***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年06月08日(日)好きでたまらへん。

えっと。この日記を更新してる今は6月16日深夜です。
ちょっと更新の順番がおかしくなってるけど。
この内容は。6月7日の続きです。

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「ようやく終わったー。今から行っていい?」
そうるからのメールが来たのが夜の10時。
来週に研究のプレ発表があるとかで。
そのレジメ作りに大忙しのそうる。
練習が終わってからその足で。すぐに研究室に向かって。
そこからひたすらパソコンと闘ってたみたい。

「お疲れさーん。じゃあ待ってるわ。」って返事して。
あたしはコーヒーを入れる準備をする。


メールから10分後。そうるはあたしの部屋に来た。
「あー疲れたー。電磁波浴びすぎたー。」
そう言って。着くなりベッドに倒れこむそうる。
「ずっとパソコンやってたん?」って聞いたら。
「おうよ。もー肩凝りまくり。ありえへん。」って言ってた。

なんか疲れてるそうるってかわいいなーっていつも思う。
そうるは。普段はあんまり弱いとこを見せんから。
(あたしが。そうるは強いものやって思い込みすぎなとこもあるけど。)
こうやって。ありのままの姿を見せてくれるのは嬉しい。

「じゃあ先にお風呂入り。」って。あたしは譲ってあげる。
そうるとあたし。別々にお風呂に入るときは。
あたしが先で。長風呂のそうるが後なんやけどね。
疲れてるみたいやし。先に入れてあげよっかなーと思って言ったら。
「いやいや。今日は一緒に入ろう☆」って。めずらしくそうるは言って。
なんかゴソゴソして。お風呂にお湯を入れてくれた。
「なに?」ってあたしが覗き込もうとしたら。
「あかーん。見せてあげへん。」って。にやっと笑った。

それから5分後。ピピピってお湯が入った音がして。
あたしはバスルームのドアを開けた。
そしたら。なんとびっくり。お風呂は泡だらけやった(笑)。

「うわー☆何これー☆」って喜ぶあたしに。
「バブルバス。あんたやりたいって言ってたやろ。」って笑うそうる。
そっか。さっきゴソゴソしてたのはこれやったんや。
こんなニクイ演出してくれてたんや。なんてやつ。そうるめ。


あたしは。昔から泡風呂に憧れてるとこがあったんやけど。
大好きなマンガの「NANA」の影響もあって。最近また憧れ増強で。
それを前にそうると買い物に行ったときに話してたんよね。

「ちっちゃいときから憧れやってんよなー。」
「あー分からんでもない。気持ちよさそうやもんな。」
「そうそう。お風呂にシャンプー入れてかき混ぜたりしたし。」
「・・・まじでか。あほやな(笑)。」
「なんでよー。あほとか言うなよ(怒)。」
「だって。あんな泡とか水に溶けると思えよ(笑)。」
「うっさいなー。子どもながらに頭使っててんって。」
「まぁ努力は認めるけど。しかしあほやなー。(←しつこい。)」

そんなやり取り。そうるは覚えてくれてたみたいで。
ちっちゃなボトルに入ってる液体を。あたしにくれた。
ふたを取ってみると。グレープフルーツのいい匂いがした。
甘酸っぱい香りは。満たされた心にちょっと沁みた。


狭いバスタブに。2人並んで浸かってみた。
2人して泡だらけになって。なんかおしゃれな感じがした。
それでもやってることは。2人してあほ全開で。
柔らかい泡をいっぱいすくって。そうるの頭に乗せてみたり。
そのまま髪を立てて。「スーパーサイヤ人☆」とか言ってみたり(笑)。
そうるはそうるで。お湯をかき混ぜて。泡をいっぱい作って集めて。
あたしの肩から胸にかけて。「雪だるま☆」とか言ってみたり(笑)。

泡ひとつで。こんなにもテンションが上がるのがおかしかった。
肩と肩が触れ合う距離で。こんなにも笑い合えるのが幸せやった。
溢れまくりの愛しさを抑えきれんくて。思わずキスをしたら。
そうるの唇についてた泡を嘗めてもて。2人して「苦いー。」って笑った。


