイヤなことをされても。
たいていのことなら。あたしは最終的に思ってる。
あーあー。またやりよった。しゃーないなーって。

だからね。そうる。あんたは気づいてへんやろうけど。
あんたとあたしとじゃ。実はあたしの方が1枚上手なんよ(苦笑)。





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↑さすがそうる。そんなところでもお友達作ってるのね(笑)。


*おまけ*
そういや。前にそうるに言われたことがあるんやけど。
浜崎あゆみの曲で。「M」って曲があるやんね。
♪マリア〜愛すべき人がいて〜♪ってヤツ。
あれを聞くとそうるはいつも。あたしを思い出すんやって。

最初そう聞いたときは。なんでかなーと思って。
もしかして。あたしあゆに似てる?とか。(←違。)
あたしがマリア様みたいな存在ってこと?とか。(←謎。)
あれこれ考えては。ちょっと楽しんでたんやけど。
後からまひろに話して。言われた言葉で目が覚めた。

「てゆーか簡単やん。あんたがマゾ(M)やからやろ。」

・・・ロマンチックなこと考えたあたしがあほやった(涙)。


2003年11月18日(火)手をつないで歩こう。

今日は。平日にも関わらず。そうると1日デートした。
そうるの研究室の教授が。学会で東京に出張で。
あたしの研究室の教授は。朝から病院の外来に出てて。
たまにはええよなって感じで。2人してサボってみた(苦笑)。

「せっかくやし。どっか出かけようや。」
「そうやな−。たまには県外に出よか。」
「てゆーか。たまには電車で出かけへん?」
「極端やなー。まぁええよ。行こか。」
「やったー☆イコカで行こかー☆(笑)」
「・・・あほ(苦笑)。」


そんなあたしの提案で。2人で京都に行ってきた。
関西人のくせに。あたしは京都はあんまり詳しくなくて。
「よっしゃ。京都なら任せとき。」って言うそうるに連れられて。
(そうるは京都に住んでたことがあるのね。)
お寺や神社をいくつか回って。のんびりした1日を過ごした。

まず行ったのは。駅からすぐってことで本願寺。
あたしのおじいちゃんの遺骨が納めてあるんやけど。
京都へ行ったら。あたしはまずここに向かう。
近くに来たってことで。顔を見せるつもりで。

おじいちゃんのことを思い出すと。いつも胸が痛む。

あたしは。おじいちゃんが大好きやった。
でもあたしは。おじいちゃんの最期に立ち会えんかった。
最期だけじゃない。おじいちゃんの容態がどんどん悪くなったとき。
大学受験直前やったことを理由に。あたしはお見舞いに行かんかった。

無事合格して。落ち着いたら会いに行こうと思ってた。
おじいちゃんがいなくなるなんて。全く考えてなかった。
身近な人の死を経験したことがなかったあたしは。
人の「死」ってものを。どうしてもリアルに捉えられんかった。

大学の合格発表の前日。おじいちゃんは逝ってしまった。
目の前が真っ暗になった。びっくりしすぎて涙も出んかった。
そして次の日。合格発表で。あたしは志望校に落ちた。
ダブルショックで。もう本気でおかしくなりそうやった。

あのときほど。自分を責めたことはない。

自分の都合を優先させて。身内の死も看取れんような。
そんなヤツが医療技術者になろうなんて。きっと間違ってる。
本気で会おうと思えば。どうにでもして会いに行けたはずや。
いろんな理由をつけて。結局は少し面倒に思ってたんや。
なんて醜い思考やろう。なんて汚れた心やろう。

お葬式の間中。あたしはずっと下を向いてた。
おじいちゃんに合わせる顔がなかった。
棺の中のおじいちゃん。久しぶりに見るその姿は。
眠ってるかのようで。ほんまに穏やかやった。
でも頬に触れると。凍りつくように冷たかった。
もう死んでしまったことを。あたしは指先で思い知った。

もう何も伝えられん。もう何も聞かせてもらえへん。
そう思ったら。どうしようもなく怖くなって。涙が溢れた。
会いに行かんかったことを。心底悔やんだ。

人は人生において。いくつか闇を抱えると思うけど。
あたしの心に。あの春の日は大きな影を落としてる。


そうるには。この話をしたことがあった。
やっぱり黙って聞いてくれた後で。
「きっとその気持ちは伝わってるって。」って。
優しいことを言ってくれて。あたしを泣かせた。

だから。本願寺に行きたいって言ったあたしに。
そうるは何も言わずに付き合ってくれた。
ちょっとしんみりしてるあたしの横で。
「初めまして。おじいちゃん。」って言って。
手を合わせるそうるの姿は。ちょっとかわいかった。

おじいちゃん。ほら見て。
この人が。あたしの最愛の人やで。
あほやけどね。かっちょいい人やねん。
冷たいけどね。優しい人やねん。
むかつくけどね。尊敬できる人やねん。
この人に出会えて。あたしは幸せに生きてるで。
いつも見守ってくれて。ほんまにありがとうね。

届け届けと祈りながら。あたしはおじいちゃんに呼びかけてた。


本願寺から出たところで。そうるはあたしの手を握ってくれた。
そうるから手をつないでくれるのは。ちょっと珍しくて。
あー久しぶりの感覚やなーと思って。嬉しかった。

清水寺。高台寺。それから八坂神社。
そうるはずっと。あたしと手をつないでくれてた。
バイクに慣れてるあたしたちが。ゆっくり並んで歩く。
普段はあんまりないことやから。すごい新鮮な時間やった。

歩くのが早いそうるが。あたしに合わせてくれる。
遅いあたしが。そうるに合わせてちょっと大股で歩く。
なんかそーゆうちょっとしたことが。くすぐったかった。
バイクで背中を抱き締めるときより。密着度は少ないけど。
つながれた手からは。そうるの体温がダイレクトに伝わってきて。
あたしの体に染み渡って。優しい気持ちにさせてくれた。

