***☆For My Dearest☆***






***☆For My Dearest☆***

男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年06月30日(月)愛に甘えないで。

あぁ。なんでこうなるかなぁ。
うまくいかんことばっかりで。イライラする。

昨日のあたしは。そうるのことを思って。
新しいバイクに乗ってくる姿を思って。楽しみにしてた。
その姿だけじゃなくて。ただ嬉しそうなそうるに会いたかった。
純粋に。それだけでいいと思ってた。

でも実際。今日そうるに会って。
少なからずあたしはがっかりした。
多くを望んだわけじゃなかったはずやのに。
ただ楽しそうなそうるを見れたらいいと思ってたはずやのに。

そうるがちっともあたしの相手をしてくれんかったから。
あまりにもあたしを放置してたから。
むかついて。もうちょっとでキレるとこやった。

予想はしてたけど。ここまでとは思わんかった。


そうるは練習に遅れてくるって言ってた。
あたしは。練習の合間に駐輪場の方を気にしてた。
さてどんな姿で登場するんかなーとか思って。
新しいバイクのエンジン音はどんなんかなーとか思って。
バイクが通るたびに(あれか?)とか思って反応しまくりで。
そんな自分にかなり呆れたりもしてた。

練習開始から2時間ぐらいで。そうるはやってきた。
新しいバイクに乗ってる姿は。ちらっとしか見えんかったけど。
あたしは見ただけで幸せになった。嬉しかった。
その赤い色が。あたしの心にあったかく灯った。

普通に練習に合流したそうると。話す時間はなかった。
あたしはあたしで。自分のプレーに忙しかったし。
最近ちょっと伸び悩んでる後輩の面倒も見てあげてたし。
そうるとまったく絡まんままに。練習は終わった。


練習終了で。みんな集まってその日の内容を反省して。
それから解散していくのがいつものパターン。
もちろん今日もその通りやったんやけど。
反省が終わって。解散になったと同時に。
そうるはまひろを連れて駐輪場に向かってた。

・・・まぁそうやろうなぁとは思ってた。
やっと手に入れたバイク。大好きなバイク。
そりゃ同じバイクに乗るまひろには絶対見せたいやろうし。
あーだこーだと説明もしたいやろうなぁって思った。
さすがに。それだけのことでむかついたりなんかせーへん。

でも。そうるはほんまにまひろしか見えてなかった。
そばにおるあたしのことはお構いなしやった。
「フォルムがさー。」「気筒がさー。」「最大出力がさー。」「回転数がさー。」
そんなことを延々と。どこまでもまひろに熱く語ってるそうるやった。
あげくには。まひろにバイクを見せるために。そこに立ってたあたしに対して。
「ちょっとごめん。」って押しのけるしぐさまでやってみせた。

(ありえへん。何のつもりよ。それ。)
最初は悲しかったけど。だんだんあたしはむかついてきた。

そうるに悪気がないのは分かってる。
大好きなバイクに夢中になってるのも分かってる。
でも。悪気がなければすべて許されるわけじゃないはず。
もうちょっとぐらい。思いやりの心があってもいいはず。

(なんでやねん。なんであんたはいつもそうやねん。)
だんだんキレそうになってきて。あたしは必死で我慢する。

まひろもバイクは好きやから。楽しそうにそうるの話を聞いてた。
「まじでかー。」「へぇーええやん。」「やっぱ新車やなー。」「欲しくなってきた。」
そんな楽しそうなまひろの声さえ。あたしには耳障りになってきた。
そうるのバイクに乗って。ちょっとだけやけど楽しそうに走ってる姿を見て。
(あたしだって乗せてもらいたいのに。なんでまひろが先に乗れるねん。)とか。
そんなことをドロドロ考え出して。かなりしんどくなってきた。
自分だけがぽっかり浮いてるような感じがして。耐えられんくなった。

さりげなくその場を離れて。原チャをとってきた。
もういい。今日のそうるには何も期待できん。そう思った。
「あたし先帰るわー。」って。努めて明るく言ったら。
まひろはちょっと引きとめようとしてたけど。その横で。
「おぅ。お疲れさーん。」ってそうるは笑って言ってきた。

戻って殴ってやろうかと思った。
でもそんなことできるわけなくて。
結局あたしは。泣きながら帰った。


ねぇそうる。あんたはなんでそうやねん。
あたしの気持ちなんて全然分かってくれてへん。
楽しみにしてたのに。ほんまに楽しみやったのに。
なんでそーゆうのを分かってくれへんねん。

あたしになら。何をやっても許されると思ってるんやろ。
たいして思いやらんくても。どうにかなると思ってるんやろ。
だからそばで放置されてるあたしを。気にも止めんかったんやろ。
まひろにはバイクに乗らせてあげて。あたしのことは無視やったんやろ。
あたしがどんな気持ちで帰るって言ったかも。全然分かってへんのやろ。

ふざけんな。バカにすんな。
あたしだって傷つくねん。放置されたら悲しいねん。
どんなにあんたを好きでも。イヤなことはあるねん。
なんでそーゆうのが分からんのかな。
なんでそーゆう部分を気遣ってくれんのかな。

あほそうる。あたしの愛は絶対やけど。
そう簡単にあんたをキライになれんことは自覚してるけど。
でも。だからって。何をされてもいいことには絶対にならへん。
あたしは自発的にあんたから離れることはないやろうけど。
失わへんから傷つけてもいいとか。それは絶対に間違ってる。
そーゆうことを。あんたにはちゃんと分かってほしい。

そうる。あたしの愛に甘えんといて。





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↑なんでそうなんやろうってのは。あたしにも言えるかもしれん。


2003年06月29日(日)伝えたい気持ち。

今日は。久しぶりにライブに行ってきた。
誰のって。それはもちろん西川貴教のライブ。
思いっきり歌って。踊って。暴れて。ストレス発散してきた。

あたしは。年に数回はTMRのライブに行ってる。
そういや去年は。3月、8月、12月と3回行ってたっけ。
いつ頃から行き始めたかというと。たぶん高校2年とかからやと思う。
そんなあたしやから。西川貴教の魅力を語らせると相当長くなるはず(笑)。

というより。あたしが感じてる彼の魅力は。
言葉で書き表すことなんてできんのやけどね。

でもせっかくやし。書きたいし。西川貴教への思いも綴ってみよう。

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世間が彼にどんなイメージを持ってるかは分からんけど。
あたしの中では。彼は最高に魅力的な人間。
生き様とか。物に対する考え方とか。
ブラウン管や活字を通してしか分からんけど。
あたしは。彼に対してめちゃめちゃ共感したり尊敬したりする。

テレビとか雑誌とかの中で。キレイに笑ってる彼が好き。
関西弁でおもろいことを連発してる。楽しいイメージが好き。

でもあたしは。やっぱりライブで歌ってる彼が1番好きやと思う。
それは。彼の魅力は。やっぱり歌声があってこそやと思うから。

激しい曲では。何もかもを忘れさせてくれる声。
静かな曲では。心の奥を掴んで離さない声。
その体から絞り出される声。あたしの心にストレートに届く声。

何も持たずに。ただその声だけで。西川貴教はこんなにもあたしに感動をくれる。
心の底から溢れてくる感動を。どうにかして彼に届けたいなぁって思うけど。
伝える術が分からんから。あたしはただ祈るように見つめるだけ。

思いよ届いて。どうか間違わずに。まっすぐに。西川貴教に届いて。

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さて。今日のライブにはちとせと行ったんやけど。
前にそうると行ったことがある会場やった。
あたしはその日のことを思い出して。ちょっとん懐かしんだりしてた。

あのときは。確か3階席やったけど。
今日は。なんとびっくり1階の10列目やった。
しかもステージの真正面で。あたしは浮かれまくりで。
会場入りしてすぐに。そうるにメールとメールのやり取り。

「あんたバイト!あたしライブ!お互いがんばろー!」
「はいはい。まぁ楽しんでこいよ!」
「てゆーか席がよすぎる!やばい!近い!真正面!」
「よかったやん。いっぱい見てこい!」

楽しいことが待ってるときに。その気持ちを大好きな人と分け合える。
そーゆうのが楽しさを倍増させてくれること。そうるは分かってるかな。

「誰とメールしてるん?」って隣の席のちとせに言われて。
「○○○(←そうる)やで。楽しんでこいってさ。」って言う。
「あー懐かしいなぁ。元気してるん?」って聞かれて。
「めちゃめちゃ元気やで。昨日新しいバイク買ってご機嫌やで。」って教える。

そして。あぁそう言えばバイクのこと聞いてないなーって思って。
ライブが終わったらまたメールしよっかなーって思ってみたりした。


でもライブが終わると。見事に興奮冷めやらぬ・・・って感じになって。
申し訳ないけど。そうるのバイクよりも西川の声が心を占めてて。
かなり一方的なメールを。そうるに送りまくることになった(苦笑)。

「西川すごい!やっぱ彼はいい!熱い!」
「よかったやん。近くで見れて。満喫できて。」
「うん!□□□も△△△も(←そうるの好きな曲)歌ってたで!」
「ほほぅ。あんな昔の曲も歌うんや。」
「てゆーか腹が割れてた!髪が伸びてた!男前!」
「よかったねー。おめでとー。」(←ちょっと疲れてる。)

感動を伝えたくて。あたしはいっぱい言うけど。
でもメールはそんなに好きじゃないそうる。
しかもバイト明けとか。きっと疲れてるに決まってる。
一方的に自分のことばっかりしゃべった後で。
あたしはバイクのことを思い出して。そうるに聞いてみる。

「そういやバイクはどうやった?ちゃんと取ってこれた?」
「もちろん。やっぱ最高やで。明日ナイター行けたら見せるわ。」
「そっかそっか。それならよかった。楽しみにしてるわ。」
「はいよ。でも新車に惚れるなよ。うちのもんやからな(笑)。」

・・・うちのもんって・・・子供みたいやし(笑)。
短いやり取りで。あたしはやっぱり幸せになる。


ねぇそうる。あたしはやっぱり自分の楽しいことをあんたに伝えるより。
あんたの楽しいことを聞ける方が楽しいんかもしれんって思った。
あんたの嬉しそうな姿を想像して。あぁー嬉しいんやなぁって思って。
それだけで嬉しい気持ちになれるあたしは。おめでたいなぁって思う。

新しいバイク。あんたはどんな気持ちで乗ったんやろうね。
浮かれたんやろうね。ほんま。少年のように弾みまくる心やったやろうね。
にやけて新車にまたがってるあんたを思うと。あたしの顔は緩んでまう。
それだけのことで。胸の中にまたひとつ。あったかいものが生まれる。

ねぇそうる。あたしは明日が楽しみやけど。
新車に惚れるんじゃなくて。新車に嬉しそうに乗ってるあんたに惚れるんよ。
幸せそうなあんたに会いたいから。明日が楽しみなんよ。

分かってるんかな。ねぇそうる。ほんまに分かってるんかな。
あたしがこんなにもあんたを思ってること。ちゃんと分かってるんかな。
あんたはさ。その存在だけであたしを満たしてくれるんやで。

そういう意味では。あんたも西川貴教に似てるんかもしれんなぁ。
付随するいろんなものを取っ払って。ただそこに生身の姿でおるだけで。
あたしはあんたのことを好きになれると思うから。

違うとすれば。あたしは西川貴教には触れられんけど。物理的に遠いけど。
そうるにはちゃんと触れられて。近くにおるってこと。
だから祈るだけじゃなくて。気持ちを伝える術がいろいろあるってこと。

でも最近のあたしは。忙しくてそーゆうのをちゃんと出来てないと思う。
忙しさのせいにしたらあかんけど。でもほんまに長いことちゃんと伝えてへん。
溢れてくるあんたへの愛しさを。伝えようとしてへんような気がする。

あぁ。なんか久しぶりに。あんたのことを抱き締めたい気分。





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↑まぁ確かに。そうるにしたらもの足りんやろうねぇ(苦笑)。


2003年06月28日(土)君でいっぱい。

えーっと。これを書いてる今は7月2日です。
ご無沙汰です。さあやです。

書きたいことがいっぱいやのに。時間がなくて書けてません(涙)。
でも書きたいものは書きたいので。書いちゃいます(笑)。
しばらくは思い出し日記になりそうやけど。まぁそれもありよね。
マイペースな更新になると思いますが。読んでもらえると嬉しいです☆

ではでは。6月28日の日記です。

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今日は。久しぶりに練習試合があった。
ホームグランドから電車で1時間以上かかるとこまで遠征した。
久しぶりにそうるのプレーが見られて。あたしは嬉しかった。

でも。そうるは今日はかなり疲れてた。
「なんか最近ほんま体力落ちたと思うわ。」ってぼやいてて。
そんなこと言いつつもすごいくせに・・・って思いながら見てたら。
アップで軽く走ったりするだけの段階で。
いつものそうるからは考えられんくらいに息があがってた。

ゼーゼー言ってるそうるは珍しかった。
普段見たことがないだけに。かなり心配になった。
「どしたん。大丈夫か?」って聞いたら。
「あーなんか。分からんけどしんどい。」って言ってた。

いつもなら。そうるとあたしは別ポジションで出て。
それぞれ後輩と適当に交代したりするんやけど。
「ごめん、今日はメインでは出られへん。」ってそうるが言って。
あたしも。実は積み重ねた寝不足のせいでキツかったから。
「ごめん、あたしも今日はちょっと無理。」って言った。

そんなわけで。あたしとそうる。年寄り2人で括られて(苦笑)。
2人で1つのポジションを。一緒にとることになった。


「ごめんけど。たぶんすぐ(交代で)呼ぶから。」って。そうるは言った。
そしてほんまに。前半の出て3分ぐらいであたしを呼んできた。
結局あたしは。その後しんどそうなそうるを呼ぶことができんくて。
その後ずーっと出っぱなしで。クラクラになった。

後半は。クラクラのあたしをそうるが気遣ってくれて。
けっこう頻繁に代わってくれたけど。
お互い他のポジションにも借り出されたりして。
結局。試合終了と同時に。あたしもそうるも倒れこんでた。

「だぁー。やばい。まじでしんどい。」って言うそうる。
「はぁー。なんでこんなに体力ないんやろ。」って言うあたし。
2人で息を切らしてるうちに。なんかおかしくなってきて。
どちらからともなく。笑い出してもた。

わけもなく笑えてくるのって。めちゃめちゃ楽しい。
そこに言葉はなくて。なんとなく通じ合ってる感じで。
(あたしらってもう若くないねー。)とか。
(昔はもっと走れたやんなー。)とか。
お互い思ってるのが分かって。そして笑えてくる。
そーゆうのが。嬉しくて。くすぐったくて。幸せやった。


相手校に行った練習試合の後は。ごはんを食べられるのが幸せ。
今日はそうるとはつねとあたしとで。おいしいたこ焼きを食べた☆
(本日まひろは体調不良で欠席。ちょっと心配。)
「ここのたこ焼きはまじうまい!オススメ!」ってはつねが教えてくれた。
「うまいー☆まじうまいー☆」ってあたしとはつねが連発してたら。
「熱いー。口の中やけどしたー。」ってそうるが言って。
そんなことで涙目になってるそうるがかわいくて。笑ってもた。

帰りの電車は。途中ではつねと別れて。
あたしは。自分が降りる駅までそうると一緒やった。
久しぶりに。ゆっくり話せたような気がした。

1本目の電車では。座る席がなくて立ってた。
電車が揺れるたびに。よろけて倒れそうになるあたしを。
そうるは掴まえて。さりげなく壁際に寄せてくれる。
そーゆう優しさに。あたしがどれだけやられまくってるか。
たぶんそうるは知らん。だからずるいんやと思う。

