***☆For My Dearest☆***






***☆For My Dearest☆***

男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年05月30日(金)君に会いたいよ。

実習はひと段落したはずやけど。課題満載でございます。
5日で10枚のレポートやらなあかんくて。もう泣きそう。
しんどいしー。頭痛いしー。ちょっとぐらい休みたいしー。

そんなわけで。軽く現実逃避しました(涙)。

昼間に図書館に行って。参考文献を探しまくってたんやけど。
伸びっぱなしの髪が急に気になってきて。美容院に行くことにした。
次の実習が始まったらまた行く時間もなくなるわけやし。(今でもないけど。)
これから梅雨になるわけやし。ちょっと軽くしたいなぁと思って。

それでも。なかなかバッサリ切ろうとは思えへんのがあたし(苦笑)。

あたしが長い髪が好きなのには。その方がラクってのがまずある(苦笑)。
パーマ当ててたら。朝は水で濡らしてワックスつけておしまい。
これがショートやったら。寝グセとか直すので大変やと思うし。
実習で髪に気なんか使ってられんときとか。ささっとまとめられるし。

それから。うなじに髪がかからん状態が落ち着くってのがある。
長い髪やとまとめられるから。首まわりがすっきりするんよね。
練習のときとか。首が涼しくないとあたしはイライラしてまう(苦笑)。
ショートも涼しいかもしれんけど。襟足がチクチクして気になってまうし。
あと耳を出してないと落ち着かんってのもあるなぁ。
ピアス見せたいのもあるけど。髪は耳にかけたい派なんよね。
基本的に。顔まわりをスッキリさせたい派なんかもしれん。

後は。似合う似合わんの問題かなぁ(涙)。
なんとなくあたしは自分ではショートが似合わんと思ってるのね。
大学入ってから1回短くしたことがあったんやけど。1回だけやったし。

切ったその日はええのよ。ちゃんとセットしてもらえるし。
その当時のあたしの担当美容師さんが。かなりおもろい人で。
あたしが短くしたいって言ったら大喜びやったのね。
「前からイメージ変えたかってん!任せとき!あゆにしたる!」とか言って。
(たぶん浜崎あゆみがショートにしてた時期やったと思う。)
めちゃめちゃかわいくしてくれて。あたしも大満足やったんやけど。
次の日からは。なんかイマイチ。(←あるやんねー。こーゆうの。)
アレンジへたっぴなんかなーってへこんだし(涙)。

そんなわけで。あたしはやっぱりショートには抵抗があるのです。


ショートにしない理由。まぁそんなふうにいろいろあるけど。
そうる絡みの理由を言うなら。たぶん2つある。
まずひとつ。それはそうるがショート似合いすぎってこと。


そうるの髪は。出会った最初の頃だけはちょっと長かったけど。
それにしたって。ちょっと肩につく程度のもの。
基本的にはずっとショートヘアのそうる。それはほんまに似合ってる。

活動的なそうるのイメージに。
意志の強そうなその瞳を強調するのに。
男っぽいサバサバした性格を表すのに。
その短い髪は。ほんまにそうるをうまく包んでる。

バイクのメットを脱いだ後で。首を振って髪を乱す姿が好き。
その後で。クシャクシャっと髪をつかんで空気を含ませるしぐさが好き。
夏の練習のときに。髪から汗を飛び散らせてるのも好きやし。
練習後に。水道で思いっきり髪を濡らしてブルブルってしてるのも好き。

たぶんあたしがショートにして。同じようなことをやったとしても。
あんなふうにはかっちょよく決まらんと思ってまう。
惚れた欲目かもしれんけど。・・・いや実際そうなんやろうけど(涙)。
同じ短い髪でも。どうしてこうも違うんやろうなぁなんて思わされてまう。


そしてふたつめ。こっちの方がメインになるんかな。
あたしは。そうるに髪を触られるのが好きやから(照)。

あたしの髪が短めのときと。けっこう伸びた長いとき。
そうるが髪を触ってくれる頻度は。圧倒的に後者の勝ち。
たぶんいろいろアレンジするのも楽しいんやろうし。
ただ単に触り心地が気持ちいいってのもあるんやと思う。

だからロングのストレートなんかにすると。それはもう最強なのよ(笑)。

一緒に並んで寝るとき。たいてい先に寝てまうのはそうるやけど。
寝る間際まで。そうるはあたしの髪を指で梳いてくれる。
何気なく繰り返す動きなんやろうけど。何度も何度も髪を梳いてくれる。
一定のそのリズムは。あたしにとっては子守唄みたいで。
とろとろと眠くなってきて。かなり幸せ。(それでもそうるは先に寝るけど(苦笑)。)


そんなわけで。あたしは久しぶりに縮毛矯正をしてみた。
サラサラの髪に大満足して。早くそうるに会いたくなった。
そうるは。週末は久しぶりのバイトらしい。
あたしは。課題やらなあかんし。(あー忘れてた(涙)。)
会いたいのに。会えん。抱き締めたいのに。手が届かん。

そんなときにふとテレビをつけると。松島奈々子のCMが流れてたりして。
槇原敬之の歌がかかってるあのCM。「♪君に早く会いたいよ〜」ってヤツ。
あたしはまっきーの書く詩がかなり好きなんやけど。(いつか詳しく書きたいな☆)
なんでまたこんな寂しい気持ちのときに。こんなにもうまく流れてくるんやーとか思って。

もう会いたさが爆発しそうやった。そうるが恋しくてたまらんかった。


ねぇそうる。あんたに会いたい。ほんまに会いたい。
別に長いこと会ってないわけじゃないけど。会いたくてしょーがない。
せっかくキレイな髪にしたのに。あんたに触ってもらえんかったら意味がないし。
サラサラの髪が。あんたの指を欲しがってしょーがないのに。
なんであんたは遠いんやろう。なんで今そばにおらんのやろう。

あたしがどんなに指で梳いてみても。髪はちっとも喜ばへん。
あたしの指じゃあかんのやって。あんたの指じゃないとあかんのやって。
「もっと切ればよかったのにー。」「たまにはショートにしーや。」
あんたはきっとそんなふうに。減らず口を叩いてくるんやろう。
どんなにストレートロングが好きでも。あんたはそうは言わへんやろう。
そしてあたしはきっと。「もーなんやねん!ちょっとは誉めてや!」って言うんやろう。

分かってるのに。あたしはそんな減らず口が聞きたくてたまらへん。
「なんやねんー!」って言うあたしを見ながら。にんまり笑うあんたに会いたくてたまらへん。
誉めてほしいって言いつつも。あっさり誉められるだけじゃもの足りんって思ってたりする。
散々ケチをつけた後で。あたしの髪に指を通してくれたら。もうそれだけでいいと思ってる。

あぁ・・・またや。これじゃすっかりあんたのペースやん。
やっぱりあたしばっかりあんたに惚れてるんやん。
悔しい。悔しい。なんでいっつもそう思ってまうんやろう。
なんでこんなにも会いたい会いたいって思わされてるんやろう。

次に会えるのはいつなんやろう。お互い忙しい身が悲しいよ。そうる。





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↑今は会えんけど。次に会うのが楽しみになるしね。


2003年05月29日(木)あたしの財産。

今日は。誕生日の話のウラネタです。
最近どうもウラネタ好きなのね(苦笑)。
・・・というか。ウラネタって響きが好きなだけで。
内容はちっとも「ウラ」じゃないんやけどさ(爆)。


あたしの誕生日。それは毎年なんかしらイベントが起こる。
これはもうサークルではお決まりみたいになってることなんやけど。
2年前の春から。それは始まったこと。

その年の4月に。あたしはひとり暮らしを始めたのね。
学年は2回生で。もう学部にもサークルにも友達がおったから。
みんな入れ代わり立ち代わり遊びに来てくれて。寂しくはなかった。

んで。そこから約1ヶ月後にあたしの誕生日が来たんやけど。
その前日(27日)の夜に。携帯に非通知で電話が何度もかかってきて。
わけ分からんくて。とにかく怖くて。びびりまくってたら。
0時ちょっきりに。インターホンが鳴って。玄関のドアがドンドン叩かれて。
オートロックのあたしのマンションで。そんなことが起こるとかありえへんと思って。
とりあえずドアの窓から外を覗いてみたら。思いっきり塞がれてて見えんくなってて。
これは絶対変な人やーとか思って。軽くパニック状態になってたんやけど。

恐る恐るドアを開けたら。そこにおったのは。はつねはじめサークルのメンバーたち(笑)。
いきなりクラッカー鳴らされて。「ハッピーバースデー☆」って言ってくれて。

冗談じゃなくて。あたしはほんまに腰を抜かしたね(苦笑)。

だって。そんなの予想してへんかったんやもん。
普通に夜9時とかにはつねとメールしたし。(家におることを確認するためやったらしい。)
まさか入って来れるなんて思わんし。(同じマンションにおる男子サークルのコが共犯。)
ほんまに全てがいきなりで。「ドッキリ大成功☆」って感じやった(涙)。

普通にひとりで静かに迎えるはずの誕生日やったのに。
いたずら大好きなみんなのおかげで。すっかり騙されて。最高の誕生日になった。
ホールケーキを買ってきてくれて。ロウソクを吹き消すことができて。ほんまに嬉しかった。

さらにその後で。逆ドッキリでまひろを騙したんよね。
はつねたちがあたしの家に押しかけるってこと。まひろは聞かされてたから。
逆にはつねたちが0時過ぎても着いてへんことにして。まひろを心配させようって。
「誕生日きてもたー。でもひとりー。寂しいー。」って。
あたしが迫真の演技(?)でまひろに電話した。
そしたらまひろは。かなり焦り出して。(はつねたちに何かあったと思ったみたい。)
「え。ひとりなん?あー・・・えー・・・そうなんやー・・・」とか。明らかにおかしくて(苦笑)。
そこではつねが電話をかわって。「ばーかばーか。ひっかかったー。」って(笑)。
「ありえへんー!」って思いっきり悔しがらせて。ほんま楽しかった☆


そんな楽しい誕生日から1年たって。次の年の誕生日。
あたしは前の年のことがあったから。ちょっと警戒してた。
そしたら28日の0時になっても何もなくて。ちょっと拍子抜けしてて。
「今年は襲撃できんくて残念やわー。」って。はつねからメールが来た。

なーんや。そっかー。ちょっと期待しててんけどなぁ。
でもまぁそう毎年襲撃されるわけもないかー。
そんなふうに思って。普通に28日を過ごしてたんやけど。
あたしは。どうやらはつねの実力(?)を侮ってたみたいで(苦笑)。

なんと。はつね様御一行は。この年は28日の23時50分にやってきた(爆)。
「甘い甘いー。まだ28日は終わってへんぞー。油断したなー☆」って。
しかもこの年は。ベランダからもドンドンやりやがった(号泣)。
玄関でドンドン。ベランダでドンドン。もう逃げ場がないって感じ(涙)。
あたしの家の隣に。御一行の1人の友達が住んでて。
無関係なそのコにも協力してもらって。隣のベランダから渡ってきたらしい。

あぁ。ほんま。はつねのいたずらっ子ぶりはハンパじゃないのね(涙)。

それでもやっぱり。幸せな誕生日には変わりなくて。
いつだってあたしは。みんながおるから笑って生きてられるんやなぁって。
そんなことを思っては。じんわりしまくりやった。
毎年同じようにみんなに祝ってもらえることに。感謝しまくりやった。


そして今年。さすがにみんな忙しくなってもたみたいで。
いたずらっ子のはつねも。28日は深夜1時とかまで研究室にこもってて。
残念ながら。恒例やったあたしの部屋への襲撃はなかった。

でも。今年はその代わり。かわいい後輩たちが襲撃してくれた(笑)。
1日遅れやったけど。ケーキを買ってあたしの家に来てくれた。
さすがにはつねほどのいたずらはなかったけど(笑)。
「来ちゃいましたー☆」「おめでとうございますー☆」って。
そう言われたとき。ほんまにほんまに嬉しかった。
なんてゆーか。感動して泣きそうになった。幸せすぎてやばかった。


ねぇそうる。聞いて聞いて。
御一行には加わってなかったあんたに教えてあげる。(教えたことあるけど。)
あんたの知らんところで。あたしはこんなにも祝ってもらったんよ。
そして今年は後輩にまで祝ってもらえてんよ。
なんかなぁ。ほんまに嬉しくてさ。やばかってん。あたし。

あたしは。あんたのたったひとつのメールを待ってたし。
kiss&hugを望んだし。ほんまそれだけで幸せやったし。
あんたがおってくれるだけで何もいらんって思った。
あんたがおってくれんかったら。あたしの幸せは成り立たんと思ってた。

それはまぁ確かにそうなんやけど。あんたがいてくれてこそなんやけど。
でもさ。あたしにはこんなにもステキな仲間がおるんよね。
0時ちょうどに襲撃してきたり。ベランダまで渡ってもたり。
そんなおもろい仲間が。あたしにはおるんよね。

ほんま。何よりの財産やなぁって思う。
もちろんあんたも。あたしにとっては最高の財産やけどさ。
仲間たちみんな。あたしが大学4年間で得た1番大きな存在たちやと思う。
今のサークルでよかった。みんなに会えてよかった。
なんかそんなことを思ってたら。ほくほくして胸いっぱいになってくる。

ねぇそうる。ちょっと今日はあんたに自慢してみたりして(苦笑)。





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↑いやー。なかなかよく見てるもんやね(苦笑)。


2003年05月28日(水)気持ちが嬉しいの。

夜中の0時過ぎ。幸せなあたしの携帯は何度も鳴った。
たくさんの友達が。あたしにお祝いメールをくれた。
どの言葉も優しくて。めちゃめちゃ嬉しかった。
大切な人たちがいっぱいいること。素直に幸せやと思った。

そんな中にそうるのメールはなかったけど。
まぁそれは仕方ないことかなぁって思った。
もちろん誰よりもそうるに「おめでとう」って言ってほしかったけど。
寝てるんやろうなぁって思ったし。もう別にええかなーって思ってた。

それでもあたしは。携帯が鳴るたびに思ってた。
(あ、これがそうるからのメールかな。)って。
それが違ってたら。ちょっとだけがっかりして。
また次に携帯が鳴るのを待ってた。

期待してへんとか言いながら。あたしの体は全身で期待してた。
いろんなことをしながら。あたしの耳は。携帯が鳴るのを期待してた。
携帯が鳴ったら。今度はあたしの目が。そうるの名前が表示されるのを期待してた。

ほんま。どうしようもないあたしの感覚器たち(涙)。

そんなそうるからのメールは。午前10時過ぎに届いた。
期待全開でそのメールを開いたあたしは。ひとりで吹き出した。

「はっぴばーすでー」

メールは。このひと言で完結してた。
タイトルも何もなくて。最後に「。」すらつけてなくて。
しかも「はっぴー」じゃなくて「はっぴ」やし(爆)。
あたしがもらったたくさんのメールの中で。1番手抜きに見えた。

くそぅ。なんやねん。この手抜きメール。
思い出したからいきなり打ちましたーみたいな。適当メール。
もうちょっと手を加えろよ。もうちょっとぐらい時間かけてみろよ。
なんやねん。なんやねん。もうちょっとがんばれよ。そうる(涙)。

そう思う反面で。あたしは思わずにはおられんかった。
こんなにもそうるらしいメールは。他にないんちゃうかなって。
愛想のカケラもない。たったひと言だけのメール。
タイトルなし。絵文字もなし。「☆」とか「!」とかの装飾もいっさいなし。
こんなメールを送ってくるヤツなんて。あたしにはそうるぐらいやし。
そう思うと。またいつもみたいに自然と顔がにやけた。

悔しくなった。悔しくてたまらんくなった。
そんなひと言のメールで。お義理のような「はっぴばーすでー」で。
こんなにも喜んでまう自分。こんなにも嬉しくなる自分。
あほや。あほすぎる。こんなんやからそうるが適当になるんやん。
なんでもええわーって思うようになるんやん。

きぃーって思いながら。超特急でメールを作る。
ほんまやったらじっくり作りたいけど。あたしだけそれじゃ悔しい(涙)。

タイトル:ありがとさん(怒)
どうもです。嬉しいです。
でもさー。送ってくるの遅いしー。
しかもこんなの短いしー。
愛がなさすぎるしー。
でもあんたらしすぎるしー。

ちょっとテンション高めで。大急ぎで作ったせいで。
女子高生みたいなメールになってもたし。(←あたしの勝手なイメージ。)
まぁでも。とりあえず言いたいこと言えて満足したけどね(笑)。


今日はナイターがあったから。みんなに会えた。
あたしが着くといきなり。みんなして「おめでとー☆」って言ってくれた。
後輩たちまであたしの誕生日を覚えてくれてて。幸せやなーって思った。

はつねは。どんなプレーやってもあたしを誉めてくれた。
「今日は特別!あんたは最高!」って言い続けた(笑)。
あたしに言われるまで。今日が何の日かさっぱり忘れてたまひろは。
「ごめん!ほんまごめん!ほんまおめでとう!」っておだて続けた(笑)。

みんなテンションが高くて。笑いまくってた。
なんかそれだけのことが嬉しくて。あたしはもずっと笑ってた。
楽しいなー幸せやなーと思って。満たされまくってた。


そうるは。研究室の用事で遅れてきて。新入生の相手してたんやけど。
練習が終わって。グランド整備のときにさりげなく横に来てくれた。
「おめでとうさんです!」ってふざけてあたしに言ってきて。
「ありがとうさんです!」って。あたしもふざけて答えた。

「てゆーか今年は0時メールするって言ってたやんー。」って。
まだ悔しかったあたしは。ちょっとそうるに言ってみた。
「あーあれね。すんません。やっぱり寝てました。」って。
そうるはちょっとだけごめんなさいって感じで言った。

「でもちゃんと10時過ぎにメールしたやろ。」って。
そうるが言ってきたから。あたしは意味が分からず。
「は?ちゃんとって何?」って聞き返した。
そしたらそうるは。通じてなかったかーって感じで。
あたしが思いもせんかったことを言った。

「だってあんた10時過ぎに生まれたって言ってたやん。」

え・・・・・・。そんなこと覚えてくれてたんや。
そんなこと考えてあの時間にメールくれたんや。
何も考えてへんような。思いつきメールやと思ってたのに。

なんよ。「愛がなさすぎ」なんかじゃないやん。
ひそかにそんなこと考えてくれてたんやん。
あたしが生まれた時間にメールしてくるとか。
愛いっぱいやん。なんよ。気づかんかったやん。

だー。やばい。またまた胸いっぱい(涙)。

「あの時間に送るのは計算ずみやったんや。」ってあたしが言うと。
「・・・まぁ朝起きてから思い出したんやけどな。」ってそうるは笑ってた。
そんな笑顔にもあっさりやられて。また幸せやった。
いっぱい愛を感じられた。それだけでもういいやって思えた。


ねぇそうる。今日はあんまりあんたと一緒にはおれんかったけど。
相変わらずお手軽オンナのあたしは。やっぱり幸せやった。
ひと言だけのあっさりメールでも嬉しかった。
ちょっと送る時間を考えてくれたことだけで嬉しかった。

たぶんあたしは。あんたがあたしを思ってやってくれたことなら。
どんなことでも喜べるんやろうなぁって思う。
あんたの思考の中に。あたしが1番に存在してる時間。
そーゆうのを思うからこそ。嬉しいんやと思う。

何をしてくれるとか。何をもらえるとか。そーゆうのじゃない。
大切なのはあんたの気持ち。そう思う。
あたしを思ってくれてる事実。それが1番嬉しい。

だからさ。別になんだっていいねん。
あっさりメールでもええねん。おめでとうのひと言でもええねん。
そこにあんたの気持ちがこもってるなら。それだけで幸せやねん。

ありがとう。そうる。あんたの気持ちが嬉しかったよ。ありがとうね。





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↑もう他には何もいらんなーと思った。やっぱり幸せやった(照)。


2003年05月27日(火)奇跡だらけやね。

今日で。1ヶ月に渡った病棟実習がようやく終わった。

正確には。今行ってる内科の実習がひと段落しただけやねんけど。
しかももっと正確には。病棟に行くのが終わっただけで課題はどっさりあるんやけど(涙)。
でも。まぁとりあえず気持ちの上ではひと区切り。

思えば。たった1ヶ月やのにあたしはほんまにいろいろ感じた。
浮いたり沈んだり。自分を肯定したり否定したり。大忙しやった。
ストレスであんまり食べられんくて。体重はしっかり3キロ落ちた。
肌は荒れ荒れやし。髪は伸びっぱなしやし。かなり情けないけど(涙)。
でも。その分なんかしら得られるものはあったんやと思う。

あたしは。いつも思うようにしたいと考えてることがあって。
それは。自分の身に起こりうることは。どんなことでも絶対自分を成長させるってこと。
どんなにしょーもないことでも。それを経験することでいろんな気持ちを味わう。
いいことも悪いことも。自分にとっては何ひとつ無駄にはならんこと。
だから。いろんなことを感じようとして生きてる人は。
きっと生きてるだけで成長してるんやと思う。
(まぁその成長の程度はそれぞれあるんかもしれんけど。)

あたしは。そーゆう成長し続ける人でありたいなぁって思う。
だからこそ。また次もへこむやろうけど。がんばりたいなぁって思う。


今日は。家に帰ってからゆっくりごはんを作った。
あたしは料理するのは好きやし。たぶんそこそこ作れると思うんやけど。
でもしんどくなってくると。とことん放置してまうタイプ(笑)。
1人暮らしの人なら分かると思うけど。自分の分だけを作るのって面倒くさい。
人の分もあるならまだしも。自分の分だけなら自分が我慢すればすむことやし。

そんなわけで。最近はかなり適当に食べてたんやけど。
今日はちゃんと作った。メニューはシーフードパスタ。
冷凍のえびとほたてを解凍して。ホールトマトでソースを作る。
パスタ好きのあたしには。よく作る慣れたメニュー。

作っていくうちに。野菜がないなぁって思った。
冷蔵庫を覗いても。キャベツがちょっとあるだけやった。
どうしたもんかなぁと思ってたときに。インターホンが鳴った。
「宅急便ですー。」って言われて。荷物を受け取った。

実家からやった。ままちゃんからやった。
段ボール箱を開けると。トマトときゅうりがどっさり入ってて。
他にも。レトルトカレーのパックとか。栄養ドリンクとか。
なんやかんやと食料品がいっぱい入ってた。
そして。メモが1枚入ってて。キレイなままちゃんの字がそこにあった。

「元気にしてる?忙しいと思うけどちゃんと食べなさいね。」

メモを持ったままで。あたしはしばらく立ち尽くしてもた。
タイミングがよすぎたせいもあるけど。胸がじーんとした。
トマトときゅうりを切って。キャベツも切って。サラダを作った。
作りながらも。ちょっと泣きそうになってた。


うちのままちゃんは。よく笑ってよく食べるかわいい人。
たぶんあたしに言わせると。理想の女性やなぁって思う。
仕事してるわけじゃないし。おしゃれしまくりなわけでもないけど。
あんなにおもろい人をあたしは知らんし。あんなに優しい人もあたしは知らん。

そんなままちゃんは。かなりあたしに対して過保護やと思う。
1人暮らしを始めてもう3年目になるのに。
こうやってちょこちょこ食料品なんか送ってくれる。
それだけじゃなくて。実習で疲れてるあたしを思って。ほぼ毎日電話をくれる。
(しゃべるのはせいぜい3分ぐらいなもんやけど。)

愛されてるんやなぁって思う。胸が熱くなる。

あのままちゃんがあたしのままちゃんで。ほんまによかったなーと思う。
あの母親があってこそ。今のあたしがあるんやと思うから。
おなかの中におるときから。大事に大事にしてくれたんやろう。
初産やったし。あたしが育ちすぎてたから。産むのはほんまに大変やったらしい。
でもがんばって産んでくれた。大切に大切に育ててくれた。