流れていく景色のスピードは。いつもと全然違ってた。
ちょっと紅葉した京都の景色。あったかい日差し。
隣には。八つ橋をつまみ食いしてにんまり笑うそうる。
たまにはこーゆうのもいいなぁって思った。
なんか穏やかで。幸せな1日やった。


ねぇそうる。今日はなんか。のんびりできてよかったね。
熟年カップルのように。まったりした時間やったやん(笑)。
スピードを出すことに慣れて。飛ばしまくりのあたしたちやけど。
たまにはこうやって。2人で手をつないで。ゆっくり歩くのも大事やね。

最近感じたこと。考えてること。くだらんこと。
何でもいいから。とりとめもなくしゃべりながら。
紅葉を見上げて。青い空を見つけて。秋を感じる。
そーゆうのって。最近やってなかったからさ。

なんかね。この前のバイクも幸せやったけど。
今日並んで歩いたのは。もっと幸せに感じられた。
あたしの話を聞いてもらえた。あんたの話を聞けた。
それだけのことやけどね。嬉しかったんよ。

ありがとうね。そうる。また手をつないで歩こうね。






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↑これで何か思い出した人は。この日記ツウってことで(笑)。


2003年11月15日(土)愛に溺れ死ぬ。

この休みで。あたしは久しぶりにそうると過ごせた。
特別に何かをしたわけじゃないけど。ほんまに幸せやった。

名前を呼ぶと。「ん?」って答えてくれる。
肩を叩くと。「何?」って感じで振り返ってくる。
当たり前のこと。そんなのは当たり前のことなんやけど。
でも。そうやって名前を呼べたり。肩を叩けたりする存在が。
すぐそばにおることが。言いようのない安心感を与えてくれた。

ただそうるの顔を見られることが。そうるの声を聞けることが。
そしてそうるに触れられることが。あたしをどこまでも満たすってこと。
もう分かりきってることやけど。あたしはまた実感した。


金曜の昼過ぎに。そうるはあたしの家にバイクでやってきた。
免停をくらったそうるやけど。実際乗ったらあかん期間は来年からで。
ほんまに久しぶりに。あたしを乗せて高速を飛ばしてくれた。

事故以来。ちょこちょこあたしを乗せてくれることはあったけど。
ちゃんと長い距離を走ってくれたのは。たぶん初めてやった。
なんとなくやけど。そうるはドキドキしてたんやと思う。
でも。そーゆうのをあたしに伝染させんように。ほんまに気遣ってくれた。
「怖くない?」とか。「もうちょっと飛ばしても大丈夫?」とか。
ありえへんぐらいに優しくて。こっちが照れてまうぐらいやった。

なんか。あたしってほんまにわがままやなって思う。
冷たくされると。もうちょっと優しくされたいなぁと思うし。
優しくされると。慣れてないせいで困ってまうし。
そうるにすれば。じゃあどうしろっちゅーねんって話(苦笑)。

でも。どんなふうにされたとしても。あたしは幸せ。
そのときそのときで。むかついたり悲しかったりしても。
たぶんそうると関わっていられるだけで。あたしの根底は幸せ。

走ったのはいつものコースで。休憩も入れて1時間ぐらいやった。
あたしに馴染んだ感覚は。ひとつひとつ起こされていった。
体に伝わるエンジンの振動。抱き締める背中の体温。
両サイドを過ぎていく冷たい風。見覚えのある夕暮れの景色。
全部あたしには。愛しくてたまらんものばっかりやった。
忘れかけてた大切なものを。取り戻せたような気がした。


家に戻ったのは7時過ぎやったかな。
走れただけで胸いっぱいなあたしやったけど。
おなかはしっかりすいてて。ちょっと鳴ってた(笑)。

「えーっと。何が食べたい?」
「何でもええで。むしろ食うより飲みたい(笑)。」
「ほんじゃー昨日の残り物も食べてもらうで。」
「おー残り物大歓迎。」

そんなわけで。メニューはシチューとポテトサラダ。
あとはチキンを適当に味つけして焼いたもの。(←なんやそれ。)
レンジでチンするのと。フライパンで焼くだけで。ほんまに簡単やった。

そうるは。あたしの作るものは何でも食べてくれるけど。
あっためただけの残り物でも。ほんまにいい食べっぷりやった。
空っぽになったお皿と。満足そうなそうるの顔。
両方を見比べて。あたしはやっぱり幸せな気持ちになった。


お酒を一緒に飲むのは。ほんまに久しぶりで。
もうその雰囲気だけで。あたしは酔いそうやった。
やばいなぁと思った。これは絶対におかしくなるとも思った。
でも。おかしくなってそうるに甘えたいとも思った。

そうるが飲むのは。いつも通りで焼酎のお湯割り。
あたしは。最近気に入ってるライチのお酒。
けっこうハイペースで飲んで。いい気持ちになった。
ほどよく回ってくる酔いが。あたしをふわふわさせた。

そうるに絡みついてみた。キスをねだってみた。
頬やら首筋やらに唇を這わせて。そうるの匂いを嗅いだ。
たまにはあたしから。誘うのもありかなと思った。
そしたらそうるは。最高にいやらしく笑って。
「・・・挑発してんの?」って言って。ちょっと目を細めた。

ゾクゾクした。鳥肌が立った。
色気を発したそうるの瞳は。あたしを一発で狂わせる。
首の横に手をやって。親指であたしの顎を上げる。
いつものそうるのやり方やのに。唇が重なった瞬間。
クラクラした。気絶しそうやった。


久しぶりに触れて。触れられて。泣きそうになった。
肌と肌が重なって。互いのぬくもりを伝え合う。
その行為が。世界で1番尊いものに思えた。

そうるの表情。そうるの吐息。そうるの体温。
目から。耳から。肌から。感じ取れるそうるの存在。
そのすべてで。あたしはやばいくらい満たされた。

あたしに与えられる快楽は。もちろんあたしを満たす。
唇。舌。指。あたしをなぞるものは全部。あたしを潤す。
でも。なんかうまく言えんけど。それだけじゃなくて。
そうるを見て。そうるを聞いて。そうるに触れて。感じた。
あたしとそうなってるのがそうるやから。感じた。