乗り換えた2本目の電車では。2人並んで座れた。
話をするときに。そうるがちゃんとあたしの顔を見てくれるのが嬉しかった。
ご機嫌なそうるは。今日手に入れに行くバイクの話ばっかりしてたけど。
緩みまくりなその顔も愛しくて。あたしまでにやけそうやった。


ねぇそうる。あんたと会った日のあたしは。
ほんまにあんたのことで頭がいっぱいになってまう。
それでなくてもあたしは。あんたのことを思ってる時間が長いのに。
あぁ。今日はあんな話をしたなぁとか。あんな顔で笑ってたなぁとか。
そーゆうことをいっぱい思い出して。もう満たされっぱなしになる。

あぁ。どうしてあたしの頭は。あんただけになれるんやろう。
交わした言葉とか。見つけた笑顔とか。それだけしか考えられんくなるんやろう。
そして。どうしてあたしの体も。あんただけになれるんやろう。
つかまれた腕とか。触れ合った肩とか。それだけでよくなるんやろう。

やばいね。なんか。こんなあたしでええんかな。
こんなあたしでしかおられんのは分かってるけど。
ほんまにこんなんでええんかなって。時々思わずにはおられへん。

まぁええか。これがあたしやし。もうどうしようもないし(苦笑)。

ねぇそうる。今日思ったけどさ。たまには電車とかもええもんやね。
あたしはやっぱりバイクが1番好きで。あんたもそうやろうけど。
たまにはこうやって。隣に座ってしゃべりながらの移動もええもんやね。

だって。ゆっくりあんたの顔が見られる。
あんたがあたしの顔を見てくれてるのが分かる。
そーゆうのが嬉しい。そーゆうのに痺れる。

でもやっぱり。バイクがええな。早く乗りたいな。
新しいバイクは。どんな振動やろうね。
どんなエンジン音で。あたしを揺すってくれるやろうね。
あぁ。楽しみやなぁ。どうしよう。やばいなぁ。

ねぇそうる。早く乗せて。早く一緒に走ろうよ。





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↑うるさいくらいやった(笑)。まぁ初乗りやし。気持ちは分かるけどね。


2003年06月27日(金)出会いと別れ。

今日で。とりあえずまたひとつ実習が終了。
残すはあと1週間。がんばろう。

今は楽しみなこと(バイク)があるおかげで。気持ちが前向き。
ずっと今の感じが続けばええなぁ。それはそれで難しいやろうけど。
とりあえず前向きなときはひた走ればいい。そう思う。


実習が終わる時間を。だいたいそうるに教えてた。
一緒に新しいバイクを見に行く約束をしてた。
ちょっとだけ実習が延長したから。急いで病院を出た。

そうるは。いつもの場所にいつもの姿でおった。
バイクに横向きに座って。携帯を触ってるその姿は。
やっぱりかっちょよくて。ずっと見とれていたいくらいやった。

そうるのバイク。真っ黒な自慢のバイク。
そこは。あたしが見つけた自分の居場所。
1番安らげる場所で。1番ドキドキできる場所。

あぁ。新しいバイクを手に入れるとはいえ。
あたしは。この慣れたバイクにはもう乗れんのや。
もうこのバイクに乗るそうるは見れんのや。
たぶん今日で最後なんや。

なんかそんなことを思ったら。急にせつなくなってきた。

「おいっすー。」ってそうるに言われて。
「おいっすー。」っていつも通り返すものの。
新しいバイクを見に行ける嬉しさと。愛しいバイクと別れる寂しさとで。
あたしは。自分でも分からんような複雑な気持ちになってた。

でもそれは。きっとそうるも同じやろうって思った。
1年以上乗ってきたバイクなんやもん。
走ることの魅力を。そうるに教えてくれたバイク。
警察に追いかけられたり。ときにはちょっと転んだり。
危ないこともいっぱい一緒に経験してきたバイク。
そんなバイクとも。あたしは今日でお別れ。そうるは明日でお別れ。

いつも通りに。そうるの後ろの席にまたがる。
しっくり体に馴染んだ感覚を噛み締めながら。
あたしは。初めてこのバイクに出会った日を思い出してた。


あれは確か。よく晴れた練習の日やったなぁ。
グランドまでバイクで来たそうるに。あたしは完全にやられた。
バイクに乗るとこも。降りるとこも。走ってるとこも。
メットを脱ぐとこも。愛しそうにポンポンって車体を叩くとこも。
もう全部全部がかっちょよくて。痺れまくりやった。

練習後に。ようやく待ち望んだ場所に乗れた。
体に伝わる振動に。目の前にあるそうるの背中に。
何を今さらと思いながら。ありえへんほどにドキドキさせられた。
「ちゃんとつかまっときや。」って。そうるはあたしの腕をつかんで。
自分の腰に巻きつけさせて。河川敷の上を走ってくれた。

耳元をギュンギュン風が切っていった。
やばいくらいに興奮した。胸が高鳴った。
ちっとも怖くなんかないのに。テンションが上がりまくって。
「ちょー!怖いしー!速いしー!」って叫びまくってた。
そんなあたしの声を聞きながら。そうるはちょっと後ろを向いて。
「何が怖いねん。こんなん安全運転やん。」って笑ってた。
(ちなみに確か時速80キロやった。・・・これは安全?(笑))

あれから1年ちょっと。いろんな景色を見てきたなぁ。
いろんな場所に行って。いろんな時間を過ごしてきた。
あたしとそうるのそばには。いつも大好きなバイクがあった。

ケンカして。心底むかついて。もう知らんって思っても。
バイクで家まで送ってもらってるうちに。頭を冷やすことができた。
冷静になって反省して。ちゃんとごめんなさいって言い合えた。
あたしにとってそうるのバイクは。ほんまに必要なものやった。

でもそれは。もちろんそうるにとってもそうやろうと思う。
あたしが。さっきはごめんって言った後で。
そうるも。うちも悪かったって言ってくれたし。
言葉を交わさずに走って。お互いにいろんなことを考えて。
ちゃんと戻るべき場所に戻れてたのは。あのバイクのおかげやって思う。

あぁ。大事な大事なバイクやった。かけがえのない宝物やった。


店に向かう途中。信号待ちでそうるに話しかけた。
そうるの背中がちょっと寂しそうに見えたから。
あたしの寂しさは。くっつけた体を通して伝わってる気がした。
でも。なんか言葉にして言いたくなった。

「なぁ。やっぱりちょっとは寂しかったりする?」
「そら寂しいわ。ガラにもなく涙ぐみそうやもん。」
「そっか。あたしはかなり寂しい。もう泣きそうやわ。」
「・・・頼むから店先では泣かんといてや(苦笑)。」

あぁそうか。そうるも寂しいんよな。当たり前やんな。
涙ぐみそうやって言葉が。あたしの胸を締め付けた。
そうるには。1人で乗ってた時間もいっぱいあるわけやし。
そりゃあたし以上に寂しくて当然やんね。

そう思ったら。もうそうるもバイクも全部愛しかった。


ねぇそうる。もうすぐ乗れんくなるあんたのバイクに。
あたしは。あんたに捧げる思いと同じくらい。愛が溢れてくる。
そして。あのバイクにもう乗れんのが寂しくてしょーがない。

だって。ほんまにほんまに好きやったんやもん。
あのバイクに乗ってるあんたも。乗せてもらってる自分も。
バイクで走りながら過ごす2人だけの時間も。
あたしは。ほんまに大好きやったんやもん。

でも。寂しがりすぎて。新しいバイクを歓迎できんのはあかんよね。
すぐに思い出に浸って。涙ぐんでまうのはあたしの性格やけど。
でもそれじゃ新しい幸せを満喫できんくなってまう。

あのバイクを愛しいと思う気持ちは。この先も忘れへん。
でも。そうるが新しいバイクを手に入れて。
あたしも。新しい居場所に馴染んでいく。
まだ見えん景色を。これからもあんたと見ていく。
それって。やっぱり幸せなことやなって思うから。

愛しいバイクに。心からの「ありがとう。」を。
そして新しいバイクに。心からの「よろしくね。」を。
あたしはこっそり。胸の中でつぶやいてたんよ。
店の外と中にある2台のバイクを見比べて。
これまでの感謝と。新しい期待とで。胸いっぱいになってたんよ。

寂しいとか言いつつ。あんたは目の前にある新しいバイクに夢中で。
そんなあたしには全然気づいてなかったけどさ(苦笑)。





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↑あぁー。早く乗せてほしいなぁ。いつになるかなぁ。


2003年06月26日(木)待ち遠しいよ。

そうるは。昨日あたしに言った。
新しいバイクを買えることになったって言った。
あたしは。浮かれてるそうるのおかげで幸せやった。
そのうち一緒にバイクを見に行こうって言ってくれて。
さらに嬉しくて。疲れすら吹き飛んだような感じやった。

そしてそんなそうるからメールが届いた。
実習を終えて。あたしはまたそれを更衣室で見た。
そして。思わず「はぁ?」って言ってもて。
「何やねん。」って友達に笑われた。

「明日実習終わったら店行かん?もうだいたいバイク決めた。」


・・・昨日の今日で。何を言うねん。コイツは(笑)。
なんでそんなに行動が早いねん。
本気になったら早いことは分かってるけど。
ちょっとありえへんやろ。この早さは(笑)。

ひとこと突っ込んでやりたくて。あたしはまたそうるに電話した。

「もしもし?」
「もしもし。あたし。メール見たで。ありえへん。」
「あー。明日大丈夫?終わったら連絡して。」
「ええよ・・・てゆーか決めるの早すぎ(笑)。」
「だってもともとだいたい決めてたし。パンフ見せたやん。」
「そうやけどー。でも昨日の今日やん(笑)。」
「だってー。もうこれ以上待てへんのやもん。」

あたしの「そうやけどー。」を真似して。
「だってー。」って言ったそうるがかわいかった。
普段はそんな言葉遣いなんかせんくせに(笑)。
あぁ・・・嬉しいんやろうなぁ。相当欲しがってたもんなぁ。
そう思うと。あたしもやっぱり嬉しかった。


その後も話を聞いてみると。呆れたことに。
そうるは今日は研究室をサボってバイクを見に行ったらしい(苦笑)。
「なんとしても週末までには手に入れたくてさー。」
「日曜には走れるようにと思って。今日契約してきてん。」

さすがにそこまでは予想してなかったから。
「もう契約かい!」って言ってもたけど(笑)。
でもそうるはやっぱり嬉しそうで。ほんま終始ご機嫌で。
今なら何をやっても許してくれそうなくらいに明るくて。
もうそれだけであたしも。楽しくてしょーがなかった。


ねぇそうる。新しいバイクやね。
あんたがずっと待ち望んでたバイクが。もう手に入るんやね。
あたしはまだ先のことやと思ってたのに。
今週末にはあんたのそばにあるとか。信じられん感じやわ。

あんたに見せてもらったあのバイク。
かっちょええやーんって言いながら見たバイク。
ほんまにあのバイクに。もうすぐあんたが乗ってるんやね。
そしてその後ろには。あたしも乗れるんやね。

あー楽しみ。もう楽しみとしか言葉が出てこんのがもどかしい。
もうすぐやって思えば思うほど。待ち遠しくてしょーがない。
早く見たいなぁ。早く乗りたいなぁ。早く走りたいなぁ。

・・・なーんか。こんなこと思ってたら。
「早すぎやん!」とかそうるに言っておきながら。
実はあたしの方が。その日が早く来るのを望んでた気もする(笑)。
早くそのバイクが見たくて。早くそのバイクに乗るそうるが見たくて。
そして。早くそのバイクの後部席を。自分の新しい特等席にしたくて。
ほんまはうずうずしてるのに。それを隠してるんかもしれん。

だって。楽しみにしまくりなことがバレると悔しいんやもん。
コイツやっぱりうちに惚れまくりやーって。あんたに思わせるのが悔しいんやもん。
たぶんもうバレバレやって分かってるけど。でもやっぱり悔しいんやもん。

ごめんよ、そうる。こーゆうとこは素直じゃないねん、あたし(笑)。





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↑ほんま。いつからそんな悪いコになったんやろうか(涙)。


2003年06月25日(水)幸せの相乗効果。

水曜は。1週間のうちで唯一ゆっくりできる日。
そんな今日。夕方にそうるからメールが届いた。
あたしは。大学の自習室で課題を片付けてるところで。
どうしたんかなーと思って。携帯を開いた。

「やりました。ついにバイク許可が下りました。」

メールにはたったそれだけ書いてあった。
でもそこに溢れてるそうるの喜びは。しっかり伝わってきた。

たぶんあたしじゃなきゃ分からんやろうな。そう思った。
メールの送り主が。今飛び上がって喜んでること。
子どもみたいにウキウキした気持ちでおること。
こんな短くて。愛想のカケラもないメールを読んだところで。
誰が予想できるやろうか。誰も予想できんやろうな。
そう思ったら。なんとなく得意げな気持ちになったりした。


そうるがバイクバカなのは。もう今さらって感じやけど。
最近のそうるは。寝ても冷めても新車が欲しいって言いまくりやった。

今のバイクは。乗り始めて1年ちょっとになる中古車で。
あっちこっちに傷がついたりして。ちょっとボロくなってた。
バイク知識は素人級のあたしには。外装のことしか分からんけど。
そうるに言わせると。自分のメンテナンス能力がしょぼいとかで(苦笑)。
エンジンとかの中身にも。けっこうガタがきてて危ないらしかった。

「金がないー。でも新車欲しいー。まじで欲しいー。」
そう言いまくってるそうるは。最近は一緒に走ってても。
バイク屋の横を通るたびに。展示してあるバイクに見とれてて。
「ちょー危ないって!前向いて走ってや!」ってあたしに言われてた。

最近は研究室で忙しくて。あんまりバイトも出来てへんから。
「頭金だけでもスポンサー(親)に頼るかなぁ・・・。」なんて言ってたそうる。
「ちょっと情けないけど。がんばって味方につけるわ。」なんて言ってたそうる。
そして。まさしく有言実行で。しっかり親のOKをもらったみたい(笑)。
メンテナンスに問題ありってとこは決め手になったみたい。
さすがにいつ壊れるか分からんバイクに乗ってるわが子は。
親からすれば放っておけんってことなんやろうね。


まぁそんなこんなで。近々新車を手に入れることになったそうる。
メールをもらった直後のあたしは。そんなそうるのことを考えてみた。
たぶん今は相当ご機嫌なはず。そしていっぱいしゃべりたいはず。
そしてあたしも。喜んでるそうるの声を聞きたい。
そう思ったから。すぐに自習室を出てそうるに電話をかけた。

「もしもし?」
「もしもし。あたし。メール見たで。よかったなー。」
「そうやねん。ちょっとトントン拍子に進んで怖いねんけど。」
「確かに早いよな。こんな早く決まると思わんかった。」
「やろー。嬉しいわー。まじで親に感謝やわー。」
「ほんまやで。あんな危ないもんに投資とか(苦笑)。」
「・・・まぁな。うちもそれは思う(苦笑)。」
「こんな危ない飛ばしやに投資とか(苦笑)。」
「・・・うっさい。ほっとけ(笑)。」

電話越しの声は。かなり浮かれまくりやった。
いつもよりワントーンぐらい高くて。明るい声やった。
あぁ。やっぱりコイツはバイクバカやわーって思って。
呆れる反面。むかつくほどかわいく思えた。
そうるが嬉しそうやったから。単純にあたしも嬉しかった。