ままちゃんがおらんかったら。あたしはこの世におらんのよなぁ。
(まぁぱぱちゃんがおらんくてもそうやけど。)
そしたら。当たり前やけど。今の生活が何ひとつないんよなぁ。
そうるに出会うこともなくて。そうるを愛することもなくて。
こんなにも胸を焦がすような痛みを味わうこともないんよなぁ。

極論になってまうけど。生まれてきてほんまによかったなぁって。思ってみたり。


ねぇそうる。あたし思ってんけどさ。
あたしとあんたが出会ったのは。ほんまにステキな奇跡なんやろうね。
何もかもを当たり前のことって考えるのは簡単やけど。
でもそうじゃないよなぁってあたしは思う。

あんたのぱぱちゃんとままちゃんが愛し合うこと。
あたしのぱぱちゃんとままちゃんが愛し合うこと。
あたしとあんたが生まれて。ちゃんと育つこと。
同じ大学に通うこと。同じサークルに入ること。

どこかで何かが違ったら。あたしとあんたは出会えてへん。
こんなふうに心の底から愛しいと思える存在に。あたしは出会えてへん。
そんなことを考え始めると。なんか怖くなってくるし。

そうる。出会えたことは最高に幸せな奇跡なんやろうね。
そしてお互いを愛しいと感じられることも。ほんまに幸せな奇跡なんやろうね。
なんかさ。だんだん世の中奇跡だらけな気がしてくるもん。

「またロマンチックモードやな。」「そんなん言い出したらキリないやん。」
あんたはそう言ってゲラゲラ笑うかもしれんけどさ。
でも。自分でも不思議やけど。そんなふうに思えてくるねんもん。

えぇ。どうせあたしは感動しやすい体質よ。おめでたい体質よ(苦笑)。





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↑・・・こんなとこでこっそり明かしてみたりして(苦笑)。


2003年05月26日(月)優しさが痛い。

今日は。ちょっと感動してもた。
じーんときて。涙目になってもた。
忘れたくないから。ちゃんと記しておこうと思う。


実習中。詰め所で記録を書いてるときに担当教官がやってきた。
この教官は。あたしがかなり苦手とする人物。
嫌いなわけじゃないけど。なんてゆーか・・・怖い。
マジメで。看護に対してすごい熱い人やから。
あたしみたいに。サボってるわけじゃなくても。
心の奥に。どうにも真剣になりきれん部分を抱えてる学生は。
そーゆうのを見抜かれてるような気がしてまうから。怖いんかもしれん。

その苦手教官がやってきたとき。そこにはあたし以外に学生がおらんくて。
(やばいー。逃げ出したいー。)って思ってたら。教官はあたしに言った。
「あなた最近いい顔してるわね。」って。(←「わね。」ってしかし・・・。)

あたしはそんなつもりさっぱりなかったから。びっくりした。
実際は疲れまくってたし。うんざりもしてたし。
もうさっさと実習終わってくれーって毎日思ってるし。
思い当たるようなことが全くなかったから。
「へ?そうですか?」って。困って笑うしかなかった。

でもそんなあたしに。教官は意外なことを言った。
「勉強は足りてるとは思わないけど。」(←キツイ。)
「でもあなたはすごくいいものを持ってると思ってるのよ。」

教官が言う「いいもの」ってのが何なのかは分からんけど。
それは。カンファレンスであたしがちょっとしたときにする発言とか。
日々の記録にちょこちょこっと書き残してる思いとか。
そーゆうのから感じ取れるものらしい。

教官はさらに。あたしに向かって言ってくれた。

「あなたはとても優しい人だと思うのよ。」
「人のことをとても考えられる心を持ってると思うのよ。」
「そういうのって身につけようと思ってつくものじゃないからね。大事にしてね。」

・・・やばかった。かなり泣きそうになった。
苦手意識バリバリ抱いてる教官の前では。
絶対に泣くわけにはいかんと思って。どうにか堪えたけど。
(なんてことを言うんや。この人は。)って。そう思った。

ありえへんほどストレートな誉め言葉やった。
嬉しいとか言うより。痛いくらいやった。
またがんばろうかなって。単純なあたしは思ったりした。


そしてあたしが自然と思い出したのは。またそうるのこと。

それは。2人でまったり飲んでるときに酔ってるそうるが言ったこと。
たまたま看護の話になって。こーゆう方面がおもしろそうとかいう話をしてたとき。
そうるは。ちょっとマジメな顔をしてあたしに言ってくれたことがある。

「でもなぁ。正直あんたは看護には向いてへん気もする。」って。

あたし自身がそう思ってる部分もあって。だからこそ真剣にもなりきれず。
迷ったり苦しんだりして。あがきまくってる時期やった。(今でもあがいてるけど。)
どうにか興味が持てる分野を見出そうとしてる時期やった。
そんな時期に。思いっきり向いてへんとか言われたらショックやった。
ショックというより。そんなこと思ってても言うなよって思った。
なんてデリカシーないねんって思って。かなりむかついて。
あたしはそうるに食ってかかった。

「なんでやねん。なんの根拠があるねん。それ。」
イライラした気持ちがいっぱい含まれた不機嫌な声やったと思う。
でもそんなあたしの声に対して。答えてくれたそうるは穏やかやった。

「んー。だってなぁ。あんたは優しすぎるからさぁ。」
「それは患者さんにとってはええことなんかもしれんけど。」
「あんた自身はいろいろ抱えすぎて。どうにかなってまう気がする。」

・・・今日の教官の言葉には我慢できたけど。
この日のそうるの言葉には。我慢なんかできんかった。
むしろ。我慢なんかする必要はどこにもなかったし。
あたしは。気づくとやっぱり頬を濡らしてた。
じんわりと溢れてくる涙は。あったかかった。


ねぇそうる。どうにかなったりなんかせんよ。そんなに弱くないよ。
てゆーか。あたしはそんなに優しくなんかないって。
買いかぶってる。ねぇそうる。買いかぶってるし。そんなの。

そう思う反面で。最愛の人にそう言われた事実は幸せすぎた。
あたしの性格を知ってて。それを分析して。そして心配してくれる。
あたしっていう人間を分かってくれてる。分かろうとしてくれてる。
これ以上の幸せなんて。この世にあるんやろうか。

あぁ・・・やばい。思い出したら泣きそうになってきたし・・・。

ねぇそうる。あたしはやっぱり気づかんところで。
あんたにいっぱい思われて生きてるんやろうなって思う。
あんたはさ。あたしが気づいてほしいとこでは気づいてくれんくて。
あたしをイライラさせたり。むかつかせたりするけど。
でも。まさか気にかけてくれてると思ってないとこで気にかけてくれてたりもするんよね。
そーゆう優しさに気づいたとき。あたしはもうどうしたらええか分からんくなって。
感動して。胸が熱くなって。ただ泣くことしかできんくなってまう。

そうる。あんたの優しさが痛い。痛くて痛くて泣けてくる。
日常の中に。あんたの優しさはいっぱい転がってて。あたしを痛ませる。
過去の痛みも。こんなにも簡単にあたしの中に甦ってくる。
そしてあたしは。両手で胸を押さえて。目を閉じてあんたのことを思ってる。
あぁ。なんて言えばあんたに伝わるやろう。
なんて言えば。この幸せな痛みをあんたに理解してもらえるやろう。

ねぇそうる。あたしはこんなにもあんたを思ってるけど。
あんたはこんなにも。あたしに思われてるわけやけど。
そーゆうのが。あんたの中で痛みになったりはせんのかな。
なんでこんなに痛いのか分からん。そしてなんで痛いのに幸せなんかはもっと分からん。

そんな不思議な痛みを。そうる。あんたも持ってるとええのに。





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↑だって。どう考えてもキャラじゃないんやもん(苦笑)。


2003年05月25日(日)大切な空間。

今日は。ちょっと軽めにいこっかな。
土曜にあった飲み会のウラネタをちょっと紹介。
ウラネタってほどじゃないかもやけど。


飲み会が終わって。そうる。まひろ。はつね。あたし。
いつものメンバーで。甘いものを買いに行った。
飲み会の後って。なんでか甘いものが欲しくなるんよね。
時間も時間やし。太るーって言いながらも。みんな絶対食べる(苦笑)。

「プリンが食べたいー!」って喚いてたのはそうる。
(甘いもの苦手なそうるやけど。プリンはカラメルの苦味が好きみたい。)
「絶対アイス!ハーゲンダッツのアイス!」って譲らないのははつね。
「どっちも高いし。安いのにしようや。」って言うのはまひろ。
「もー。なんでもええから早く食べようよー。」って言うのはあたし(笑)。

結局。そうるがはつねを説得してプリンを買い。
あたしはまひろに誘われてマクドのシェイクを飲むことに(笑)。

4人でまとまって。だらだらしゃべりながら食べてたら。
後輩が3人あたしたちを見つけてやってきた。
2人は1つ下の学年のコ。キャプテンと副キャプテン。
1人は2つ下の学年のコ。いつもかわいがってるコ。

この2つ下のコがけっこう酔ってて。キャプテンに寄りかかってたんやけど。
なーんか昔のあたしを見てるようで。気恥ずかしいような感じやった。
そのコは。あたしたちが苦笑いしてる自分を見てるのに気づいて。
「あたし酔いすぎですか?!やばいですか?!」って言ってて。
「いや。それぐらいなら全然大丈夫。」ってそうるは言った後で。
ちらっとあたしの方を見て。にやっと笑った。

その「ちらり」が何を意味するか分かってるあたしとしては。うつむくしかなかった(涙)。

まぁ確かに。あたしの昔はそんなもんじゃなかったかもね。
そうるにもたいがい迷惑かけたしね。ごめんなさいやけどね。
でも。あたしだけじゃないぞー。飲み会で酔いつぶれてえらいことになったのは。
まひろだってはつねだって。それなりに酔いまくりのことあったし。
そうるだって。あたしに連れて帰られたこともあるくせに。むぅ。

そんなふうにあたしが思ってたら。そのコはあたしたちに言ってきた。
「しかし先輩たちって酔わないですよねー。飲んでるのに。強いですよねー。」って。

今度は。あたしたち4人全員が顔を見合わせて苦笑い。

「いやいや。この先輩方の代の飲み会はすごかってんでー。」って。
現キャプテンが。あたしたちの方を見ながらそのコに説明して。
「そうそう。今みたいな生易しいもんじゃなかったよなー。」って。
副キャプテンも懐かしむように言って。ちょっと笑ってた。

それで調子に乗ったそうるは。あたしの悪行(?)を散々ばらしまくり。
それは。あたしたちの学年が最高にやばいことになった飲み会のこと。
(日記にも書いてました。こちらです。)

まひろとあたしが。日本酒飲みまくりでゲロゲロになったこと。
はつねがモノマネオンパレードやらかして。すごいテンションやったこと。
そうるが結局最後まで酔えずに。みんなの介抱に大忙しやったこと。
「もーほんま大変やった。あんな飲み会は未だかつてない。」なんて。
なぜか自慢げに後輩に語るそうるは。ちょっと楽しそうやった。

「なに自分だけうまいこと言ってるねん!」って憤慨したはつねに。
そうるの醜態も。いろいろと暴露されることになってもた。
カラオケでマイク独占して。勝手にTMRライブやったこととか(笑)。
フラフラになりながら帰ってたら。チャリで思いっきりコケたこととか(笑)。
「この人もたいがいあほやでー。」って。また楽しそうに言ってた。

2コ下の後輩は。あたしたちのそんな話を聞きながら。
「見たいなー。そんな先輩たち。今度また酔ってくださいよー。」って言ってた。
そんな後輩の話を聞きながら。1コ下の現キャプ&副キャプは。
「でもそんなふうにあほになれる先輩たちがステキですー。」って言ってた。

あれまぁ。誉められちゃったよ。どうするよ(苦笑)。

でもあたしは。なんかその誉め言葉が嬉しかった。
「あほになれる」ってのは。実はすごく大事なことやと思うから。
そーゆう場所とか仲間とかがおる自分って。幸せやなぁって思ったから。


ねぇそうる。あんたとあたしには楽しい空間がいっぱいあるね。
2人で一緒にいて。バイクに乗ったり。部屋でまったりしたり。
そーゆのも楽しいけど。それだけじゃなくて。
あたしたちには共通の仲間がおるし。共通の居場所がある。
そーゆうのって。実はめちゃめちゃ幸せなことやんね。

プリンを食べるかアイスを食べるか。そーゆうしょーもないことでもめてみたり。
お酒の席において。かつてのお互いのあほっぷりを称えあったり(苦笑)。
なんか。そーゆうちっちゃなことって。やっぱりあたしには大事やなって思った。

だって。あたしの幸せのモトはきっとそーゆう場所にある。
みんなと何気なく騒ぐ空間。本音も冗談も思いっきり言い合える空間。
たぶん他の人からすれば。たいした価値もないものかもしれんけど。
でもあたしには。やっぱり絶対に失いたくないものやしね。

ねぇそうる。あんたも同じように思ってるといいなぁ。





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↑よいコは絶対にマネしないでください。そうるだからやれるのです。
ちなみに。あたしはマネしたらえらいことになりました・・・(涙)。


*追加*
あたしは数字の「3」が大好きなので。(理由はいろいろ。)
ひそかにカウンター「33333」を楽しみにしてたら。
なーんと。思いっきり自分で踏んじゃいましたー。
・・・でも。あほやなーと思うよりも嬉しかったりして(苦笑)。

次は「34567」でも狙うかなー(笑)。


2003年05月24日(土)敏感すぎるのかも。

今日は。サークルの新歓があった。
昼間の練習には。そうるは研究室の用事で来れんくて。
でも新歓にはちゃんと顔出すって言ってたから。楽しみやった。

でも集合には遅れてたそうる。(あたしもちょっと遅れたけど。)
はつねの携帯に。「遅れそうやー。先に行っといてー。」ってメールがあった。
「おめかししてるんちゃうー?」ってはつねが笑ってて。
「いや寝坊やろ。きっとまた爆発ヘアやで。」ってまひろも笑ってた。


そして5分後。飲み屋さんに向かってるあたしたちの列に。
そうるが合流してきた。(あたしはまひろと先を歩いてて気づかず。)
「あー来てる来てる!」「あーほんまや。」そう言って振り返ったあたしとまひろに。
そうるは。笑ってひらひらっと手を振った。

見た瞬間。あたしはかなり喜んだ。
そうるは。久しぶりにちゃんとオシャレしてて。かっちょよかった。

髪の毛は。ボリュームあったけど爆発じゃなくて。
ちゃんとヘアピンでアレンジしてて。ちょっとルーズな感じ。
黒のエスニック風のノースリーブ。薄いブルーのジーンズ。黒のスクエアパンプス。
マスカラをたっぷりつけて。ゴールドのシャドウを塗って。強烈な目力を発揮。

あーやばい。やばいくらいにあたし好みのそうる(涙)。

普段の練習とかで汗を流して。砂埃に塗れてるそうるが好き。
ノーメイクでも。そうるの瞳が放つ意志の強さはハンパじゃないし。
そんなそうるに。あっさりやられてるのがあたし。
でも。こうやってたまに見られるおしゃれさんなそうるには。
やっぱり好きやなーって思わずにはおられへんし。また違った意味で惚れ直す。


飲み会になると。あたしのそうるへの思いは激増する。
なんでやろう。昔からそうやったからかもしれん。
あの盛り上がったテンションの中で。楽しそうなそうるを見てると。
どうにもこうにも。抱き締めたくて。くっつきたくて。しょーがなくなる。

今日のそうるは。けっこうあたしで遊んでくれた。

料理が届いて。それを店員から受け取ったあたしが。
「独り占めー☆」って感じで自分で食べようとしたんやけど。
そんなあたしを誰も見てなくて。つっこんでくれんかったら。
「・・・今つっこまれんくて寂しかったやろ?」なーんて笑ってくれた。
誰も見てなかったあたしを。そうるが見てくれてたことが嬉しかった。

飲み会は男子サークルとも一緒にやってるんやけど。
その男友達の1人が。あほなことを言ってそうるに思いっきり叩かれてて。
そのついでみたいに。そうるはあたしも叩いてきて。(軽くやけどね。)
「もーなんであたしまで叩くねん!」って怒ったフリをしたら。
「だって叩きたかってんもーん。」って。にやっと笑いながら言った。
叩かれて嬉しいとか。あたしはほんまにどうかしてる(苦笑)。

姿が見えんくなったそうるを。後輩と一緒に探してて。
あっちこっち探しても見つからんくて。しょーがなく元の席に戻ったら。
そこでのんびりシャーベットなんか食べてるそうるがおって。
「見つけたー☆」って後輩がそうるに飛びついたもんやから。
あたしも負けじとそうるにくっついたら。ポンポンって頭を叩かれた。
ちゃんとあたしのこともかまってくれたのが。嬉しかった。

後輩に食べさせてあげようとしたシャーベットを。
そうるは。横取りして自分の口の中に入れた。
スプーンを握ったあたしの手は。そうるの手につかまれて。
それだけで嬉しくて。体が熱くなった。

ちょっとずつ酔ってきたあたしは。そうるに腕を絡めて歩き回った。
そうるは別に拒否せんかったし。嬉しかったけど。
でも時々。ふとしたときにさりげなくあたしの手をほどいて。
別の輪の中に入っていったりもして。それはかなり寂しかった。
でもまた戻ってきては。あたしに腕を絡ませてくれたりもして。
それだけであたしは。簡単に浮上してた。

飲み会の後で。みんなでまったり話してるときには。
はつねと話してたあたしのパンツの腰の部分を掴んで。
そのまま1回生の前に引きずって行って。(←かなり痛かった。)
「後輩のために2次会行ってあげなさいー。」って。えらそうに言ってきたりもして。
「この人行ってくれるってー。大丈夫、行かせるから(笑)。」なんて言ったりもして。
(結局そうるもあたしも行かんかったんやけど。)
ほんまえらそうに。人を自分の所有物みたいに言ってるそうるやった。
でもイヤな気分じゃなくて。むしろ幸せを感じてまうあたしやった(苦笑)。

帰りの電車は。ちょっとダイヤが乱れてて。それだけ長く一緒にいられて嬉しかった。
バイバイって言うときに。人前じゃキスなんてできんから。ちょっと寂しくなってたあたしやったけど。
そうるは。自分の唇に指を当てて。それをあたしの唇にも当ててくれた(照)。
見逃しそうな早業でやった後で。いつもみたいににやっと笑った。
まばらやけど人もおるってのに。そーゆうことを平気でやってのけるそうる。
多少は酔ってたせいもあるんやろうけど。でもあたしは本気で嬉しかった。

ほんまに。いっぱいいっぱい幸せな気分を味わえた1日やった。


そんな楽しい飲み会で。欲を言うならひとつだけ。あたしが悲しかったこと。
悲しかったというか。微妙に嫉妬したこと。
それは。1回生のひとりに対して抱いた感情。

まだ入ってきたばかりの1回生に嫉妬なんて。あたしもあほやね。
でもそのコ。実はあたしと名前が一緒やったんよね。
飲みのときのエールとかで。そうるがそのコの名前を呼ぶ。
「○○○すごいなー。かなり飲めるなー。」
「いいキャラ発見したわー。○○○最高☆」
そんなふうに。何度も何度もそうるはそのコの名前を連呼した。

そのコ自体は。かなりおもろくて。ほんま楽しいコで。
これからもどんどんキャラを開花させていきそうなコで。期待度大やった。
あたしも個人的にしゃべってて楽しかったし。かわいがってあげたいと思った。

でも。そうるがそのコの名前を呼ぶたびに。あたしは複雑やった。

だってそれは。あたしの名前。
そうるがその名前を口にするときは。目の前にあたしがおるはず。
あたし以外の誰かを。その名前で呼んでるそうるを見ると。
なんてゆーか。それはあたしだけのものやのにって思ってもた。

当たり前のこと。だってそれはそのコの名前でもあるんやから。
でもあたしは。そうるにはあたしだけにその名前で呼びかけてほしかった。
あたしだけが得られる響き。その響きに込められたあたしへの愛情。
あたしにとって。そうるが口にするその名前は特別やのに。

寂しかった。でもそんなことぐらいで寂しくなる自分がちょっと情けなかった。


ねぇそうる。今日はあんたといっぱい一緒におれて嬉しかったよ。
そして。やっぱりあたしはあんたに簡単に影響されるんやなって思った。
腕を絡めさせてくれたこと。軽くこづかれたこと。
どれもあたしには幸せで。にやけまくりの瞬間やった。
その反面。絡めた腕をほどかれたときは。波が出そうなくらいに寂しかったし。
あのコを○○○って呼んでるあんたを見ると。情けないくらい嫉妬してた。

たぶんあたしは。あんたが無意識のうちにやってることに。
異様なほど敏感に反応してるんやと思う。
別にあんたは。あたしを喜ばせようとして腕を絡めるわけじゃないし。こづくわけでもない。
あたしを悲しませようとして腕をほどくわけじゃないし。あのコを○○○って呼ぶわけでもない。
たぶんすべて。気づいたらやってることなんやと思う。
もし今あんたに聞いたら。そのうちどれだけを覚えてるんやろうって思うし。

でもあたしは。そのひとつひとつに浮いたり沈んだりするし。
そのひとつひとつを。こうやって明確に思い出せたりもする。
あたしは。あんたのことに関しては敏感すぎるんやと思う。
感じんくていいようなところまで感じてるんやと思う。

もうちょっとぐらい鈍くなった方がラクなんかもしれん。
そう思うことは多々あるし。実際そうなりたいと思うこともある。
でもあたしには。やっぱりそうなるのは無理なことみたいで。
気にかけてもらえるとはしゃぐし。軽く触れられただけで嬉しいし。
そっけなくされると悲しいし。ちょっとしたことで嫉妬するし。
どうやったって。そうなる自分は変えられんのやと思う。

ねぇそうる。あんたはあたしを好きって言ってくれるけど。
たぶんあたしほどは敏感じゃないやんね。
こんなちっちゃなことに。感動したり落ち込んだりせんやんね。
あんたの深層心理までは読めんけど。そこまで鋭くないと思う。

どうやったら敏感じゃない自分でおれるんやろう。
どうやったらそこまで感じずにおれるんやろう。
そんなことをあんたに聞いたら。爆笑されそうで聞けんけど。
あんたを好きすぎてたまに疲れるあたしは。聞きたくもなってまう。

ねぇそうる。やっぱりあたしの感じ方が異常なんかな(涙)。





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↑・・・まぁ幸せやったから全然気にせんかったけどね(苦笑)。


2003年05月23日(金)憧れの人。

今日の日記は。ちょっとだけそうるのことはお休み。
まぁそう言っても最終的にはいつもそうるのことが出てくるんやけど(苦笑)。
メインとして書きたい人は。今日はそうるじゃない。

いつかここに書きたいなーと思い続けて。なかなか書けんかった。
その人は。あたしにとって。そうるにとって。憧れの人。

彼女。なつきさん。あたしたちのサークルの大先輩。


あたしとそうるが1回生やったときに。なつきさんはすでにOGやった。
だから直接プレーとかで絡んだことはあんまりないんやけど。
かつてキャプテンやったなつきさんは。サークルのことをすごい気にかけてくれる。
コーチとして練習にもよく来てくれたし。合宿にも参加してくれたし。
ほんまに。よくあたしたちの面倒を見てくれる人。

そんななつきさん。今は研修医として働いて2年目になる。
あたしが実習で行ってる病院の。心臓外科の研修医。
外科やから手術もやるし。なんてゆーか・・・ブラックジャック?(笑)
しかも女医さんとくれば。それはもう鬼のようにかっちょいい。

身長170センチ。痩せ型。ショートカット。
医者のくせしてヘビースモーカー。
当直明けでも練習に来てくれたりするなつきさん。(←大尊敬。)
気だるそうに煙草を吸ってたりして。それがなんとも似合ってる。

