***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年04月08日(火)揺すられまくり。

ここんとこあたしは。ずーっとそうるの心配をしてた。
体調万全じゃないのに。人がおらんからってバイト入りまくりで。
ほんまに体調悪くなった金曜に1度病院に行っただけ。
土日も普通にバイトしてたし。(それも10時間とか。ありえへん。)
大丈夫かなぁってずっとずっと思ってた。

そんなそうる。ついに昨日ガタガタになったらしい。

試合の後で。汗かいたままで話し合いとかしてたんやけど。
途中で大きく震えて。フリースを慌てて着たそうるを知ってる。
帰り際に。いつもみたいにバイクに荷物をくくりつけた後で。
なんか疲れて溜め息ついてたそうるを知ってる。

でも久しぶりに友達と飲みに行くんやーって言うそうるは。
バイトばっかりで疲れてる毎日から解放される感じで嬉しそうやったから。
体調を思うと正直心配やったけど。まぁいいかーって思って。
「飲みすぎんように楽しんでおいでー。」って言った。


そうるが飲みに行ったのは。ミニスカポリスが出てくる店(笑)。
関西だけなんかな。あのノリは関西かなーと思うんやけど。
あたしの友達もけっこうみんな行ったことあるし。有名なんやと思う。
店全体が牢獄みたいになってて。客は囚人っていう設定で。
入店直後にいきなり手錠をかけられたりするんよね(苦笑)。

そうるは行くのが初めてやったらしくて。相当楽しみにしてて。
「絶対1番に入って手錠してもらうねんー☆」って言ってて。
そんなそうるは。子どもみたいでめちゃめちゃかわいくて。
「はいはい。しっかり逮捕されておいで(笑)。」なんてあたしも言ってた。


ところが。昨日の夜中。2時すぎぐらいやったかな。
着信音が鳴って。寝かけてたとこを起こされたんやけど。
携帯にはそうるの名前が表示されてたから。びっくりして電話に出た。

「もしもし?」
「もしもしー・・・うち。」
「どうしたん?こんな時間に?」
「うん・・・あぁ・・・気持ち悪い・・・」
「え?何?今どこにおるん?」
「・・・家におるよ。みんな寝てるけど。」

家にいるって聞いて。とりあえずは安心する。
飲みすぎてどっかで倒れてるんかなって一瞬思ったから。
後ろは静かやったし。どうやらほんまに家におるみたいやった。

「大丈夫か?飲みすぎたん?」
「ん・・・そんなに飲んでへんはずやねんけど。」
「でも飲まされたんやろ。吐いた?」
「うん・・・あほほど吐いた・・・。」
「すっきりしてんの?まだ吐けそうなら吐いときや。」
「無理。もう胃の中からっぽやし・・・。」
「寒くない?あったかいお茶とか飲んどき。」
「いやや。もう何も飲みたくない・・・。」
「いやって・・・あんた・・・(呆)」

そうるは。あたしが提案することにいちいち反抗的やった。
吐けって言えば無理って言うし。お茶飲みって言えばイヤって言うし。
あたしは思いつく限りにいろいろ言ってみるのに。そうるは全部聞き入れへん。

なんやねん。どうしろっちゅーねん。どうしようもないやん。
そんなことを思って。ちょっとイライラしてきた。
そうるは愛しい人やけど。大好きやけど。
真夜中にいきなり電話してきて。心配させるだけさせといて。
そんな態度とられたらむかつきもする。

あたしも反抗するつもりで。ちょっとだけ沈黙を作ってやった。
シーンとした電話の向こうで。そうるがちょっと咳き込むのが聞こえた。
そしてそうるは。心配そうにあたしの名前を呼んできた。
その声はあまりにも弱くて。普段のそうるの声と全然違ってて。
あーそうか。今そうるは弱ってるんやなってことをあたしに思い出させた。