「実習が終わったら一緒にバイク屋行こっか?」
「まじで?あたし行ってええのん?」
「ええよ。てゆーかあかん理由とかないやろ。」
「・・・そうなん。(←乙女モード突入(笑)。)」
「まぁ下見は先に1人でしとくけど。」
「・・・やろうな。(←ちょっと冷める(笑)。)」

なんかほんまに。何を話しても嬉しいってのは。
こーゆうことを言うんやろうなぁって思えた。
あたしもそうるも。お互いに嬉しいのが分かってくる。
だから余計に嬉しくなる。そんな感じやった。


ねぇそうる。あたし思ったんやけどさ。
これって幸せの相乗効果って感じやね。
あんたが嬉しいのが伝わって。あたしも嬉しい。
そしてあんたは。自分が嬉しいことを知って喜んでるあたしを知って。
もっともっと嬉しくなる。そんな感じ。

なんかさ。すごい単純なことやけど。
誰かが嬉しがる姿を思って嬉しくなる自分がおることって。
めちゃめちゃ幸せなことやなーって思えた今日やった。

だって。それこそまさに。幸せ2倍ってことやもん。
自分の身に起こる嬉しいことも。あんたの身に起こる嬉しいことも。
あたしにとって。全部嬉しいことになっていく。
お互いに嬉しがってる相手のおかげで。もっともっと嬉しくなる。
そーゆうのって。なんかステキやね。

あぁ。それにしても新しいバイクかぁ。
どんなんやろう。早くお目見えしたいなぁ。
あたしとそうるの新しい居場所になるそのバイク。
ほんま。かーなり楽しみなんやけど。

・・・やばいぞ。めちゃめちゃ嬉しいぞ。
どうしよう。そうる。にやけた顔が戻らへん(笑)。





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↑うおー。ますますかっちょよくなってまうやん。(←あほ全開。)


2003年06月24日(火)君の声を聞かせて。

あたしは。そうるの声が大好き。

どこがどう好きかって聞かれても。明確には答えられんけど。
あの声を聞いてると安心する。そして満たされる。
たぶん今のあたしにとって。世界で1番優しい音なんやと思う。


ちょっと低めなその声は。カラオケでは男性ボーカルの曲ばっかり歌う。
「たまには女の人の曲も歌ってみてやー。」ってあたしが言っても。
「いやや。高いキーやとしんどいもん。」とか言って。ちっとも歌ってくれん。

あたしが喜ぶのと。そうる自身が楽しいのとで。
TMRはモノマネしてよく歌ってくれるけど。それだけじゃない。
男ものなら。リクエストすればたいがい歌ってくれるから。
あたしの好みで。ハイド(ラルク)とかもかなりうまい。
そんなそうるの十八番は。実はガクト(マリス)やったりする(笑)。

高校時代から。けっこう好きやったみたいで。
そうるの歌うガクトは。かなり本格的。
歌うとなると自己陶酔型のそうるは。かなり入り込んでる。
そしてそれが。またなんとも言えずかっちょいい。

ガクトの世界観は。あたしはあんまり理解できんかったんやけど。
そうるのせいで。ガクトを見るとめちゃめちゃ反応してまうようになった。
そうるとかぶってるのか。ガクトと一緒にバイクに乗る夢なんて見てもたし(笑)。
ガクトの新曲を聴くと。そうるが歌うその曲を想像してにんまりしてまうし(笑)。
あげく。ガクトのHPなんかも探してまうようになったし(笑)。

なーんか。影響されすぎで悔しいけど。そーゆうのも楽しかったりする。


大好きなそうるの声は。もちろんただ聞いてるだけでもいいけど。
あたしの名前を呼んでくれるのを聞くときが。1番幸せな気持ちになる。

そばで会話してるときに。その唇があたしの名前のとおりに動くのが好き。
ちょっと離れてるとこから。あたしを見つけて呼びかけてくれるのも好き。
そうるの声が。あたしの名前を響かせるとき。あたしは最高に幸せ。

グランドで練習をしながら。みんなが声を出してるときでも。
あたしの耳には。そうるの声がちゃんと届いてくる。
20人いるメンバーが。思い思いに叫びまくってる状況やのに。
あたしの耳は。愛する人の声をちゃんと聞き分ける。

まるでそこだけに拡声器でもつけられたかのように。
そうるの声は。どんなに回りがうるさくても絶対にあたしに伝わってくる。
不思議やなぁって思ったり。これこそ愛のチカラよなって思ったり(苦笑)。


そうそう。今思い出したけど。
あたしは。そうるの留守録をずーっと残してた時期があった。
あれはいつ頃やったやろう。ちゃんと覚えてへんけど。
昼練の後で。あたしがグランドに荷物を忘れて帰ったときやった。

カバンの中で携帯が鳴ってるのに全然気づかんかったあたしやけど。
だいぶ経ってからそうるの不在着信を見つけて。急いで留守録を再生した。

携帯を耳に当てたままで。あたしは思いっきりにやけてたと思う(笑)。

そうるは。何度も何度もあたしの名前を呼んでた。
「ちょー!忘れものやっちゅーねん!」
「気づけー!ええ加減出んかー!」
口調はえらそうやったけど。間違いなく大好きな声やった。
その声に。何度も呼ばれてるのが嬉しかった。

あたしはその留守録を。なんかずっと消せんかった。
家にひとりでおって。寂しくなったときとかによく聞いてた。
離れててもそうるの声があるだけで。幸せになれるあたしやった。

でもそれは。ある日そうるに偶然みつかってもて。
「なんで残してるねん!恥ずかしいし!」って言われて。
「もー消して!早く!」って感じで。目の前で強引に消されてもた(涙)。
「えー。別にええやんー。」ってあたしが言っても。
「あかん!こんなブサイクな声!」って言って。そうるは譲らんかった。

あー。懐かしいなぁ。あのしゃべり。もう1度聞きたいなぁ。


ねぇそうる。あんたはあの声をブサイクって言ったけど。
ブサイクも何も。いつものあんたの声と変わらんかったよ。
でもちょっと考えてみて。あたし分かったんよね。

あの声は録音した声やったから。
いつもあんたが聞いてる自分の声じゃなかったんよね。
あんたにとっては。普段はほとんど聞いたことがない声やったんよね。

でもあんたがブサイクって言ったその声に。
あたしはいっぱい満たされて。幸せをもらってる。
あんたがブサイクって言ったその声が。あたしの名前を呼んでくれるのを。
あたしの耳は。いつだって待ってるんよ。

ねぇそうる。あんたの耳には。あんたの声はどんなふうに聞こえてるんやろう。
これって。自分以外の人にはどうやっても分からんもんなんよね。
あたしが聞いてるあたしの声が。そうる。あんたには絶対に分からんように。
あんたが聞いてるあんたの声も。あんたにしか分からん。

あぁ。聞いてみたいなぁ。あんたの中に響くあんたの声。

こんなこと言うと。またバカ笑いされることは目に見えてるけど。
だってさ。あたしが大好きなその声をブサイクなんて言うんやもん。
あんたの中には。いったいどんなステキな声が響いてるんやろうって思うやん(笑)。

考えてもみてよ。あんたにとってはブサイクとされてるその声で。
ありえへんほどに。満たされて幸せになってるあたしやねんで。
あんたの中に響いてるあんたの声。いつもあんたが聞いてるあんたの声。
もしも聞くことができたら。あたし溶けてまうかもしれんやん。どうするんよ(笑)。

・・・まぁ願わくば。溶かしてくださいって感じやけどさ(笑)。





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↑まったく。なんちゅう言い方やろうねぇ(涙)。


2003年06月23日(月)この愛に真剣やから。

今日は。久しぶりにナイターに行った。
たぶん6月に入ってから初めての参加で。
かなり嬉しかった。そして楽しかった。

まひろとはつねに会うのも10日ぶりぐらいで。
「ちょー。久しぶりですやん。」「ほんまですな。」
そんなふざけた会話をやり取りするのも楽しかった。

そうるは。予想はしてたけど研究室の用事で来てなかった。
グランドに着いて。いつもあるはずの場所にそうるのバイクがなくて。
あーやっぱり忙しいんやなーって思って。ちょっと寂しかった。

なんでもいいから会いたい日がある。
その笑顔を見て。その声を聞いて。満たされたい日がある。

実習が早く終わったのもあったけど。
そうるに会いたい気持ち強くて。どうしようもなかった。
感じてる不安とかドロドロとかも。会えば癒されるような気がしてた。
他力本願で情けないとも思ったけど。でも会えば浮上する気がしてた。


練習の途中で。雨脚が強くなってきて。
「これは最後までやるのは無理やなー。」って現キャプの判断で。
いつもやるはずのメニューをいくつか省略して。1時間ぐらい早く終わることにした。

そこで。あたしはちょっと気になってまひろに聞いてみる。
「なぁなぁ。今日って○○○(←そうる)休むとか聞いてる?」って。
研究室で忙しくなっても。そうるはナイターに来ることが多い。
あと1時間しかないーってときになっても。研究室の用事が終わり次第。
バイクを飛ばしてやってくる。そんなそうるの熱をあたしは知ってる。
もしかして。今日もグランドに向かってるかもしれん。そう思った。

「あー聞いてへんわ。でもあのコのことやから遅れてでも来るかもな。」
「そっか。じゃあ早く終わるって連絡した方がええかな。」
「あー確かに。来て終わってたら最悪やしな。電話しとく?」
「うん。じゃあちょっとかけてくるわ。」

まひろにそう言って。あたしは携帯を持ってグランドから出る。
そうるの声が聞けると思ったら。嬉しくて駆け足になった。

慣れた操作で。そうるの番号を表示させる。
出るかな。まだ研究室かな。それとももうこっちに向かってるかな。
会いたいけど。ほんまはめちゃめちゃ会いたいけど。
着いてすぐに練習なくなったらかわいそうやし。早く教えてあげんと。
そう思って電話をかけたら。ワンコールでそうるはすぐに電話に出た。

「もしもし?」
「もしもし。あたし。今どこ?」
「あー研究室出るとこ。」
「おーよかったー。間に合ったー。」
「え。なに、後ろうるさいけどあんた練習行ってるん?」
「うん。今日は実習早く終わってん。」
「そーなん。え、雨降ってへんの?」
「あー。だから雨脚強くなってきてさー。」

久しぶりに聞くそうるの声に。あたしは浮かれる。
大好きな声。そうるの声。姿は見えんくても確かにそうるの声。
ちょっとでも長く話していたくて。あたしはおしゃべりになる。
でもとりあえず用件を伝えたら。そうるは今日は諦めるって言った。
残念そうな声は。やたらとかわいかった。

「ついさっき○○○(←まひろ)に電話してんけどさ。」
「あーそうなんや。普通に練習してたから出れんかったんちゃう?」
「やろうな。てゆーか○○○(←あたし)が行ってるとか思わんかった。」
「でもせっかく来れたのに雨やで。ありえへんわー。」
「まぁでもまだやれるんやろ。早く戻りー。」
「・・・うん。じゃあまたね。」

そうるは。ちょっと話すとあっさり電話を切った。
あたしは。もっともっと話してたかった。
やっぱりあたしの方が。そうるを愛してる気がした。

でも調子のいいあたしは。幸せな解釈をする。
久しぶりにナイターに行けたあたしが。いっぱい練習できるように。
あたしのことを考えて。そして電話を切った。
そうるの意図は分からんけど。たぶんそんなことまで考えてないやろうけど。
でもそういうことにしとこう。幸せな勘違いをしとこう。


ねぇそうる。あほやろ。あたし。自分でも笑えてくる。
あんなに沈んでたのに。あんなに悩んでたのに。
どうして。ただ声を聞いただけでこんなにも浮上するんやろう。
別に甘いセリフを吐かれたわけでもないのに。
なんでもない会話を3分したぐらいやのに。
なんで。たったそれだけのことでこんなにも満たされるんやろう。

好きやから。あんたのことが大好きやから。
たぶんそれ以上の答えなんて見つからんのやけど。
あまりにも単純すぎる自分に。自分でも苦笑い。
でも。たぶんこんなふうやから。あたしなんやろうとも思う。

客観的に見たら。あほみたいに悩んでるし。
そして。あほみたいに簡単に立ち直るし。
そんなあたしは。ちょっとおかしいかもしれんね。

でも。あたしの浮き沈みの波が大きいのは。
性格によるものだけじゃない。絶対にそうじゃない。
それは。あたしがそれだけこの愛に真剣やから。
あんたとのことを。何ひとつとして適当になんて考えられんから。
だからあほほど沈む。そしてあほほど幸せになれる。

だからあたしは。そんな自分を誇っていいんやと思えるんよね。
こんなにも強い思いで。誰かを愛せることはすごいことやと思うから。
ただ素直に。幸せなことやなぁって思えるから。

・・・あぁそうる。またあんたに笑われそうやわ。
でも。なんかどこまでも笑われたいような気分。
笑ってええよ。てゆーか笑ってほしいよ。

あんたのむかつく笑顔に。会いたくてたまらんよ。そうる。





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↑やっぱり変わるもんなんかなぁ。あたしも変わってるんやろうか。


2003年06月22日(日)今を見つめたい。

悩んでばっかりいて。ちゃんと笑えんのはしんどい。
いろんなことを考えすぎて。動けんくなってるのは辛い。

たいしたことじゃない。
こんなのよくあることやし。
あたしはそんなに弱くないし。
大丈夫。またきっとすぐに笑えるようになる。

そう思って。気持ちの波が過ぎるのを待つ。

でも。ひとりだけで考えてるのは孤独で。
どんどん暗闇に迷い込んで。抜け出せんくなりそうで怖くなる。
でもそうるに聞く勇気なんてない。そっちの方がずっと怖い。
だからあたしは結局。またいつも通りにやり過ごしてる。


今日は。自己嫌悪で吐きそうになった。
土曜に書いた日記。冷静になって読み返してみたら。
あたしは。かつてあたしを裏切ったそうると同じなんやって気がした。

かつてそうるは。男に対する愛情と女に対する愛情は別やって言った。
少なくとも。自分の中ではそうなんやって言い切った。
だから。あの男と切れることはできんのやって言った。

あの日のそうるの言葉に。あたしがどれだけ傷ついたか。
そうるは想像できても。絶対に分かりはせんと思う。
大好きなそうるの言うことやから。どうにかして理解したかった。
受け入れたかった。でもあたしには無理やった。

心の底から愛したら。男でも女でも関係ないってあたしは思う。

理屈なんかどうでもいい。そんなものは役に立たんから。
難しい言葉を並べるより。この体と心で感じることが真実やから。
そうるを思って。切ないほど震える心。
そのぬくもりを求めて。狂おしいほど熱くなる体。
それだけを。最終的には信じられればいいって思いたい。

あたしにそういうものがあるから。そうるにもそういうものがあってほしかった。
男とか女とか考えずに。ただひとりの人として愛してほしかった。

でも。そうるはあの男とずっと続いてた。
あたしは。今でもそれが許せんと思ってる。


でも。そんなあたしは。今そうるとの未来を確信してへん。
いつか壊れると思ってる。いつか終わると思ってる。
こんなに好きでも。こんなに愛してても。続いていける自信がない。

普通の幸せが欲しいとか思ったりする。
結婚して。家庭を持って。子どもを育てて。
そういう自分になると思ってたりする。

今のあたしには。あの頃のそうるを責める資格なんかない。
むしろ。責めることなんか絶対にできんのやと思う。
そうるみたいに。誰かと関係を持ったわけじゃないけど。
裏切ってなんかないけど。そんな将来を心のどこかに描きつつ。
「心の底から愛してる」なんて言える自分を。最低やと思ったりする。