あたしは煙草を吸う人って好きじゃないけど。なつきさんの場合は特別(笑)。
「ちゃんと医者になったら吸えんからな。今のうちに吸っとくねん。」
そんな嘘かほんまか怪しい言い訳も。なつきさんやったら許せてまう(苦笑)。

この前も。ナイターのときにグランドで煙草の吸殻を見つけて。
「ありえへん!誰やグランドに煙草なんか捨てるヤツは!」って怒ってたんやけど。
(うちのサークルの人間じゃないことは確か。誰も吸わんしね。)
そしたら。そんなあたしをそうるが見つけて。
「○○さん(←なつきさん)の吸殻やって言ったら許すんやろ?」って笑ってた。
「そりゃそうさ!彼女は特別さ!」って。あたしも笑ってた。

頭脳明晰。容姿端麗。そのくせ飄々としてる性格。
あたしの文章では。たぶんなつきさんの魅力の10分の1も伝えられんと思う(涙)。
なんてゆーか。もうまとう雰囲気すべてがステキな人。憧れの人。


そんな大好きななつきさんに。偶然今日会えた。
病院のエレベーターで。あたしが乗ってたらなつきさんが乗ってきた。
「おぉー。久しぶりやん。」そう言って笑いかけられて。かなり浮かれた。
「あー!お久しぶりですー!」って言うあたしの声は。相当喜びに満ちてたと思う(苦笑)。

「今どこの病棟行ってんの?」「いつまでなん?」「まぁがんばりやー。」
そんな実習の話をした後で。なつきさんはサークルのことにも触れる。
「新入生いっぱい入った?」「今年は強くなりそう?」「また見に行くわー。」
忙しい日々の中でも。そうやってサークルを気にかけてくれることが嬉しかった。

実習とサークルの話題の後には。そうるの話になった。

「そういや○○○(←そうる)とか元気してんの?」
「あー元気ですよ。相変わらず練習にも行ってますし。」
「ふーん。相変わらず仲良くやってるんや?(含み笑い)」
「・・・へ?あー。いやー。まぁ・・・そうですねー。(←冷や汗)」

なつきさんは。あたしとそうるのことを微妙に感づいてるっぽい。
分からんけど。少なくともあたしが相当そうるを好きなことは分かってると思う。
そういう点では。まひろとちょっと似てるとこがあるんやけど。
圧倒的に違うのは。そのことを話題にするかせんかってこと。
まひろは何も言ってこーへんけど。なつきさんは余裕で触れてくる。
別にイヤなわけじゃないけど。でも先輩なだけに答えに困るのも事実(涙)。
気づかれてるんやろうか。どうなんやろうか。うーむ・・・。


そういや昔。こんなことがあった。

あたしは飲み会で。なつきさんとよくしゃべってたんやけど。
その日の飲み会でも。なんやかんやと話が盛り上がってた。
そうるに絡むほどじゃないけど。なつきさんにも面倒みてもらってた。

最終的に。そうるがあたしをなつきさんの手から引き取って。
(というより。あたしがそうるに抱き着いていく感じなんやろうけど。)
「すいませんー。」ってなつきさんに謝ってたのを。あたしは覚えてる。

そしてなつきさんが。笑いながらそんなあたしたちを見てて。
酔ったあたしに抱き着かれて。慣れた手つきでそれを介抱してるそうるに。
「そのうち女に好かれるのも快感になるで。」って言ってたのも。あたしは覚えてる。
そして。「・・・そんなもんですかね。」ってそうるが苦笑いしてたのも。あたしは覚えてる。

かっちょいいなつきさん。なつきさんのことを好きなのはあたしだけじゃない。
後輩みんななつきさんが好き。なつきさんはみんなの人気者。
そんななつきさんが。そうるに言った言葉には。どんな意味が含まれてたんやろう。
「女に好かれる」ってのは。不特定なチームメイトの羨望のことやったんやろうか。
それとも。あたしの特別な愛情のことやったんやろうか。

なつきさんは。たぶん自分とそうるが同類ってことに気づいてたと思う。
そうるも。当時からかっちょいいキャラやったし。(←あほなこともいっぱいやってたけど。)
尊敬されて。みんなを引っ張っていくタイプになるってこと。見抜いてたんやと思う。
(実際そうるはその2年後にキャプテンになったしね。)

でも。あたしのそうるへの愛情は。そーゆう域を超えてる。
キャプテンとか。尊敬とか。もうそーゆう問題じゃなくて。
その存在だけで無条件に溢れ出す愛しさ。かぎりない思い。

なつきさんは。もしかしたらそれにも気づいてたんかもしれんなって。今になって思う。
そしていつかはそうるがそれを受け入れることも。なつきさんは分かってたような気がする。
なんでそう思うか聞かれても答えられんけど。そんな気がする。


あたしだけの話じゃなくて。そうるの話をするならば。
そうるは。元キャプテンとしてのなつきさんにかなり救われてた部分があったみたい。
あたしの知らんところで。なつきさんにいろいろ相談とかしてたみたいやったし。

そうるがチームメイトとぶつかって。へこみまくってた時期。
「今○○さん(←なつきさん)に話す機会があったら。うちは絶対に泣く自信がある。」
「むしろ。○○さんの顔見ただけで泣いてまうかもしれん。」
そんなことを言うくらい弱ってるそうるがいて。あたしは胸が痛かった。

あたしが何もしてあげられんのが辛くて。悲しくてしょーがなかったけど。
そんなそうるをもしなつきさんが救えるのなら。救ってほしいと思った。
なつきさんに連絡をとって。そうるの話を聞いてあげてくださいって頼みたくなった。
(まぁさすがに。そこまではあつかましくてやれんかったんやけど。)

結局このときは。特に何かを相談するとかじゃなかったみたいやけど。
そうるは。事あるごとになつきさんを頼ってた。
めったに人のことは誉めたりせーへんそうるやのに。
「あの人はほんまにすごい人よなぁ。」って溜め息つきながら言ってたりして。
そんななつきさんに。あたしは軽く嫉妬することもあったくらい(苦笑)。



そんなふうに。なつきさんは。あたしにとって。そうるにとって。すごい憧れ。
だからあたしは。実はひそかに思ってたりする。
見抜かれてるかもしれんけど。バレバレなんかもしれんけど。
いつかあたしの口から。ちゃんとそうるとのことを言いたいなって。
大好きで大好きでしょーがないこと。聞いてほしいなって。

どうやって切り出せばええんかも分からんけど。なつきさんなら聞いてくれる気がする。
「そっか。そんな気がしてた。」って言って。笑ってくれる気がする。
誰か1人でも身近で分かってくれる人がいる事実には。きっと救われるんやと思う。
そしてその誰かを選べるんやとすれば。あたしはなつきさんを選ぶと思う。


ねぇそうる。なつきさんはあたしにあんなこと聞いてきたけど。
「相変わらず仲良くやってんの?」なんて言ってきたけど。
あんたがもし同じように聞かれたら。何て答えるんやろう。
尊敬するなつきさんに。憧れまくりのなつきさんに。
「○○○(←あたし)のことどう思ってる?」って聞かれたら。
そうる。あんたはいったい何て答えるんやろうね。

ごまかしたりせんと。ちゃんと言ってくれるやろうか。
あたしのことを。大事な存在やって認めてくれるやろうか。
でもあんたのことやから。そう素直には答えてくれん気もするなぁ。
相手がなつきさんってことで。余計に隠すような気もするしなぁ。

「とりあえず女に好かれるのが快感になりました。」なんて言ったりしてね(苦笑)。





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↑なんかね。ちょっとかわいいなーって思ってもた(笑)。


*追加*
なんかまとまりなく長くなってもた。お疲れさまです(苦笑)。
とりあえずあたしにとって。ほんまに憧れの先輩なのです。
ちなみになつきさんは現在27歳。ともと同い年(笑)。
(ともの日記はこちらです。)


2003年05月22日(木)君の存在だけで。

今日の日記は。昨日の日記の続きです。こちらからどうぞ。

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ナイターの後でそうるが泊まりに来た。
明日の朝が早いから。家に帰るのが面倒やとか言って。
「寝るだけ寝させてくださいー。」とか言って。頼んできた。
いつもの駐輪場で。こっそりあたしを捕まえて。
「なぁ。お願いがあるんやけど。」なんて切り出して。
軽く上目遣いであたしを見たそうるは。ちょっとかわいかった(苦笑)。

何を今さら遠慮してるんだか。そう思ったけど。
よく考えれば。今は遠慮するのもまぁ当然。
だって今のあたしには。大量の課題というものがあるから(涙)。


看護実習って。はっきり言って記録に追われまくり。
ありえへんほどの資料。毎日あるカンファレンス。
そのすべてをどうにかこなして。なんやかんやと記録書かなあかん。

あたしは。パソコンで字を打つのは早いけど。字を書くのは遅い(涙)。
いや、遅くはないんかもしれんけど。絶対パソコンの方が早くて便利。
なのに。毎日毎日小指の横を黒くしながら字を書くのがだるい。
習いたての字をノートに練習する小学生みたいやし(涙)。

まぁそんなわけで。かなり時間のかかる課題を抱えてるあたしは。
そうるがせっかく家に来てくれても。全く構うことができんと思われ。
だからそうるはちょっと遠慮したり。「寝るだけでええからー。」って言ったりしたみたい。
でも。家に来てくれるのは嬉しかったし。もちろん断る理由なんてない。
課題なんてどうにでもなる。そうると一緒におれるなら百人力(笑)。

「ええよー。その代わり放置するかもやで(笑)。」って。
たまにはあたしからも意地悪言ってみるかなーと思ってふっかけたら。
「分かってへんな。放置されるのは自分やのに(笑)。」って。
しっかり返されて。またまたきぃーって言わされた。


ナイター後。そうるは研究室に足を運んで。
ちょっとだけ残ってる用事を済ませてから。あたしの家に来ることにしてた。
あたしはあたしで。最近すっかり汚くなってる部屋を大急ぎで片付けて。
おなかをすかせたそうるのために。3分でチャーハンとスープを作り。
自分は先に食べて。お風呂に入って。課題をやりながらそうるのことを待ってた。

11時過ぎに。そうるがやってきた。
「まじでー!ごはん作ってくれたんやー!ありがとー!」
そう言って笑うそうるに。あたしはかなり嬉しくなった。
ダンナさんに料理を作る奥さんって。こんな気分なんやろうなーって思った。

そうるは。あたしの作るごはんは何でもおいしいって言ってくれる。
まぁそうる自身ががもともと料理せーへん人間ってのもあるけど。
自分より料理ができるあたしに対してのそうるの誉めっぷりは。なかなかなもの。
「やっぱ下宿生のパワーは違うなー。」なんて言われた日には。
(もうあんたの食生活はあたしに任せな!)なんて。お母様を差し置いて思ったりもする(苦笑)。


あたしは。とりあえずは早く寝たいって気持ちがあって。
そうるのことを完全に放置して。課題とひたすら闘ってた。
「ごはん食べたらお風呂入りな。勝手にしてくれてええから。」って言って。
申し訳ないけど。そうるのことは放ったらかしやった。

そうるは。全部自分でやってた。
ごはんを食べるとき。キッチンの引き出しをからスプーンを出した。
食器棚からコップも出して。冷蔵庫からは牛乳を出した。
お風呂に入るときには。クローゼットからジャージを出して。洗面台からタオルを出した。
お風呂から上がったら。メイクボックスから化粧水と乳液を出した。
そして。洗面所の棚からドライヤーを出した。

あたしの部屋のことなら。もう何でも分かってるそうる。
あたしに頼らんくても。何がどこにあるか把握できてるそうる。
一緒に住んでるわけでもないのに。ここはあたしの部屋やのに。
そうるは。何でも自分でやれるようになってる。

課題をやりながら。そんなそうるを横目で見て。ちょっと幸せやった。


風呂あがりのそうるは。かなり眠かったみたいやった。
そりゃそうやけどね。ナイターで思いっきり体を動かした後なんやし。
さらにそうるは。相変わらず夜には弱いみたいやし(苦笑)。
何度もあくびを連発して。「ぐぁーねむいー。」って言ってた。

でも。あたしが起きてるってことで。がんばって起きてくれてた。
「そろそろ院試の勉強せなあかんしなー。」とか言って。
ベッドに横になってたけど。ぶっとい教科書を開いて読んでた。

あまりにも眠そうなそうるがかわいそうになって。
「眠いんやったら先に寝てくれてええでー。」って言ったら。
「まだ大丈夫。てゆーかあんたもかなり眠いやろ。」って言って笑った。

そんなに眠そうやのに。大丈夫とか言うんやね。
あたしが起きてるから。一緒に起きててくれるんやね。

愛しいなぁと思って。じんわり泣きそうになった。


ねぇそうる。あんたの存在は。いつだってあたしを揺する。
むかつくことも。イライラすることも。山のようにあるし。
愛しくて愛しくてどうしようもなくて。胸を痛めることもある。
そして。今日みたいに。じんわりと幸せを感じられることもある。

嬉しくても悲しくても。大好きでも大嫌いでも。
あたしの心は。いつだってあんたに揺すられっぱなし。

今日のあんたにはね。あたしは穏やかに癒された。
課題にうんざりしてきて。振り返ったら。そこにあんたがおって。
ちょっとウトウトしながら。それでも起きてくれてるあんたがおって。
いろいろ話をできるわけじゃなくても。ただそこにおってくれるだけで。
あたしは幸せになって。またがんばろうって机に向かえた。

ねぇそうる。あんたの存在は。こんなにもあたしを救ってくれる。
あんたは何の意識もせずに。ただそこにおってくれるだけでいい。
がんばって起きてくれてるあんたも。疲れて寝てしまったあんたも。
あたしは変わらず愛しいと思えて。そして癒される。

存在だけでいい。自分にとってそういう人がおるってすごいことやんね。





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↑えらいえらい。よくがんばりました(苦笑)。


2003年05月21日(水)覚えてるんかな。

今日はナイター。久しぶりのナイター。
あたしは朝からそれが楽しみで。しょーがなかった。
昼間の練習と違って。ナイターはそこまで暑くないし。
日も出てへんから。思いっきり半袖で走り回れるのも嬉しい。

そうるは。昼でも夜でも半袖ハーフパンツで焼きまくってるけど。
あたしは。さすがにそこまでは怖くて焼けへん(涙)。
だってまだ5月やのに。日焼けなんかしてたら夏にはどうなるか(涙)。
それでなくても。もうすでに黒いなーって言われてたりするのに(涙)。

・・・あたしが黒いんじゃない!学部のみんなが白すぎるの!(涙)

あぁ。でもマジな話。あんまり焼きすぎるとシミが怖いし。
もうお肌の曲がり角なんて。すっかり曲がりきった年やし(涙)。
女子高生のピチピチお肌がうらやましい。はぁ・・・。


そういや。そろそろサークルに新入生がいっぱい入ってきた。
今日のナイターには10人ぐらい見に来てくれてて。なかなか嬉しかった。
でも若いのね。ほんまに。もう若すぎてカルチャーショック。
というより。ジェネレーションギャップとでも言うんやろうか(涙)。

年を聞いてみたら。まぁ当たり前やけど「18です☆」とか言うわけで。
ははぁー。18かぁ。未成年かぁ。すごいね。若いね。
まぁこんなあたしにも確かに18の頃があったんやけどね(涙)。
そう思って。ちょーっとばかり寂しくなってみたりもした。


そんな1回生の指導を。そうると一緒にやれる時間帯があって。
あたしはちょっと嬉しくて。かなりテンション高くなってた。
それはそうるも同じやったみたいで。2人して漫才みたいになってた(笑)。

お手本を見せるときとかも。わざとそうるが失敗とかして。
「あほや。手本にならんし。」「うっさい。じゃああんたやってみ。」
んでもちろんあたしも。それに合わせて失敗してみるわけやけど。
「あ。あかんわ。やばいわ。」「どうすんねん。あほ丸出しやん。」
そんなふうにやり取りしてたら。カワイイ1回生は笑ってくれるわけで。

おっけー。つかめたつかめた。これでもうバッチリ☆
わざとあほっぽいことやって。敷居を低くするのもひとつのワザ。
なんかそーゆうことが。無言のうちにそうると通じ合ってるのが嬉しかった。
「先輩たちみんな仲良しですねー。」とか言われて。ちょっと苦笑い。

みんな仲良しやけどね。あたしたちはちょっと別モノやからね(苦笑)。


1回生が。みんなでいろいろ話してるのを見て。
あー今からみんな仲良くなっていく時期なんよなーとか思ってた。
そして。あたしとそうるが出会った頃のことを。また自然と思い出してた。

あたしはいまだに覚えてる。それはそうるに初めてメールした日のこと。

月曜日。大学の帰り。あたしは電車に1人で乗ってて。
今日も疲れたなーとか思ってたら。ちとせからメールをもらった。
「今日久しぶりにたかのり(←TMR)がHEYに出るでー☆」って。

あー。そう言えば。今朝そんなのを新聞で見たような気がする。
「ありがとー!忘れるとこやった!ちゃんと見るわー☆」って。
ちとせにメールを返した後で。そうるのことをふと思い出した。

その頃のそうるとあたしは。全然仲良くなってなかった。
まぁあたしには。そうるは気になる存在ではあったんやけど。
ほとんどしゃべったことなかったし。携帯の番号を交換しただけって感じやった。

でも。初対面でしっかりTMRのモノマネをしたそうるを。あたしは忘れられんくて。
これはひとつのきっかけよなーと思って。思いきってそうるにメールをした。


「はろー。今日はTMRがHEYに出るよー。ぜひチェックしよー☆」
たったこれだけの文章やのに。あたしはかなり時間をかけて作ってたと思う。
「はろー。」が。最初は「やっほー。」とかいう不自然な言葉やったかもしれん。
「チェックしよー☆」も。「絶対見てねー☆」とかにしようか迷ったりしたんやろう。
メール返してもらうために。「知ってた?」とかって疑問形にしようかとも思ったやろうな。
もっと絵文字とか使ってみるべきかなーとか思ったりもしたやろうな。

なんか。今から考えるとちょっとおかしいくらいに。
何度も何度も練り直して。あたしはメールを作ってたと思う。

送信して3分ぐらいで。そうるから返事がきた。
初めてメールボックスにそうるの名前が入って。嬉しかったなぁ。
その言葉までは覚えてへんけど。やたら短くて拍子抜けしたのは覚えてる(笑)。
「そうなんやー。じゃあ久しぶりに見てみるわー。」とか。そんなんやったと思う。

そんなメールでも。あたしには嬉しかった。嬉しすぎた。
よーし。これで家に帰ってテレビ見たら。それからまたメールしよう。
西川貴教には。おおいにあたしたちを繋ぐために役立ってもらおう。
そんなふうに思ってたら。HEYが終わる9時前に。そうるからメールが来た。

嬉しかったなぁ。ほんま。かなり浮かれたなぁ。

「相変わらず西川がんばってるな。てゆーか今日の西川の髪型けっこう好きやわー。」
言葉はさておき。髪型のことに触れてた内容やったのは覚えてる(笑)。
あたしはというと。もちろん速攻で返事をして。何度かやり取りをして。
その夜はかなり嬉しくて。何度も届いたメールを見たりしてた。

懐かしいなぁ。てゆーか。あたし若いなぁ(苦笑)。


そして。この話にはちょっとオチがあり。
この頃から1年とか2年とか経って。この話をそうるとしたときに。
「あー覚えてるで。初めてメールしたときのこと。」
「あんたがうちにHEYに西川出るってメールしてきたんよな。確か。」
まさか覚えてると思ってなかったそうるが。そんなことを言ったもんやから。
あたしはかーなり嬉しくて。ちょっと幸せやったんやけど。

その後で。そうるはしっかりあたしを落とすのを忘れんかった(涙)。

「でもなー。あの頃正直あんたのことあんまり分かってなかってん。」
「○○○(←あたし)って確かあのTMR好きって言ってたコやんなーとか思って。」
「でも顔イマイチ分からんなーとも思って。まぁいっかーって感じで返事しててん。」

・・・・・・そうる。それちょっとひどすぎる(涙)。

かーなりショック受けたけど。ちょっと泣きそうやったけど(苦笑)。
でも。そうるが人の顔と名前を覚えるのが大の苦手ってこと。
話をした頃のあたしは。ちゃんと分かってたから。
怒るとか言うより。苦笑いって感じやった。
(このコ誰やろう?どんなコやったっけ?・・・あー思い出せん(涙)。)
そんなふうに思いながら。あたしとメールしてたであろうそうるを思って。
あたしの顔は。だらしなく緩んでいってた。

懐かしいね。メールをしてた頃も。種明かしをした頃も。懐かしいね。


トリップから戻ったあたしは。そうるを自然と探す。
ちょっと離れたとこで。1回生にいろいろ教えてるそうるを見つけて。
もう4回生になったそうるに。出会った頃の姿を思い出して重ねる。
あぁ。変わったよな。変わったけど。でも変わってない。
あたしにとっては。あの頃からずっと変わらず愛しい人やから。

そう思ったら。やっぱりじんわり幸せやった。



ねぇそうる。あんたはこんなふうに昔を思い出すことがあるんやろうか。
あたしはあの頃の自分を思い出して。なんか痒くなることがいっぱいあるんよね。
だって。あたしはほんまにほんまにあんたのことが好きやったんやもん。
今でももちろん好きやけど。大好きやけど。あの頃はやばかったもん(苦笑)。

どうにかして仲良くなりたくて。どうにかして好きになってほしくて。
ほんまに。自分でもおかしいと思えるくらいにあんたのことばっかり考えてたし。
手に入れたくて手に入れたくて。どうしようもなかったし。
(まだこの頃は友達としての域での意識やったけど。)

あんたのどこにそんな魅力があったんか分からんけど。
容姿。性格。しゃべり方。笑い方。何があたしを夢中にさせたんか分からんけど。
自然と魅かれて。魅かれまくって。気づいたときにはもう遅かった。

いつだってあんたの笑顔を探すあたしになった。
見つけたら舞い上がりそうなくらい嬉しかった。
その笑顔のためなら。平気で道化になれるあたしになった。
あほキャラでもよかった。「あほやなー。」って言われるのが幸せやった。

愛の始まり。あの頃のあたし。ねぇそうる。あんたはどこまで覚えてるんやろう。





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↑しかもそうるから言ってきたしね。嬉しかったなぁ。
じゃあそのことはまた明日。


*追加*
最近はまとめて何日分かアップすることが多いです。
書ける日と書けない日の差がありすぎなのね(涙)。
そんなわけで。INDEXをチェックしてもらえると嬉しいです。
話つながってることが多いので。抜けてると意味不明かもしれないので(苦笑)。


2003年05月20日(火)泣いていいから。

19日の日記の続きです。まだの方はこちらからどうぞ。

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「じゃあ走りに行きますか。」

大学構内ってことで。ノーヘルでバイクに乗って。
あたしの前に現れた最愛の人は。そんなことを言ってあたしを驚かせた。

「え。だって研究室まだ終わってへんって言ったやん。」
「うん。ただちょっと買い物頼まれてん。付き合ってくれん?」
「買い物?そんなん頼まれるんや。研究室って。」
「そうやで。まぁ最初やしな。雑用でもしょーがない。」

そう言うとそうるは。あたしにメットを渡して。
自分もメットをかぶって。「乗りー。」って言った。

そっか。用事があったんや。まぁあたしはついでやね。
別にひねくれたわけでもなく。普通にそう思った。
過剰に期待してた自分が。ちょっとおかしかったけど。
でもそーゆうときに。あたしを誘ってくれたことが嬉しかった。

なんでもないときこそ。一緒にいられることが幸せやから。
そういうときに。ちゃんとそばにおいてくれることが幸せやから。


そうるが向かったのは。あたしの家の近くのスーパー。
買い物は。インスタントのコーヒーの粉。
「だいたいみんなコーヒー飲みすぎやねん。」
「しかも1番安いやつ買ってこいとかうるさいし。」
そんなふうにブツブツ言いながら。そうるはコーヒーを選んでた。
あたしはその横にくっついて。「こっちが安いー。」とか言ってた。