ちょっと夢中で。浸ってるような瞳。
しっとり濡れて。艶っぽい息遣い。
熱く火照る体と。冷たく意地悪な指先。
与えられる刺激より。そうるが発する刺激の方が。
あたしをずっとずっと幸せにするような気がした。
同じ幸せを感じてる事実に。泣きたくなった。

ちょっとだけ涙が零れて。そうるを驚かせた。
「・・・なんで泣くねん。」って言われて。
「・・・好きやから。」って答えたら。
そうるは。すごい切ない笑みを浮かべた。
嬉しそうにも悲しそうにも見えた。

あんまりキレイで。胸が苦しくなって。しがみついた。
自分の中から溢れ出す「好き」で。溺れそうやった。


ねぇそうる。久しぶりにいろんなことができて。
あたしはね。ほんまにほんまに幸せやった。
これでまたしばらく。生きていけるとさえ思えた。

あんたの後ろに乗って走ることも。
あんたの隣で飲んで酔うことも。
あんたの腕の中で眠ることも。
全部全部。あたしの専売特許。
独占欲全開のあたしは。そう思ってた。

覚えてた。でもしばらく忘れてた。
愛しすぎた。だから恋しかった。
欲しくて欲しくてたまらんかった。
そして。久しぶりに手に入れることができた。

失ってなかった。まだそばにあった。
嬉しすぎた。だから泣けてきた。
大切すぎて。絶対に手放せんと思って。
痛くて痛くて。苦しくて苦しくて。泣けてきた。

ねぇそうる。愛しいって思う感情は。なんでこんなに痛いんやろうね。
あんたを愛して。あたしは痛いことばっかりみたい。
大好きやと思うときも。大キライやと思うときも。
あたしの胸は。カタチは違えど。いつだって痛む。

締め付けられた胸は。どうしようもなくなって。
その中にある無限の愛を。溢れ出させる。
そしてその愛に溺れて。あたしは死にそうになる。
いつだってそう。好きでも嫌いでも。苦しくてたまらん。

ねぇそうる。あんたにも。こんな思いを抱える夜があるんやろうか。






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↑その真逆やっちゅーの。だって秋なんやもん(涙)。


2003年11月12日(水)捨てられないもの。

昨日の日記で。そうるからのメールを消せんってことを書いたけど。
それを書きながら。ぼんやりと思ってた。
あたしには。そうる絡みで捨てられんモノが多すぎるなって。

基本的に。あたしは嬉しがりなんやと思うけど(苦笑)。
ちょっとでもいいことがあったら。それで1日ハッピーになる。
朝。そうるからのメールの着信音で目覚めたり。
昼。意外なところでそうるの姿を見かけたり。
夜。いつも覗く掲示板にそうるのカキコを見つけたり。
たったそれだけのことでも。感じた幸せはけっこう持続する。

そんなあたしやから。例えばそうるが何かくれたりすると。
もうやばいくらいに浮かれてもて。地に足がつかんくなる(笑)。
たいしたものじゃない。たぶんそうるは覚えてないようなものばっかり。
それでもあたしは。絶対に捨てることができん。


あたしの部屋には。ひとつ箱がある。
無印のダンボールでできた箱なんやけど。
その中には。これまでそうるがくれたものが入ってる。
そうは言っても。その中にあるのはしょーもないものばっかり。
ちょっとした走り書きの手紙。プレゼントの箱や包装紙。
あとなぜかそうるの証明写真とか。女子高生そうるのプリクラとかもあるし。
さらには。そうるがバイト先で接客してくれたときのレシートまである。

いや。捨てられんものがあるのは当然のこと。
服とか。ピアスとか。ネックレスとか。ぬいぐるみとか。
そうるがくれたものはもちろん。大事にしてるし。愛しいもの。
でも。なんてゆーか。それと同じぐらいに。それ以上に。
箱の中にあるがらくたたちは。あたしには愛しく思える。

中でも1番愛しいのは。やっぱり手紙かな。
今の時代。メールが主流になってるし。
なかなか手紙なんて書いたりせーへん。
だから。普通に友達がくれた手紙だって貴重。
ゆえに。メールにしたって不精なそうるを考えると。
手元にある走り書きは。相当貴重なものに思える。

そんな手紙のひとつに。初めてそうるがあたしの部屋に来た日のものがある。
懐かしくて。さっき思わず読み返してもた。ちょっとにやけた。


あたしが1人暮らしを始めて1週間ぐらい経ってたかな。
その日は。サークルの飲み会があって。
例によってふにゃふにゃになったあたしを。
そうるが部屋まで連れて帰ってくれたんやっけ。

まだそーゆう関係じゃなかったあたしたちが。
同じベッドに横になって。一緒に眠った。
夜のことは。酔っててあんまり覚えてへんけど。
目覚めて隣にそうるの寝顔を見つけて。
やばいくらい幸せを感じたのを覚えてる。

あたしが1限から講義があって。そうるは2限からで。
鍵をそうるに預けて。あたしは先に家を出た。
まだぼーっとして。ちょっと寝ぼけてるそうるに。
「いってらっしゃい。」って見送られたのが。すごい幸せやった。

その日家に帰ったら。机の上にそうるの手紙があった。
自分の手帳をちぎったんやろう。見覚えのあるメモ用紙やった。
そこには。やっぱり見覚えのあるそうるのクセ字が。いっぱい並んでた。

泊めてくれてありがとうとか。そーゆう当たり前のことを書いた後で。
次に来たときは。もっとあんたらしい部屋になってることを期待してるわーとか。
あんたにしたらこの部屋。ちょっと飾りっけなさすぎやろーとか。
(当時は引っ越して間もなかったし。ほんまシンプルな部屋やった。)
もうちょっと部屋の掃除しなさい。ホコリも髪の毛も落ちてるでーとか。
どーでもええけど西川(TMR)の本が多すぎてびっくりーとか(笑)。
めずらしくそうるはおしゃべりになってて。いろんなことを書いてた。