でも今そうるを愛してる気持ちに。嘘なんか絶対にない。
ないのに。ないはずやのに。あたしは過去とか未来とかに脅かされてる。
そうるに裏切られた過去と。そうるを裏切るかもしれん未来。
そんなことを考え始めると。どこまでも支配されて止まらんくなる。


ねぇそうる。弱いあたしでごめんね。
過去に囚われたり。未来のことを考えすぎたり。
ぐちゃぐちゃになってるあたしは醜いやんね。
でもさ。あたし頭の中では前向きに考えようとはしてるねん。

あんたとあたしには。過去がいっぱいあるやん。
出会った頃から今まで。いろんな時間を過ごしてきたやん。
幸せなこといっぱいあった。辛いこともいっぱいあった。
そしてそれは。たぶんこれからの未来にもあるんやと思う。

これまで見てきた過去。まだ見えん未来。
いろんなことを思って。あたしは悩んだりするけど。
でも。ほんまに大切なのって「今」じゃないんかな。
現在まさに見えてるもの。それを大切にするべきなんちゃうかな。
なんかさ。悩みまくるうちにそう思ってん。

あんたを愛してる「今」。あんたと過ごせる「今」。
それをもっともっと大切にすべきなんとちゃうかなって。
過去を変えられんのも。未来が分からんのも。みんな一緒。
だからこそ。今をしっかり見つめるしかないんちゃうかなって。

分かってる。分かってるねん。頭では。
感情がついていかんだけで。ちゃんと分かってるねん。

だからそうる。もうちょっとだけ。ドロドロのあたしを許して。
大丈夫。次にあんたに会うときは。ちゃんと笑えるあたしになるから。





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↑まぁそれはあたしもそうやから。しょーがないんやけど・・・。


*追加*
心配してメールくださったみなさん、ありがとうございます。
ちょっと返事の方は返せそうになくて。ほんまにごめんなさいなのですが。
いろいろ考えながら。全部ありがたく読ませてもらいました。
精神的に支えられた部分はいっぱいでした。ほんまにありがとうです。


2003年06月21日(土)もう矛盾だらけ。

金曜の分もアップしてます。こちらからどうぞ。

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今日は。朝から練習やったんやけど。あたしは欠席した。
せっかく久しぶりにスッキリ晴れたし。練習自体は1週間ぶりで。
いい加減体を動かしたかったんやけど。用事があって行けんかった。

それは。1つ年上の従兄弟の結婚式があったから。

あたしの従兄弟は。全部で7人おるんやけど。
そこにあたしと弟くんを含めて9人。かなり仲がいい。
年齢的にもけっこう偏ってるせいかなって思う。

社会人が2人。(←このうち1人が結婚する兄ちゃん。)
大学生が3人。高校生が2人。中学生が1人。小学生が1人。
そしてこの中で。小学生だけが女の子で。
後はあたし以外全員男やったりする。

普段は。あたしはけっこう女社会で生きてると思う。
まず学部がそうやし。サークルも練習は男女別やし。
でも。親戚のとこに帰ると。とことん男社会に塗れる(笑)。
そしてそーゆうのが。けっこう楽しかったりもする。


結婚式の会場まで。あたしは下宿先から直接行った。
着いたらもうみんな集合してて。急いで着替えた。
黒のノースリーブのワンピースに。エメラルドグリーンのストールを巻いて。
いつもはまずせーへんようなドレスアップをして。ちょっとご機嫌になった(笑)。

そこに専門学校生のコ(19歳)がやってきて。
「ちょー。ウィッグずれてるで。直したるわ。」って直してくれた。
彼は美容師見習いで。この春からもう働いてるんやけど。
なかなかかっちょいい手つきで。ドキドキさせられた(笑)。

それから大学生のコ(21歳)がやってきて。
「おー。化けたなぁ。ええやんええやん。」って写真を撮ってくれた。
彼はあたしと同学年で。1番よくしゃべってるコ。
それまで金髪に近かった髪を黒に染めてて。(就活のため。)
不良みたいやったのが好青年になってて。ちょっと笑えた。

久しぶりに弟くん(20歳)にも会った。
「はー。変わるもんやなぁ。誰かと思った。」とか言われたりした。
「聞いてほしいことあるねん。あの2人(親)には言えんくてさ。」とか言われて。
将来の相談なんかを受けてみたりもした。
お酒を作る人になりたいってのが最近の夢らしくて。
けっこう真面目に考えてたりもしたから。オトナになったなぁと思った。

男の人と関わることって。あたしの今の日常であんまりなくて。
まぁ実習に行けば。主治医とか研修医とかとしゃべってるけど。
なんか新鮮な感じがして。けっこう楽しかった。


結婚式自体は。かなり感動しまくりやった。
従兄弟の兄ちゃんは。今までで1番優しい顔をしてた。
花嫁さんも幸せそうで。めちゃめちゃキレイやった。

幸せなんやろうな。愛する人との一生を誓うんやもん。
これからもずっと一緒に生きていくってことを。証明する式なんやもん。
愛して。愛されて。それをこれからも続けていくことを約束する。
幸せでないはずがない。笑顔が零れんはずがない。

新郎新婦から両親への挨拶で。あたしは泣きまくった。
たぶん花嫁さん以上に泣いてたような気もする。
兄ちゃんの目が光ってるのが見えて。たまらんくなった。
それはあたしが初めて見る兄ちゃんの涙やった。
おばちゃんもおじちゃんも泣いてた。涙だらけやった。

あたしにもいつか。あんな日が来るんやろうか。
そう思って。また苦しくなった。
そうるを愛してるのに。間違いなく愛してるのに。
そんな日をどこかで望んだ自分に腹が立った。
どうしていいか分からんくなった。

「オレは先に言っとくけど。絶対泣かんからな。」
ぱぱちゃんは照れてそう言った。
「あたしも先に言っとくけど。絶対号泣するからね。」
ままちゃんも笑いながら言った。

そんな2人を見てると。やっぱりいつかは結婚すべきやと思った。
いや。すべきとかそーゆうのじゃなくて。してるやろうと思った。
流されるわけじゃない。自分の幸せを見失うわけじゃない。

あたしはどんなカタチになっても。そうるを一生愛してると思うけど。
そうると一生一緒におることは不可能なんやろうと思った。
悲しいほど静かに。切ないほど穏やかに。そう思った。

冷静な自分に気づいて。また苦しかった。


その後で。親戚みんなで集まって騒ぐうちに。
酒を飲めるメンバー(さっき書いた3人)と一緒に飲んだ。
そのうちに。みんなの彼女とかの話になってきて。
「なーなー。いつから彼氏おらんのよ?」とか聞かれた。
「絶対おりそうやのになー。意外やわー。」とか言われた。

笑ってごまかすしかない自分が辛かった。
大好きな人がおるのに。それを言えん自分が情けなかった。
考えすぎたら疲れる。考えんようにしよう。
そう思っても。やっぱりどうしても寂しかった。

ドロドロの感情は。また納まらんくなった。


ねぇそうる。あたしはどうしても言えん。
あんたを愛してること。誰よりも大切に思ってること。
誰かを愛しいと思う感情に。間違いなんてないはずやのに。
どこか後ろめたくて。どこか胸を張れんくて。迷い続けてる。

あんたのことを尊敬してる。誇りに思ってる。
冷たいとことか。意地悪言うとことか。むかつくとこはいっぱいやけど。
媚びないとことか。まっすぐなとことか。大好きなとこもいっぱいある。
男とか女とか関係なく。人間としてあんたを認めてる。

それやのに。あたしはどうしても言うことができん。

あんたが女で。あたしも女で。だから何?
女が女を好きで。何か悪いことでもあるん?
人が人を好きになっただけ。何もおかしくなんかないやん。
大好きな人やで。尊敬できる最高の人やで。
そんな人を見つけられて。あたしは幸せなんやで。

思ってるなら口にすればええのに。
あたしは。何がこんなに怖いんやろう。
そう思ううちに。ひとつの結論にたどり着いた。

結局はあたしに。一緒に生きていく覚悟ができてへんからなんや。
「愛しい」っていう感情だけで走ってて。先のことは見えてへん。
いつかは結婚したいし。子どもも産みたいし。家庭も持ちたい。
そうると一緒におったら実現せーへん将来を。あたしは確実に夢見てる。

でも離れたくなんかない。ずっとそうると一緒におりたい。
そう思ってる気持ちに嘘なんかない。だってこんなにも愛しい。

・・・矛盾だらけの感情に。自分で気づいてる。
あたしの言ってることなんて。所詮はすべて夢物語。
ちゃんと考えろ。どうしたいねん。どうなりたいねん。
どんなに自分に問いかけても。答えは出てこーへん。

なんで。愛しいだけじゃあかんのやろう。
何よりも優先すべきその感情なはずやのに。
なんで。いろんなことが隠してしまうんやろう。

あぁ。そうる。ごめんね。またあたし始まってもたよ。





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↑聞くのが怖くて。未だに聞けずにおるんやけどね。

*追加*
ごめんなさい。またドロドロになってます。
なんかね。どうやっても時々は考え込んでまうんですね。
そのうちがんばって抜け出すので。見守ってやってください。
よければ。BBSの方に何か残してもらえると嬉しいです。


2003年06月20日(金)君はすごいね。

ご無沙汰です。さあやです。
相変わらずの忙しい日々で。更新が滞ってるのですが。
それでもチェックしてくださる方がいっぱいで嬉しいです。
照れ照れです。ちょっとアホみたいです(笑)。

書きたいことはいろいろあるので。マイペースに更新していこっかな。
全然書かんかったり。時間が空くとイッキに何日分も書いたり。
そんな感じになるとは思うけど。まぁいいやんね。(←いいのか?)

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今週は。さっぱりそうるに会えてなかったけど。
木曜の夜に。いきなり泊まりに来てくれた。
あんまりゆっくり話せんかったけど。嬉しかった。

研究室で実験してるうちに。あまりにも遅くなって。
さすがに家に帰って家族を起こすのは気が引けたみたい。
あたしが遅くまで課題をやって起きてるのを知ってたそうるは。
「ほんまに申し訳ない。今から泊めてくれん?」ってメールを2時過ぎに送ってきた。

課題をやりながら煮詰まってたあたしは。
「ええよー。余裕で起きてるから。」って返事をして。
そこからそうるがやってくるまでの時間は。課題に集中。
ちょっとでもゆっくり話したくて。ちょっとでもくっついていたくて。
もうやっつけぐらいのいきおいで。ガリガリやってた(笑)。

そうるは結局3時前にやってきた。
かなりお疲れモードで。へろーんってベッドに倒れこんでた。
「もーありえへん。こんな時間まで実験とか・・・。」
そう言うそうるは。枕に顔を埋めてちょっと唸ってた(苦笑)。

がんばってるなぁ。夜はとことん苦手なそうるやのに。
こんな時間まで起きて。しかも実験やってたとか。
そりゃ疲れるわな。ほんま。お疲れさんやわ。

そう思いつつ。あたしはやっぱり課題をやってた。
「ごめんやけど。これ終わらせなあかんし。放置するで。」
そう言ったら。そうるはにやって笑って。
「しゃーない。今日は我慢するわ。」って言った。

放置なんて。あたしらしくない。
せっかくそばにそうるがおるのに。
手を伸ばせば。そのぬくもりが得られるのに。
くっつきたくてくっつきたくて。もうどうしようもないのに。

目の前には課題があるから。自制心が必要なわけで(涙)。

そうるは。あたしを気遣ってしばらくは起きてくれてたけど。
やっぱり疲れてるみたいで。そのうちスヤスヤと寝始めてもた。
聞こえてくる寝息は。あたしを何より癒してくれた。

ちくしょう。相変わらず長いまつ毛やなぁ。
寝不足なんかな。微妙に肌が荒れてるし。
あーあー。出来かけのニキビまであるし。
明日の朝は。チョコラBBでも飲ませてあげるかな。

そんなことを思いながら。ちょっとだけ休憩して。
課題をやって。また行き詰ったら振り返ってそうるを見つめて。
愛しい人がそこにおることに安心して。また課題に戻って。

そんなことを何度も繰り返してた。
机に向かったり。ベッドの方を振り返ったり。
ともすればベッドのそうるを見てる時間の方が長くなりそうで。
あかんあかんーって思いながら。ひとりでがんばってた。


ねぇそうる。あんたはただそこで寝てるだけやのに。
あたしをこんなにも癒せるとか。かなりずるいわ(笑)。
あんたはあんたの意志と関係ないところで。
こんなにもあたしを満たすことが出来るんやで。
なんてかっちょいいねん。ほんま。ありえへん。

分かってたけど。好きな人がもたらすパワーって計り知れんよね。
そうる。あんたと一緒におると。あたしはいつでもそのことを実感してる。

寝不足全開のあたしは。どんなに濃いコーヒーを飲んでも。
眠気は取れんくて。机に突っ伏して寝てまうことがしょっちゅうやった。
それやのに。あんたがベッドで寝てると思ったら。
どうにかして課題を終わらせて。ちょっとでも長くあんたの横で眠りたくて。
ものすごい勢いで課題を片付けることが出来るんやもん。
(まぁ半分ぐらいはやっつけって話もあるけどさ(涙)。)

約30分で完成させて。すぐにベッドにもぐりこんで。
あんたが抱き締めてたあたしの枕をひっぺがして。
体を寄せて。その唇にキスをひとつ。

たったこれだけのことで。あたしの疲れは吹っ飛ぶ。
たった3時間の睡眠でも。あたしはちゃんと充電できる。
あんたがそばにおるだけで。あたしは満たされる。

ねぇそうる。分かってたけどさ。あんたってやっぱりすごいわ。





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↑ちゃうやろ、季節を考えろーって言ってやった(笑)。


2003年06月16日(月)名前の威力。

今日から。また新しい実習が始まった。
前回は母性科の実習で。今回は小児科の実習。
長かった実習もようやく終わりが見えてきて。
とりあえずはあと3週間で。終わりを迎えることになってる。

5月から再開して。もう3分の2は終わってるんやもん。
しんどいけど。自分を磨く糧やと思って。がんばろう。


そうは思ってみても。月曜の朝は憂鬱。
土日にゆっくりした分。リズムがちょっと狂ってる。
朝起きるのもだるくて。溜め息の連続で。
しっかりせなーと思いながら。どうにか起き上がる。

やらなあかんとか。しっかりせなあかんとか。
物事を「MUST」で考えてる自分は。ちょっとしんどい。
奮い立たせすぎて。無理してるような感じがする。
もっといろんなことに。意気込みすぎずにぶつかれたらいいのに。

そう思うけど。あたしは思考が先行するタイプ。
石橋なんて叩きすぎて。渡る前に疲れてるタイプ。
これはもうどうやったって。変えられん性格なんやろうとも思う。


だるだるモードで出かけて。大学の入り口に着く。
原チャで大学まで行ってるあたしには。入校許可証が必要で。
入り口のとこで警備のおじさんに見せなあかんのやけど。
それをポケットから出して。ちょっとにやける。
これはあたしの。毎朝のお決まりやったりする。

なぜなら。そこに書かれてるのはそうるの名前やから。

入校許可証。これをとるのにはけっこう時間がかかる。
申請してから許可が下りて。それから許可証が発行される。
めんどくさいその過程には。1ヶ月以上かかったりする。

今のあたしは。申請するのをさっぱり忘れてたせいで。
自分の名前がちゃんと書かれた許可証を持ってない。
期限切れに気づいて。しばらくは前の許可証でごまかしてたけど。
前年度の許可証は青で。今年のは黄色。ごまかす自体に無理がある(涙)。
さすがに警備のおじさんの目を掻い潜るのも難しくなってきた頃に。
「うちのんカラーコピーする?」って。そうるが言ってきてくれた。