どうにかコーヒーを選んで。大学に戻るかと思いきや。
「ほんじゃどこ行く?」って。そうるはあたしに聞いてきた。
「え。大学戻るんちゃうの?」って言ったら。
「走りに行くって言ったやん。」って。そうるは言った。
「もう用事済んだから戻るんかと思ってた。」って言ったら。
「こんな雑用だけに付き合わせたら最悪やん。」って笑った。
「でも遅くなったら怒られたりせんの?」って言ったら。
「安いのん探して彷徨ってたことにすればええよ。」って。また笑った。

じんわりした。やっぱりそうるは優しいヤツやった。


バイクで走ること10分。着いたのはいつものスタバ。
久しぶりに大好きなフラペチーノを注文した。(今回はランバ。)
そうるはカフェモカをあたしに頼んで。先に席をとってくれてた。

席に座って。フラペチーノを飲んで。「うまいー☆」って言ったら。
そうるはあたしをじーっと見てて。いつもみたいにフッて笑った。
見透かすような目で。そうるに見つめられて。あたしはちょっと困った。
(話したいことあるなら話してええで。)その目は無言でそう言ってた。

あたしがへこんだときとか。そうるは気づいてちゃんと場所を用意してくれる。
あたしが気持ちを話せるような場所を。さりげなく作ってくれる。
でも。そうるは自分から探って聞き出そうとはせーへん。
あたしが話し出すのを。話したいことを話すのを。待っててくれる。

そういう見守られるような愛情は嬉しいけど。ちょっと困るのも事実。
だって。どこまで話していいもんか迷うから。
ドロドロとへこんだ話なんて。聞いててあんまり気持ちいいもんじゃないと思うし。

でもきっと。そんなふうに主体的になれんあたしに気づいてるから。
そうるは。あえて自分からは何も聞き出さんとあたしに任せてるような気もする。
調子に乗った発言かもしれんけど。なんとなくそうるはそう考えてる気がする。


あたしは。ちょっとずつ話した。
まぁ自分でもへこんだ原因がよく分からんかったから。
言ってる内容はちょっと理解しがたいものやったかもしれん。
真剣になれん自分にむかつくこと。もっとちゃんとやらなあかんと思うこと。
でもその反面で。もうどうでもええやんと思う自分も確かにおること。
どっちも自分なんやけど。あまりにも正反対で疲れること。
あたしは。だらだらと思いつくままにしゃべった。

そうるは。うん、うんって相槌を打ったり。
あぁ・・・まぁな・・・とか考えるようなことを言ったりしてたけど。
それでも。やっぱり割り込んだりせんと話を聞いてくれた。

話すことで。気持ちが整理されてラクになるってのはあると思う。
あたしの中でもつれまくってた感情の糸は。ちょっとずつ解かれていった。
それでもよく分からん感情もあって。もやもやしてたことに変わりはなかったけど。
目の前であたしの話を真剣に聞いてくれる人がおる事実に。なんか救われた。


だいたい言いたいことを言えた後で。あたしは照れ笑いをした。
「あーあかんよなぁ。なんか情けないわ。」
「ごめんな。こんな暗い話して。」
「大丈夫やで。話したらラクになったし。またがんばるし。」

そう言ったあたしを。そうるはじーっと見て。それから言った。
予想もせんかったような言葉を。あたしにくれた。
「無理せんでええで。」「泣いてもええで。」


(・・・何を言い出すねん。)そう思った。

「大丈夫やって。」って続けて言ったあたしに。そうるは言った。


あんたはしんどくなるとけっこう溜め込む方やん。
それでいて。どうにか明るくしようとか考えたりするやん。
たぶん今もうちに気ぃ使ってたりするやろ。
あんまり暗い話せん方がええよなーとか思ってるやろ。
ええから。そんなん気にせんで。ラクになり。


あたしは。その言葉を聞いて。笑ってしまった。
いつもなら泣くとこやけど。なんか笑えた。
あほやーってバカにするような笑いじゃなくて。
あぁ・・・やばいなぁ・・・幸せやなぁと思って。
体の奥の方から。自然と込み上げてくる笑みやった。

かなわんなぁ。なんでそんなことが言えるんやろう。
そうるはこういうこと言えるヤツやって。あたしは分かってるけど。
なんでこんなにかっちょいいんやろうって。いつだって思ってまう。

「なんで笑うねん。」そうるはちょっと不機嫌そうに言ったけど。
「・・・いや。嬉しかったから。」ってあたしが言うと。にやっと笑った。
「泣いてええって言われたときぐらい泣いとけよ(笑)。」って。
いつものそうるの。むかつくほど愛しい顔に戻って言った。

じんわりきたけど。あたしは泣いたりはせんかった。
たぶんあたしは。そうるのおかげで安心しきったんやと思う。
こうやって話を聞いてくれる存在が。あたしにはおる。
泣きたくなったときに泣ける場所が。あたしにはちゃんとある。
明確な答えを示してくれんくても。受け止めてくれる人が。あたしにはおる。

そのことに気づいただけで。涙はちゃんと止まってた。


ねぇそうる。あんたはやっぱりすごいと思った。
もう何度も思ってるけど。また今日も思ってもた。

だって。自分の前におる人に。「泣いてええで。」なんて。
それがあんたやったとしても。あたしはたぶん言えんと思うもん。
泣き出したあんたと一緒に。あたしも泣いてまうのがオチな気がするし。
それは救ったことにはならへんし。あんたを困らせるだけかもしれんし。
あんたを分かったつもりになって。自己満足になってるだけかもしれんし。

でもあんたは違う。泣いたあたしを抱えられるだけの力がある。
あたしを泣かせても。ちゃんとその気持ちを受け止めることが出来る。
それが分かってるから。そんなことが言えるんやと思う。
そうでなきゃ。「泣いてええで。」なんてウカツに言えんと思うんよね。
相手の痛い気持ちとかを冷静に受け止められんのに。そんなこと言えんと思うんよね。

あぁ。泣き虫のあたしに。泣いていいとか言えるなんて。
そうる。やっぱりあんたのキャパはすごいね。
男顔負けの包容力やなぁって。あたしは思わずにはおられへん。

ありがとうね。そうる。救われたよ。ありがとうね。





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↑まぁそうるのことやから。気づいてたかもしれんけどさ(涙)。


2003年05月19日(月)心に言い聞かせて。

何もかもがイヤになってしまう日がある。

何がどう引き金になったのか。自分でもよく分からんままに。
イライラすることとか。うまくいかんこととか。
そーゆうのがいっぱい重なって。投げやりになって。
もう知らん。どうでもいい。どうにでもなれ。
そう思って。ちゃんと前を向けんくなる。

そして。最終的にはどかーんと痛い目に遭って。へこむ。

今日の病院実習で。あたしはそうなった。
看護師さんとうまくいかず。患者さんともうまくいかず。
言いたいことが伝わらず。やりたいことも伝わらず。
分かってもらえんくて。だんだんむかついてきて。
適当な態度をとって。担当教官に思いっきり怒られて。撃沈。

落ち始めたら。どこまでも転がっていくのがあたし。

なんでこんなとこにおるんやろう。
いったい何をやってるんやろう。
こんなことがやりたかったんやろうか。
こんなものが欲しかったんやろうか。

つまらない。おもしろくない。もうやりたくない。
そう思うくらいならやめればええのに。
結局は口だけで。何ひとつ行動に起こせん。
やばくなったら逃げ腰になって。回れ右をして。
言い逃ればっかり。自己防衛ばっかり。

・・・あたしって最低やな。

そう思ったら。もう限界級にしんどくなった。
自分が情けなくなって。悔しくなって。怖くなった。
実習が終わって。誰もおらん更衣室で。こっそり泣いた。

しんどい。もうあかん。そうる。助けて。
無意識のうちに。あたしはそう呼びかけてた。


こんなに寄りかかったらあかん。
こんなに救いを求めたらあかん。
だってそれはそうるを縛る。疲れさせる。
めんどくさいオンナになんかなりたくない。

いつものあたしならそう思ったかもしれん。
気持ちに枷をかけて。ちょっと我慢したかもしれん。
でも。今日はそんなのがどうでもよくなってた。
迷惑かもしれんけど。うんざりされるかもしれんけど。
そうるの声が聞きたかった。そうるに会いたかった。


更衣室を出て。駐輪場で携帯を開く。
原チャに跨って。そうるの番号を表示させて。ボタンを押す。
たぶんまだ研究室におるはず。電波悪かったら出んかもしれん。
出たとしても。こんな時間に用事もないのにいきなりかけたりして。
びっくりされるかもしれん。呆れられるかもしれん。

でも。あたしにしては珍しい思考やった。
そうるがどう思うかなんて。どうでもよかった。
あたしの心が。そうるを欲しがって我慢できんくなってた。


「もしもし?」
電話の向こうにそうるの声を確認して。それだけでまた涙腺が緩む。
「・・・もしもし。あたし。」
そう言う声がちょっと震えて。あたしは息を整える。

「どしたん?」
「んー。いや・・・今どこ?」
「研究室やけど。なんや?」
「んー。いや・・・。」
「・・・なんやねん(苦笑)。」
「いや、ごめん。別に用事じゃないんやけど・・・。」

勢いで電話をかけたものの。何を話していいんか分からんくなった。
そうるの声を聞けただけで安心して。思考が止まってもた。
あたしの話を聞いてもらいたいとかいうより。ただそうるの声を聞いていたかった。
何でもいいから話してほしかった。大好きなその声に癒されたかった。

でもそうるは。そんな気の利くしゃべりが出来る人間じゃない。
その代わり。こんなときは意外なほどに気のつく人間ではある。
電話嫌いなくせに。電話越しの雰囲気とかを。バッチリ見抜く。
そう。それはもう怖いくらいに。

しばらく沈黙が流れて。先にそれを破ったのはそうるやった。

「・・・どしたん?なんかあったんか?」
思いっきり指摘されて。嬉しさと恥ずかしさでいっぱいになる。
分かってくれた喜びと。寄りかかってる自分への苛立ち。
あぁ。また甘えてまう。また頼ってまう。ええんやろうか。
ようやくそんないつもの思考が生まれてきた。
でもそう思いつつも。救ってほしくてしょーがない心もあって。
あたしは。やっぱりどうしたらええか分からんくなった。

「んー。ちょっとへこみ中やねん。」
どうにかそう言って。照れ隠しであたしは多弁になった。
「なんかなー。うまくいかんかってん。いろいろと。」
「まぁあたしのテンションの問題でもあるんやけどさ。」
「でもどかーんと怒られてさ。しょぼくれてるねん。」
「うまくいかんときって。ほんま全部うまくいかんよな・・・。」

相変わらず人の話は黙って聞くそうるは。
あたしが一方的にしゃべった後で。
「ふーん・・・。」って。ひと言だけ言った。
それから。何かを考えてるような沈黙の後で。
「分かった。今からそっち行くわ。」って言った。

「え・・・?今から?」
「うん。病院前やんな?」
「そうやけど・・・え?今から?」
「・・・だからそうやって(笑)。」
「だって・・・なんで?研究室は?」
「ちょっとぐらい抜けられるし。」
「え・・・来てくれるん?」
「うん。5分ぐらい待っといて。」

そう言って。あっさり電話を切ったそうる。
あたしはひとり。ちょっと放心状態。


あたし・・・呼び出してなんかないやんな。
電話はしたけど。頼ろうとしたけど。来てくれとか言ってへんよな。
会いたいと思ったけど。でもそんなの言ってへんよな。

なんで。なんで来てくれるねん。
なんであたしの気持ちを見抜いてるねん。
会いたい気持ち。弱ってる気持ち。支えてほしい気持ち。
そーゆうのを。なんであんな短い電話で見抜いてるねん。

まだ会ったわけじゃないのに。具体的に何も話してへんのに。
あたしには。そうるがあたしの気持ちを見抜いてるって確信があった。
なんでか分からんけど。根拠のない確信があった。

だってそうるは。いつだってそういうヤツやから。
普段はあんなにも鈍感なくせに。あたしの嫉妬にも全然気づかんくせに。
あたしが出す小さなSOSには。いつだってちゃんと気づいてくれるから。

あたしの目に。またじんわり涙が浮かんできた。
弱ってる心には。そうるの優しさがいつも以上に沁みた。


ねぇそうる。あんたはなんでそうなんやろう。
あたしのあんたに対する気持ちには。あんなにも鈍いのに。
他のことで精神的に参ってるあたしには。あたし以上に鋭い感覚で気づく。
電話の雰囲気とか。声の調子とか。話し口調とか。
そーゆうのの中に含まれてる無意識のサインに。しっかり気づく。

あぁ。あたしはやっぱり大事にされてるんかもしれんな。
あたしが思ってる以上に。気にかけてもらえてるんかもしれんな。
つまらん嫉妬をしてみたり。独占欲に苦しんでみたり。
あたしはいつだって。ひとりでジタバタしてるけど。
あんたは。こんなにもあたしを大事にしてくれる。
気づいてくれる。すぐ飛んできてくれる。

そんなあんたを前にすると。あたしは自分が恥ずかしくなる。
あんたに対して。多くを望んで。得られんくて。
勝手にイライラしてる自分が恥ずかしくてたまらんくなる。

ねぇそうる。あたしの心に言ってやって。
わがままで欲張りな。あたしの心に言い聞かせてやって。

これ以上いったい何を望むことがあるんよって。そう言ってやって。





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↑何を言い出すんやろう・・・一瞬そう思ったけどね(苦笑)。
長くなりそうなので。続きは明日の日記に書きます。

*追加*
BBSのレスが飛んでるのがいくつかありました。
レスのレス、みたいなのです。あれって忘れがちなんですよねぇ(涙)。
ちゃんとつけときましたので。また戻って見てやってください☆


2003年05月18日(日)なんでこんなに。

今日は。練習試合やった。
ちょっと遠方まで出向いて。試合してきた。

昨日は練習で。今日は試合。
2日連続で太陽を浴びるのは。けっこうしんどい。
あたしは。試合の前半から軽くゲロゲロ状態やった。
日に当たるのって。予想外に体力を奪うんよね(涙)。

あぁ。ほんま。もっともっと体力が欲しい・・・(涙)。


今日のそうるは。試合で久しぶりに得点決めてた。
普段はどっちかというとキレイにパスをさばいて。
味方をうまく使うような。影の司令塔っぽいそうる。
まぁ見る人が見れば。その存在感はすぐに分かると思う。
サッカーで言うところの。ヒデみたいなタイプかな。(←欲目・・・?(笑))

そんなそうるが。自分から切り込んでいくのは珍しくて。
あたしは。思わず走るのも忘れて見とれてた。
見事にシュートが決まった瞬間は。飛び上がって叫んでた。
普段あんまりやらんことを。こうやってあっさり決めてまう。
くそぅ。ほんまどこまでかっちょいいねん。こいつは。
そんな悔しさと興奮とで。胸が熱くなった。

試合後にも。そうるのプレーは相手チームに誉められてた。
これはもう練習試合では当たり前のことなんやけど。
「めちゃうまいと思いました!」とか。「見習いたいです!」とか。
初めて会う相手にそうるがベタ誉めされてるのを見ると。
あたしは。誇らしくて誇らしくてしょーがない。

すごいっしょ。すごいっしょ。この人はあたしの最愛の人なんよ。
そうやって自慢したい気持ちで。胸がいっぱいになる。


そんなふうに。いっぱい愛しいと思えたそうるやけど。
やっぱり。あたしは昨日のことがあったから。
全部全部を認めることはできんくて。実はちょっと寂しかった。
寂しさを抱えつつも。あっさり惚れ直してまう。
むしろ惚れ直すのに。心がつながってないから寂しいんかもしれんけど。


そうるは。今朝は予定通りしっかり車でやってきた。
そうるの隣には。荷物を持った現キャプテンがおった。

昨日は確かに傷ついたけど。へこみもしたけど。
あたしは正直もうどうでもええかーって思ったりもしてた。
だってそんなことをいちいち引きずってたら。身がもたん。
そうるがあたしの予想を裏切ることなんて。よくあることやし。
平気。これぐらい。どうってことない。そう思い込んでた。

電車でまひろとはつねと一緒に行くのは楽しかったし。
それはそうると2人でおるのよりも楽しいかもって思えたし。
(・・・まぁちょっと拗ねてたからやけどさ。)
現キャプテンとそうるが2人で現れたときも。
「おはよーん。」って普通に言えた。

でも。車の中での話を聞かされて。なんとなくイライラしてもた。
「早かったな。道すいてたん?」ってまひろがそうるに聞くと。
「そうでもなかったよな?」ってそうるが現キャプテンに言って。
「○○○さん(←そうる)が抜け道通ってくれたからですよー。」って現キャプテンが笑う。

むぅ。いいなぁ。現キャプテン。
そこはあたしが座るはずの席やったのに。
・・・あたしが勝手に決めてただけやけど。
そうるはあたしのことなんて。カケラも気にしてなかったけど。
君が座った席は。あたしの特等席やのに。

おもしろくない。おもしろくない。おもしろくなーい。(←しつこい。)

あぁ。なんでこんなにヤキモチ焼きなんやろう。
なんでこんなに。あたしはそうるを独占したいんやろう。
現キャプテンとそうるの関係は。間違いなく先輩と後輩。
それ以外に何もない。分かってる。ちゃんと分かってる。

あたしは。そうるを取り巻く人すべてに嫉妬してまうんかもしれん。
友達でも。後輩でも。そうると関わる人がみんなうらやましくなる。
ほんま。どれだけ欲張りなんやろうって。自分でも呆れてまう。


そして嫉妬は。帰り際にもまた訪れた。
帰りは別の後輩を車に乗せることにしたそうる。
「いいんですか?」って言う後輩に。「ええでー。」って笑ってた。
しかも聞いたところによると。そのコは疲れてずーっと寝てたらしいし。

なんやねん。寝るくらいならあたしが乗るっちゅーねん。(←わがまま。)

・・・冷静に考えて。まひろもはつねもおるときに。
そうるがあたしだけに「乗せたるわ。」って言うのはおかしい。
いや、おかしくないんやけど。まひろとはつねはいい気はせんやろう。
だからそうるがとった行動は間違ってないし。我慢したあたしも間違ってない。

分かってるなら。なんでこの心は納得せーへんのやろう。


ねぇそうる。やっぱりあたしはどこまでもあんたが好きで。
あんたのそばにおりたいから。あんたのそばにおる人に嫉妬する。
愛して止まないから。どうしたって嫉妬してまう。

こんなあたしじゃあんたが疲れる。こんなにも好きになったらあかん。
どこまで好きになれば気が済むんや。ほんま。抑えろ。抑えろ。
心のどこかで。あたしはいつも叫んでる。
どこかで自分にセーブをかけようとしてる。
だって。そうでもせんかったら。あたしはどうなるか分からん。
あんたを束縛して。疲れさせて。あげく嫌われるハメになりかねん。

あたしは何度も自分に問いかけてる。
なんでこんなに好きなんよ。なんでこんなに止まらん思いなんよ。
好きになりすぎたら。自分も相手も疲れてまうこと。分かってるのに。
なんでこんなにどうしようもない感情なんよ。

どんなに問いかけたって。答えは見つからんくて。
あたしはいつも。ひとりで胸を押さえてる。
最愛の人を思って。熱くなる胸を押さえてる。

そうる。今さらやけど。あんたほんまに愛されてるんやで(苦笑)。





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↑・・・人の気も知らずに。のん気なもんよな。ちくしょうめ。


2003年05月17日(土)愛は疲れるもの。

今日は2つアップしました。昨日の分はこちらです。
ちなみに昨日のは浮かれモードで。今日のは沈みモードです・・・。

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愛に限界はないけど。思いは色褪せんけど。
だからこそ。ちっちゃなことであほみたいにへこむ。
「好き」が強ければ強いほど。そのショックは大きくなる。

そんなにへこむことじゃないって分かってるけど。
そうるに悪気がないことも。ちゃんと分かってるけど。
頭と心は別で。理性と本能も別で。
へこむもんはへこむんやから。しょーがない。


今日はサークルの練習があった。
練習自体が久しぶりで。あたしはかなり楽しみやった。
そうるのプレーを見れるのも久しぶりで。やっぱり惚れ直したし。
まひろやはつねとのやり取りも。いつも通りで楽しかったし。
ほんま。あたしには幸せな空間があるなぁって思ってた。

そうるは。今日はあたしのプレーをいっぱい見てくれてた。
もうちょっとで成功しそうなプレーの後には。
「うわー惜しいなー今の。」って言ってくれたり。
休憩中にあたしの横にふらーっと来ては。
「はいはーい。あんたの弱点発見したで。」って指摘してくれたり。
なんでうまくいかんかったんやろーって考えてるあたしをつついて。
「ちょー。今のんやけどさー。」って助言をくれたり。

なんやろ。今日はやけに優しいな。
やけにかまってくれるな。怖いくらいやな。
そんなふうに思ったりもしたけど。でもやっぱり嬉しくて。
「ふんふん。」って言われることを真剣に聞きながらも。
幸せやなーって思って。にやけんように我慢してた。


そんな幸せな練習の後。いきなりへこむ事態はやってきた。

明日。練習試合があるんやけど。向こうの大学まで行かなあかんのやけど。
荷物とかをいっぱい運ばなあかんことになってて。そうるが車出すことになってた。
「交通費浮かせられるしな。」って。頼まれるより先に言い出したそうるやった。
(もちろんこれは。優しさを隠すための発言やと思うけど。)

荷物をいっぱい積まなあかんから。同乗者は限定1名。
あたしは。勝手にそれを自分やと思い込んでた。
いつも練習してるグランドまで。荷物を取りに行くとしても。
あたしの家は。そうるの家とグランドの間にあるし。
だから当然のように。あたしは自分を拾ってもらえると思ってた。

別に約束してたわけじゃない。あたしが勝手に決めてただけ。

でも練習の最後で。明日何時の電車に乗るかーとか話してて。
みんながワイワイ言ってる中で。そうるの声が聞こえた。
「じゃあさ。何時に迎えに行ったらいい?」

その声は。あたしにかけられたものじゃなくて。
現キャプテンの3回生のコにかけられたものやった。

あー・・・そうなんや。あたしじゃないんや。
なんかそのことに気づいた瞬間。めちゃめちゃ恥ずかしくなった。

「他に誰か近くとかで乗せる人いるんやったらいいですよ?」
現キャプテンは。かなり遠慮ぎみに行ってたけど。
「別にそこまで家近い人も今はおらんし。(←去年は同学年にいた。)」
そう言って。あっさり現キャプテンを乗せてあげることにしてた。


荷物を車に積み込むのを。現キャプテンがやりますーって言っただけ。
「車出してもらえるだけで十分です!積むの手伝います!」って言って。
「じゃあついでやし向こうまで乗って行きやー。」って。そうるが言っただけ。
話を全部聞いたわけじゃないけど。たぶんそんなことやろうと思う。

でも。誘ってもらえると思ってたのに。
「乗せたるでー。」って言ってもらえると思ってたのに。
久しぶりの車。そうるの車。馴染んだ助手席。
座れると思ってたのに。ゆっくりしゃべれると思ってたのに。
運転してる横顔とかにも。軽く見とれるつもりやったのに。

そっか。全部あたしが勝手に期待してただけやったんや。

サークルにおいて。あたしがそうるにとって特別じゃないこと。
むしろ。特別にしたらあかんこと。久しぶりに思い知った。
分かってたことやったのに。分かりきってることやのに。なんか痛かった。


ねぇそうる。あんたは悪くない。ちっとも悪くない。
別にあたしを車に乗せんかったからって。あんたの愛情は変わってないと思う。
嫌われたわけでもないし。無視されたわけでもないし。
だからたぶん。こんなふうにへこむことじゃないんやと思う。