なんか。たぶんひとり残されて暇やったんやろうけど。
多弁なそうるは。いつもと違ってちょっとおもしろかった。
おーおーずいぶんと人の部屋をあさってくれたなーとか思って。
丸裸にされたような。そんなくすぐったさを感じたっけ。
そして。がんばって部屋の掃除をして。かわいらしく飾りつけて。
またそうるに遊びに来てもらおーって思ったりしたっけ。

クセ字の走り書きは。あたしにあの日の気持ちを甦らせる。


ねぇそうる。あんたは知らんやろうけど。
あの日のあんたの走り書きは。まだあたしの手元にあるんよ。
なんかね。見るたびに幸せな気持ちが甦るもんやから。
どうしたって。捨てることができんのよね。

あたしには。そーゆうものがいっぱいある。
あんたがくれたものを媒介にして。いろんなことを思い出す。
誕生日とかクリスマスとか。イベントであんたがくれたものだけじゃない。
何気ない日常で。あんたがくれたものだって。あたしには全部宝物なんよね。

ねぇそうる。あんたのせいとゆーか。あんたのおかげとゆーか。
あたしには。大事なものが多すぎてほんまに困る。
捨てたくないものとか。忘れたくない記憶とか。思いとか。
いっそのこと。それだけを抱えて生きていければええのにと思えるほど。
全てが愛しくて。もうほんまにどうしたらええか分からんくなって。
ウロウロして。オロオロして。落ち着きないあたしになってまう。
こんなふうに。あんたに会えん夜は特に。

あぁ。書いてたら。めちゃめちゃあんたが恋しくなってきた。
なんか。自分で自分を加熱させてもたかもしれんけど(涙)。

まったく。なんでこんなに愛しいねん。
なんでこんなに。胸の奥が疼くねん。
あほか。あほか。いい加減落ち着けよ。
いったいいつまで。こんな熱を抱え続けなあかんねん。

頭では冷静に思ってるのに。鼓動は速くなる。
そうる。あんたのことを考えると。涙が出そうになる。
会いたい。顔が見たい。声が聞きたい。抱き締めたい。
溢れ出す思いを。熱くなる体を。自分でも持て余す。
そしてまた。独り長い夜に落ちていく。

あぁそうる。禁断症状やわ。どうしよう。あんたが恋しい。





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↑やばいなぁ。そろそろあたしも限界きてまう。


2003年11月11日(火)最高の2人になろう。

今日は。携帯ショップに行ってきた。
2年近く使ってる携帯が。クラッシュしたので(涙)。
そろそろ変え時かなぁと思って。いろいろ見てきた。

そしてそのショップで。ちょっとステキな人たちに出会った。
(あー今日の日記は。けっこう長くなりそうです。)


携帯。なんかね。表示とかは普通やったんやけど。
電話もメールも。発信受信ともにできんくなってたんよね。
(今はなぜか正常に戻ったけど。なんて恐ろしい携帯(涙)。)
あたしは気づいてなかったけど。昨日は1日まるまる。
外界と完全にシャットアウトされてたらしい(涙)。
いろんな友達から。連絡つかんやんけーって感じで。
心配やら苦情やらが飛んできて。ほんまびっくりやった。

なんか普段は考えんけど。こーゆうことがあると。
現代文明に頼り切ってる自分を思い知る感じがする。
だってほんまに携帯がないと。人と連絡とれんのやもん。
中学とか高校とかやと。活動範囲も狭いから会いに行けたけど。
今やとそうもいかんしね。大人になるってこーゆうことかね。(←謎。)


あたしの携帯。メタルシルバーの折りたたみ式。
2年使ってるだけあって。表面は傷だらけ。
まぁあたしの扱いが荒かったせいなんやけどさ。
サークルやってるときに。JIBバックにそのまま放り込んでて。
ちっちゃな砂やら石やらで傷ついて。ほんまボロっちくなってもた。
でも。中には大事な思い出がいろいろ詰まってる。

そのうち大半は。そうるのメールやったりするんやけど(苦笑)。

めちゃめちゃあほかもしれん。おかしいかもしれん。
でもあたしは。そうるがくれたメールを消すことができん。
そりゃ全部残してたら。いくら短いそうるのメールやと言っても。
携帯の容量がパンクしてまうから。消していかなあかんのやけど。
それでも。ちょっとした言葉やったとしても。あたしは残しておきたくなってまう。

へこんでるときにくれた。さりげない励ましのメール。
珍しくあたしを。かわいいとか好きとか言ってくれてるメール。
そんな幸せメールはもちろんのことやけど。
どーでもいい愚痴とか。しょーもない突っ込みとか。
そんなあほメールにしても。あたしにはめちゃめちゃ大事で。
消す前に迷ってもて。結局保護メールになってまう。

忘れたくないのに。悲しいかな。きっといつか忘れてまう。
すべてを覚えておくことは。絶対に無理なことやから。
だからあたしは。カタチになってるものは残したいと思うんやろう。
いつか鮮やかに。あたしの心にも甦れるように。


まぁそんな携帯。ボロでも大事な携帯。
壊れてもたもんやから。しょーがなくショップに行った。
店に入ると。店員は2名。お客さんも2名。
仕方なくあたしは。順番を待って新機種とかを見てた。

あたしの順番になって。椅子に座って店員さんと話してると。
あたしの隣の椅子に。1人の女の子が来て座った。
新しい携帯を予約してたっぽくて。あたしより先に対応されることになった。

年は17〜8歳ぐらいかな。明るい茶色のベリーショートがよく似合ってた。
契約書に書いてる名前で。女の子なんやなって分かったんやけど
チラっと見ただけでは。あたしには男の子か女の子か分からんかった。

ちょっと低めの声。ちょっと崩した座り方。
その子のしぐさとか話し方とかは。なんかそうるに似てた。
太めのパンツとか。チェックのネルシャツとか。
身につけてるものは。あんまりそうるに似てなかったけど。
なんてゆーか。放つオーラに近いものを感じた。