「まじでー?ええのん?めっちゃ助かる☆」
「ええで。コピーでもたぶんごまかせるはず。」
「ありがとうございますー。」
「いえいえ。じゃあ1000円頂きます☆」
「はぁ?!金取るのん?!」
「だってうちもタダで許可とったわけじゃないし。」
「うぇー。そうやけどー・・・(←わがまま。)」
「しゃーないな。じゃあ酒1本買ってくれたら許す☆(笑)」

そんなふうに言って。2人でコンビニにコピーしに行ったっけ。
カラーコピーのやり方がイマイチ分からんかったそうるは。
店員に聞いたんやけど。その店員の対応がかなり悪くて。
「ここ読んだら分かるでしょー。」って感じで。クスっとか笑いやがって。
「もうしばらく○ーソンには行かへん!」ってそうるを怒らせた。
それでも酒を買ってあげたらご機嫌になったりして。かわいかった。


ねぇそうる。あれから毎朝。あたしはそのニセ入校許可証を使ってる。
ほんまはあかんのやけど。新しい自分用のを申請すべきやけど。
あたしは。毎朝あんたの名前を目にするのが幸せで。
ずっとこれを使ってたいなぁって思うから。申請してへん。

言っとくけど。別に申請のお金が惜しいわけじゃないで(笑)。
まぁ確かにお金かからんくてラッキーとはちょっと思うけど(笑)。
あたしは単純に。あんたの名前が書かれてるあの許可証が好きやねん。

例えば今日みたいに。だるだるモードの朝でも。
無意識にポケットから取り出した許可証には。あんたの名前がある。
いつもは汚いクセ字やのに。めずらしく丁寧に書かれたあんたの名前。
それを見て。あたしは満たされた気持ちになる。

離れてても。あんたのことを感じられるものが手元にある。
それは。あんたがくれたシルバーのブレスレットだけじゃなくて。
当たり前のようにあたしのポケットに納まってる許可証やったりもする。
関係ない人から見れば。こんなのただの紙切れやけど。
あたしにとっては。めちゃめちゃ大事で。幸せの源。

あぁそうる。こんなこと言ったらまたあんたは笑うんやろうなぁ。
「相変わらずめでたい体質やねぇ。」って。にやにや笑うんやろうなぁ。

いつもながら悔しい。ちくしょう。なんでこんなにも好きなんやろう。
考えたって答えが出んことは分かってるのに。
「好き」に理由がないことなんて。とっくに分かってるはずやのに。

ねぇそうる。それでもあたしが考えてまうのは。
この「好き」が。未だかつて誰にも抱いたことがないような。
自分でも抱え切れんほどの「好き」やからやで。
あんただけに捧げる。スペシャルもんやからなんやで。

だからさ。あんまり笑ってばっかりおらんといてな(苦笑)。





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↑なんとなくやけど。そーゆうのってあるやんね。


2003年06月15日(日)いろんな愛情表現。

えーっと。先週の土曜の続きの日記。アップしました。
そうるが泊まりに来てくれた日のことを書いてます。
よかったら読んでください。こちらからどうぞ。

以下は普通に。今日の日記です。

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例えば。君がたった1度でも心から好きだと言ってくれたら。
あたしは。その言葉の重みを噛み締めて泣くだろう。
例えば。君がたった1度でも力いっぱい抱き締めてくれたら。
あたしは。そのぬくもりに満たされて泣くだろう。
それでは。言葉とぬくもりと。どっちが欲しいかと聞かれたら。
あたしはたぶん答えることができない。


ふと思いついたフレーズ。ちょっと書き記してみたり。

なんかね。最近すごいそーゆう気分なんよね。
言葉が欲しいけど。言葉だけじゃ癒されん。
ぬくもりが欲しいけど。ぬくもりだけじゃ物足りん。
あたしは所詮。どこまで言ってもわがままで。
与えられても与えられても満足できんくなってるんかもしれん。

でも突き詰めて考えるタイプのあたしは。それでも考える。
例えば今。どちらかひとつ得られるとしたら。
目の前におるそうるが。「好きやで。」って言ってくれることと。
黙って抱き締めてくれることと。どっちがいいか。

・・・想像してみると。あっさりと答えは出てくる。
あたしは。抱き締めてくれるそうるを選ぶ。

たぶんそれは。後者のそうるの方が容易に想像できるからやと思う。


好きって言葉は。そうるは簡単には言ってくれん。
それはそうるの性格上。もうしょーがないことやと思ってる。
そりゃ好きって言ってほしいけど。ちゃんと伝えてほしいけど。
そーゆうのを簡単に言わんからこそ。そうるなんやと思う。

それよりも。そうるは無言で抱き締めてくれることの方が多い。
そこにいるあたしの腕をつかんで。ちょっと強引に引き寄せる。
あたしが抵抗せんことを分かってる。幸せになることを見抜いてる。
それがちょっと悔しいけど。その悔しさもまたクセになる痛みやったりする。


言葉とか。ぬくもりとか。愛情表現の手段はいっぱいある。
でも結局は。そばにおれることが1番なんやとも思う。
好きって言ってくれんくても。抱き締めてくれんくても。
ただそこにそうるがおるだけで。あたしは幸せになれる。
あたしと関係のないことでも。真剣になってたり。ゲラゲラ笑ってたり。
そんなそうるを見てるだけで。あたしは満たされるんやと思う。

好きって言ってほしいのに。抱き締めてほしいのに。
おるだけでいいとか言ってみたりして。大いなる矛盾かもしれんけど。
一緒におれることは。それだけで何物にも勝る価値があると思う。

あぁ。愛しい人がもたらす力は。なんでこんなにも計り知れんのやろう。
その存在だけで満たされるなんて。なんでそんなことがありえるんやろう。

会えない休日には。どうしてもこんなことを考える時間が増える。


ねぇそうる。今日はあたしひとりで買い物に行ってきたんよ。
あんたはバイトやったから。まぁしょーがないと思って。
でもさ。今日はなんとキャッチセールスに4回もひっかかったんよね。
あんなにもひっかかったのは久しぶりで。かなりうっとおしかった。

あんたと一緒に歩いてたら。あんたがキツイ目で睨むせいで。
キャッチの男の人も全然近寄ってこーへんのにね。
たまに寄ってきて。あたしが足を止めそうになっても。
あんたがひっぱってくれるおかげで。助かってるんよね。
今日はかなりしつこかったから。思いっきり睨んでやった(笑)。

それからさ。エスカレーターにひとりで乗るとき。
あたしは間違って人が通る方に立ってもたりもしたんよ。
あれって2人並んで立つけど。片方は急ぐ人のために空けておくやん。

いつもは。あたしがぼーっと間違えてあんたの横に立ってたら。
あんたが1段下がって。あたしを自分の前にひっぱってくれるやん。
でも今日はそんなあんたがおらんかったから。あたしは間違ってもた。
後ろから「すみません・・・」って通りたい人に言われて。気づいて飛びのいた。
恥ずかしいやろ。かなりマヌケやなーって自分でも思った(笑)。

なーんかさ。そうる。あんたがおらんかったら気づいたことがいっぱいあった。
あんたがおらんところで。あんたの存在の大きさをいっぱい感じた。
そっか。あたしはこんなふうにいつも一緒におるんやなって。
いつもは気にも留めんかった小さなことが。全部あたしにひっかかった。

好きって言うこととか。抱き締めることとか。
そーゆう直接的な愛情表現じゃなくても。
あたしはちゃんとあんたに大事にされてるんやなって素直に思えた。
ともすれば。見逃してまいそうなちっちゃなことばっかりやけど。
でもたぶんそーゆうことの方が。あたしには大事なんかもしれんなって。
なんか自然とそう思えてきたんよね。

あんたにしたら。笑ってまうほどのことやろうけど。
あたしがキャッチにひっかからんですむのも。
エスカレーターでちゃんと間違わずに立てるのも。
実はあんたがおってくれるからなんかなぁって。そう思ったんよね。
そしたら。またどうしようもなくあんたに会いたくなったんよ。

会えない休日だからこそ。あんたのことが気になる。
ねぇそうる。あんたは何を見て。何を思って。どんなふうに過ごしてたんやろう。





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↑まぁ予想してた通りで笑えたけどね。えらいよそうる。


2003年06月14日(土)君と交わすキス。

今日は。朝から小雨やったけど練習はあった。
前回の練習で。あたしはぶっ倒れたわけやけど。
そのせいで。そうるはやたらあたしを気にしてくれた。

まず。朝は車で迎えに来てくれた。

「迎えに行くわ。雨で原チャやったら危ないやろ。」
朝一番にくれた電話で。そうるはそう言った。
「まじでー。助かる。でもええのん?」って聞いたら。
「だってまた倒れられたら困るし。」って。笑いながら言った。

・・・笑うかなぁ。それ。あたしには笑えへんけどなぁ。
ちょっとそう思ったけど。車に乗れるのが嬉しくて許してもた。
まぁ笑えるのは。それだけあたしが回復したからなんやしね。
あのときのそうるの心配が嘘じゃないことは。あたしが1番分かってるし。
だからまぁええかってことで。あっさり聞き流す(苦笑)。


グランドに着いたら。まひろもはつねもあたしに声をかけてくる。
「もう復帰?大丈夫か?」って言うまひろ。
「あかんでー。若くないんやでー。」って言うはつね。
2人ともあたしを気にかけてくれてることが分かって。嬉しかった。

スパイクを履いてるあたしの隣に。そうるも座り込んで。
「2回目は怒るからな。」って。ちょっと怖い顔で言ってきたけど。
それはあたしを心配してくれてるからやって分かった。
「分かってる。」って答えた後で。「この前はありがとう。」って言ったら。
「・・・ほんまやで。」って溜め息ひとつつかれて。苦笑いされた。


練習自体は。雨のせいで寒かったし。
後半は地面もぬかるんできて。こけまくりやったけど。
テンション上がりまくりで。かなり楽しかった。
雨は好きじゃない。でもこーゆうときの雨はキライじゃない。

だってそうるは。ちょっと(かなり)おもろいことをやってくれたから。

雨脚が強くなってきたとき。そうるの先を歩いてたあたしに向かって。
「なぁ。ちょっと懐かしいことやろっか?」って。いたずらっぽい顔で言ってきた。
あたしは。「?」って考えて。すぐに「!」ってなった(笑)。
「やってやってー!!」って言ったら。そうるはすぐにやってくれた。

何って。それはある歌手のモノマネ(笑)。

ある歌手・・・なんて言っても。常連さんにはバレバレやと思うけど。
それはもちろん。TMRevolutionの西川貴教。
「THUNDERBIRD」って曲があるんやけど。そのマネ。
そのPVが。どしゃぶりの雨の中で歌うってヤツで。
昔からそうるは。練習で雨が降るとよくそのマネをやってた。

あたしだけが大喜びして。みんなはゲラゲラ笑ってたっけ。
懐かしいなぁ。あの頃はほんまに若かった(苦笑)。
そう。普段はクールなくせに。そうるはテンションが上がるとすぐ壊れる。
そんなそうるは健在で。今日もしっかりやってくれちゃった。
あたしはそーゆう壊れたそうるも大好き。見てるだけで嬉しくなる。
だから今日も。にやけた顔がちっとも元に戻らんかった。


練習後。雨のせいで。みんなしてテンション上がってた。
「なんか酒が飲みたいー。」ってはつねが言い出したのをきっかけに。
「いいねー。今日はバイトないねん。」って言ったまひろ。
「そういや最近飲んでへんわー。」って言ったそうる。
グランドから1番近いのはあたしの家ってことで。
4人まとめでそうるの車に乗り込んで。あたしの家に向かう。

途中のコンビ二で。お酒を買い込んだ。
ちなみに。そうるとまひろは酒豪やけど。はつねも強い。
あたしはそこまで飲まんけど。でもお酒は大好き。
そんなわけで。このメンバーで飲むと。お酒はいくらあっても足りん(笑)。
「まぁ昼からやし、そんなに飲まんよなー。」
「練習後で疲れてるから回るの早そうやしなー。」
そう言いつつ。カゴの中はすぐにいっぱいになった(笑)。


あたしの家に着いて。まずは軽くビールで乾杯。
ビールはあんまり好きじゃないけど。喉ごしは大好き。
「かぁー!練習後のビールはうますぎる☆」って喜ぶはつね。
「ビールより焼酎やって。」とか言うそうるは。早くも用意してて。
「よなー。酒は濃いのにかぎる。」なんて。まひろもにんまり。

結局飲むこと3時間。まったり飲みながらいろいろ語ってた。
そうるとまひろは焼酎。はつねはビール。あたしは梅酒。
けっこう飲んだはずやのに。全員ケロっとしたもんやった(笑)。

「あーじゃあそろそろ帰ろっかな。」って。まひろとはつねは言い出して。
「うちはもうちょっと酒抜いてから帰るわ。」って。そうるは言って。
結局2人はバスで帰って。そうるだけ家に残った。


待ち構えてたわけじゃないけど。2人きりになれるとちょっと嬉しい。
じーってそうるの方を見てると。「なにーな。」って言われて。
「なんでもないがな。」って言い返すと。にやっと笑われる。
いつものやりとり。分かってるくせに。お見通しなくせに。
抱き締めたい心も。キスしたい心も。知ってるくせに。

あぁもう。見抜いて。どんどん見抜いて。
悔しいけど。もう別にいいし。だって好きなんやし。

そんなふうに。ちょっと開き直ってそうるにキスをした。
重ねた唇から。生あたたかいそうるの息を感じた。

「あれまぁ。昼間から酔ってるで。このコ。」
そうるはわざとらしく笑って。あたしの唇をつまむ。
ちくしょうめ。またそんなこと言うし。
あたしを悔しがらせて楽しむとか。性格悪すぎる。

ちょっと唸って。あたしがふくれたら。
そうるはやっぱりおもしろそうに笑って。引き寄せてくれた。
腰に手を回されて。あたしはそうるの腕の中に埋まる。
あたしのために用意されたかのように。体はそこにぴったりと納まる。

からかって。おもしろがって。それから抱いてくれる。
これがいつものそうるのパターン。
からかわれて。悔しくなって。反抗するけど甘えたい。
そんなあたしを分かってるんやなって思う。

適度な酔いに任せて。いっぱいキスをした。
小鳥がついばむような。軽くてくすぐったいキス。
どこまでも溶かされるような。甘くて幸せなキス。
飽きることなく。何度も唇を重ねた。

ただ唇と唇を重ねるだけの行為が。なんでこんなに幸せなんやろう。
あんなにお酒を飲んでも。あんまり酔わんかったのに。
キスを繰り返すだけで。こんなにも酔わされるのはなんでやろう。

そうるの腕の中で。あたしはそんなことばっかり考えてた。


ねぇそうる。あたしはあんたと一緒にいられるだけで幸せやけど。
あんたと交わすキスは。ほんまにほんまに大好き。

重ねた唇から。あんたへの思いが溢れ出す。
あんたからも。あたしへの思いが流れてくる。
嫌われてないやんね。愛されてるやんね。
そうやって安心して。あたしはキスの甘さに溺れる。