それでも。なんかあたしは恥ずかしかった。
あたしばっかり期待して。勝手に計画とかも立てて。
楽しみにしてたのを。なんかあほみたいやと思った。

恋愛にあほみたいなことなんて。よくあること。
空回りも。勝手な期待も。しょっちゅうあること。
でも。何度経験してもそれは痛くて。しんどい。
あぁ。あたしだけやったか。あんたにはどうでもよかったか。
そんなふうにまた勝手に思って。勝手に傷つく。

それでも愛さずにはおられへんから。愛するってしんどい。





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↑別にええけどさ。やっぱりどうでもよかったんやん。ちくしょう。


2003年05月16日(金)色褪せない思い。

昨日の日記を書きながら。あたしはやっぱりそうるのことを思ってた。
今あたしのそばにいるそうるじゃなくて。出会った頃のそうるに。
思いを馳せて。ちょっと幸せになってたりした。

あたしとそうるは。学部は全然違うんやけど。
一般教養で同じ講義を選択してたことがあって。
1年のときは一緒に講義を受けてたんよね。
そうるの字が恐ろしく汚いことを知ったのもその頃で(笑)。
なーんか。溢れるようにいろんなことを思い出した。


水曜の2限と4限。楽しみやったなぁ。
あたしもそうるも。同じ講義をとってる学部の友達がおらんくて。
いつの間にか一緒に受けるようになってたんやけど。
あたしは。朝からそうるに会えるのが楽しみでしょーがなくて。
1限のドイツ語なんて。正直どうでもよくなってて。
早く終われー早く終われーって時計を睨んでた。

2限があるのは300人ぐらい入れる大講堂で。
なかなかそうるを見つけられんかったけど。
「着いたよ。どこにおる?」「右端の列。後ろの方。」なーんて。
メールのやり取りをするのも楽しかった。
「おはよー。」「おいっすー。」そんなあいさつだけで嬉しかった。
笑いかけられるだけで。あほみたいに心臓が飛び跳ねてた。

講義内容なんて。頭の中をすーっと抜けていってたなぁ。(←あかんけど。)
最初はそうるが真面目に聞いてる気がして。話しかけるのも気が引けてたけど。
けっこういい加減に聞いてることが分かってからは。いっぱい雑談してた(苦笑)。
なんとなく教室が静かなときは。ルーズリーフの端っこで筆談してみたり。
内容は覚えてへんけど。たぶんどうでもええことやったんやろうけど。
ぶつかり合う肩とか。ちょっと触れる手とかが。やばいくらい嬉しかった。
あたしの書いたことにフッて笑うそうるに。やばいくらいやられてた。

2限が終わって昼休み。あたしとそうるは。
流れでそのまま食堂に行って。一緒にお昼を食べてた。
そうるが好きなのはチキンカツ。あたしが好きなのは唐揚げ。
一切れずつ交換するのは。いつから始めたことやったやろう。
そうるが席を取る間に。あたしがお茶をふたつ用意する。
そーゆうちっちゃなことでも。一緒にやれるのが嬉しかった。

早く食べ終わったら。グランドに行って昼練やって。
大好きなみんなにも会って。ギャーギャー騒いで。
そうるのかっちょいいプレーに見惚れて。ぽぉーっとさせられて(苦笑)。
「ほんじゃまた4限に。」って感じで。ひとまずはバイバイ。

別々の講義を受けてる3限の間も。メールのやり取りしてたっけ。
「何度受けてもしょーもない講義じゃ。」「じゃあ寝てまえばええやん。」
「・・・ええんか?寝るで?放置するで?(笑)」「あーやっぱり寝んといて(涙)。」
そんなひとつひとつのメールに。あたしはにやけっぱなしで。
やばいなぁ。どうしよう。なんかめちゃめちゃ好きやわ(苦笑)。
そう思っては。ひとりひそかに焦ったりもしてた。

でも焦ったところで。4限で再会するとやっぱり幸せで。
横で居眠りするそうるのために。がんばってノートとってみたりとか。
合間には寝顔に見とれて。まつ毛長いなーって思ってみたりとか。
一緒にいられる時間を。ひとりで楽しんだりもしてた。

その後はナイターで。これまたしばらく一緒にいられて。
練習中は。上回生に混ざってナイスプレーを連発するそうるに。
やっぱり心を奪われて。夢中になって。幸せな時間を過ごしてた。

練習が終わって。みんなで電車に乗って帰るわけやけど。
当時まだバイクに乗ってへんかったそうるも一緒で。
別れ際に「バイバイ」って言うのが。ほんまにせつなかったなぁ。
あーこれでまたしばらく会えへん・・・って寂しくなった後で。
その日1日交わした会話とかを思い出したり。やり取りしたメールを見たり。
にやにやしながら。電車に揺られてうたた寝したりして。


あぁ。思い返せばあの頃から。
すでにあたしはそうる一色やった。
朝から晩まで。そうるのことばっかり考えてた。
ほんまにほんまに。やばいくらいに好きやった。

そっか。もう3年もあたしは。そうるだけを思ってるんや。
たかが3年かもしれんけど。されど3年って長いし。
そんな長い間。変わらずにずーっとそうるを思ってるあたし。

ほんま。愛に限界はないんやなぁって。なんかしみじみ思う。


ねぇそうる。あたしはこの先どれぐらいあんたを愛するんやろう。
あの頃のあたしは。もうやばいくらいにあんたのことが好きやった。
でもどこかで。これは一時の熱かもしれんって思ってた。
あまりにも好きすぎて。それがずっと続くことなんて考えられんかった。
今が最大で。最高で。もうこれ以上強く好きになんかならんって思ってた。

でも今。3年経った今。あたしはあの頃よりもずっとあんたが好きやし。
消えるかと思った気持ちは。今でもあたしの中に息づいてるし。
あたしのあんたへの思いは。色褪せるどころか鮮やかになってるんよね。

たぶんあたしは。今日より明日。あんたをもっと好きになる。
明日よりあさって。あんたをどんどん好きになる。
恋愛初期でもないのに。あたしは未だに確信をもって思える。
そうる。あたしのあんたへの思いが。まだまだずっと強まっていくって。

あぁ。なんて幸せなことやろうね。なんて苦しいことやろうね。





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↑なんとまぁ。こんな頃から決まってたことやったんやなぁ。しみじみ。


2003年05月15日(木)君に縛られてる。

今日も実習。あたしはすっかりお疲れモード。
ほんま。ここんとこあんまり寝れてへんし(涙)。
(だったら日記書くなって?その通り(笑)。)

忙しくて体が疲れてるのもあるけど。大半は気疲れ。
慣れん環境は予想以上に疲れるし。しかも病院っていわゆる職場。
そこにいきなり放り込まれて。さてどうしましょう状態。
右を見れば患者さん。左を見れば看護師さん。
小心者のあたしは。どっち相手にも気ぃ使いまくり。

そうやって挟まれて疲れてたら。今度は研修医に捕まって。
難しい病態の説明をされて。治療方針とかも長々と言われて。
カルテをどかーんと渡されて。「じゃあ目通しときね。」ときたもんだ。

だぁー。もう無理。早く帰りたい(涙)。

でもとりあえず。やらなあかんことはやらなあかん。
気合いを入れて。あたしはがんばることにする。
ところが。カルテを開いて撃沈。
内容把握以前に。・・・字が読めん(涙)。


最近あたしが学習したこと。ドクターの字って。ほんまに汚い。
頭がいいのはよく分かる。説明だって実はめちゃめちゃ分かりやすい。
(なんせ内容が難しいから。あたしはよく混乱するけど。)
それは分かるけど。でもあの字の汚さはマジでどうにかしてほしい。

走り書き。殴り書き。どのページを見てもそんなのばっかりで。
どんなにがんばって読もうとしたって。ミミズの羅列にしか見えん(涙)。
解読不能って。まさにこのことを言うんやと思う。

でもそんな汚い字を見て。あたしはちょっと幸せになる。
いつものように。ひとりで勝手ににやけて。口元を押さえる。
大好きな人を思って。あたしはいつもこんなふうに笑ってる。


こんなことを言うと。たぶんそうるは大憤慨するけど。
そうるが普段書く字は。端麗な(?)容姿からは想像できんけど。かーなり汚い。
くせ字とか。そーゆうレベルじゃなくて。正直「汚い」っていうレベル(苦笑)。
あたしが人生で知り合った人の中で。間違いなくぶっちぎりで汚い(苦笑)。
大好きなそうるやけど。字の汚さだけはどうんかならんかなーと思う(苦笑)。

なんてゆーか。ふにゃふにゃで。力が入ってなくて。つづけ字。
まさしく。自分が読めればええやんって思ってる人が書く字。
たぶん100人見たら。100人が汚いって認めるような字。
(実際そうるも地味に認めてるしね(苦笑)。)

・・・あんまり言うとかわいそうやからフォローしとこう(苦笑)。
字が汚いのは。適当に書いてるからってだけのことみたい。
あたしは前に。そうるに言ったことがあるから。
あまりにも汚いその字に呆れて。失礼極まりないと思いつつ。
「ちょー。1回でええから真剣に自分の名前書いてみてやー。」って。
ありえへんほど無礼なお願いをしたことがあるから(苦笑)。

そうるはかなり不機嫌そうに。でも観念したように。
しぶしぶルーズリーフの端っこに名前を書いてくれた。
それは。なんとびっくり。お手本になるようなキレイな字やった。
「なんやねん。書こうと思えば書けるんやん。」あたしは笑いながら言って。
「うっさい。ほっとけ。」って。そうるをちょっとふくれさせた(苦笑)。

懐かしいなぁ。そっか。そんなこともあったっけ。

あれからどれぐらい経つんやろう。
あたしは。当時読みにくくてしょーがなかったそうるの字を。
お世辞にもキレイって言えんような。あの気の抜けた字の並びを。
いつの間にか。いとも簡単に読めるようになった。
字の奥に込められた思いまで。時には見抜けたりもするようになった。

あぁ。確かに時間は流れてるんやなぁ。
いろんなことを積み重ねて。時間を過ごしてきたんやなぁ。


ねぇそうる。あたしはまたあんたに浸ってる。
汚い字が並んだカルテを見て。あんたを思い出して。
実習中やってのに。ちょっとトリップしてたりする。

困ったね。ほんま。あんたはこんなにもあたしを縛る。
あんた自身の知らんところで。あたしを束縛する。
正確には。あたしが勝手に思い出して浸ってるだけのことで。
そうる。あんたには何の責任もないんやけど。
それでも。あたしはこんなにもあんたに縛られてる。

しかもね。さらに困ったことにね。
縛られたあたしは。しっかり幸せを感じてるんよね。
実習中で。そんなことに思いを馳せてる場合じゃないのに。
困った困ったと言いながらも。ちゃっかりにやけてるんよね。

あーそうる。こんなあほなオンナに誰がしたよ。
こんなだらしないオンナに誰がしたよ。
あたしのせいやけど。あたしが勝手にそうなったんやんけど。
それでもあたしは。やっぱりどこかで思ってる。

あたしは悪くない。これはあんたの魅力のせい(苦笑)。





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↑そういう意味では。「研修医」って読んであげてもいいかも(笑)。


2003年05月14日(水)繋いだこの手を。

今日は。そうるの話はちょっとお休みして。
あたしが大好きなマンガの話をしたいと思う。
・・・まぁ最終的にはそうるに絡む話になるんやけど(笑)。

あたしはけっこうマンガが好きで。家にもいっぱいある。
長編モノが好きで。集め出したら徹底する性格も手伝って。
実家にはけっこうな量のマンガがあったりする。
昔は。今では読めんようなバリバリの少女マンガも読んだし。
弟くんが買い集めてたのを借りて。熱血少年マンガも読んでた。

そんなあたしが今1番好きなマンガ。
それは。「NANA-ナナ-」ってマンガ。

作者は矢沢あい。あたしがかなり好きなマンガ家さん。
あたし世代のオンナのコは。けっこう知ってるはず。
あたしの中学高校時代に。友達みんなで回し読みしてたから。
今でもバリバリ人気作家さんやし。知ってる人も多いんやろうと思うけど。

なんてゆーか。この人はほんまにセンスのいいマンガ家さんやと思う。
話にも厚みがあるし。でも作りすぎって感じもせーへんし。
登場人物も薄っぺらくないし。ほんまに。かなりオススメ。大好き。


「NANA-ナナ-」の説明ばっかりになっても変やけど。
何も知らん人には何のことやらさっぱりやろうし。
ちょっとだけ説明。・・・うん。ちょっとだけ。(←できるかな。)

この話には。2人の「なな」って女の子が出てくるわけ。
女の子って言っても。2人ともしっかり20歳なんやけど。
外見も性格も正反対。でもかなり気の合う2人。

・・・ここまで言えば。もう分かると思うけどね。
簡単に言ってしまえば。この2人があたしとそうるに似てるわけ。
あたしの主観で見てるだけやから。実際どうなんかは分からんけど。

なんとなく。なんとなくやけど雰囲気とかが似てるんよね。
「奈々」っていう女の子とあたしは。そこまで似てないけど。
「ナナ」っていう女の子とそうるは。かなり似てる・・・と思う。

いや、別にこの2人は恋人同士なわけじゃなくて。
お互いにちゃんと恋人もいるし。ただ一緒に住んでるだけなんやけど。
お互いがお互いに対して。複雑な感情を抱いてて。
わけの分からん独占欲とか。どこまでも強まる羨望とか。
言葉にならんような気持ちを。お互い胸の奥に隠してて。

うまく説明できんけど。それは全部あたしがそうるを思う気持ちとかぶる。
あたしの場合は。そこに恋愛感情も加えられるわけやけど。
「奈々」と「ナナ」のお互いを思う気持ちは。
2人とも認めてるけど。恋にとても似てる。・・・でも2人は友達。
・・・友情と愛情の境界線がめちゃめちゃ微妙やってこと。
あたしはこのマンガを読むと。いつだって痛いくらいに実感する。

だぁー。これ以上はあたしの言葉では説明できん(涙)。
よかったら。ぜひぜひマンガを読んでみてください。(←宣伝?)


今日その新刊が出てて。あたしは早速買って読んだ。
もちろん本編でも感動して。いつものように泣いてもたんやけど。
「奈々」と「ナナ」の絡みとは関係ないところで。
あたしの中に。ずどーんと沁み込んできたフレーズがあった。

ある女の子(でも22歳)が作詞をしてるとこで。
彼女の作ってた歌詞が。あたしの中から離れんくなった。


繋いだ手を 決して離さないで
震えるこの指には 赤い糸も誓いの指輪もないけど


なんやろう。何にどう感動したんやろう。
説明すると嘘っぽくなりそうで。うまく言えんけど。
でも。このフレーズが目に飛び込んできたとき。
あたしは。胸が締め付けられて。痛くて痛くてしょーがなかった。

あたしとそうるには。たぶん赤い糸はないやろう。
こんなこと思う自分がイヤやけど。でもきっとないと思う。
結婚とか。妊娠とか。子どもとか。普通のあったかい家庭とか。
そーゆうのに対する憧れを消し切れんあたしがおるかぎり。
あたしとそうるの将来は。ずっとずっと不確定なままで。
誓いの指輪をこの指にはめることだって。きっとないやろう。

そうるがどう思ってるかは分からんし。とても聞き出せんけど。
たぶんあたしと同じような気持ちでおるんやと思う。

あたしとそうるが。一生一緒におることは不可能なんやと思う。
悲しいけど。苦しいけど。冷静に考えてそう思う。

それでも。それでも。今ある感情はひとつだけ。
そうるが愛しい。離れたくない。ずっと手を繋いでてほしい。
先のことなんてどうでもいい。考えたくない。
今ある幸せだけに溺れていたい。溺れ死んでもいい。

そんなあたしの思いが。歌詞にそのまま載せられた感じで。
この歌詞を作った登場人物は。歌詞の不出来さを笑ってたけど。
あたしには。痛いくらいに響きまくった。


ねぇそうる。将来が不確定なのは別にあたしたちだけじゃない。
世の中の恋人たち。大半がそうなんやと思う。
ずっと一緒にいたいとか。心の底から思ってたとしても。
その中でほんまにずっと一緒にいられる人って。かなり少ない気もする。

たくさんの恋人たちが。付き合って。別れていく。
あたしとそうるにも。いつか別れが訪れるんやろうか。
一生一緒にいられんと思ってる段階で。あたし自身が認めてしまってる。
いつかあたしたちに。別れが訪れるってこと。

あんたと別れて。あたしは生きていけるんやろうか。
こんなにもあんたのことしか見えてなくて。あんただけが大事で。
寝ても覚めても。あんたのことを思ってるあたしが。
あんたを失って。どうやって生きていくんやろう。

なんか急にそんなことを思って。どうしても怖くなってもた。
そうる。そうる。ごめん。不安定なあたしでごめん。
でもあたしは。そんなふうに将来に確信が持てんくても。
やっぱりずっと。あんたと手を繋いでいたい。
今あるその気持ちだけを。信じててええかな。

そうる。あたしの手を離さんといて。ずっと握ってて。
あんたをそばに感じられんと。あたしは怖くてしょーがない。
赤い糸なんていらんし。誓いの指輪だってなくていい。
そんな運命論になんて。あたしは固執せーへんから。

ただあんたがそばにいてくれたら。それだけでいいから。





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*ひとりごと*
なーんか宣伝みたいな日記になってもーた。
てゆーか「NANA-ナナ-」知ってる人っているんかなー。


2003年05月13日(火)すべて涙色。

むかつく。許せへん。イライラする。
満たされん。もっと欲しい。もっともっと欲しい。

そんなことをひたすらに思ってたあたしやけど。
今日は。そんな自分が嘘のように穏やかな気分。
というより。乾ききった心に。優しい水が与えられて。
沁み込んで。潤って。満たされた気分。

分かりやすいけどね。そうるに会えたってことです。
そして。とりあえずちゃんと仲直りできたってことです(照)。

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今日も実習はしんどかった。
やらなあかんことがいっぱいで。さっぱり余裕がなかった。
はっきり言って。昨日ほどそうるのことは考えてなかった。
もう思考の隅っこに追いやられてて。どうでもよくなってた。

昨日の夜は。やらなあかん課題がいっぱいあって。
実は2時間ぐらいしか寝てなかったりしたから。
今日は家に帰ったらもうしんどさ限界で。ベッドに横になった。
睡魔に襲われるままに。すーっと眠りに落ちていく・・・予定やった。

それを遮ったのは。携帯のバイブ音。
マナーモードのままにしてた携帯は。カバンの中で震えてて。
メールならすぐ切れるはずやのに長かったから。電話なんやなと思って。
手探りで携帯を見つけ出すと。そのままいきなり電話に出た。

「もしもし。うち。」
電話の向こうは。そうるやった。
びっくりして眠気がいっぺんに覚めた。

「今どこ?もう終わったん?」
「あー・・・うん。もう家におるよ。」
「明日は実習ないやんな?今からちょっと走らん?」
「あー・・・ええけど。もう研究室終わったん?」
「うん。今日は早く上がれることになってん。」
「そっか。うん。じゃあ待ってるわ。」

電話を切って。我に返って。
なんかけっこう普通にしゃべってたなぁって思った。
日曜に。ごめんなさいメールを送って。
そうるからもごめんなさいメールが1通だけきて。
それっきり連絡とってへんかったのに。
ちゃんとしゃべれるもんやなぁって思った。

でも。会うのはちょっと心配やった。
さてどんな顔して会えばええんやろって思った。


6時過ぎ。電話から待つこと10分ぐらい。
そうるはバイクでやってきて。あたしを乗せてくれた。
「どこ行こっか。」「どこでもええで。」「じゃあ河原でも行こっか。」「うん。」
そんな程度の会話で。あたしたちは走り出した。

そうるが向かってたのは。いつも練習してるグランドやった。
河川敷にあるそのグランドは。あたしの家から30分ぐらい。
そうるのバイクに乗って。あたしは久しぶりのバイクの感覚に酔ってた。
体に伝わる振動。エンジン音。そうるの腰に回す腕の感触。そうるの匂い。
久しぶりの感覚は。あたしのストレスを吹き飛ばしてくれた。

信号待ちで止まるたびに。どうでもいい話をしてた。
そうるの研究課題の話。あたしの実習の話。サークルの話。
ちょっと気まずいことがあっても。普通に話そうと思えば話せる。
それだけの関係を。あたしとそうるはすでに築けてる。
でも2人して本題には触れんくて。触れたくても触れられん感じで。
お互いにお互いの様子を伺ってる感じが。ちょっと苦しかった。


河原に着いても。何をするでもなかったけど。
「なんか喉渇いたー。」って言って。そうるは自販機のとこに行った。
あたしは1人残されて。そうるのバイクに跨ってた。
ハンドルを触って。ブレーキを握って。ミラーをいじって。
いつもそうるの手が触れるであろう場所を。ひたすら触りまくってた。
いいなぁこいつは。いつもそうるに愛されまくって。
そんなことをぼんやり思ったりもしてた。

片手にコーヒー。片手にミルクティを持って。そうるが戻ってきた。
バイクをいじりまくってるあたしを見て。ちょっと笑った。
「壊すなよ。高いんやで。」とか。分かりきってることを言って笑った。
その顔は。なんか優しくて。保護者みたいな顔やった。
好き勝手やるあたしを見守ってくれる。いつものそうるの顔やった。
大きな愛情で。あたしをすっぽり包んでくれるような感じがした。


あたしの中で。またいろんな思いがあふれ出した。

もういいや。・・・またそう思ってしまった。
絶対に許せんって思ったけど。もういいや。
だってあんなにむかついたのに。目の前におるそうるがこんなに愛しい。
あたしの体は。こんなにそうるにくっつきたがってる。

結局はあたしはそうなんや。心底そうるを怒ることなんて出来んのや。
そんな自分を情けないとか。弱いとか。いろいろ思ってへこんだりもするけど。
でももう別にいい。だってそれだけ好きになってもたんやから。
それだけ愛さずにはおられん存在に。あたしは出会ってしまったんやから。

ちゃんと謝って。スッキリしよう。そしてまた仲良くなろう。
そう思って。ちょっと言葉を選んでたら。
意外なことに。そうるの方が先に話し始めた。


「しかし土曜はほんまに飲みすぎた。まじ反省してる。」
「・・・よーけ飲んだんやね。」
「てゆーか・・・あんたからしたらありえへんこともやったし。」
「・・・もうええって。あたしも言い過ぎたと思ってるし。」
「てゆーか・・・イヤな思いさせてごめんな。」
「・・・・・・。」

そうるは。あたしにバイクに跨らせたままで。自分はバイクにもたれた。
河原の方を見ながら。つぶやくように話してた。
あたしとそうるは。向いてる方向が90度ずれてたけど。
背越しに聞こえてくるそうるの声は。穏やかで優しかった。

「でもな。」そうるはちょっと黙った後で。
つらつらっと思いを語ってくれた。


うちがやってもた状況は。ありえへんことやったかもしれんけど。
でも。そんなに全面的に疑わんとってほしかった。
確かに覚えてへんから強く言えんけど。いくら酔ってたとしても。
うちは行きずりで男と関係を持つようなあほなオンナじゃない。
男にその気があったとしても。うちは絶対そんな方には流されん。
自分で状況作っといて調子ええけど。それは分かってほしかった。
そーゆうとこで疑われたのが1番ショックやった。


そうるの声は。静かにあたしの中に沁みてきた。
そしてあたしの涙を誘い出して。キレイな夕焼けを滲ませた。
そっか。そうるは怒ってたわけじゃなかったんや。
あたしがそうるを疑ったことが。ショックやったんや。
だからあんなふうに電話を切ったんや。連絡もよこさんかったんや。