しばらくして。また別の女の子が店に入ってきた。
最初いた女の子の横に。ぴったりくっついて立ってた。
あたしは普通に。あー友達なんかなーと思ったけど。
ちょっと見てるうちに。あー恋人同士なんやなーと思った。

こんなに近くでそーゆう人たちを見ることは。あたしは初めてで。
失礼かなと思いながらも。なんかかなりチラチラ見てもた。
でもなんか。なんかほんまにいい感じの2人やった。

2人は。同じ機種で色違いの携帯にするみたいやった。
後から入ってきた女の子が持ってた携帯はオレンジ。
最初にいた女の子がそろえて買った携帯はブルー。
2人ともニコニコしてて。なんかすごいかわいかった。

うーんと。呼びにくいので勝手に命名(笑)。
オレンジ携帯の子。はなちゃん。
ブルー携帯の子。そらちゃん。
(安易やー。でもちょっと気に入った☆(笑))


なんか。このはなちゃんとそらちゃん。
見た目は。そらちゃんの方が男の子っぽいのに。
携帯を買うときとか。めちゃめちゃはなちゃんに甘えてた。
店員さんに。いろんな付属機能をつけるかつけんか説明されて。
とりあえず聞いてはみるものの。そらちゃんには理解できず。
「えー。分からん。どうなん?いる?」とかはなちゃんに聞いてた。
はなちゃんはそのたびに。「いらんいらん。」ってあっさり答えてて。
それを聞いたそらちゃんは納得して。「いりません。」って店員さんに伝えてた。
ほんまに全てにおいて。はなちゃんを頼って意見を聞いてたそらちゃん。

なーんか。そのやり取りがめちゃめちゃかわいかった。

そんなふうに。そらちゃんがはなちゃんに甘えてるかと思えば。
はなちゃんも実は。十分な甘えたさんやった。
契約も終わりかけて。最終的に書類をちょっと書くだけになって。
「もうええで。先行っててくれて。」って言ったそらちゃんに対して。
「いやーおる。おってあげる。」ってはなちゃんは笑ってた。
「そんなんおらんくても騙されんし。」ってそらちゃんも笑ってた。
そしたら店員さんが。「一緒にいたいんですよね。」って思わず言ってもて。
「あ・・・すいません。」って後から笑ってるくらい自然な2人やった。

いいなーかわいいなーって思って。やり取りを隣で聞いてたら。
最後に店を出ていくときになって。そらちゃんはあたしの方を向いて。
「ごめんなさい。長いこと待たせてもて。」って言ってペコッと頭を下げた。
「あ、いいですよ。急いでないし。」って答えたら。また笑って。
そのままはなちゃんと手をつないで。店を出て行った。

なんか。なんかなんか。あたしの文章力では伝えきれんけど。
とにかく。最初から最後まで感じのいい2人やった。
初対面やし。あたしは2人のことをほんまに何も知らんのやけど。
不思議と。あったかい気持ちをもらったような気がした。


ねぇそうる。なんかね。今日2人を見てて思ったんやけど。
異性カップルも同性カップルも。いろいろおるもんよね。
なんかさ。頭の中でイメージとか固まってたりするやん。
あたしも実際。リアルで同性カップルを見たことはあんまりないし。
自分の中で。ちょっとは偏ったイメージがあったことは否定できん。
悲しいけど。それが少数派の定めかもしれんなと思う。

なんかね。前にはつねと電車に乗ってたとき。
目の前に。女の子同士のカップルがおってんやん。
でもその2人は。めちゃめちゃ感じが悪かってん。
公衆の面前で。人目も気にせずにベタベタしまくりで。
でっかい声でしゃべりまくるし。ほんま礼儀知らずやった。
はつねは相当むかついてて。気分悪かったみたいで。
「ありえへんわ。あのレズカップル。」って言ってた。
その言葉に。あたしは少なからず傷ついたけど。
でもほんま。そう言われてもしょーがないような2人やった。

でもね。今日実際に会ったそらちゃんとはなちゃんは。
そりゃもう感じがよくて。かわいい2人やってん。
お互いがお互いを大事にしてるのが。素直に伝わってきて。
見てても好感が持てたし。あんな関係は理想やなーって思った。
たぶんはつねも。そらちゃんとはなちゃんを見たら。
あの日言ったようには言わんかったんちゃうかなって思う。

世の中には。あたしが知らんだけで。いろんな恋人たちがおるんやと思う。
ちょっとありえへん2人もおれば。かなりいい感じの2人もおる。
異性カップルでも。同性カップルでも。それは同じこと。
ちょっと知らんだけのことで。きっと何も変わらんのやと思う。

ねぇそうる。だからさ。あたしはあんたと。
最高にステキなカップルになりたいなって思った。
今日あたしが。そらちゃんとはなちゃんを見て。
あーあんな2人はステキやなーって思えたように。
誰かがあたしたちを見て。いい感じやなーって思ってくれたら。
こんなにも幸せで誇らしいことって。ないようにも思える。

あんたとあたしになら。やってやれんことはない。
そんなことを言ったら。そうる。あんたはまた苦笑いするかな。
でも。あんたになくても。あたしには自信があるで。
あんたとあたしなら。最高の2人になれるって。

あたしには。しょぼいところがいっぱいあるし。
あんたにも。ださいところはいっぱいある。
思い込みが激しくて。浮き沈みも激しいあたしと。
穏やかやけど冷めてて。けっこう勝手なあんたとでは。
うまくいかんことはいっぱいあるし。へこむ夜なんか数えきれん。

それでもお互いが大事で。離れられんままここまで来たやん。
あたしはあんたに。めちゃめちゃ幸せにしてもらってるし。
ちょっとぐらいは。あんたを幸せにしてあげられてると思う。
こんなあたしたちは。やっぱり似合ってるはず。ベストコンビになれるはず。
だからこれからも一緒に。もっともっと高めあっていきたいなって思う。

あーなんか。あたし熱いな。そらちゃん&はなちゃんに触発されたかも(苦笑)。






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↑なんかいい感じやった。あたしはそうるのやり方で満足やけどね(照)。