あんたとじゃなくても。同じようなキスはできるかもしれん。
人と人がいて。唇と唇を重ねたら。キスは成立するんやもん。

でもね。そうる。あたしはあんたとじゃなきゃ。
こんなにも胸が熱くなるキスはできん。
こんなにも泣きそうになるキスはできん。

あたしはキスが好きなんじゃないよ。
あんたと交わすキスやから好きなんよ。

昼間から酔って。誰にでもキスするわけじゃないからね。
そこんとこ。ちゃんと分かっててよ。そうる(苦笑)。





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↑ほんま。どれだけ好きやねんって感じやわ(苦笑)。


2003年06月13日(金)怖さと幸せの関係。

今日でようやく。ひとつ実習の区切りがついた。
あぁ。二週間やけど長かった・・・(涙)。

今回あたしが行ってたのは母性科。
妊婦さんが入院してきて。赤ちゃんを産む場所。
実習を終えて思うことは。今までで1番楽しかったってことかな。

体調崩したし。身体的にはけっこうきつかったけど。
これまでの内科とか外科とかに比べたら。母性科は楽しかった。
病気の患者さんと接するのとはまた違ってて。
お産を終えた褥婦さんと関わる経験は新鮮やった。

何より。分娩見学をできたのが1番大きかった気がする。

生命の誕生の瞬間。人間が生み出される瞬間。
母親の体から出てくる赤ちゃんを。あたしはこの目で見た。
この世で最初に放つ泣き声を。あたしはこの耳で聞いた。
心が震えた。胸が熱くなった。泣きそうやった。

陣痛に苦しみながら。必死に耐えながら。
顔をしかめて。もがいて。叫んでた産婦さんが。
わが子の誕生の瞬間に見せた顔が忘れられん。
世界で1番愛しいものを見るような目で。赤ちゃんを見て。
笑顔が零れて。涙も零れて。くしゃくしゃの顔になって。

あぁ・・・。思い出しただけで涙が出そうになる。

人はこんなふうにして生まれてくるんや。
たくさんの人の力を借りて。母親の底力を借りて。
大事に大事に思われて生まれてくるんや。

あたしもきっと。そうやって生まれてきたんや。
ままちゃんのおなかを痛めさせて。散々叫ばせて。苦しめて。
でもきっと最後には。あんなふうな笑顔にさせてたんやろう。

あぁ。なんで人は忘れてまうんやろうね。
生まれたときの記憶が。どうしてなくなるんやろうね。
あの愛の深さを覚えてたら。初めて見た世界の眩しさを覚えてたら。
きっとこの世から争いなんてなくなる。そんな気がする。


いろんなことを感じた分娩。その後は新生児のケア。
初めてまともに抱く赤ちゃんは。ほんまにかわいかった。
純粋で。無垢で。まだ何ひとつ醜いものを知らんくて。
そんな存在に触れられることが。ほんまに幸せやった。

ちっちゃな手の中に指を入れたら。きゅって握り返してくる。
ミルクをあげたら。こっちをじーっと見ながら飲む。
ふわふわの肌。あったかい体。つぶらな瞳。
もうほんまにほんまに。連れて帰りたいくらいやった。


実習中。あたしが体調を崩したのは。実は精神的なものもある。
そう。これは時々あたしが突然なるもので。もうどうしようもないこと。
考えたって仕方ないって分かってるけど。考えずにはおれんこと。

そうるとの将来を考えて。不安に襲われること。

思い返せば。2月の地域の実習のときもそうやった。
地域の保健センターで。3歳児健診を見学して。
いろんな先のことが不安になって。ちょっとおかしくなった。
(日記にも書いてました。こちらの日記です。)

そうるとずっと一緒にいたい。そう思う気持ちは間違いなく本物やのに。
あたしは赤ちゃんを産みたいし。子どもを育てたいと思ってる。
真っ白なウエディングドレスを着て。バージンロードを歩きたいと思ってる。

あたしは現実が全く見えてへん。
だってそのドレスを着たあたしの隣には。
黒のタキシードを着たかっちょいいそうるが立ってる。
分娩のときに。あたしのそばには。
ずっと手を握ってくれる優しいそうるがおる。

何ひとつ違和感なく。あたしの描く将来にそうるがおる。
本来なら。夫となるべき人がおるであろうその場所に。
オンナであるそうるがおる。あたしの頭の中では自然に溶け込んでる。

・・・そんな現実はありえへんのに。

赤ちゃんの世話を出来るのは幸せやったけど。
そんなことを考えてたら。正直ちょっときつかった。
そんな精神疲労と肉体疲労が重なって。倒れたんやと思う。


でもそんなときでも。そうるは何ひとつ変わらんかった。
あたしが変動しまくりでも。そうるはいつでも変わらへん。
あたしにはそれが救いでもあり。癒しでもあるんやけど。
ときに理解できんくて。イライラしたりもする。

そうるはこういうことって考えんのやろうか。
あたしみたいに。先のことを思って不安にならんのやろうか。
あたしがそうるに対して思ってるほどまでには。
そうるはあたしに執着してへんってことなんかな。
失ったら失ったで。それも仕方ないとか思ってるんかな。

穏やかで安定してるそうるはすごいと思うけど。
でも逆に。ほんまに何も考えてへんように見えることもあって。
たぶんあたしが考えすぎやからそう見えるんやろうけど。
でもなんか。わけもなくむかついたりもして。

そうるが悪いわけじゃないのに。


ねぇそうる。あんたは理解できんかもしれんけど。
あたしはいつだって。あんたを失う怖さに怯えてる。
あんたの愛情を手に入れたときから。ずっとそうやった。
もしかしたら。出会った頃からずっとそうかもしれん。

今手にしてる幸せが大きすぎて。あまりにも大切すぎて。
それを失った自分を考えることが怖いんよね。
失った自分なんてありえへんのやもん。
あんたの隣で笑ってるあたしでおられんのやったら。
生きてる意味がないようにすら思えてくるし。

あんたなしじゃ生きていけん。
そう思う自分が怖いけど。
でも。そう思える自分が幸せやとも思う。
だって。それだけ大切な存在を見つけられたってことやから。

失う怖さを覚えたのは。失いたくないものを得た幸せのせい。
ねぇそうる。分かるかなぁ。あたしのこーゆう気持ち。





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↑何にしよっかな。うーん・・・迷うなぁ。


2003年06月12日(木)慣れないように。

お久しぶりです。さあやです。

前回の日記で。「また明日。」とか言っておきながら。
気づくとずいぶん日にちが経ってたりします。
なかなか日記が更新できなかったのですが。
大きな理由のひとつは。体調不良やったりします。
今はちょっとマシになったけど。実はけっこうやばかったのです。

まず。月曜のナイターの途中で。倒れました。

倒れたというと大げさに聞こえるけど。ほんまに「倒れた」のね。
あたしはもちろん自分で見たわけじゃないけど。
そうるに後から言わせれば。見ててかなり怖かったらしくて。
「お願いやからこれで最後にしてや。」って言われたくらい。


課題満載の毎日で。睡眠時間は連日2時間とかで。
それがかれこれ1週間ぐらい続いてて。
ごはんも適当に食べてて。いっぱいいっぱいやった。

でもナイターは。先週行けんかったのもあって。
今週は行きたかったし。ちょっと無理して行った。
予想以上に湿気が高くて。暑くてしんどかったけど。
それでもみんなと一緒におれる空間は楽しくて。
体のしんどさを忘れて。調子に乗って走ってた。

まひろとの1on1が終わって。
あれ。なんかおかしい。グラグラする。
そう思ってからは。ほんまにあっという間やった。
クラっときて。膝から崩れるように落ちた。

立ち上がらなって思ったけど。どうしても立ち上がれんかった。
体のどこにどう力を入れればいいか分からんかった。
倒れこんでるあたしを。まひろが抱えて起こしてくれて。
「ちょー。大丈夫か?」って何度も言われたけど。
大丈夫って答えられる余裕はなくて。またしゃがみこんだ。

気づいたそうるはすぐに走ってきた。
そうるとまひろに両側から抱えられるようにして。
あたしはグランドの外まで連れ出された。

何がどうおかしかったんか。あたしはそこで吐いてもた。
あんまり食べてへんから。胃液みたいなものまで出てきた。
そんなあたしを見てたそうるは。さすがにおかしいと思ったみたいで。
「ちょーもう帰ろう。送ったるから。」って。バイクに乗せてくれた。
(あたしの原チャは。後からまひろが家まで持ってきてくれた。)


帰り道のバイク。大好きなそうるのバイク。
でもその振動とか揺れさえも。あたしには耐えられんかった。
慎重に運転してくれてるのが分かって。だからこそ言いたくなかったけど。
「ごめん。ちょっと止めてほしい。」って言わずにはおれんかった。

バイクを止めてもらって。グルグルするのに耐えてた。
いつもは。意図的にそうるに抱きついたりするけど。
この日は。自分ひとりの力で姿勢を保てんくて。
甘える意識なんてなく。ぐったりそうるに寄りかかってた。

「しんどいやろうけど。早く帰って寝た方がええやん。」
「なるべく揺れんように走るから我慢してや。」
「でも我慢できんくなったらすぐ言うんやで。」

優しいそうるの言葉も。いつもの半分ぐらいしか届かんかった。
しんどさに耐えるのに精一杯で。ありがとうのひとつも言えんかった。


家に着いて。玄関で座り込んでもたあたしに。
そうるは。これでもかってくらいに世話を焼いてくれた。
着替えさせてくれたし。水も飲ませてくれた。
あたしがベッドに入っても。そばにおってくれたから。
「泊まってくれるん?」って聞いたら。
「放って帰るほど冷たくないつもりやけど。」って笑われた。

「あんまり寝てへんのやろ?」「・・・うん。」
「どうせごはんも食べてへんのちゃうん?」「・・・うん。」
「でもナイターはがんばろうと思って来たんやろ?」「・・・てゆーかやりたかったし。」
「無理しすぎや。ほんま。見てて心配になる。」「・・・ごめん。」

何もかもを見抜かれてて。ちょっと痛かった。
でも分かってくれてる人がおる事実には。ほんまに救われた。
そしてその人がそうるやってことが。何より嬉しかった。


ねぇそうる。心配かけてごめんね。
そして。いっぱいいっぱいありがとう。
あたしだけがしんどいわけじゃないのに。
あんただって研究室の用事でいつも忙しいのに。
あたしだけ勝手に倒れて。かなり申し訳なかったけど。

あたしを思いやってくれるあんたが嬉しかった。
当たり前のようにバイクを出してくれて。当たり前のように泊まってくれる。
そんなあんたの存在を。当たり前やと思わんようにしたいって思った。
あたしがガタガタになってもたとき。あんたはいつだって優しいけど。
その優しさに慣れんように。ちゃんと感謝できるようでありたいって思った。

あんたはそれ以来。なんやかんやであたしにメールをくれたやん。
メール苦手なくせに。そんなにマメじゃないくせに。
まぁだからこそ。メールの内容はやっぱり短くて。
「食べてるかー?」とか「早く寝るんやでー。」とかやったりしたけど。
あたしは。あんたがあたしを気にしてくれてる事実が単純に嬉しかった。

ありがとうね。そうる。もうだいぶ回復したから。
今度うちに来たときは。ゆっくりごはんを作ってあげるね。





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↑それしかなかったとはいえ。ちょっとかわいそうやった。


*追加*
土曜の日記の続き。そうるが泊まりにきてくれた夜のこと。
せっかくやから。近いうちにはアップしたいと思います。
まぁどうなるかは分からんけど。書きたいものは書きたいし。


2003年06月08日(日)好きでたまらへん。

えっと。この日記を更新してる今は6月16日深夜です。
ちょっと更新の順番がおかしくなってるけど。
この内容は。6月7日の続きです。

-----------------------------------------------------------

「ようやく終わったー。今から行っていい?」
そうるからのメールが来たのが夜の10時。
来週に研究のプレ発表があるとかで。
そのレジメ作りに大忙しのそうる。
練習が終わってからその足で。すぐに研究室に向かって。
そこからひたすらパソコンと闘ってたみたい。

「お疲れさーん。じゃあ待ってるわ。」って返事して。
あたしはコーヒーを入れる準備をする。


メールから10分後。そうるはあたしの部屋に来た。
「あー疲れたー。電磁波浴びすぎたー。」
そう言って。着くなりベッドに倒れこむそうる。
「ずっとパソコンやってたん?」って聞いたら。
「おうよ。もー肩凝りまくり。ありえへん。」って言ってた。

なんか疲れてるそうるってかわいいなーっていつも思う。
そうるは。普段はあんまり弱いとこを見せんから。
(あたしが。そうるは強いものやって思い込みすぎなとこもあるけど。)
こうやって。ありのままの姿を見せてくれるのは嬉しい。

「じゃあ先にお風呂入り。」って。あたしは譲ってあげる。
そうるとあたし。別々にお風呂に入るときは。
あたしが先で。長風呂のそうるが後なんやけどね。
疲れてるみたいやし。先に入れてあげよっかなーと思って言ったら。
「いやいや。今日は一緒に入ろう☆」って。めずらしくそうるは言って。
なんかゴソゴソして。お風呂にお湯を入れてくれた。
「なに?」ってあたしが覗き込もうとしたら。
「あかーん。見せてあげへん。」って。にやっと笑った。

それから5分後。ピピピってお湯が入った音がして。
あたしはバスルームのドアを開けた。
そしたら。なんとびっくり。お風呂は泡だらけやった(笑)。

「うわー☆何これー☆」って喜ぶあたしに。
「バブルバス。あんたやりたいって言ってたやろ。」って笑うそうる。
そっか。さっきゴソゴソしてたのはこれやったんや。
こんなニクイ演出してくれてたんや。なんてやつ。そうるめ。


あたしは。昔から泡風呂に憧れてるとこがあったんやけど。
大好きなマンガの「NANA」の影響もあって。最近また憧れ増強で。
それを前にそうると買い物に行ったときに話してたんよね。

「ちっちゃいときから憧れやってんよなー。」
「あー分からんでもない。気持ちよさそうやもんな。」
「そうそう。お風呂にシャンプー入れてかき混ぜたりしたし。」
「・・・まじでか。あほやな(笑)。」
「なんでよー。あほとか言うなよ(怒)。」
「だって。あんな泡とか水に溶けると思えよ(笑)。」
「うっさいなー。子どもながらに頭使っててんって。」
「まぁ努力は認めるけど。しかしあほやなー。(←しつこい。)」

そんなやり取り。そうるは覚えてくれてたみたいで。
ちっちゃなボトルに入ってる液体を。あたしにくれた。
ふたを取ってみると。グレープフルーツのいい匂いがした。
甘酸っぱい香りは。満たされた心にちょっと沁みた。


狭いバスタブに。2人並んで浸かってみた。
2人して泡だらけになって。なんかおしゃれな感じがした。
それでもやってることは。2人してあほ全開で。
柔らかい泡をいっぱいすくって。そうるの頭に乗せてみたり。
そのまま髪を立てて。「スーパーサイヤ人☆」とか言ってみたり(笑)。
そうるはそうるで。お湯をかき混ぜて。泡をいっぱい作って集めて。
あたしの肩から胸にかけて。「雪だるま☆」とか言ってみたり(笑)。

泡ひとつで。こんなにもテンションが上がるのがおかしかった。
肩と肩が触れ合う距離で。こんなにも笑い合えるのが幸せやった。
溢れまくりの愛しさを抑えきれんくて。思わずキスをしたら。
そうるの唇についてた泡を嘗めてもて。2人して「苦いー。」って笑った。


お風呂から上がって。ちょっとまったりしてたら。
「そうそう。」とか言って。そうるはまたゴソゴソし始めた。
「なにー?また泡出してくれるん?(笑)」って聞いたら。
「泡じゃないです。消えてなくならないです。」って言って。
「うわー。今のんかなり寒いー。鳥肌立ったー。」って笑って。
「?」ってなってるあたしに。ちっちゃな箱を渡してくれた。