ユラユラ景色が揺れた。涙が頬を伝って落ちた。
「泣かんとってや。泣かせたいわけじゃないねん。」
そうるはあたしの涙に気づくと。ポンって頭を叩いた。
それがまた余計にあたしを泣かせた。
でもあたしも。ちゃんと言いたいことを言おうと思った。


なんか電話では感情的になってもてごめん。
後からめっちゃ反省した。うるさくてごめん。
でもあたしはあの夜あんたのこと心配してたし。
それはあたしが勝手に心配してただけで。
あんたには関係ないことなんかもしれんけど。

でも。そんなときにあんたがそんな状況におったんかと思ったら。
なんか腹が立ってしょーがなかってん。
たぶん半分以上はヤキモチやねん。
でも残りの気持ちは。やっぱりあんたが心配やからやで。
何かあってからじゃ遅いし。そーゆうことには絶対なってほしくないから。
あんたがあまりにも余裕ぶっかましてる気がして。言わずにおれんかってん。

あたしはあんたを疑ってもたけど。でもずっと疑ってるわけじゃない。
もちろん基本的に信じてる。でも疑わざるを得ん状況をあんたが作って。
それでもあんたが平気なことが。あたしはショックやった。
でも。あんたも疑われてショックやったんよね。ごめん。


こんなふうなことを。あたしは出来るだけ冷静にしゃべった。
感情的になって。言わんでええことまで言わんように。
思いをできるだけそのまま言葉にできるように。慎重にしゃべった。
あんなに落ち着いてしゃべるなんて。あたしには珍しかったかもしれん。

そうるはやっぱり黙ってあたしの話を聞いて。
何かを自分の中で考えてるみたいやった。
いつものそうる。感情を自分の中に押し込めて。
自分の中でゆっくり消化するそうる。
そんなそうるの前では。あたしはいつも待つだけ。

しばらくして。そうるは「・・・うん。分かった。」って言って。
バイクから体を離すと。あたしの目の前に来た。


「もうええよな。言いたいこと言ったし。」
「うん。あたしも言った。」
「じゃあ仲直り。うちはもう怒らへん。」
「うん。あたしももう怒らへん。」

そうるは。真剣な顔をフッと緩めて。
「はぁ・・・疲れた。」って言った。
そっか。疲れたのはあたしだけじゃなかったんやね。
そうるも。いろいろ考えて疲れてたんやね。
そう思ったら。また体がぬくもりを欲しがり始めた。

溢れる愛しさをなんとか伝えたくて。
あたしはバイクから降りて。そうるに抱きついた。
あたしの体がしたがってたことを。心が許してあげた。
そうるは。最初はちょっとびっくりしてたけど。
そのままゆっくりあたしを抱き締めてくれた。
ちょっとしゃっくりあげたあたしの背中をトントンって叩いて。
「・・・泣き虫。」って。いつもみたいにからかった。


ねぇそうる。泣き虫は誰のせいやと思ってるんよ。
ほんま。自分のせいやって分かってるんかいな。
あたしの流す涙は。いつだってあんたへの愛に溢れてるんよ。
愛せる幸せと。愛される幸せで。あたしの涙は出来てるのに。
ほんま。あんたは全然分かってへんのやね(苦笑)。

あぁ。それにしても。気持ちがちゃんと通じてよかった。
やっぱり伝えようとする気持ちは。忘れたらあかんね。
分かってほしいなら。分かってもらう努力を。
分かりたいなら。分かろうとする努力を。
どんなに慣れ親しんだ関係でも。忘れたらあかんよね。

そうる。こうやって2人でぶつかり合うたびに。
自分を見つめて。相手を思って。あたしたちは成長していく。
痛いけど。しんどいけど。これって絶対に無駄なことじゃない。
きっとこうやって。ちょっとずつ大きくなっていくんやね。

ねぇそうる。それってやっぱりステキなことやね。





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↑やっぱりちょっと涙ぐんでもた。
なーんか。ほんまに泣き虫で困るわ(苦笑)。


2003年05月12日(月)君のせいで七変化。

今日は1日。かなりしんどかった。
昨日そうると言い合いをして。
あたしは。思った以上に疲れてた。
朝起きようと思っても。なんかだるかった。

お弁当を作って。洗濯物も干して。
8時前に家を出る。繰り返してるいつもの日常。
そのひとつひとつが。ひたすらだるかった。

それがそうるのせいだなんて。別に終始思ってるわけじゃない。
なんかだるいなぁ。やる気が起きんなぁ。なんやろうなぁ。
その程度やったりするんやけど。あたしは分かってる。
意識して思わんくても。心の奥でちゃんと知ってる。
だるさの原因。無気力の原因。それがそうるやってこと。

だって。この前そうるに会う約束をした日は。
あたしはひたすら元気で前向きやったもん。
ミスやらかしても。教官にへこまされても。
気にすることもなく。幸せに笑ってられたもん。

それやのに。今日はどうやろう。
ちょっとそうると気持ちが通じてないだけで。
あたしはいろんなことに過敏になって。ボロボロやった。
ミスしたわけじゃなくても。怒られたわけじゃなくても。
もう全てに対してやる気になれんくて。しんどかった。


そうるとの楽しいことが待ち受けてるとき。
浮かれまくりのあたしは。そうるに自分がどれだけ影響されてるかを知る。
あぁ。こんなにも好きなんよなぁってことを思い知らされる。
でも。そうるとちょっとぶつかった後でも。
沈みまくりのあたしは。やっぱりそうるに感化されてる。
しんどいなら考えんかったらええのに。
ちょっとした隙間でそうるのことばっかり追いかけてる。

好きなだけやのに。心配やっただけやのに。
それを伝えたかっただけやのに。言いたくもないこと言わされて。
あぁ。なんでこうなるんやろう。こんなはずじゃなかった。
そう思っては。また長い溜め息をひとつ吐き出す。


あたしとそうるは。あんまりケンカはせーへん。
軽くぶつかり合うことは多々あるけど。ケンカにならへん。
それは。そうるが大人で。少々のことでは怒らんのと。
あたしがそうるを好きすぎて。少々のことなら許せてまうのと。
その両方が関連してるんやと思う。

それでもたまには。こうやってどかーんとぶつかることもある。

そうるがあたしを怒らせた場合。
瞬間湯沸かし器みたいなあたしは。いきなり沸騰して。
落ち着いてるそうるの横で。勝手に怒りまくって。
ひとりで大騒ぎして。ひとりでわたわたして。
子どもみたいにギャーギャーわめき散らしてる。
そして。あげく泣き出したりもする。

あたしがそうるを怒らせた場合。
冷静なそうるの中では。ゆっくり温度が上がっていく。
やばいって予感がして。ちょっと焦るあたしの横で。
そうるはゆっくりと。静かに。プツンってキレて。
お地蔵さんみたいに黙りこんでしまう。
そして。冷たい刺すような瞳であたしを見る。

怒り方ひとつにしても。あたしとそうるはやっぱり対称的。
すぐにカーっとなってまうあたしと。じわじわ怒るそうる。
でもたぶん。弱い犬ほどよく吼えるって感じで。
黙ってキレてるそうるの方が。わめくあたしよりよっぽど怖い。

そんな怖いそうるに。すくみ上がる思いもするけど。
でもそれ以上に。分かってほしい思いがある。
だからあたしは。簡単には謝れんのやとも思う。


ねぇそうる。ケンカは両成敗。あたしはそう思ってる。
どっちかだけが悪いってことはない。
そりゃ最初の原因はどっちか片方やったとしても。
それを引き金にして。お互いそれなりに暴言を吐いて。
むかついて。むかつかせて。傷ついて。傷つけれられて。
そーゆう経過があるわけやから。両方が悪い。

それでも。頭では分かってても。
あたしにはあたしの言い分がある。
言い過ぎたと思うし。反省もしてるけど。
だからって100%許す気持ちになれんことだってある。

だってイヤやってん。なんと言おうとイヤやってん。
あんたが他の男たちの中で。何もなかったとはいえ一晩寝たことが。
そーゆう状況をなんとも思ってへんあんたが。
あたしは理解できんかったし。許せんかってん。
あんたが「全く興味ない」って言う男たちでも。
あたしはむかついたし。嫉妬してん。

・・・あぁ。もっと大きな人間になれたらええのに。
嫉妬とか。独占欲とか。そんなのだけに縛られずに。
もっと大きな心で。そうるを愛せたらええのに。

あたしはいつだって。醜い心の固まりみたいな気がする。
ちょっと目の届かんところに行ったら。不安になって。
何やってるか。誰とおるか。どうしても気になって。
こんなうるさいこと言ってるオンナじゃ嫌われるって思いつつ。
あたしだけのものでおってほしい気持ちは拭いきれんくて。

あぁ。なんでこんなに好きなんやろう。
手に入れたはずやのに。そばにおるはずやのに。
満たされたとか言いながら。どこか満たされてなくて。
もっと欲しくて。もっともっと欲しくてしょーがなくて。

ねぇそうる。やばいかな。あたし。
限界を知らんあたしの愛は。どこまでも膨れ上がる気持ちは。
あんたを疲れさせたりせーへんかな。
ちょっとほっといてくれ・・・とか思わせたりせーへんかな。
なんか急に。そんなことが心配になってきた。

そうる。あたしはいつだって七変化やね。
赤くなって怒ったかと思えば。次はもう青くなって心配してる。
ありえへん。信じられん。むかつく。そう思った後で。
嫌われてへんかな・・・大丈夫かな・・・って思ってる。

ちーっとも安定せーへんあたし。どうなんよ。見てておかしいやろ。





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↑自分でもね。それはどうなんよって思うけどね。


2003年05月11日(日)言い争い勃発。

あぁ。うまくいかない。なんでこうなるんやろう。

あんなことが言いたかったわけじゃない。
あんなことを思ってたわけじゃない。
いつだって心の中に変わらずある穏やかな波は。
上辺だけの荒れ模様に簡単に壊される。

伝えたかったのは。あんなことじゃないのに。


今朝起きて。あたしはそうるにメールをした。
昨日おそらく酔いつぶれたであろうそうるが心配で。
確か今日昼からバイトって言ってたし。ちゃんと起きれてるかな。
二日酔いやろうけど。さてどのぐらいもんやろうか。
そんなふうに思って。「大丈夫かー?」って再度送った。

そしたら。しばらくしてそうるから電話がかかってきた。

「だー。やばいわ。えらいことになってる。」
開口一番。そうるはそう言って溜め息をついた。
あたしは何のことか分からず。質問を投げつける。

「え・・・何がよ。今家やんな?」
「いや。研究室。」
「は?なんで?帰らんかったん?」
「分からん。記憶がない。」
「記憶ないって・・・やっぱりつぶされたん?」
「たぶんな。途中から全く覚えてへんけど。」

そうるいわく。やっぱり昨日はそうるがターゲットやったみたいで。
なんやかんやで。かなり飲まされたらしい。
練習後に何も食べんかったせいかもしれんけど。
そうるの酔いの回りは。いつもより相当早かったみたい。
いっぱい飲んで。いっぱい吐いて。そこからは全く覚えてへんって。
かなり落ち込んだ様子で。へこみまくってた。

それにしても。やっぱりあたしの予想通りやった。
いや、予想よりもひどいことになってたみたいやった。
だから言ったのに。注意したのに。ほんま。あほそうる。

でもこの段階では。まだ呆れてるぐらいやった。
二日酔いでしんどいとか言いつつ。口調はしっかりしてたし。
まぁバイトぐらいは大丈夫かなって思えた。

あたしがぶち切れたのは。この後の話。


「じゃあ誰かが研究室に寝かせてくれたってことかいな。」
「いや。てゆーかみんな雑魚寝してる。」
「・・・は?」
「たぶんつぶれ組がまとめられたんやろうな(笑)。」
「まとめられたって・・・。」
「いやー。すごい光景やわ(笑)。」
「・・・・・・は?」


あたしの頭の中で。何かがプツって切れた。

・・・何言ってるん。そうる。あんた何言ってるん。
自分がどーゆう状況におったか分かってるん。
それって。男の中に女ひとりやったってことやろ。
つぶれた女がひとり。何やってるん。

ありえへん。マジでありえへん。あほかこいつは。
そんなん何でもされうる状況やん。
まわされてまうぐらいの状況やん。
何やってるん。そうる。あんた何やってるん。

あたしの中で。怒りがピークになった。
あたしが心配しまくって。あれやこれやと気を揉んでた夜に。
そうるは。何も知らんかったとは言え。男だらけの中におったんや。
しかも記憶ないとか。何されたか分からんやん。
何されても文句言えん状況やん。


「・・・信じられん。」
あたしの口から言葉が漏れた。
そして。止まらんくなった。

「何やってるん!危ないやん!」
「え。何がよ。」
「そんな男だらけの中に女1人で!」
「そんなんいつものことやで。」
「何言ってるん!自分が何やったか分かってる?」
「だから覚えてへんって。」
「そーゆうことちゃうわ!記憶ないんやろ!何されたか分からんやん!」
「何もされてへんよ。」
「なんでそんなん言い切れるん!そんな状況におって!」
「・・・何怒ってるねん。」

そうるは冷静で。あたしだけがカリカリしてた。
それが余計にあたしをむかつかせた。

「信じられん!無用心すぎるわ!」
「・・・だからうちはそーゆう対象では見られてへんって。」
「それはあんたが思ってるだけやろ!」
「・・・いやほんまそーゆう感じじゃないから。」
「あほ!普段そうでも酔った男やったら何するか分からんやん!」
「・・・・・・。」

最悪や。あたし最悪な女になってる。
そう思ったけど。怒りは治まらんかった。
うるさいこと言ってる。うっとおしいこと言ってる。
あかん。もうやめな。これ以上言ったらそうるがキレる。
そう思ったけど。溢れ出した言葉は止まらんかった。

どれだけ心配したと思ってるん。
どれだけ気にかけてたと思ってるん。
なのにあんたは。あんたってヤツは。
なんでそうやねん。なんでそんなあほやねん。
フツフツと沸いてくるむかつきは。怒りの温度をどんどん上げた。


「・・・なんやねん。何もないって言ってるやん。」
うっとおしいなぁって感じで。そうるが言った。
「なんでそんなん言えるねん。覚えてへんのやろ。」
あたしも。むかついて言い返した。

「覚えてなくても分かるわ。何もないし。」
「分からんやん。ベタベタされたかもしれんやん。」
「ええやん別にそれぐらい。こっちに気はないんやし。」
「あほか。そーゆう問題ちゃうやろ。」
「あーうるさい。もういい。もううるさい。」
「なにがやねん。あんたが悪いんやろ。」
「・・・はいはい。うちが悪いです。」
「・・・なんよそれ。」
「もうええわ。かけるんじゃなかった。切るわ。」

うんざりしたようなそうるの声。溜め息。
電話の向こうの顔が浮かぶようやった。
でもあたしは許せんかった。その無用心さが信じられんかった。
一方的に電話を切られた後でも。しばらくむかついてた。

でも冷静になって。その後に押し寄せるのは。激しい後悔。

あぁ。もっと違う言い方ができたはずや。
なんであんなに感情をぶつけるようなことしかできんかったんやろう。
あんな一方的にキレられたら。そうるだってそりゃうるさいと思うやろう。
あたしはそうるの言い分を全く聞き入れてへんのやから。

自己嫌悪にどっぷり。頭のてっぺんから足の先までどっぷり。
あぁ。あんなことが言いたかったわけじゃないのに。


ねぇそうる。あたしがほんまにイヤやったんは。
あんたのそんな危険な状況に身を置いてまうような無用心さじゃなくて。
そんな状況で。あんたに絡んできた男のことやったんやと思う。
最悪の事態にはなってなくても。ベタベタされたかもしれん。
肩を抱かれたかもしれん。頬にキスぐらいされたかもしれん。
そーゆうのを想像すると。あたしはもうむしゃくしゃしてたまらんかった。
そんな男たち全員並べて。端から順番に殴りたいくらいむかついた。
そしてそんな男たちが見えんから。あんたに怒りをぶつけてもたんやと思う。

所詮は。あたしの感情なんて嫉妬が1番大きかったんやと思う。
でも。嫉妬だけじゃないってことは言い切れる。

そうる。ほんまに何かあってからでは遅いねんで。
あんたはあんまり分かってへんみたいやけど。女なんやで。
男に見えるし。男っぽい性格やけど。正真正銘の女やねんで。
男と女が一晩一緒におって。しかもみんな酔ってて。
しかも女1人先につぶれてるときたら。何が起こってもおかしくないやん。
女ひとりの飲みって段階で。もうちょっと気を張らなあかん。

飲ませてつぶしてやっちゃえ・・・って。
上司と若いOLにはよくあることらしいでって。あんたが前に言ってたことやん。
酒弱いのに飲みすぎるあたしに。あんたが注意してくれたことやん。
いつかそうならんためにも。そろそろ限度を勉強せなあかんでって。
あんたがあたしに言ってくれたことやん。

ねぇそうる。あたしはあんたが憎いわけじゃない。
あんたがそうやってあたしのことを心配してくれるように。
あたしもあんたのことが心配やねん。だから怒ってんで。
キツイことだって言ってもたんやで。
それだけは忘れんといて。お願いやから。

そうる。二日酔いの寝起きでしんどいときに。うるさいこと言ってごめんね。





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↑なんとなく気まずかったけど。それ以上何も返せんかった。
伝えたかったことが伝わってへん気がして。今でもすっきりせーへん。


2003年05月10日(土)君の知らないあたし。

あぁ。言わんこっちゃない。なんでまたそうなるねん。
あれほど注意したのに。ちゃんと言い聞かせたのに。
ほんま。あたしがどれほど心配してるかなんて。
全然分かってへんのやろう。ちくしょうめ。

あたしの最愛の人は。ほんまにどうしようもない。


今日は朝から練習で。でも開始時間になってもそうるの姿はなかった。
昼すぎから研究室のメンバーでボーリング大会があるって言ってたそうるは。
「早引けするかも。」とは言ってたけど。休むとは言ってなかった。
「遅刻の理由聞いてる?」ってまひろに聞かれて。「うんにゃ。」って答えた。
「寝坊でもしてるんちゃうのん?」ってはつねが言って。みんなで笑った。

しばらくして。いつものバイクの音が聞こえてくる。
到着したそうるは。いきなりタオルを頭に巻いてて。
「なんであんな張り切ってるんや?」ってまひろを笑わせてた。
しかも。遅れて来たくせになかなか練習に加わってこんくて。
「なにあんなとこでサボってるねん!」ってはつねを怒らせてた。

休憩時間にそうるのとこに行ったら。えらく困り顔。
「今日最悪や・・・もうとことんついてへん。」って言って言い訳開始。

まず。今朝は大遅刻。起きたら練習開始の30分前。
そうるの家からグランドまではバイクで30分。起きた時点でもうアウト(苦笑)。
さらに。昨日の夜にベッドで本を読みながら。そのままうつ伏せて寝たそうる。
鏡を見てびっくり仰天。前髪が激しくボンバー状態(苦笑)。
いつもは多少の寝グセも。うまく馴染ませて放置してるそうる。
さすがに今日のボンバー具合には。直さなまずいーって思ったらしい。
しかし寝坊した段階で。そんな髪を直すヒマなんてあるはずもなく。
仕方なくそのままにして。ごはんも食べずに家を出てバイクを飛ばす。
しかし。グランドまであと5分ってとこで。事件発生。
なんとスパイクを忘れてきたことに気づく(苦笑)。

せっかくぶっ飛ばしてきたのに。これでは練習も出来ません(涙)。
ボンバーヘアは髪にタオルを巻いて隠せても。
スパイクないので練習には加われず。新入生指導係決定。

ちーん。そうる。ご愁傷様(苦笑)。


まぁそんなわけで。そうるとは今日ほとんど絡んでない。
進入生指導やったし。早引けで2時間ぐらいしたらすぐ帰ったし。
でも。災難続きのそうるはほんまにへこんでて。
それが見ててなんともかわいくて。あたしはご機嫌やった。

でも。それならなんで冒頭のように。呆れモードや心配モードが発生するのか。
それは。研究室のボーリング大会絡み。

ほとんど言葉を交わすことのなかった今日やけど。
ちょっとだけ話せる時間があって。その話をしてくれた。
「今日はオンナうちだけらしい。どうしよう。」
「でもなぁ。今のうちに馴染んどかな先が苦しいしなぁ。」
「あんまり気乗りせんけど行っとかななぁ。」
そんなふうに話すそうるは。やっぱりかわいくて。
「まぁ行ったら楽しいかもしれんやん。がんばり。」ってあたしは言った。

あたしが心配になったのは。その後の会話が原因。

「しかも今日飲みあるねん。」
「あーそうなんや。飲みすぎたらあかんで。」
「うーん。でも絶対飲まされると思う。」
「はぁ?なんで?だって一応紅一点やろ(笑)。」
「いや、うち全くオンナ扱いされてへんから。」
「でもさすがに入っていきなりのコを飲ませへんやろー。」
「いや、うち前回調子に乗ってかなり院生とか飲ませてもたから。」
「・・・・・・まじでか。」
「うん。まじで。」

やばいなぁって思った。なんとなくイヤな予感がした。
そしてあたしのこーゆうイヤな予感は。見事なほどに的中する。

「だから今日とか間違いなくうちがターゲット。つぶされる可能性大。」
「あほか。あかんで。絶対。飲みすぎはほんまあかんで。断りや。」
「そんなん断れる場合と断れん場合があるやん。分かるやろ。」
「分かるけど・・・でもあかん。ほんま意志ちゃんと持ちや。」

いくらそうるが酒強いって言っても。男の人と対等に飲めるはずない。
しかも研究室の飲み会とか。めちゃめちゃ盛り上がるに決まってる。
飲み会のテンションって。わけの分からんことをやってまうし。
飲めん酒も飲める気がして飲んでまうし。

やばいなぁ。行ってほしくないなぁ。
正直そう思った。でもそんなこと言えるはずもなく。
「ちゃんと考えて飲みや。」って念を押すのが精一杯やった。
うるさいなぁって感じで。そうるは「・・・はいはい。」って言っただけやった。


えらそうなこと言えた立場じゃないことは分かってる。
あたしだって。コントロールできんかった飲み会はいっぱいあるし。
だからそうるにだってあって当然やし。どうしようもないんかもしれん。

だいたい。そこまで過保護になる必要ないんかもしれんけど。
心配なもんは心配やし。気になるもんは気になる。
どうしようかなぁってちょっと迷ったけど。
あたしは9時過ぎに。そうるにメールを入れた。
「大丈夫かー?飲みすぎてへんかー?」って。

1時間たっても。2時間たっても。そして今になっても。返事なし。

あぁ。間違いない。そうるつぶされたんや(涙)。

だから言ったのに。あれほど言ったのに。なんでそうなるねん。
あぁもう。心配でしょーがないやん。気になって寝られへんやん。
この前。体調悪かったときの飲み会で。えらいことになって。
夜中にいきなり電話してきたそうるが忘れられん。
普段のそうるからは想像もつかんような。あの弱々しい声が忘れられん。
(日記に書いてました。こちらです。)

あぁ。どっかで苦しんでへんやろうな。寂しがってへんやろうな。
吐いてしんどかったんちゃうかな。ちゃんと寝てるかな。

最初はむかついて呆れてたはずの心が。どんどん心配な方向に進む。
やっぱりあたしは。そうるをちゃんと怒れへんのやと思う。
いくら相手が先輩でも。飲んだのはそうる。そうるだって悪い。
「ちゃんとせなあかんやろ!」って怒るべきなんかもしれんけど。
しんどいそうるが心配で。もう心配で心配でしょーがない。

今そうるが目の前におったとしても。あたしは絶対に怒れへんと思う。
まず間違いなく。最初に「大丈夫か?」って言ってまうんやろう。
それから。水をあげたり服を着替えさせたり大忙しなんやろう。
そしてそんな手のかかるそうるを。やっぱり変わらず愛しいと思うんやろう。