体調ずっと悪かったのに。その場の雰囲気で飲んでもたんやろう。
飲まんかったらよかったーって感じで。軽く自己嫌悪に陥ってるんかもしれん。
しかもそれで吐いた後なら。心身ともにかなりしんどいはず。

だいたいそうるみたいな孤独を愛する人間が。
夜中に電話してくるなんてよっぽどのことやし。
飲んだとはいえ。そこまで酔ってるわけじゃなさそうやし。
珍しく心細くなったんかもしれんな。そう思った。

そうるがしんどいときに。1番声を聞きたいと思ったのがあたしなら。
なんとなく寂しいときに。甘えたいって思ったのがあたしなら。
それはあたしにとって何よりも幸せなこと。願ってもないこと。
そう思ったら。なんか急に優しい気持ちが溢れてきた。

「話せるん?大丈夫なん?」って聞いたら。
「ん・・・ちょっとマシになってきた。」ってそうるは答えた。
「しんどいのに無理して飲んだんか?」って聞いたら。
「てゆーか今日はチューハイ1杯しか飲んでへん。」ってそうるは答えた。

あの酒強いそうるがチューハイ1杯で吐くとか。
普段ならワインでも焼酎でも。ジンでもウォッカでも平気なそうるやのに。
相当疲れが溜まってたんやなって思ったら。ほんまに心配になった。

「練習後に汗かいたままにしてたからな。あれも悪化の原因やと思う。」
そうるは冷静にいろいろ分かってて。反省もしてるみたいやった。
またうるさいこと言わなあかんかなってちょっと思ってたけど。
その必要はないみたいやなって思った。
そうるが落ち着いてきたのを見計らって。あたしは切り出した。

「今日はもう遅いから寝た方がええで。もう大丈夫やろ?」
「うん・・・そうやな。夜中にごめんな。」
「ええけど。もーほんま頼むで。あんまり心配させんといてや。」
「うん・・・ごめん。ありがとう。おやすみ。」

なんだかんだで。そうるは最後には怖いくらい素直で。
いつもの強いそうるからは想像もつかんくらいに弱々しかった。
電話を切った後で。あたしが逆に心配で寝れんくなったくらいやった。
もしかしたらそれは。電話してきてくれたっていう嬉しさのせいやったかもしれんけど。
とにかく。心配なのと嬉しいのとで。あたしはまたぐちゃぐちゃになった。


ねぇそうる。あんたみたいに普段あんまり人を必要としてなさそうな人が。
こうやってあたしに電話をかけてきてくれたりするのって。なんかずっしりくるね。
あぁ・・・ほんまにしんどかったんやな。ほんまに心細かったんやな。
そう思うから。なんかこっちとしても怒るに怒れんくなってまう。

あたしみたいに。泣いたり笑ったり大忙しな人間とは違って。
そうる。あんたはどっちかというといつもクールで。大きく変わることもないけど。
だからこそ実は内に。いろんな感情を秘めてるんかなぁとかも思ったりする。
こういうことがあると余計に。そう思えてほっとけんくなる。

あぁ。やっぱりあんたはあたしがちゃんと見ててあげなあかんな。
表に出てこーへん気持ちとかを。あたしが考えてあげなあかんな。
そう思ったりして。ちょっと得意気になってみたりもする。
あほみたいやけどね。なんかそう思えるのも幸せ。

しかし。夜中の電話でさえも。最終的には幸せになれるあたしとか。
そうるがやらかすことなら何でもあたしは幸せになれるんかい。
思わず自分でつっこみたくなったりする(苦笑)。

ねぇそうる。どうよ。どうなんよ。(←なにがやねん。)
こんなにもあんたに揺すられてるあたしってどうよ。
自分のことでこんなにも誰かが揺すられてるのってどんな気分よ。
あたしみたいな存在を持ってるあんたって。ほんまにすごいよな。

自分が関係してることやけど。不思議と客観的にうらやましくなるもん(苦笑)。





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