「めっちゃ遅くなったけど。誕生日おめでとう。」

びっくりした。もう忘れられてると思ってた。
忙しいのは分かってたし。当日ちゃんと会えただけでいい。
おめでとうって言ってくれたし。それだけで十分。そう思ってた。
多くを望んだらあかんし。望みすぎたら外れたときが寂しいし。
そう思って。考えんようにしてるうちに。あたし自身も忘れてた。

「覚えてくれてたんや。」って言ったら。
「忘れかけてたけどな。」って笑った。
照れ隠しやって。ちゃんと分かった。
だからあたしも。泣かんように笑った。

箱の中には。シルバーのブレスレットが入ってた。
そう言えば。あたしが去年のそうるの誕生日にあげたのもブレスレットやったな。
そんなことを思い出してると。そうるはまた見抜いたように。
「なんかなー。やっぱアクセサリーはうちも嬉しかったから。」って言って。
自分のバッグの中からそのブレスレットを出して。
「カタチはが違うけど。シルバーでおそろやな。」って笑った。

やばい。やばい。なんでそんなこと言うねん。
泣かせる気か。こいつ。ほんまありえへん。
そんなこと言われて。あたしが平気でおれるはずがないやろ。
分かってるくせに。なんでそーゆう決めゼリフを言うかな。

黙ってもたあたしに。そうるはにんまり笑う。
「あーやばいねー。泣かせてまうねー。」って。
「うるさい。あほ。泣いてへんわ。」って強がるあたしに。
「それだけ喜んでくれたら買い甲斐があるわー。」って。また笑った。

「ありがとう。大事にするわ。」って言うのがやっとで。
後はもう。言葉じゃ伝わらん気がして。抱き着いてた。
そうるを抱き締めて。「あー・・・めっちゃ嬉しい。」って言ったら。
「よかったねー。」って。他人事みたいに言われて。また笑った。


それから。久しぶりに肌を重ねた。
いっぱいキスをして。いっぱい抱き締めた。
そうるの肌は。やっぱりあたしの肌にぴったり吸い付く。
頭のてっぺんから足の先まで。全身が愛しくて。
もう全部独占したくて。余すところなく唇をつけた。

そうるもあたしにいっぱい触れてくれた。
触れられる先から全部気持ちよくて。声が漏れた。
込み上げる愛しさと快感と。満たされた幸せとで。
本気で泣きそうになって。そっと唇を噛んだ。

事を終えて。そうるが先に寝てまうのはいつものこと。
そして。そんなそうるを見たくて。あたしが右を向いて寝るのもいつものこと。
でもいつもと違うのは。そうるの髪からグレープフルーツの匂いがすることで。
そしてそれは。あたしの髪からもきっとしてる匂いで。
なんかそれだけのことで。あたしは幸せやった。
スヤスヤ眠る愛しい人を見て。ちょっとだけ泣いた。


ねぇそうる。ノロケになってまうかもしれんけど。
あんたと一緒におれるだけで。あたしはもう怖いものなしな気がする。
だってこんなにも幸せになれる。こんなにも満たされる。
ねぇ。これ以上人は幸せになんてなれるんやろうか。

どうしよう。また好きが止まらんくなる。
そんなの今さらやけど。もう分かりきってることやけど。
そうる。あたしはあんたのことが好きでたまらへん。
好きで好きで。どうしようもないくらい愛しくて。泣けてくる。

ねぇそうる。いろんなものをくれてありがとうね。
バブルバスは楽しかったし。ブレスレットは嬉しかった。
どっちもあたし。ずっとずっと大事にするよ。

でもね。ほんまのことを言うとね。
あたしには。あんたがそばにおってくれることが1番やねん。
ほんまはね。あんたがずっと一緒におってくれるんなら。
誕生日プレゼントなんて別になくてよかったんよ。

そんなこと言ったら。「じゃあ返せー。」って言われそうやけど(笑)。
でもそう思う気持ちは嘘じゃないんよ。ほんまに。

あたしの幸せは。すべてあんたがいてくれてこそなんやから。





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↑その言い方もまたそうるらしくて。なんかかわいかった☆


2003年06月07日(土)心で抱いてる。

あたしは。たぶんそんなに強くはない。
だから。簡単に揺れるし。簡単に疑う。
でも。あたしはきっとそこまで弱くもない。
だから。1番大切なものは絶対に見失わへん。

見失いそうになっても。手放したりはせーへん。
どんなに迷っても。どんなに痛くても。
醜くて弱い自分に嫌気がさしても。
最終的にあたしの中に残る確かなことがひとつあるから。

それは。そうるのことを誰よりも愛しいと思う気持ち。


今日は。ようやくそうるに会えた。
ずっと失ってた体の一部が戻ってきた感覚やった。
嬉しかった。幸せやった。深く深く満たされた。

グランドに着いて。しばらくしたらまひろが来て。
まひろと会うのも久しぶりやったから。いろいろしゃべってたら。
あたしの感覚を呼び覚ますようなバイクの音がして。
河川敷の土手の上を見たら。大好きな姿がそこにあって。

メットを外して。頭を振って。JIBバッグを肩にかついで。
ラケットもどきを軽く振り回しながら階段を下りてくる姿。
見慣れたいつもの姿やのに。久しぶりやから不思議な感覚やった。
あたしは。まひろの話はそっちのけでずーっと見てた。
その姿は。あたしの視線に気づくとふと顔を上げて。
あたしと目が合うと。フッと笑った。

あぁ。もう。分かってるくせにそんなふうに笑わんといて。
やばいんやから。それだけであたしは泣きそうになるんやから。

「おいっすー。」って。そうるはいたって普通に現れて。
「ちょー。あんたバイクで来んかったんやー。」なんて。まひろに話しかけてた。
いつもと何も変わらんそうるで。あたしの大好きなそうるやった。

よく考えれば当たり前のことなんやけどね。
あたしがいろいろ考えてる間も。そうるの日常は流れてて。
平凡なその時間の中で。そうる自身は何ひとつ変わってないわけで。

あたしみたいに浮いたり沈んだり。変動激しいのとは違って。
そうるの愛情はいつだって穏やかで。大きくて。あったかい。
たぶんそれを受け止めるあたしの状態が。ちっとも一定じゃないから。
そうるの愛情も気まぐれで変化激しいものに思えてまうんやろう。

すべては自分次第。やっぱりそういうことなんやと思った。


久しぶりに会えた嬉しさで。あたしはほんま終始そうるを見てた。
タオルを頭に巻いて。本気モードになってる姿。
後輩を捕まえて。こっそりアドバイスしてる姿。
はつねと冗談言い合って。ゲラゲラ笑ってる姿。
どのそうるも。あたしの大好きなそうるやった。

一緒に絡めるプレーでも。ちょっと神経が変な方向に行ってた。
そうると勝負するときはいつだってそう。邪念が頭のどこかにある。
もちろん真剣勝負なんやけど。油断すると見とれそうになってまうし。
見とれるとか抜きにしても。やっぱりそうるはどうやっても強くて。
うまく説明できんけど。他のプレーヤーとは全く違う。別格。
4戦して3敗1引き分け。もうほんま。かなわへんなぁって再確認。

なんか恋愛でもプレーでも。あたしとそうるやったら。
いつだってそうるが一枚も二枚も上手な気がした。
実際そうかと言われたら。そこまで強烈な差はないんかもしれんけど。
あたしがそうるを認めすぎて。どこまでもすごいと思いすぎて。
気持ちで負けてるような気がして。ちょっと悔しかった。

でもそうるは。あたしの小さなミスの後で。
ちゃんとアドバイスしてくれることを忘れんかった。
「あんたの場合はさぁ。」って。あたしのクセを指摘してくれて。
「ちょっとやってみ。」とか言って。あたしを見てくれたりもした。

久しぶりに会ったせいもあって。優しさが沁みてたまらんかった。


どうでもいい話もいっぱいした。
誕生日が来てから初めての練習やったあたしは。
暑かったし。練習自体が久しぶりやったし。バテそうな気がして。
「近くまでお茶持って行っとこ。」って。グランドまでペットボトルを運ぼうとしてた。

ベンチに座っててそれを見つけたそうるは。にやっと笑って言ってきた。
「てゆーかそんな年でよくやれるよなぁ。尊敬するわ。」って。
「なんやねん!半年ぐらい誕生日早いだけやん!」ってあたしが怒ったら。
「いやー。でもうちやったら2○歳にもなって続けるとか不可能やし。」って。
これまたむかつくことを言ってきやがって。

毎年そう。あたしがそうるより年上になる半年間。
そうるはあたしを散々おばさん扱いするんよね(怒)。
あたしはそうるに近寄ると。ほっぺたを軽く叩いてやった。
「もー!次言ったらマジで怒るからなー。」って。ちょっとふくれたら。
「じゃあもっと言い続けてやろー。」って。嬉しそうに笑いやがった。

くそぅ。楽しみやがって。性格悪いぞ。
でもそうやっていじめられるのはキライじゃない。
次言われたらきっと怒るけど。でも全然イヤじゃない。
そうるになら。いじられるのだって最高に幸せやから。


練習が終わって。用事があったはつねは急いで帰った。
そうるは。「のど乾いたー。炭酸飲みたいー。」って言って。
「あ、じゃあ半分飲むー。」ってまひろが言って。
「あ、じゃあ3分の1飲むー。」ってあたしが言って。
結局。3人で1缶のCCレモンを飲んだ。(どんだけケチやねん。)

飲みながら。まひろとそうるがバイク旅行計画を立ててて。
あたしの実家に行こうとか言う話になって。
「あー!来て来て!」っておおはしゃぎしたあたしに。
「じゃあ・・・○○○(←あたし)がおらんときに行って・・・。」とか。(←そうる。)
「あーそうやな。ほんで家の前で写真だけ撮るか。」とか。(←まひろ。)
散々なことを言っては。またあたしに「もぉー!」って言わせて笑った。
楽しそうに笑うそうるは。やっぱり愛しかった。

笑ってちょーだい。その笑顔が見られるためなら。
あたしは道化にでも何にでもなれるんやからね。
そうる。あんたに笑ってもらうために。わざと怒ってみたりするんやからね。
そんなあたしを。あんたは全然知らんのやろうけどさ。


「電車の時間あるから帰るわー。」って。まひろがグランドを後にして。
あたしとそうるは。ようやく2人きりになれた。
改めて一緒にいられる空間を実感して。あたしはそうるをじーっと見たら。
それに気づいたそうるは。「・・・なんやねん。」って。にやっと笑った。
「・・・なんでもないけど。」って。ちょっとふくれて言ったら。
何がおもしろいんだか。にやにや笑い続けて。
「会いたかったねぇー。」って。確認するように言ってきた。

いじわるそうる。あたしにばっかり言わせるなんてずるい。
あたしの気持ちなんて。分かってるくせに。
あたしだって。あんたの気持ちをちゃんと聞きたいのに。

「あぁ会いたかったさ。あんたは会いたくなかったん?」
半ばやけくそで。そんなセリフを無意識のうちに言ってもた。
そうるは。ちょっと目を細くしてあたしを見た後で。
「会いたかったで。」って言って。またにやっと笑った。

汗かきまくりのジャージとTシャツ。(上からウィンブレ着てたけど。)
くっついたって。暑いし。ベトベトするし。きっと気持ち悪い。
そんなことは分かってたけど。もう考えるどころじゃなくて。
抱き締めたい心が限界で。あたしは自然と動いてた。

「臭いでー。」「あたしも臭いもん。」
「汚いでー。」「あたしも汚いって。」
「あんたらしくないな。」「うるさい。ほっとけ(笑)。」

格好構わずに抱き締めるあたしに。そうるは苦笑いやった。
それでも。あたしの気持ちを分かってくれてるみたいで。抵抗はせんかった。

くっつけた頬と頬が。汗でちょっと滑った。
あたしの耳に。濡れたそうるの髪が当たった。
きっとそうるの耳にも。あたしの汗が当たってるんやと思った。
あほみたいやけど。幸せやなぁって思った。


ねぇそうる。あたしは心であんたを抱いてるんやと思った。
ベタベタの肌でも。濡れた髪でも。ちっとも気にならんかった。
あんたはどうか分からんけど。あたしには汗さえも幸せやった。
体液と体液が触れ合う感覚。・・・こう書くと変な感じやけど(苦笑)。
あたしの体から出た液体と。あんたの体から出た液体。
それをお互いに感じあえる距離におることが。幸せやなって思った。

おしゃれして。化粧もして。向き合うこともステキやけど。
汚い格好でも抱き合えることが。ちょっと誇らしかった。
外見だけで好きになったわけじゃない。あたしたちは心と心なんやって思えた。

ねぇそうる。なんか改めて実感したんやけどさ。
あたしにはあんたがどうしたって必要で。
それはもうとっくの昔に分かってたことなんやけど。
たぶんあんたにも。あたしが必要なんやろうって思った。
うぬぼれでも何でもなく。ただ素直にそう思えた。

あたしとあんたと。きっとこの先も大丈夫やって思った。
何の根拠があるわけでもないんやけど。
たぶんまたすぐに不安になりまくるんやろうけど。
それでも満たされた心は。あっさりとそう感じられた。

そうる。こんなにも簡単に潤うあたしを。あんたは笑うかな。





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↑もしかしたらって思ってたんやけどね。
・・・ってことで。続きはまた明日。


2003年06月06日(金)君を愛しすぎて。

今日が終わるのを。息を潜めて待ってた。
土曜には会える。練習があるからそうるにようやく会える。
いきなり現れたこの不安も。たぶん明日でマシになる。
そう思って。グルグルしそうな心を必死で抑えてた。

そうるのことだけを考えてるわけじゃない。
やらなあかんことがあるし。がんばらなあかんこともある。
体も心も。そうるだけに支配されてるわけじゃない。

それでも。ふとした隙間にそうるは忍び込んでくる。
むかつくほど大好きな笑顔が。頭をかすめていく。
心地いいバイクの音が。耳の奥で鳴る。
抱き締めてくれる腕の感触が。体にはっきり甦る。

そしてそのたびに。あたしは泣きたいような衝動に駆られる。

何がこんなに不安なんやろう。何がこんなに怖いんやろう。
ちょっと会えんぐらいで。なんでこんなにもいろいろ見えんくなるんやろう。
ほんまにあたしは。浮き沈みが激しくて自分でも疲れる。


あたしはそうるを愛して。
これ以上ないくらいの幸せと一緒に。
これ以上ないくらいの痛みを手に入れた。
誰かを思うことで。こんなにも胸が痛むことを知った。
それは幸せな痛みでもあるけど。寂しくて苦しい痛みにもなった。

どんなにそばにおってくれても。いつだって安心できんくて。
だからそばにおらんかったら。なおさら不安でしょーがなくて。
あることないこと想像して。過去の傷口まで開いたりして。
嬉しいときも悲しいときも。あたしの胸は痛み続けてる。

今が幸せやから。幸せすぎるから。どうしても怖くなる。
この幸せを失ったら。あたしはきっと笑顔をなくしてしまう。
魂を抜かれて。笑い方を忘れた人形になる。
絶対に失えん。そう思うから。そうるにしがみついてるあたしがおる。

そんなにしがみつかんくても。そうるはあたしのそばからおらんくならん。
どうしてそう思えんのやろう。どうして不安になるんやろう。
愛されてると確かに感じられること。いっぱいあるのに。
言葉に出さんくても。そうるはあたしをあんなに大事にしてくれてるのに。