あぁ。惚れすぎ。ほんまに。明らかに惚れすぎ。


ねぇそうる。あんたは全然知らんのやろうね。
きっと今頃。何も知らずにスヤスヤと眠ってるんやろう。
意外とつぶれてなんかなくて。いい気分で普通に帰宅して。
疲れてすぐにバタンキューやったんかもしれん。
あたしのメールに気づかんかっただけで。つぶれてなんかないんかもしれん。
そうやね。あんたの酒の強さはハンパじゃないもんね。

それでも。あたしはこんなにもあんたを思って。
あることないこと予想して。思い込んで。心配してる。
「またいつもの考えすぎ傾向やん。」って言うかもしれんけど。
だって。あんたが昼間あんなこと言うから。
「つぶされる。」なんて言ったりするから。
こんな夜中まであんたのことを思わなあかんくなるんやん。

あたしは。そーゆう心を手に入れてもたんやもん。
あんたのことを考えずにはおられん体になってもたんやもん。

くそぅ。悔しい。考えんかったらええのに。
バタンキューでも。布団かぶらんかったら風邪ひいてまうーって思ってる。
とりあえずは。明日の朝1番にメールせなあかんよなーって思ってる。

ねぇそうる。こんなふうに。ほんま悔しいくらいに。
あたしの中では。いつだってあんたが最優先に動いてるんよ。
動かそうなんて思ってなくても。むしろ動くなよって思ってみても(苦笑)。
あんたはあたしの中で。どこまでも先頭を走ってるんよ。

知らんやろうね。そうる。こんなあたしを知らんやろうね。





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2003年05月09日(金)ささやかな願い。

今日は実習が終わってから。そうるとちょっと会った。
朝そうるから。夜ごはん一緒に食べようやーってメールが来た。
研究室は夜の10時ぐらいまでやってるけど(!)。
休憩時間でちょっと抜けられるから。学食行こうやーって。

あたしは。もちろん即座にOKした。
たぶん(間違いなく)あたしの方が先に実習終わるけど。
図書館で課題片付ければ。時間もつぶせるし一石二鳥☆

夜ごはんが学食ってしょぼいけど。食べるものなんて別に何でもいい。
そうると一緒に食べられることが。あたしにとって1番意味のあること。
だから学食でも全然OK。ファーストフードでもお茶漬けでもノープロブレム(笑)。


今日の実習は。そんな楽しみが控えてたせいで。
何から何までスムーズに行って。いい感じやった。
正確には。いろいろつまづくとこもあったはずなんやけど。
あたしが気にせんかったせいで。さほど沈むこともなかった。
そうるの威力はすごいなぁって改めて思った(苦笑)。

でもそうるのことは抜きにしても。結局はそんなもんなんやろうと思う。
すべてものは考えようで。自分の捉え方ひとつで変わるもの。
だから。あまりにもひどい勘違い野郎になるのは困るけど。
前向きにいろんなことを考えられる姿勢は忘れたくないって思う。


実習が5時前に終了して。そこからそうるの連絡を待つ。
図書館で資料集めをしたり。記録用紙を書いたりしてるうちに。
あっという間に時間は7時前になる。
そろそろかなぁと思ってたら。机の上で携帯が震えた。
いつも通りのワンコールを確認して。あたしは図書館を出て学食に向かった。

そうるとあたしがいつも座る席はだいたい決まってる。
300人ぐらいは入れそうな大食堂の。端っこの窓際の席。
あたしは食堂に入ると。無意識のうちにその席に目をやって。
入り口を背にして座ってるそうるの後ろ姿を見つけて。にんまり。

そして。席に近づいて。そうるの隣に座った。
携帯を触ってたそうるは顔を上げて。あたしを見ると「おっす。」って笑った。

瞬間的に。あたしの中に何かが流れ出す。
嬉しくて。満たされて。全身の細胞が声を上げる。
そう。この顔。この顔に会いたかったんよね。あたし。


「お疲れー。どうよ実習。」
「あーぼちぼち。まだマシやと思う。」
「ふーん。まぁ始まったばっかりやしな。」
「まぁな。そっちはどうなん?研究室。」
「あぁ・・・相変わらずヒマ。てゆーか男くさい。」
「そんなん今さらやん(苦笑)。」
「そうやけど。なんてゆーか若さがないねん。」
「なんやそれ(苦笑)。」

そうるいわく。おっさん教授とマニアックな院生だらけで。
女の人も。実際そうるを含めて3人やったりするらしい。
そんな中にあっさり入ってるそうる。さすがそうる(笑)。

「でも家帰ったら11時とかになるのは疲れるわー。」
「やろうな。なんやかんやしてたら日変わってまうやん。」
「そうそう。しかも夜中にゴソゴソするのが親とかに悪い。」
「あーなるほど。自宅生のしんどいとこやな。」

あたしはその話を聞いて。すべてが目に浮かんでくる。
バイクを止めるのも。家の鍵を開けるのも。お風呂に入るのも。
全部気を使って。なるべく音を立てんようにやってるそうるの姿。
そしてそんな想像の姿もやっぱり愛しくて。じんわりした。

「あー下宿したいなぁ。」
そうるは。そう言うとぼーっと遠い目をしてた。
最近のそうるは。この言葉を口癖のように言ってる。
家からバイクで30分あれば余裕で大学に行けるそうる。
もちろん下宿の予定なんかないけど。やってみたいらしい。
「でもうちが下宿すると部屋とか散らかり放題やろうけどな。」
「たぶん部屋の隅にがらくたが積み上げてある状態やろうし。」
そう言って。そうるはゲラゲラ笑ってた。

・・・あたしは。喉まで言葉が出かかってたけど。言い出せんかった。


ねぇそうる。あたしと暮らせばええのに。
あたしの部屋はそこまで広くないし。窮屈かもしれんけど。
そーゆう物理的な問題は考えんとして。どこで住むとかも置いといて。
ねぇそうる。あたしと暮らせばええのに。
散らかり放題の部屋なんて。あたしが片付けてあげる。
積み上げてあるがらくたも。あたしがなんとかしてあげる。
ねぇそうる。だからあたしと暮らせばええのに。

目覚めたらあんたがそばにいて。眠るときにもあんたがそばにいて。
ごはんを食べるとき。テレビを見てるとき。お風呂に入るとき。
声をかけたいときに。いつでもあんたがそばにいる。
抱き締めたいときに抱き締められる距離に。あんたがおる。
そーゆうのが毎日続くのって。どんなに幸せなことやろう。

「行ってらっしゃいー。」ってあんたを見送るものいい。
「行ってくるねー。」ってあんたに見送られるのもいい。
「ただいまー。」って言ったら。あんたが出迎えてくれたり。
「おかえりー。」って言って。あんたを出迎えることが出来たり。

あぁ・・・あかん。実現しそうもない夢やのに。本気で憧れそうになる。
あんたはそーゆうベッタリな感じは好きじゃないはずやし。
いくら好きな相手とでも。四六時中一緒におるのは無理な人やし。

でも。ベッタリじゃなくていいから。
あんたが望むなら。あんまり干渉せーへんあたしになるから。
ねぇそうる。あんたとあたし。一緒に暮らせへんかな。

いつか。いつかそんな日が来たらいいのに。
ずっとずっと2人で一緒にいられたらいいのに。

最近弱ってるせいやろうか。あたしはそう願わずにはおられへん。





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*追加*
昨日はちょっと荒れてたので(涙)。さらっと流してしまいましたが。
えーっと。30000ヒットです。ありがとうございます☆
なんか20000ヒットから30000ヒットまで早かったなぁと思って。
何気に調べてみたら2ヶ月ちょっとでした。さらにびっくりです。
いつも読んでくださってほんまに嬉しいです。ありがとうございます☆

あ、あとメールなんですが、プロバイダーを変えた都合で、
5月から送ってくださってる分が届いてない可能性があります。
もし送ってくださってた方がいたら再送していただけると嬉しいです。
といっても。たぶん返事はできないんで申し訳ないのですが。

それでは。これからもどうぞよろしくお願いします☆
あ、それからBBSにも気軽に遊びに来てくださいね☆


2003年05月08日(木)心乱れて。

ちょっと不安になると。すぐにそうるに会いたくなる。
ちょっとしんどくなると。すぐにそうるを求めてる。
こんな弱いあたしは。たぶんそうるは好きじゃない。

分かってる。分かってる。それやのに。
なんでまたこんなに会いたくなるん。甘えたくなるん。
なんでこんなにも。あんたの笑顔を思い浮かべてるん。あたし。

たぶんあたしは。誰にどんなに励まされるより。
そうるにちょっと声をかけられる方が。あっさり浮上できる。
誰にどんなに肩を叩いてもらうより。
そうるに軽くおでこを弾かれた方が。絶対元気になれる。

これは理屈じゃない。難しい理論なんかじゃない。
あたしの体が。もうそういうふうに出来上がってるだけのこと。
そうるをいっぱい思い続けて。そうるにいっぱい思われて。
もうそういう反応機構が出来上がってもただけのこと。

あたしが悪いわけじゃない。だってもうどうしようもないんやもん。

欲しがる心も。求める心も。制御不能。
恋愛中毒。大いに結構。欲求不満。あぁその通りよ。
何とでも言って。もう何でも受け止めてやるから。(←キレかけ。)

会いたいもんは会いたいの。抱き締めたいの。抱き締められたいの。
あぁ。どうすればええんよ。こんなイライラした気持ち。

どうせあたしだけなんやろうけど。そうるは平気なんやろうけど。





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*ひとりごと*
早くもストレス全開なんやけども。どないやねん。
てゆーか暴走日記やし。書き殴りやし。あぁ・・・反省。

*追加*
あ。てゆーか30000ヒットいきました。
こんな心乱れた夜に発見とか・・・皮肉なもんです(涙)。


2003年05月07日(水)あたしの栄養剤。

今日は実習は休みの日で。昼から講義があるだけやった。
でも昼前に雨が降ってきたから。サボってもた。
ほんまはあかんのやけどね。抜けるとこでは抜いていこうかなと。

無理しすぎんように。でも甘えんように。


今日は微妙な天気やったけど。ナイターがあった。
昨日の夜。会いたくて会いたくてしょーがなかったそうるにようやく会えて。
あたしは。そりゃもう最初とかはめちゃめちゃ嬉しかったけど。
会ったら会ったで。意外なほど穏やかに好きやなーと思えた。

別に。特筆するほどのことがあったわけじゃない。
そうるは。いつも通りかっちょいいプレーをやらかしてたし。
場合によっては。あたしを捕まえてちょっかい出してきたし。
いつもと何も変わらんくて。ただ当たり前に過ぎていく時間やった。
あたしの体に染み付いた日常そのものやった。

でも。あたしにはそーゆうのがたまらなく愛しかった。


今日はパトカーがよーけおっただとか。
これは春の交通安全週間に違いないだとか。
だからとにかく安全運転せな捕まってまうだとか。
着いていきなり。ギャーギャー喚いてたそうる。

雨が降った後やったから。湿気が高くてムシムシしてて。
「あかん!暑さ限界!」とか言って。首に巻くタオルをはちまきにして。
「古きよきジャニーズみたい!(笑)」とか言ってゲラゲラ笑ったり。
テンション高くておもろかったそうる。

何がどうなったか。めずらしく初歩的なミスを連発して。
しかもそれが。けっこう無様なミスやったりして(苦笑)。
「うわーかっこわりー。」ってまひろが大笑いしながら見てたら。
「うっさい!そこ!笑うな!(涙)」って絶叫しながら走ってたそうる。

そうる、まひろ、はつね、あたしの4人で。
自分で言うのも変やけど。お手本みたいな連係プレーがやれて。
「今のちょっとよかったんちゃう?」とか。「いけてたんちゃう?」とか。
そうる以外の3人で調子に乗って喜んでたら。
「てゆーか3年も一緒にやってんねんから(苦笑)。」なんて。
謙遜だか自慢だか分からんようなことを言って。にやっと笑ってたそうる。

帰りにバイクに乗る前に。ちょっと雨が降ってきて。
「なぁなぁ。家着くまでに本降りになると思う?」とか聞いてきて。
「バイク用に皮のグローブ買ってんけど濡れたらイヤやし。」とか言って。
「どうしよう。どうしよう。履きたいけど濡らしたくない。」とか言い続けて。
いつもの様子からはありえへんぐらいに。優柔不断になってたそうる。


どのそうるも。全部全部かわいくて。
丸めて食べてしまいたいくらいに。あたしには愛しかった。

こんなにもありのままの自分を出すそうる。
そうるにとって。サークルがいかに大切な場所なんかが分かる。
その場所に。当たり前のように一緒におれて。
当たり前のように一緒に時間を過ごせることが。
ほんまにほんまに幸せなことに思えた。


ねぇそうる。あんたはどう思ってるか分からんけど。
あたしにはやっぱり。あんたの姿は全部愛しい。
あんたの姿を目に映すだけで。あたしの目は喜んでるし。
あんたに名前を呼ばれるだけで。あたしの耳は浮かれる。
あんたに肩なんか叩かれようもんなら。あたしの体温は簡単に上昇する。

こんなにもあたしを変える存在は。他に見つからん。
こんなにもあたしを揺する存在は。そうる。あんた以外におらん。

ありきたりな日常のやりとりで。こんなにも元気になれる。
明日もまたがんばろうって思える。笑って生きて行こうって思える。
単純やろ。あたし。こんなにも簡単にエネルギーを補給できるんやから。

そうる。あたしずっと今まで。あんたはあたしの精神安定剤やと思ってたけど。
それ以外にも。あんたは役割を果たしてくれてるんかもしれんなって思った。

ねぇそうる。あんたはあたしの栄養剤にもなるんやね(苦笑)。





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2003年05月06日(火)真夜中の衝動。

病院実習が始まった。あっという間に1日が過ぎた。
病院にいたのは実質9時間ぐらい。でもその時間の中で。
あたしはいっぱい波を味わってた。

あ。なんかいけそうな感じ。がんばろう。
そう思えてても。しばらくしたら気持ちが暗くなってきて。
あぁ。やっぱりしんどい。あかんかもしれん。
そんなふうに。浮いたり沈んだりいろいろやった。

しんどいときって。それだけで頭がいっぱいになりがちやけど。
その時点のしんどさがどこまでも続くわけじゃない。
担当患者さんと思いのほか話が弾んだり。
怖そうやと思った看護師さんが実は楽しい人やったり。
そんなちっちゃなことで。ちょっとだけ元気になれて。
前向きになれればいいんやと思う。それでやっていけると思う。

だから。いろんなことにアンテナを伸ばして。元気のモトを見逃さんように。
鈍くならんように。がんばっていけばいいんやと思う。
先のことばっかり考えすぎてもしょーがないもんね。
とりあえずは。今できることを精一杯やるしかないもんね。


今日は実習が終わって。ひとつ嬉しいことがあった。
ロッカールームに戻って。あぁ疲れたなぁと思いながら着替えつつ。
いつもそうするように携帯をチェックしたら。そうるからのメールが届いてた。
それだけのことで。またいつもみたいにあたしはにやける。
まるで疲れてたあたしをどこかから見てたような。そんなタイミングのメール。


タイトル:無題
今日から研究室。でもヒマヒマ。かなりヒマ。
そんなわけでもうすぐ帰宅予定。ええんやろか。
あんたは今頃がんばってるんやろね。まぁぼちぼちやりや。


用事もなくそうるがメールしてくるなんて。珍しい。
これを。相当ヒマやったんやろうなーと思うか。
実習初日のあたしを思いやってくれたんかなーと捉えるか。
それはきっとあたしの自由。あたしの勝手。
だからあたしは。幸せな思い込みをして。後者を選んだ(笑)。
でも。そんな思い込みは伏せて。普通にそうるに返事をする。


タイトル:初日終了!
バタバタしてたらあっという間やったわー。
だから思ったよりは疲れんかった。
研究室もお疲れー。ヒマヒマなんかい(笑)。
まぁ最初はお互いラクなんかもね。


メールを返して。なんとなくまたひとりでにんまり。
非日常的な病院におっても。いつもの感覚が戻ってきた感じやった。
久しぶりに着たナース服。久しぶりに嗅ぐ病院の匂い。
そんな中で。意識してシャンと背を伸ばすあたしより。
そうるを思って。無意識のうちにだらしなくにやけてまうあたしこそが。
たぶん。1番あたしらしいあたしなんやと思った。

それにしても。そうるはほんまにツボを押さえてる(苦笑)。
口では冷たいこと言いつつも。そっけない態度とかとりつつも。
こうやって。ほんまにいいポイントであたしを思いやってくれる。
期待なんかしてへんところで。思いがけず優しいことを言ってくれる。

めったにそーゆうのを表さんそうるがやるからこそ。
意外性とか。重みとか。そーゆうのがいっぱいあって。
学習能力のないあたしは。毎回コロッとやられてる。
悔しい悔しいと言いながらも。心はいつだって正直に反応して。
隅から隅まで。そうるのことで埋め尽くされる。


ねぇそうる。あたしほんまは思ってたんよ。
実習が終わってから。あんたにメールしよっかなーって。
甘えるばっかりじゃあかんって思ったけど。甘える目的じゃなくて。
ただ単純に。がんばってるでーってことを伝えたかったから。
そしてあわよくば。がんばりやーみたいなことを言ってもらって。
ちょっと元気を分けてもらおっかなーなんて考えてたりしたんよ。

でも。まさかあんたからがんばりやーって言われるとは思ってなかった。
しかもあんないいタイミングで。見計らってたかのように。
あたしを元気にしてくれるなんて思ってなかった。・・・それやのに。

くそぅ。なんであんたは。いつだってそーゆうのがあっさり決められるねん。
てゆーか。なんてそーゆうのがそんなに似合うねん。
そしてあたしは。なんでこう凝りもせずにドキドキさせられるねん。
なんで分かりきってるストレートに。毎回ど真ん中を貫かれなあかんねん。
さらにその幸せな痛みを。なんで夜中になってまで引きずらなあかんねん。

そうなるたびに。会いたくなって。
会えん状況やってことを思い出して。きぃーって思わなあかん。
ほんま。あんたの見事な決めワザのせいで。
あたしは胸の奥を締め付けられて。痛くてしょーがない。

あぁ。会いたい。会いたい会いたい。どうしよう。
なんかほんまに。聞き分けのない子どもレベルで。
おもちゃ売り場の前で駄々をこねる幼児レベルで。
抑えようのない気持ちが。こんな夜中に勃発するとか。ありえへん。
どうしてくれようか。こんな気持ちじゃ落ち着いて寝れんやん。

そうる。そうる。会いたいよ。会いに来てよ。





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2003年05月05日(月)笑顔の威力。

今日は。久しぶりの練習で。しかも試合やった。
最近また膝が痛かったあたしやけど。やっぱり無理して走ってもた。
まぁもう慣れたけど。この慣れが怖いんよなぁ。きっと。
あかんあかん。ちゃんと管理していかんと。

そうるは。あたしのプレーを見ても相変わらず冷静やった。
というよりむしろ。今日はかなりキツめやったりした。
そうる自身が体調不良で。(←理由はあまりにもあほらしいんやけど。)
試合にあんまり出てなかったから。外野から叫ぶ時間があったせいやけど。

「しんどいんやったら攻め上がらんでもええで。」とか。
最初はその程度のことを言ってるだけやったけど。
だんだん気が立ってきてたんやろう。語気もどんどん荒くなって。
「そんなタラタラ走るんやったら交代しろ!!」とか。
「緩急つけずに走ってても意味ないやろ!!」とか。
どんどん罵声を飛ばして。鬼のようなそうるになってた(涙)。

まぁ試合中なんてそんなもんなんやけどね。
あたしもそうるがミスったら。(←あんまりないけど。)
「あほかー!!そんなとこでミスんなー!!」って間違いなく言うし。
逆にそんなこと言われたぐらいでへこんでたら。身がもたんしね。
(そう言いつつ。けっこうへこんだりするのがあたしなんやけど(涙)。)


そうるは。いつもはクールで落ち着いてるくせに。
試合になるとテンションが上がりまくってるから。クルクル表情が変わる。
それは試合中だけじゃなくて。試合前とか試合後とかのしゃべってるときでも。
普通におもろかったりして。なかなかかわいいし。見てて飽きへん。

今日は久しぶりの練習で。しかもかなり暑くて。
絶対バテバテになることは目に見えてたから。
そうるも。まひろも。はつねも。あたしも。ちょっと心配やった。
だから4人でふざけながら。誰がフル出場するかーなんて言ってた。

グランドには日よけが全くなくて。ガンガン太陽を浴びてたらかなり暑くて。
休憩して座り込んでたそうるとはつねが。「暑いー!日陰がないー!」って喚いてて。
あたしとまひろに。「日よけになって!日よけになって!」って甘えてきた。

しょーがないなーって感じで。あたしとまひろは2人の後ろに立って日よけになったけど。
その直後。「じゃああんたら2人フル出場なー。」って。まひろがにやって笑って。
「日陰に入ったら元気も出るやろー。」って。あたしも調子を合わせて言って。
「あたしらは休憩しまくるもんなー。」なんて。2人で顔を合わせて笑ってみたりして。

それを聞いたそうるとはつねが。「無理!ありえへん!今日は休みたい!」とか言って。
慌てながら。這いながら。あたしとまひろの作った日陰から抜け出して。
それをあたしとまひろが「逃がすかー!」なんて言いながら追いかけたりなんかして。
「うちらこそ休むもん!」「あかん!フルで出ろ!」
「無理や!あんたらこそ出ろ!」「あかん!絶対吐く!」
そんなやり取りをしながら。ゲラゲラ笑いあってた。

・・・あぁ。ほんましょーもないことで楽しんでるわ(苦笑)。


ねぇそうる。今さらやけど。あたしらほんまに幼いよな(笑)。
でも。そんなしょーもないやりとりの中でも。あんたが笑ってるのを見ると。
あたしはやっぱり簡単に幸せになるんよね
楽しそうやな。体調悪いとか言いつつ元気そうやな。よかった。
そんなふうに。勝手に安心してたりとかもするんよね。

あたしは。自分がちゃんと笑えん状況で。
あんたの笑顔を見たとして。どういう気持ちになるんかは分からん。
何笑ってんねんって思うかもしれん。イライラもするかもしれん。

でも今。まだどうにか落ち着いてる状況で思うに。
あたしは。あんたの笑顔で絶対に救われると思うんよね。
あんたの楽しそうな姿とかで。絶対に元気になれると思うんよね。

生きてるなんて。楽しいことばっかりじゃないし。
イヤなこともあるし。しんどいこともあるけど。
そんなときでも。あんたのことを思うとあたしは。
きっと自然と笑えるような気がする。
笑えんかったとしても。心のどっかがあったかくなると思う。

よかった。自分にとってそんな存在がいて。
しんどいときでも。思うだけで幸せになれる存在がいて。

今さらやけどね。そうる。やっぱりあんたがいてよかったわ。あたし。





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そんなわけで。(←どんなわけだ。)
明日からちょっと忙しくなりそうです。
日記は書きたいと思ってるのですが。どうなるか分かりません。
そうこう言いつつ。普通に書いてる気もするのですが(苦笑)。

まぁ。ぼちぼちがんばっていきます。いろんなこと。


2003年05月04日(日)君が救ってくれる。

明日は。世間では連休最後の日。
あたしにとっては。のんびり休暇の最後の日。

火曜から。病院実習が再開する。
やらなあかんことが山積みの日々がまた始まる。
あたしは。要領が悪いんかもしれんけど。
忙しくなってくると頭の中がそればっかりになって。
ごはんを食べてるときでも。お風呂に入ってるときでも。
しんどいことばっかり考えて。どこまでも落ちていきやすい。

がんばれてへん自分に気づいて落ち込んでみたり。
そのくせ。もうどうでもええわーとか思って適当に取り組んでみたり。
そしてあげく。どかーんと痛いことがあってへこみまくったり。
そういうのを繰り返して。心身ともに疲れ果てていく。