2003年11月10日(月)自分にうんざり。

押し寄せるのは。後悔の気持ち。
溢れ出すのは。そうるへの愛情。

あたしは。なんで間違ってまうんやろう。
誰よりも愛しい人を。まっすぐ愛せへんのやろう。

もう自分にうんざり。吐き気がする。


ちょっとしたことで。そうるとケンカをした。
今思い返せば。ほんまにいつもと変わらんようなことやった。
あたしが寂しがって。そうるに相手してほしがって。
でもそれを。そうるがちっとも分かってなくて。あっさり突き放す。
そしてあたしが拗ねる。そう。たったそれだけのこと。

たぶん。あたしの気持ちがそこまで不安定じゃないときは。
ちょっと放置されたぐらいで。おかしくはならんと思う。
でも。なんか。うまく言えんけど今回は違ってた。
あたしがわがままやと言われれば。それまでかもしれんけど。
どうしてもどうしても。そうるに会いたいと思ってた。
聞いてほしい話があった。そうるの意見が聞きたかった。
それやのに。そうるの言葉はあたしを容赦なく突き刺した。

「あーもう。うっさいねん。うっといねん。」
(うっさい=うるさい。うっとい=うっとおしい。)
「ほっといてや。うちにはうちでやることあるねん。」


モノは言い方。これってすごい大事やと思う。
そうるの言ってることは。そうるにすれば真っ当な言い分。
だから。言い様によってはあたしもちゃんと納得できたと思う。
でもそうるが言ったのは。「うっさい」とか「うっとい」とか「ほっとけ」とか。
あたしを否定することばっかり。気持ちも無視するようなことばっかり。
しかも吐き捨てるように。どっか行けと言わんばかりに。

冷静になれば。ちゃんとそうるの気持ちも考えられる。
疲れてたんかもしれん。ちょっとあたしにうんざりしたんかもしれん。
たぶんそれだけのことで。深い思いがそこにあったとは思えへん。
今ならそう思うことができるのに。あの時のあたしはできんかった。
突き放された痛みで。かなり自暴自棄になってた。


りいな。彼女はあたしの中学時代からの友達。
彼女から久しぶりに連絡があって。合コンに誘われた。
りいなは。あたしとそうるとのことは知ってるけど。認めてない。
あたしにちゃんと彼氏を作ってほしいと思ってるみたいで。
なんかあると。いつもあたしをそーゆう遊びに誘ってくる。
(前にも誘われて。その時のことも書いてました。こちらの日記です。)

断ることの方が多いんやけど。今回はOKして行ってもた。
なんか気持ちがイライラしてて。どうでもよくて。投げやりやった。
そうるは。独占欲とか束縛とか。そーゆうのとは無縁の人やから。
あたしが例えばそうやって遊んだとしても。嫉妬なんて絶対せんやろう。
分かってたけど。むかついて。ちょっとだけ裏切りたくなった。

あたし。最低。


合コンは。最初は別にどうってことなかった。
適当な話をして。適当に仲良くなって。それなりに楽しかった。
でもそれが。「王様ゲーム」が始まったあたりで。崩れ出した。

あたしは。合コン経験が薄いんかもしれんけど。
王様ゲームをやるのは初めてで。ちょっと興味もあった。
もちろんどんなゲームかは知ってたし。やばいかなと一瞬思ったけど。
さすがに。初対面の相手と変なことはせんやろうと思ってた。
そーゆうのは。自分と関係のない世界の話やと思ってた。

でも。男の子たちはかなり酔いまくってた。
最初からそーゆう目的やったんかもしれんけど。
あたしはある王様に。あっさり指名されて。抱き締められた。
びっくりして抗っても。離してもらえんかった。
「ええやんー。別に減るもんじゃないしー。」そう言われた。

ええんかな。そうなんかな。そうかもしれんな。
だってこんなの。そうるもやったことなんやし。
ううん。そうるはもっとひどいカタチであたしを裏切った。
こんな遊び。きっと裏切るなんてことにもならへん。
だって遊びやし。気持ちが入ってないんやし。
どーでもいいやん。流されればええやん。遊びやん。

そう思って。ちょっと抵抗をやめたら。
王様は。待ってましたって感じで。あたしの唇を奪った。
軽いキスで終わらせるつもりやったのに。
ありえへんぐらいに。めちゃめちゃ吸い付かれた。
酒臭い息。煙草の匂い。生温かい唇。
覚えのないキスの感覚が。次々にあたしを襲った。

気持ち悪かった。吐きそうになった。
唇を離して。それを必死で堪えて。愛想笑いをした。

違う。こんなものが欲しかったんじゃない。
あたしが欲しかったのは。こんなものじゃない。
ありえへん。あたし。ほんまにありえへん。

目をつぶってても分かる。そうるのキス。
優しくて。あったかくて。ちょっと強引なキス。
あたしの唇を喜ばせるのは。それしかないはず。
こんな偽物のキスを。一瞬でも認めるなんて。そして許すなんて。

最悪。自己嫌悪。何やってるんやろう。あたし。



ねぇそうる。たかがキスって笑うかもしれん。
いまどき中学生だって。そんなこと言わんよね。
こんな幼いあたしを。あんたはバカにするかもしれん。
でもあたしは。ほんまにほんまに苦しかった。

あたしを抱き締めたり。あたしにキスをしたり。
そーゆうのであたしを気持ちよくしてくれるのは。あんただけ。
分かりきってることやのに。あたしは別の男に流された。
自分の意思で流されたくせに。吐きそうになった。

ほんまに欲しいものを。欲しいって言えずに。
ほんまに大切な人と。真正面からぶつかろうとせずに。
勝手に拗ねて。勝手に逃げて。さじを投げた。
あげく。どーでもいい男と。どーでもいい時間を過ごして。
適当に流されて。事を起こして。相手の男のせいにする。

違う。本気でイヤならどうにでもして逃げられたはずや。
まぁ別にええか。キスぐらい。あたしは間違いなくそう思ったんや。
それやのに。認めたくないから否定する。自分を正当化する。
愛してるのはあんただけ。そう繰り返して心をごまかす。