なんでこんなにも。手に入れている実感がないんやろう。
なんでこんなにも。失う怖さばっかり感じてまうんやろう。


ねぇそうる。うまく言えんけど。
あんたを愛して。愛しすぎて。今のあたしはおかしいよ。
何が正常で何が異常かなんて。誰にも決められんことやけど。
なんか自分の感情がコントロールできんくなってる。
これって。やっぱりおかしいやんね。

あんたに抱き締められたくて。疼き続けてる体。
いつもならそんな体でさえ。幸せやと思えるのに。
今はその疼きに耐えるのが。キツくてしょーがない。

あんたを愛しすぎて。心が悲鳴をあげてる。
あんたを求めすぎて。心が涙を流してる。

ねぇそうる。お願い。あたしを満たしてあげて。
もうあたしには。こんなあたしをどうすることもできんの。
情けないけど。甘えすぎてると思うけど。
あんたじゃなきゃあたしを満たすことはできんの。

そうる。そうる。早く会いたい。





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↑そんなわけにいかんから耐えるけど。大丈夫やろうか。


2003年06月04日(水)開いた傷口。

もうなんだか。激しく情緒不安定。
体が疲れてるのに加えて。心が満たされず。
心が満たされんのに加えて。イヤなことを思い出した。

実習だらけの日々に疲れて。そうるには全然会えんくて。
あたしとしては。かなり調子が悪かった。
それやのに。さらにあたしを沈ませることがあった。

それは。学部の友達の言葉がきっかけ。


今日は久しぶりに大学で講義があって。
いつもの仲良しメンバーたちと会えた。
あたしは講義自体にちょっと遅刻したんやけど。
それでもあたしが着くと。「おいっすー。」ってみんな言ってくれた。

講義が終わって適当にしゃべりつつ。じゃあまたねーとか言って別れるとき。
ひとりの子があたしに向かって言ってきた。
「ちょー聞いてー。うち彼氏できてん☆」

「まじでー?!」あたしはかなり絶叫した(笑)。
だって。そんな気配まったくなかったのに。
寝ても冷めても。男がおらん男がおらんって言いまくって。
(まぁ調子に乗って冗談っぽく言ってたけど。)
早く彼氏が欲しいーって喚いてたコやったから。
「まじよーん☆」って。そのコは笑いながら言った。

幸せそうやなーって。その顔を見て思った。
でも。話を聞いて。あたしは少なからず「?」って思った。

そのコの付き合いだした男のコは。バイトの友達。
まぁそこまではええんやけど。そのコの親友の元彼やった。
別にええけど。そのコが幸せならええんやけど。
あたしには理解できんことやなぁって思った。

しかもそのコに聞いてみたんやけど。
「○○○(←そのコの親友)とは大丈夫なん?」って言ったんやけど。
そのコはケロっとした様子で言った。

「大丈夫なわけないやん。もう修羅場やで。軽く絶好状態やで。」
「なんか『うちが戻るって言ったらあんたは泣くんやで。』って言われたし。」
「でも別にええねーん。うちらはラブラブやからー。」

・・・そーゆうもんかなぁ。納得いかんなぁ。
だって。ほんまに親友みたいやったのに。

「罪悪感?ないで。そんなもん。」
「だって元彼やで。別に奪ったとかじゃないやん。」
「向こうが勝手に嫉妬してるだけやん。うちの知ったことじゃないし。」

・・・ありえへん。なんて言い方するねん。
友達なんやろ。ずっとめちゃめちゃ仲良くしてたやん。
なんでそんなふうに言うねん。なんでもっと気持ち分かってあげようとせーへんねん。

そのコのことは。あたしは友達として普通に好きやったけど。
でもなんか今回のことで。ちょっとどうかなーって思ってもた。
少なくとも。あたしには理解できん行動やったから。
しかも。そこまでめちゃめちゃ相手のことを好きやったわけでもないっぽい。
告白してくれたから。やったー付き合っちゃおーみたいな。そんな感じやった。

人のことやから。別にあたしがとやかく言うことじゃないけど。
なんかスッキリせんくて。もやもやして気持ち悪かった。

でも。あたしの苦しみは。そんなことが原因じゃない。
正確に言うなら。もっともっとちっちゃなことが原因。


あたしが呆れてるとき。そのコは言った。
「まぁ○○○○があたしを選んでくれたってことよ☆」って。

(あーそうですかー。)と思って。半分聞き流そうとしたとき。
あたしは一瞬の間をおいて。刺されたような痛みを感じた。
別に。そのコの発言内容にショックを受けたわけじゃなくて。
そのコが言った相手の名前。それに無意識のうちに反応してた。

○○○○。あたしが世界で1番嫌いな男の名前やった。


忘れてたのに。もう考えんようにしてたのに。
こんなところで思い出すハメになるなんて。

世界で1番許せん男。見たことも会ったこともない男。
それでも。消えてほしい男。死んでほしい男。
あたしに一生消えん傷を負わせた男で。
あたしの最愛の人を狂わせた男。

あの男の名前やった。

胃の奥の方から。何かが上がってくるような感覚に襲われて。
あたしは。思わず胸の真ん中を押さえた。
体が震えた。背中がゾクっとした。
気を抜いたら膝から崩れ落ちそうやった。


イヤや。イヤや。お前なんか大キライ。
なんで現れるんよ。なんで今さら出てくるんよ。
もうお前の存在は。あたしの中で抹殺したのに。
この世に。お前なんていらんのに。

消えて。消えて。どこかへ行って。
お前なんてキライ。大キライ。お願い。消えて。

そうるは渡さへん。絶対に渡さへん。
お前がどんなにそうるを好きやったとしても。
あたし以上にそうるを愛してる人なんて絶対におらへん。
諦めて。お前には絶対にそうるは渡さへん。
どんなに頼まれたって。あたしはそうるを手放さへん。

消えて。お願い。この世からおらんくなって。
お前が生きてるかぎり。あたしはいつまでも苦しまなあかん。
生きててほしくないねん。消えてほしいねん。
お前のことが。あたしは世界で1番キライやねん。


ぐちゃぐちゃのあたしの心は。叫び続けた。
誰かの消滅をこんなにも望む自分が。怖くなった。
もうおかしくなりそうやった。発狂しそうやった。

そうるを抱きつぶしたくなった。縛り付けておきたくなった。
めちゃめちゃにキスをして。めちゃめちゃに殴りつけて。
愛して。愛し抜いて。狂わせて。壊したくなった。
そうやってボロボロにして。あたしのそばに永遠に留めたくなった。

(あかん。おかしい。どうかしてる。)って思うあたしと。
(何言ってるねん。これこそがあたしやん。)って思うあたしがおった。


ねぇそうる。たったひと言聞いたあの男の名前。
それだけでこんなにもおかしくなるあたし。
そんなあたしを知ったら。あんたは怖いと思うやろうか。
あたしの愛の強さを知って。ちょっと恐れたりするんやろうか。

それもあるかもしれんけど。それだけじゃないやんね。
あたしは分かる。きっとあんたはまた自分を責める。
あたしがあの男のことで苦しめば苦しむほど。あんたは自分を責める。
「うちはほんま最低や。」って。きっとあの時みたいに言う。

そんなあんたは見たくない。そんな顔なんてさせたくない。
だからあたしは。こんなふうにおかしくなんかなったらあかん。
もっと平気にならなあかん。もういい加減忘れなあかん。
あんな男のこと。もうどうだってええやん。

分かってるのに。今でも胸は痛みを訴える。
こんなに愛してもらってるくせに。あたしの傷は癒えん。
癒えているようで。こんなにも簡単に傷口を開く。

あぁ。ごめん。ごめんね。そうる。あたしほんまにあかんよね。





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↑最高にうるさい人です。あたしはあんまり好きじゃないです。


*追加1*
今日(4日)は。大好きな日記作家さんが赤ちゃんを産む日みたいです。
もう朝から興奮しまくりでした。元気な赤ちゃんに会えてるといいなぁ。
ちなみにその日記は。ほんまやばいくらいステキな日記なのです☆
そのうちリンク許可をもらったら。ここでも紹介したいなぁ。

*追加2*
これまた別の大好きな日記作家さん。
このたび日記をやめられるとのことで。めちゃめちゃ寂しいです。
いつも読ませてもらうたびに。あったかい気持ちをもらってました。
お疲れさまでした。これからもあなたが幸せでありますように。


2003年06月03日(火)思いは止まらない。

ちょっと久しぶりです。さあやです。
えーっと。とりあえず多忙です(涙)。
なんというか。思ってた以上にバタバタしてます。

ちょっと時間があって。ネットする時間があったとしても。
自分の日記をアップする気力はさっぱり湧かんくて。
日記書いてるような時間があったらとにかく寝たくて。
いつものあたしなら。ちょっとありえへん状態(苦笑)。

そうるのことを思う時間が好きで。
そうるのことを書いてる時間が好きで。
そんな時間は。あたしにとって癒しやのに。

・・・ううん。癒しなんて優しいもんじゃない。
そんな穏やかなもんじゃなくて。
胸の奥から熱く熱く焦がされていく痛み。
そんな痛みを味わうのが。最高の幸せやのに。

そんな時間よりも何よりも休息じゃーとか思って。
バタンキューで睡眠確保して。夢すら見んくらい深い眠りに落ちて。
・・・あたし。どうやらけっこう疲れてるみたい(涙)。


日記を書いてへんのは。そうると会ってへんせいでもある。
なんだかんだで。そうるとはもう1週間会ってへん。
まぁ多少はメールとかしてるけど。それでもずいぶん会ってへん。

まぁ実際しょーがない問題ではあるんやけどね。
あたしとそうる。今はほんまにすれ違いの生活やから。
あたしは実習で朝早いし。帰ってからは夜中まで課題やらなあかんし。
そうるは1日中研究室で。解放されるのは夜の11時とかやし。
練習も。雨でなくなったり。あたしが課題に追われて欠席したりで。
ほんま。ちょっと泣きたいくらいに会ってへん。

どっちが悪いとかじゃない。どっちも悪くなんかない。しょーがないんやから。
でも。でもでも。あたしの中ではイライラがつのってくる。

だって。この前会ったときだって。ちょっと話しただけ。
しかもあの日はあたしの誕生日やったのに。別に何もなし。
・・・いや、ちょっと甘えさせてくれたけどさ。幸せやったけどさ。
このイベント好きのあたしが。そんなんで満足するわけない。

もっと一緒にいたいっちゅーねん。もっとベタベタしたいっちゅーねん。
あぁほんま。時間にも心にも。なんでこんなに余裕がないんやろう(涙)。

我慢するしかないんかなぁ。聞き分けのいいオンナにならなあかんかなぁ。
あたしだけが忙しいわけじゃないし。そうるだってしんどいはずやし。
もっとかまってほしいとか。もっと相手してほしいとか。
あたしばっかり望むのって。やっぱりあかんよなぁ。

はぁ・・・。なんかいろいろ難しい。


今日の実習は。いつもより早く終わった。
フラフラーっと原チャに乗って。大学構内を走ってたら。
あたしの前を走ってる2人乗りの原チャがおった。
その2人組は。大学内にあるバス停まで走ってて。
そこで1人が降りて。「じゃあねー。」「またねー。」ってやってた。

なんか懐かしい感覚が。あたしの中に甦ってきた。
それは。あたしがよくそうるにやってたことやったから。


そうるがまだバイクに乗り始める前。あたしとそうるが今みたいになる前。
そうるは。電車とバスに乗って大学まで来てた。
金曜は。そうるの講義は昼までで終わりで。
なんと幸せなことに。あたしも金曜だけは昼終わりやった。

グランドで昼練をやった後に。一緒に食堂でごはんを食べて。
そうるの好きなアイスを食べて。だらだらしゃべってて。
そうこうしてるうちに。バスの時間ギリギリになってもて。
あたしがそうるを原チャの後ろに乗せて。バス停まで送ってたんよね。

一緒にいられる時間は。ほんまにあっという間で。
たぶんどうでもいいような話ばっかりしてたけど。
気づけばバス発車の10分前とかになってるんよね。
「やばい!バス行ってまう!バイト間に合わん!」
そんなふうに焦るそうるに。「乗せたるでー。」って言うと。
「まじでー。ありがとー☆助かるー☆」って。
ほんまに嬉しそうに言われたりしたっけ。

原チャで。あたしの後ろに座ったそうるは。
座るとこがちっちゃいせいで。あたしに密着するしかなくて。
しかもちょっとバランスが悪いから。あたしの腰に腕を回してた。
背中全面にそうるを感じて。あたしは幸せやった。

構内やからノーヘルなんやけど。(←ほんまはあかんけど。)
あたしの右肩に。そうるは顎をちょこって乗せて。
「助かるわー。原チャもバカにしたもんじゃないなー。」とか言って。
「そうやでー。バイクだけがすべてじゃないでー。」とかあたしに言わせてた。
(そうるはその頃から。そのうちバイクの免許取るって公言してたのね。)
風の音と一緒に。耳元で聞こえる大好きなそうるの声に。
あたしがどれだけ幸せを感じてたか。そうるは知らんやろうけど。

バスの後ろまで乗り付けて。そこでそうるを降ろして。
「ありがとさん。助かったわ。」「いえいえ。バイトがんばりや。」
そんな言葉を交わして。ヒラヒラっと手を振って別れる。
それがいつの間にか。あたしの金曜日の定番になってた。


なんか。そのすべてを一気に思い出した。
あの頃のあたし。あの頃のそうる。あたしたちを囲む空気。
背中に感じたそうるの体温。腰に回された腕の感覚。
どんなちっちゃなことでも。大好きな人に何かをしてあげられる嬉しさ。
そこで引き出せた笑顔。感謝の言葉。あったかい関係。
あたしを幸せな気持ちにさせたすべての要素を。溢れるように思い出した。

またそうるモードになる予感がした。
予感というより。それはもはや確信やった。
忙しさの隙間。疲れた心の隙間。
そんなちっちゃなとこに現れたそうるへの思いは。
いつだってあたしをそれだけでいっぱいにしてまう。
もうこれまでの経験で。あたしはちゃんと分かってる。

その思いが。どうしたって止められんことも。


ねぇそうる。あんたがバイクを買って。バイク通学するようになって。
あたしが唯一残念に思ったのは。あの時間がなくなったことやと思う。
バイクを乗りこなすあんたは。最高にかっちょいいし。
バイクに乗せてもらえるあたしは。最高に幸せ。
ほんま。あんたがバイクを手に入れてよかったと思ってる。

でもね。あたしはあんたの後ろに乗れるのと同じくらい。
あんたを後ろに乗せてあげることも幸せやった。
かっちょいいバイクに比べたら。しょぼしょぼの原チャやけど。
あんたに言わせたら。おもちゃみたいな乗り物やけど。

あんたの背中を抱き締めるのと同じくらい。
あんたに背中を抱き締められるのは幸せやった。
いつもなら主導権はあんたにありそうなあたしたちやのに。
あたしがしっかりあんたをリードしてる感じが幸せやった。

懐かしいね。そうる。あの頃のあんたとあたし。
あの頃からあたしは。あんたのことが大好きやったよ。
絡められた腕と。耳元の声に。幸せを感じずにはおれんかったよ。

ねぇそうる。あんたはいつ頃からあたしを好きでおってくれたんやろう。
あのとき。あたしがあんたに背中を抱かれて。ドキドキしてたように。
あんたも。あたしの背中をにくっつきながら。ドキドキしてたりしたんかな。

・・・あぁ。でもそうる。あんたの辞書に「ドキドキ」なんてなさそうな気がする(苦笑)。





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