分かってる。あたしだけがしんどい生活をしてるわけじゃない。
みんなそれぞれしんどい時期がある。がんばらなあかん時期がある。
それやのに。あたしは上辺だけしか見えてへんくて。
周りはけっこうラクに幸せを手に入れてるように見えたりもする。

就職で内定をもらって。「さて新しいバイトでも探すかなー。」なんて言ってる友達。
研究室に通い詰めで。「やりたいことやれて楽しいー。」なんて言ってる友達。
前者は就活で苦労したはずやし。後者は院試の勉強だってがんばってるはず。
それやのに。なんであたしは人をうらやむことばっかりなんやろう。
あたしの知らんところで。みんなそれぞれがんばってるはずやのに。
どうにかがんばって起きる朝も。悩みまくって眠れん夜も。きっとあるはずやのに。

あかんなぁ。もっともっと人間的に成長する必要があるなぁ。あたし。


しんどくなると。あたしはギリギリまでは我慢するんやけど。
最終的には。いつもそうるを求めてまう。
話を聞いてほしくなったり。何か言ってほしくなったり。支えられたがってまう。

そう。もう1年以上前になると思うけど。忘れられんことがある。
そうるがあたしにくれた。忘れられん言葉がある。

あの頃のあたしは。ほんまにいっぱいいっぱいやった。
病院実習。山積みの課題。深夜バイト。そしてサークル。
バタバタの生活の中で。心身ともに疲れまくってた。
そんな日々の中で。いろんなことがうまくいかんくて。
めちゃめちゃ怖くなってもて。そうるに電話をしたことがあった。

そうるがあんまり電話が好きじゃないことは分かってた。
たぶん次の日は練習とかで。そのときに話すこともできたはずやった。
でもそのときは。そうるの都合とかを全く考える余裕がなくて。
そうるがバイト前なことも分かってたけど。ちょっとでいいから声を聞きたくなって。
もう情けないくらいに我慢ができんくて。思ったままに行動してた。

電話口のそうるは。いきなりの電話にびっくりしてたけど。
あたしの話をちゃんと聞いてくれた。
泣きついて。愚痴ばっかり吐き続けたあたしに。
そうるが最初に言った言葉を。あたしは未だに忘れることができん。

「あんたを見てるとさ。もっといろんなことラクに考えられるやんって言いたくなる。」

自分の考えを。とことんまで突き詰めてまうのがあたし。
醜い部分とかもけっこう直視して。ボロボロになるって分かってても考えてまう。
それは悪いことじゃないし。場合によってはいい結果につながるけど。
自分を追い込むだけにしかならんことでも。あたしは考えてまう性格。
そんなあたしをよく知ってるそうるやから。そんなふうに言ったんやと思う。

そうるがくれた言葉は。その時点ではあたしが欲しかった言葉じゃなかった。
疲れきって。弱ってるあたしは。もっと分かりやすい優しさが欲しかった。
「がんばれよ。」とか。「元気出せよ。」とか。「大丈夫やって。」とか。
ありきたりでも。そーゆう言葉が欲しかった。とりあえず浮上させてほしかった。
だから。ほんのちょっとだけがっかりしたりもした。

でも。後になって冷静に考えると。その言葉はあたしの心にどんどん沁みてきた。
「ラクになってええんやで。」なんて言わんところ。簡単に答えを与えてくれんところ。
あたしを成長させようとしてくれてることが。自然と伝わってきた。
あぁ。なんてそうるらしいんやろう。あたしはそう思わずにはおられへんかった。
だからこそ。未だにあたしの中で。消えることなく残ってる言葉なんやと思う。


ねぇそうる。あんたはあたしに優しい言葉をあんまり吐かへん。
励ますことも。誉めることも。あんまりせーへん。
たとえば。あたしが泣きながらあんたにしんどさを訴えたとしても。
あんたは。あたしと一緒になって泣くようなことはないやろうと思う。

ただ冷静に話を聞いて。思ったことをそのまま言ってくれる。
その言葉は。ともすれば突き放したようにも聞こえるし。
やたら冷静な分だけ。所詮は他人事やと思ってるようにも聞こえる。
だからあたしにとって。すぐに癒されるようなものじゃない。
いっぱい考えさせられることもあるし。いっぱいへこまされることもある。

優しい言葉をくれる人なら。きっと他にもおるやろう。
一緒に泣いてくれる友達も。少なからずあたしにはおると思う。
それでも。なんでやろうね。思わず自問自答したくなるけど。
あたしがキツイときにいつだって求めるのは。そうる。あんたなんよね。
優しいことばっかり言ってくれるわけじゃないって分かってるのに。
もうどうしようもなくなったときに助けてほしいのは。そうる。あんたなんよね。

それは。もうあたしが分かってるからなんやと思う。
あんたがくれる言葉が。最終的には必ずあたしを立ち直らせてくれること。
最短距離じゃなくても。遠回りになっても。ちゃんと前を向ける場所に立たせてくれること。
これまであんたがくれた言葉たちから。あたしは知ってるんやと思う。

そうる。だからこれからも。そんなあんたでいて・・・ください。





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2003年05月03日(土)愛に理由はなし。

鉄道高架下の狭いスペース。落書きだらけの壁に囲まれた場所。
見逃しそうなその場所に。ライブハウスはひっそりとあった。
店の前には。ちょっと悪そうなお兄さん集団がおって。
あたしは軽くびびって。そうるにぴったりとくっついた。

「受け付けのとこに友達おるって言っててんけど・・・。」
そうるはそう言って。小さくて汚いドアを開けた。
あたしはそうるの後ろに隠れるようにして。店の中に入った。

薄暗い店内は。狭くて息苦しい空間やった。
つるされた裸電球。無造作に置かれた椅子と机。
むき出しの天井。あちこちに落ちてるタバコの吸い殻。酒の匂い。
そんな場所は初めてのあたしにとっては。ちょっと居心地が悪かった。

そうるは友達を見つけて。あたしを紹介してくれた。
「同じ大学のサークルのコ。」って言われて。あたしは彼女に会釈する。
「まぁ楽しんでいってねー。」って彼女は言った。
いい人なんやろうなぁと思った。でもなんとなく気分が沈んだ。

いい。慣れてるし。こんなこと。気にせーへん。
あたしだってそうるを紹介するときは。同じことを言うやろうし。
別にいい。「恋人」として紹介してもらえんくたって。
初対面の人に。いきなりすべてを分かってもらおうなんて思わんし。
そう思いつつ。なんとなくあたしは寂しかった。


ワンドリンクサービスで。カウンター越しにお酒を頼む。
そうるは大好きなウォッカ。あたしはカシスソーダ。
グラスを持って。部屋の隅に小さなソファを見つけて座る。

「あたしこーゆうとこ初めてやねんけど。」
「うん。うちも初めて。変な感じやわ。」
「そうなん?なんか慣れてる気がしてんけど。」
「・・・なんやねんそれ(苦笑)。」

だってほんまにそうるは。雰囲気にしっくり馴染んでた。
あたしがキョロキョロしすぎなんかもしれんけど(苦笑)。
そうるは。やたら堂々としてるように見えた。
なんでやろう。そうるはほんまに思ってることが態度に出んのよね。
びびってることも。違和感もってることも。あたしには分からんかった。
なんかそーゆうそうるを。改めてすごいなぁって思った。


そうこうしてるうちに。ライブが始まった。
ステージの前にみんな集まっていって。熱気がこもった。
初めて聞くキューバ音楽は。けっこう好きかもって思った。
全体的なリズムもよかったし。ボーカルの女の人の声の伸びが最高で。
全然知らん曲ばっかりやったのに。自然と体がリズムを取ってた。
こうやって開放的になれるライブって空間は。やっぱり好き。

でもスタンディングの込み合ったライブハウスは。なかなか疲れた。
いくつかのバンドが交代に出てきてたんやけど。
そうるの友達のオススメは最後の方に出てくることになってて。
時間は夜中の2時とか3時やったから。もうフラフラやった。

途中で気持ち悪くなって。立ってられんくなってきたあたしは。
「ごめん。ちょっと端っこ行ってるわ。」ってそうるに言って。
ホールの端にある椅子のとこに歩いて行こうとした。
そしたらそうるは。「大丈夫?」って言ってあたしの手を取ると。
人波を掻き分けて。ちょっと空いたスペースまで連れて行ってくれた。


お酒の酔いと。タバコの匂いと。ライブハウスの熱気。
いろんな要素があたしを酔わせて。フワフワにした。
ミラーボールが天井でゆっくり回ってて。部屋を怪しげな雰囲気にしてた。
あたしを椅子に座らせたそうるは。あたし用にお茶を取ってきてくれた。
そして自分は2杯目のウォッカを手にして。あたしの隣でステージの方を見てた。
そんなそうるに甘えたくなって。自分の方を見てほしくなって。
あたしは。軽くそうるの肩に頭を乗せた。

そうるはチラっとあたしの方を見ると。フって笑った。
そしてそのままあたしに顔を寄せると。短いキスをした。
あまりの早業に。目を閉じるのも忘れた。
お酒のせいで冷えたそうるの唇が。気持ちよかった。

「・・・人見てるやん。」「見てへんよ。」
「見てるって。」「こんな暗いのに見えるわけないやん。」
「でも・・・」「ええやん。見たいヤツには見せとけば。」

そうるはそう言うと。またあたしにキスをくれた。
2度目のキスは。甘くて長いキスやった。
キスをしながら。近くにあったテーブルに自分のコップを置いて。
あたしの手からもコップを奪って。自分のコップの隣に置いた。
そして両手が自由になったそうるは。あたしをしっかり抱き締めてくれた。

人前でこんなことをするのは初めてで。頭の奥がジンジンした。
ええんかいな。こんなこと。誰か見てるんとちゃうんかいな。
そう思ったけど。そうるのキスであたしの思考回路は止まってもた。
暗い店内。知らない人だらけ。汚れた空気。酒とタバコの匂い。
そんないつもと違う状況が。あたしをおかしくした。
あたしは何度もそうるとキスをして。そのたびに吐息を漏らした。


ねぇそうる。あんたといるとあたしは。
こんなふうに予想もせんかったスリルを味わえる。
そして。そんなスリルに酔ううちに。いつもと違うあたしになれる。
普段のあたしなら。人前でいちゃつくのなんて絶対ありえへんのに。
あんたに迫られると拒めんくて。すべてを許せてまう。
そして。自分の中に潜む本能の部分に気づかされたりなんかもする。

てゆーか。そうる。あんたはほんまに怖いもの知らずやね(苦笑)。
なんてゆーか。あたしやったら絶対にできんことをやってくれる。
人の目とか全然気にしてへん。いつだって自分第一。
やりたいことはやる。やりたくないことはやらん。
そーゆう潔さは。ほんまにうらやましくなるほどかっちょいい。

そんな潔いあんたを前にすると。あたしは考えてるのがあほらしくなる。
そうるが女で。あたしも女で。ほんまにええんやろうか。
そんなことをいろいろ考えてるあたしをひょいっと乗り越えて。
あんたは簡単にあたしを愛してくれてるように思えるし。

なんでそんなに自信に溢れてるんやろう。堂々とできるんやろう。
誰かがもしあんたにそう聞いたら。あんたはたぶんこう答えるんやろうね。
「だって好きなんやし。それだけやし。」

ノロケでもなんでもなく。あんたはきっとそう言う。
「好き」なのに理由なんかない。好きなもんは好き。
キスしたいもんはしたい。抱き締めたいもんは抱き締めたい。
だからキスする。抱き締める。ただそれだけのこと。
そうる。あんたはいつだってそんなふうに。
物事に付随するいろんなものをすっぱり切り捨てて。
究極にシンプルに考えられる心を持ってるんよね。

そんなあんたやから。あたしは安心してついて行けるんやろう。
恋愛は頭でするもんじゃない。心が望むままにするもの。
そういうことを教えてくれるあんたがおるから。
あたしは。ドロドロ考えることはあっても。浮上できるんやろう。

ねぇそうる。あたしはいい人を好きになったよ。まったく。





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あたしとそうるの好きな曲で。何度かここでも紹介してる曲で。
「O.L」って曲があるのですが。その世界観をやっと掴めました。
今日のライブハウスみたいなとこがそうなんかなーって。
勝手に理解してちょっと嬉しかったので。一部歌詞を残してみます。
自己満足ですけど。ちょっと味わってみてもらえると嬉しいです。

-------------------------------------------------------------

煙たげな店を抜け出し これから二人どこへいけばいい 眠りさえ性になる町で
ガードの下の錆びた匂いと 汚れた壁に癒されながら 喘ぎながら互いを知り合う

昨日までをかばうように抱き締めてみた 君の肩越しに新しい何かが見えて

わずかな夜を 滑り落ちて消える 口付けよ 孤独な花になれ
迷いの中で 咲き急ぐ思いが 頼りなくも 儚くも風に震える

O.L / T.M.Revolution より一部抜粋


2003年05月02日(金)抜け出せない。

午後7時。約束の時間きっちりにそうるはやってきた。
駅の改札を出てすぐのとこ。お決まりの待ち合わせ場所に。
あたしを見つけると。そうるは駆け寄ってきた。
「ごめん。待った?」「いや。さっき着いたとこ。」
今までに何度となく交わしてきた言葉を。いつも通りに交わす。

あたしたちの待ち合わせは。だいたいあたしがいつも待つ側。
時間5分前行動がモットーなあたしは。遅刻が大キライ。
でもそうるとの待ち合わせの場合は。それだけじゃなくて。
いろんなことを考えながら。そうるを待ってるのが好きやから。
ついつい早めに待ち合わせ場所に着いてまうことになる。

駅前の広場には。いつもたくさんの人が待ち合わせてる。
携帯をいじってたり。電話してたり。キョロキョロしてたり。
みんな誰かを待ってて。その相手を見つけては出かけていく。
友達大勢で集まってたり。恋人を待ってたり。みんな楽しそう。
そんな人の波の中にいて。自分も誰かを待ってるのが好き。
溢れかえる雑踏の中で。愛しい人を見つけるのが好き。


今日のそうるは。いつもよりちょっとラフなスタイル。
最近買ったらしいチェックのパンツを履いて。足元は黒のワークブーツ。
上半身はカーキのトレーナーをだぼっと着てて。かっちょいい。
あたしも偶然にチェックパンツを履いてて。なんかちょっと嬉しくなった。
「ペアルックみたいやー。」って言ったら。「げぇ。」って言われた。
でもイヤな感じじゃなかった。いつもの憎まれ口って感じでかわいかった。

あたしとそうるは。他の人にはどんなふうに映ってるんやろう。
2人並んで歩き出しながら。ふとそんなことを考えてもた。
もしかしたら。こんな格好のそうるが男に見間違えられて。
あたしたちは。お似合いの恋人同士に見られるかもしれん。
でも。よく見ればそうるが女なことはすぐに分かるし。
あたしたちは。やっぱり友達同士って判断されるんやろう。

こんなに好きやのに。これを友情とされるのがツライ。
こんなに求めてるのに。これを愛情とされないのがキツイ。

男とか女とか。どうでもええやん。関係ないやん。
人が人を愛する以上。性別なんてどうでもええやん。
男が女を好きになる。女が男を好きになる。
男が男を好きになる。女が女を好きになる。
何が違うねん。どう違うねん。好きになる気持ちに差なんかないやん。

そう言いつつ。結局あたしが1番割り切れてへんのかもしれん。
あたしは自分がそうるの男っぽい部分に魅かれたって思ってるから。
スカートを履くそうるより。パンツルックのそうるが好き。
パステルカラーを身に着けるそうるより。モノトーンが似合うそうるが好き。
そんなことを言って。そうるの女っぽい部分を見ようとしてへんのかもしれん。
あたしはそうるの持つ「男」の部分に反応した。「女」の部分じゃない。
そう思ってるあたりで。結局偏見を持ってるのはあたしなんかもしれん。


たくさんの人の中におったら。急にそんなことをドロドロ考え始めてた。
大好きなそうるの隣におっても。思考は別のところにあった。
あたしが難しいことを考え始めると。そうるはだいたいすぐに見抜く。
たぶんあたしが分かりやすく難しい顔をするからやろうけど。
今日もそうやった。定食屋さんに入って注文してから。
「どしたん?なんか元気ないやん。」って言われた。
「もしかして気乗りせんかった?」って言われて。首を横に振る。

だぁ。あかんあかん。せっかくそうるから誘ってくれたのに。
イヤな気持ちにさせたらあかん。しょーもない思考は捨てよう。
今夜はライブを楽しまな。そうると一緒におる時間を楽しまな。
そう思って。あたしはこのドロドロの考えに蓋をした。

考えてもどうしようもないことを。いつまでも考えてまうのはあたしの悪いクセ。
そんなこと考えたって。自分を疲れさせるだけやのにね。
まぁ今のあたしにとっては。それだけそうるが大事な存在で。
だからこそ避けられんし。避けたくない問題であることは事実やから。
こうやって悩んでまうこともしょーがないんかもしれんけど。


ねぇそうる。あたしはいつまでたってもこの思考に囚われてるみたい。
グルグル回りまくって。うまく抜け出すことができんみたい。
こんなにもあんたを愛したこと。あたしは確かに誇れるのに。
こんなにも愛しいと思える存在がいること。本気で幸せやと思うのに。
 
それでも。どこかで何かに引っ張られてる気がするのはなんでやろう。
間違ってへんはずやのに。どうにかせなあかんとか思ってまうのはなんでやろう。
どうやったってこの思いを手放すことなんかできんのに。
そんなことはあたしが1番分かってるはずやのに。
どうしたいんかも分からんまま。何かを変えなあかんとか思ってる。
何を今さら不安になるんやろう。先が見えんから不安になるんやろうか。

あぁ。ごめんねそうる。もっとちゃんとせなあかんよね。
こんなあたしじゃ。あんたさえ不安にさせてまうかもしれんのに。





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*追加*
なんか暗い日記になっちゃいました。反省。
ライブハウスのことは明日の日記に書こうと思います。


2003年05月01日(木)ちっちゃな幸せ。

気づけばもう5月。時間の流れはほんまに早い。

3月4月と。あたしはほんまにのんびり生きてた。
こんなにも時間がゆったり流れるのは久しぶりの感覚やった。
そして。そんなあたしの充電期間はもうすぐ終わる。
病院実習が始まってくる。就活も始まってくる。
卒論を書かなあかんし。国試の勉強もせなあかん。

やらなあかんことが山積みで。始める前から息が詰まりそう。
そして忙しくなってくると。ただ日々を無心に生きるだけになって。
何がほんまにやりたいことか。何がほんまに好きなことか。
そーゆうことを考える余裕もなくなって。あっぷあっぷして。
押し寄せてくる課題たちに。ただ押しつぶされそうになる気がする。

あぁ。考えなあかんことはいっぱいあるけど。
あんまり考えすぎて疲れんように。
でも。考えることから逃げてしまわんように。
結局はその加減が難しいところなんやと思うけど。
とりあえず。力みすぎず。でも甘えず。やっていきたい。


そうるともあんまり会えんくなるやろうなぁ。
今だって。そこまで頻繁に会ってるわけじゃないのに。
あたしが実習で。そうるが研究室で。バタバタしてくるはずやし。
そうなってくると。都合つけて会うどころじゃないはず。
たぶん週に2回の練習で顔を合わせるのが精一杯になるんちゃうかな。

週に2回も会えれば十分なんかもしれんけど。
でも練習で会うってのは。2人でゆっくりするのとは違う。
そうるは。あたしのことだけ見てるわけじゃないし。
あたしも。そうるのことだけ見てるわけじゃないし。
そりゃかっちょいいそうるのプレーを見られるわけやから。
めちゃめちゃ嬉しいことに変わりはないんやけど。
2人でゆっくりする時間と同じってふうにはいかん。

この先。忙しい生活の中で。ただでさえ弱ってるのに。
そうるにゆっくり会えん寂しさも手伝って。あたしはもっと弱るやろう。
次に会えるのを楽しみにして。いっぱい成長したいけど。
「がんばってるんやん。」って笑いかけてもらうためにも。がんばるつもりやけど。
あたしが思ってる以上に。そうるはあたしの精神安定剤やから。
会いたいように会えん状況は。きっとしんどいと思う。

そうるにとってはどうなんか分からんけど。
あたしは。そうるの匂いとか。手の感触とか。ぬくもりとか。
そーゆうのが無条件に欲しくなることがあるし。
そーゆうのがないと。不安でしょーがなくなることもあるし。

ただ一緒にいることが。それだけで救いになるってこと。
あたしはそうるに教えられたような気がする。
どんなに思いを馳せて。言葉を綴りまくって満たされたとしても。
たった1度会って。笑いかけてもらうことには絶対に勝てへん。
笑いかけられる距離に。触れられる距離に。そうるを感じられること。
それはあたしにとって。何よりも幸せなことやから。
そーゆうのを得られんくなったあたしが。どうやってバランスをとっていくか。
これって今のあたしにとっては。けっこうな不安材料やったりする。


今日は。昼過ぎにそうるから着信があった。
あたしは高校時代の友達と遊びに行ってて。気づかんかった。
着信を見つけて。まず電話に出られんかったことにがっかりして。
30分後ぐらいに気づいてかけ直したけどつながらんくて。またがっかりした。
「ごめん。気づかんかった。電話くれてた?」ってメールしたら。
また30分後ぐらいにそうるからメールがきた。
「大学行くことになったから家におるかなーと思ってん。」

ぐぁー。なんてこったい。せっかくやったのに。
友達は昼前にいきなり連絡をくれたから。
もうちょっと早くそうるが連絡くれてれば。家におったかもしれんのに。
「今日は友達から連絡あって遊んでるねん。」ってメールしたら。
「あーそうなん。じゃあしょーがない。」やって。

あっさり言ってくれるそうるは。いつもと変わらんそうる。
でもその後で。思いもせんかったメールをひとつくれた。
「明日の夜って何してる?ライブハウス行かへん?」って。

そうるのバイト友達で。チケットを売りさばいてるコがおったらしくて。
あと2枚やねんけどーって感じで。最後の最後に頼まれたらしい。
アマチュアバンドやったから全然知らん名前やったけど。
「ちょっとだけ音楽聞かせてもらったらいい感じやってん。」って。
そうるが珍しく推薦なんかしてくれたもんやから。ちょっと気になった。

というより。そうるから誘ってくれたことが嬉しくて嬉しくて。
ライブの内容は。正直どうでもよかったりもしたんやけど(苦笑)。

「ええよー。ちょうどヒマしてるし。」って言ったら。
「じゃあまた明日連絡するわー。」って言ってくれた。
それだけのやり取りで。あたしはまた満たされた。
明日会えるそうるのことを思って。幸せな気持ちになった。


ねぇそうる。あたしの日常においてあんたは。
携帯に残ってる着信とか。何件も溜まっていくメールとか。
そーゆうちっちゃなことでも。あたしをこっそり満たしてくれる。
そして。会える幸せには勝てんかったとしても。
そーゆうことでちゃんと満たされる自分に。あたしは安心する。

これから忙しくなって。思うようにあんたに会えんくなって。
いろんなイライラが溜まっていきそうな気もするけど。
ちっちゃな幸せを。ちゃんと大事にできる自分でいたい。
携帯の着暦に。あんたの名前を見つけたときに感じる幸せとか。
新着メールに。あんたの名前が載ってたときに感じる幸せとか。
そーゆうなんでもないことで。「好き」を実感していきたい。

何気ないあんたとのやり取りで。ちゃんと満たされる自分でいたい。
そうすれば。あたしはいつだって笑って生きていける気がする。
ちっちゃな幸せを抱えて。がんばっていける気がする。

とりあえず。明日はこれからしばらく分のデートってことで。
いっぱい甘えてやろうかなー。覚悟しといてや。そうる(苦笑)。





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