最低や。ほんまに。ほんまにあたしは最低や。

そうる。あんたがあたしのちっちゃな裏切りを。どう思うかとか。
そーゆうのが怖いんじゃなくて。ただあたしは自分が許せへん。
あたしは。きっとそんなキレイな人間じゃないのに。
キレイなフリをして。理屈ばっかり並べて。繕ってる。
醜い自分に気づいてる。でも気づいてないフリをしてる。

あぁ。もううんざり。消えてしまえばええんや。こんなあたし。






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↑あぁ。もうすべてに対してマイナス思考。やばい。


2003年11月05日(水)言葉じゃなくても。

昨日の日記と。2日まとめてアップしてます。
ちなみに。同じ日にあった2つのことです。

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それではがらりと変わって。嬉しかったこと。
ほんまは。こっちの方がずっとずっと書きたかった。
あんまり嬉しくて。真昼間から涙目になったこと。

それは。そうるにちっちゃなプレゼントをもらったこと。
(内容は。たいしたものじゃないけど(笑)。)


今日は。久しぶりにサークルのみんなで会う約束があった。
ちょっとした用事で。みんながグランドに集まった。
10人ぐらいやったかな。1ヶ月ぶりぐらいのメンバーもいた。
それでもいつもと変わらん空気が。なんかあったかかった。
そこにそうるもいて。あたしは幸せやった。

用事を済ませて。適当にみんなしゃべって。
そろそろお開きかなーってときに。そうるがあたしを呼んだ。
「そうそう。あんたにあげるものがあるねん。」って言って。
鞄の中を。ゴソゴソと手でかき回してた。

なんやろうなーと思って。あたしはそうるを見てた。
今日はマスカラたっぷりやなーとか。
髪の毛ちょっと長くなったなーとか。
そういやこれ初めてみる服やなーとか。
いろんなことを思いながら。ぼーっと観察してた。

「あ。あった。」
そう言ってそうるが取り出して。あたしに見せてくれたもの。
それは。黄色くてちっちゃなビンやった。
一瞬何か分からんかったけど。それはビタミン剤やった。
ネイチャーメイドの。マルチビタミンやった。

「えー。くれるん。なんでまた(笑)。」
ちょっと笑ったあたしに。そうるも笑って言った。
「だって。あんた最近ちゃんと食べてないみたいやし。」
そう言って。あたしの手のひらにそれをポンと乗せた。

びっくりした。なんで見抜かれてるんやろうと思った。


あたしは。いろんなことが忙しくなると。
食生活に対して。かなり適当になるところがある。
追い込まれると。消化器官からおかしくなるんやと思う。
空腹を感じんくなるし。感じてもどうでもよくなってくる。
体調を崩して。まず起こってくるのが嘔吐やったりするし。
そーゆう意味で。あたしの消化器系はけっこう弱い。

そうるは。そんなあたしをよく知ってる。
だから。食べんくなってるあたしを見つけるとかなり怒る。
「だって今は食べたくないねん。」って言っても。
「あほか。食べとけ。ほんまに。」ってキツく言う。
口調はキツイけど。心配してくれてるのが分かるから。
なんか胸いっぱいになって。さらに食べられんくなったりもする。


あたしは話したやろうか。そうるに。
国試の勉強。卒論。まだ続けてる就活。
サークルが終わったことからくる心身の不調。
自分の将来への不安。自分への自信のなさ。
最近抱えてる。こんなにもいろいろなストレス。

ほんまはぶちまけたいけど。全部聞いてほしいけど。
あたしはやっぱり。抑えてるところがあった。
だってそうるも忙しい時期やし。
いつまでも甘えてるわけにはいかんし。
自分のことは自分で考えなあかんし。
言葉は極力抑えてきたつもりやった。

それやのに。なんでそうるは見抜いてるんやろう。
なんであたしが食べてないって分かったんやろう。
なんであたしが疲れてることに気づいたんやろう。


「とりあえず。ちゃんと食べなあかんで。」
そうるは。そう言っただけやった。
がんばれよ、なんて。ひと言も言わんかった。

でも。あたしには。そうるの励ましが痛いくらい伝わった。

だってそうるは。こーゆうヤツや。
いつだって。言葉は足りんヤツなんや。
がんばれ、とか。応援してる、とか。
そんな分かりやすいことは言ってくれんヤツなんや。

でも。ちゃんとあたしを見てくれてて。
弱ってることとか。迷ってることとか。気づいてる。
でも。安易に励ましたりはせーへんくて。
でも。やっぱりちょっと気になるもんやから。
こんなふうに。小さなアクションを起こしてくれる。

あぁ。なんてくすぐったいんやろう。
なんて幸せで。なんてあったかいんやろう。
やっぱりそうるは。どこまでもずるい。


ねぇそうる。あんたのこーゆう行動。
ちゃんと解読できるのは。あたしぐらいかもね。
言葉が足りんあんたの。最大限の優しさ。思いやり。
実はそこには。言葉以上の気持ちがあるんよね。

なんか。なんか。ほんまにあんたはかっちょいい。
多くを語らんくせに。大事なところはちゃんと伝えてくれる。
あんたらしいやり方で。あたしに気持ちを伝えてくれる。

しんどい時期かもしれんけど。がんばりや。
そんなことは言ってくれんあんたやけど。
ちゃんとあたしの目を見て。いつもみたいに笑って。
あたしの手に。黄色いそのビンを握らせてくれた。
だから。あたしにはテレパシーみたいに伝わってきた。

その目から伝わった。触れた手からも伝わった。
優しさが弱った心に沁みて。涙を誘った。
目が潤みそうになるのを堪えて。ありがとうって笑ったあたしに。
そうる。あんたは気づいてたりしたんかな。

たかがビタミン剤でも。あんたがくれたならきっと魔法の薬。
あんたの愛で。あたしはまた明日から元気になれる。
1日1錠。あんたの愛を飲み込んで。心も体も満たす。
あーなんか。すごい幸せなことに思えてきたな(苦笑)。