お風呂から上がって。ちょっとまったりしてたら。
「そうそう。」とか言って。そうるはまたゴソゴソし始めた。
「なにー?また泡出してくれるん?(笑)」って聞いたら。
「泡じゃないです。消えてなくならないです。」って言って。
「うわー。今のんかなり寒いー。鳥肌立ったー。」って笑って。
「?」ってなってるあたしに。ちっちゃな箱を渡してくれた。

「めっちゃ遅くなったけど。誕生日おめでとう。」

びっくりした。もう忘れられてると思ってた。
忙しいのは分かってたし。当日ちゃんと会えただけでいい。
おめでとうって言ってくれたし。それだけで十分。そう思ってた。
多くを望んだらあかんし。望みすぎたら外れたときが寂しいし。
そう思って。考えんようにしてるうちに。あたし自身も忘れてた。

「覚えてくれてたんや。」って言ったら。
「忘れかけてたけどな。」って笑った。
照れ隠しやって。ちゃんと分かった。
だからあたしも。泣かんように笑った。

箱の中には。シルバーのブレスレットが入ってた。
そう言えば。あたしが去年のそうるの誕生日にあげたのもブレスレットやったな。
そんなことを思い出してると。そうるはまた見抜いたように。
「なんかなー。やっぱアクセサリーはうちも嬉しかったから。」って言って。
自分のバッグの中からそのブレスレットを出して。
「カタチはが違うけど。シルバーでおそろやな。」って笑った。

やばい。やばい。なんでそんなこと言うねん。
泣かせる気か。こいつ。ほんまありえへん。
そんなこと言われて。あたしが平気でおれるはずがないやろ。
分かってるくせに。なんでそーゆう決めゼリフを言うかな。

黙ってもたあたしに。そうるはにんまり笑う。
「あーやばいねー。泣かせてまうねー。」って。
「うるさい。あほ。泣いてへんわ。」って強がるあたしに。
「それだけ喜んでくれたら買い甲斐があるわー。」って。また笑った。

「ありがとう。大事にするわ。」って言うのがやっとで。
後はもう。言葉じゃ伝わらん気がして。抱き着いてた。
そうるを抱き締めて。「あー・・・めっちゃ嬉しい。」って言ったら。
「よかったねー。」って。他人事みたいに言われて。また笑った。


それから。久しぶりに肌を重ねた。
いっぱいキスをして。いっぱい抱き締めた。
そうるの肌は。やっぱりあたしの肌にぴったり吸い付く。
頭のてっぺんから足の先まで。全身が愛しくて。
もう全部独占したくて。余すところなく唇をつけた。

そうるもあたしにいっぱい触れてくれた。
触れられる先から全部気持ちよくて。声が漏れた。
込み上げる愛しさと快感と。満たされた幸せとで。
本気で泣きそうになって。そっと唇を噛んだ。

事を終えて。そうるが先に寝てまうのはいつものこと。
そして。そんなそうるを見たくて。あたしが右を向いて寝るのもいつものこと。
でもいつもと違うのは。そうるの髪からグレープフルーツの匂いがすることで。
そしてそれは。あたしの髪からもきっとしてる匂いで。
なんかそれだけのことで。あたしは幸せやった。
スヤスヤ眠る愛しい人を見て。ちょっとだけ泣いた。


ねぇそうる。ノロケになってまうかもしれんけど。
あんたと一緒におれるだけで。あたしはもう怖いものなしな気がする。
だってこんなにも幸せになれる。こんなにも満たされる。
ねぇ。これ以上人は幸せになんてなれるんやろうか。

どうしよう。また好きが止まらんくなる。
そんなの今さらやけど。もう分かりきってることやけど。
そうる。あたしはあんたのことが好きでたまらへん。
好きで好きで。どうしようもないくらい愛しくて。泣けてくる。

ねぇそうる。いろんなものをくれてありがとうね。
バブルバスは楽しかったし。ブレスレットは嬉しかった。
どっちもあたし。ずっとずっと大事にするよ。

でもね。ほんまのことを言うとね。
あたしには。あんたがそばにおってくれることが1番やねん。
ほんまはね。あんたがずっと一緒におってくれるんなら。
誕生日プレゼントなんて別になくてよかったんよ。

そんなこと言ったら。「じゃあ返せー。」って言われそうやけど(笑)。
でもそう思う気持ちは嘘じゃないんよ。ほんまに。

あたしの幸せは。すべてあんたがいてくれてこそなんやから。





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