ありがとうね。そうる。こんな気持ちにしてくれて。ありがとうね。






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↑ビタミン剤がなくなったら。こんぺいとうを入れよっかな(笑)。


2003年11月04日(火)弱さを認めること。

今日は。めちゃめちゃ嬉しいことと悲しいことと。
両方あって。なかなかヘビーな1日やった。
順番として。嬉しいことの方が先にあったんやけど。
なんか後にそっちを書くと引きずってまうから。
とりあえず。悲しかったことから書こうと思う。

悲しかったこと。それはそうると言い争ったこと。
(内容は。ほんまにしょーもないことやけど。)


そうるとあたしは。たまにぶつかってケンカはするけど。
たいがいどっちかが黙るから。そこまで激しくならへん。
でもなんか。今日はほんまに久しぶりに激しかった。
お互いがお互いで譲らんもんやから。かなり醜かった。

何が原因で言い争ったか。
それは。・・・そうるの再々免停。

もうさすがに。さすがにやらんやろうと思ったのに。
あのあほぅは。またやらかして。しっかり捕まった。
今回はバイクじゃなくて車やったらしいけど。
結局スピード違反であることに変わりはない。
前の免停が解除になって。まだ1年たってへんから。
たとえ30キロオーバーでも。違反ひとつで即免停。

あーあ。やってくれるよ。ほんまに。

そうるの言い分(自己弁護)は。かなりうるさかった。
完全に。自分は悪くないって感じの言い方やった。
もう免停常習のそうるは。警察のやり方とかもよく分かってて。
「速度超過の覆面は訴えることができる。」とか。
「家庭裁判所に乗り込もうか真剣に考えた。」とか。
あたしにはさっぱり分からんような理屈をこねまくってた。

そりゃ罰金やし免停やし。不満も溜まってるんやろう。
でも。違反は違反や。ちゃんと認めたらどうやねん。
法律についてあーだこーだ言うなら。守ってから言えって話やし。
やってもたもんは自分の責任やし。言い逃れなんて往生際が悪すぎる。

そうるの話は。聞いてるといい気がせんかった。
あほやなーと思って呆れて。あたしもけっこう文句を言った。
「そんなん言い訳してもあんたが100悪いわ。」
「運が悪いんかもしれんけど。3回目とかありえへんで。」

あたしがポンポン言ったせいかもしれん。
分からんけど。途中からそうるがキレて。
ほんまに。かなり冷たい目をして言い放った。

「そんなん飲酒運転してる人に言われたくない。」


飲酒運転・・・あたしは確かに否定できん。
最低やけど。あたしはたまに飲酒運転してる。
信号のない道を選んで。20キロ台でかなり慎重に。
それでも。飲酒運転であることに変わりはない。

飲み終わって3〜4時間後。飲んだ量も知れてるし。意識もちゃんとしてる。
それでも。アルコールを飲んだ後に原チャに乗ってる。
自分でも最低やと思うけど。駅から家までの移動手段がないのと。
交通量の少ない道やってのとで。あたしは自分を甘やかしてる。
正当化するつもりはない。あたしは違反行為をやらかしてる。
あたしは間違ってる。そして悪い。ちゃんと分かってる。

でも。それに対してそうるが言うことがむかついた。

「うちはどんなにスピード違反しても飲酒運転だけはせーへん。」
「誓ってもいい。だいたいスピードと飲酒がなんで同罪やねん。」
「うちを捕まえるぐらいなら。あんたみたいなのを捕まえるべきや。」

そうかもしれんけど。あたしはちょっと納得いかんかった。
違反は違反。定められたことを破る。どっちも同じこと。
なのに。自分は悪くない。あたしは悪い。
なんやの。その自己中心的な考え方は。
そう思ったらどんどんむかついてきた。


「そりゃあたしも違反者やから。えらそうに言ったのは悪かったけど。」
「でもなんやのそれ。なんでそんなに自分を正当化すんの。」
「あたしも悪いけど。あんただって悪いんやん。」

「正当化とちゃうやん。どう考えても正論やん。」
「たかが30キロオーバーを捕まえるくらいなら。」
「飲酒運転を取り締まった方がよっぽどええに決まってるやん。」

なんて低次元な言い争いやろう。情けない。
あたしはそうるの言い方が気に入らんくて。
そうるは自分の言い分をどうしても通したくて。
あほみたいに。どこまでも平行線。


ねぇそうる。久しぶりにあんたにむかついた。
そんで。久しぶりにかなりへこまされた。
なんか。たぶんあたしは誰に責められるより。
あんたに責められるのが1番痛いんやって再確認した。

そしてあんたは。やっぱりあたしの気持ちは考えてくれんのやと思った。
例えばあたしは。あんたが免停になって悔しい気持ちとか。
覆面に追いかけられたら逃げたくなるって気持ちとか。
理解はできんくても。多少は考えて分かろうとしてみる。
でもあんたは。駅から足がなくて困るあたしの気持ちとか。
あかんって分かっていながらやってまう情けない気持ちとか。
そーゆうのはちっとも想像せんままに。ばっさり切り捨てる。

ある意味で。それはあんたの魅力かもしれん。
でも。あたしにとってはかなり痛いところでもある。

なんか。悪いことしてるだけに言い訳がましいけど。
弱いところをお互いに理解できるようでありたいと思った。
あんなにも懲りたはずやのに。つい飛ばしてまうあんたの気持ち。
ちょっとならええやろうと思って。つい飲んで乗ってまうあたしの気持ち。
まずはちゃんと理解して。あかんことはあかんって伝える。
ちょっとしたことやけど。それだけでちょっと救われる。
愛しい人にあからさまに否定されるのって。やっぱりしんどいから。

そうる。あんたは怒るかな。あたしはやっぱりキレイ事を言ってるかな。






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↑いろんな意味で。あたしにとって1番疲れることやから。


*ひとりごと*
なんか情けない日記になったなぁ。反省。





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written by さあや

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