かっしーのつぶやき
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『エース』読了。最後の最後まですごいマンガだった… 世の小学生・中学生に、ヘタレな国語教材ばかりでなくこういう気骨ある作品を読ませたいものだと素直に思いました。
で、「お腸夫人」を売っている店はまだみつかりません。マツキヨにあるらしい、という噂を聞いてわざわざあちこちのマツキヨをはしごして探索しましたがやっぱりどこにもありません。いざ買えないと思うとますます気になってしょうがありません。 だってこの「お腸夫人」のボトルには、お蝶さまの美しいお顔の横に「お腹のためには、毎日お飲みになることね。」って書いてあるんですよう。あのお蝶さまにそう美しく毅然と言われてしまうともうたまらず毎日飲みたくなる、いやなんとしても飲まねばいかんような気になるってもんじゃありませんか。
ダイドー系のサイトを見ると、3月発売の「お腸夫人」につづき、6月にはペットボトル仕様の「お腸夫人ライト」も発売されたとか。 竜崎麗香という存在と「ライト」という考え方は並立できるのかという根源的な疑問はあるにしろ、こちらもかなり気になります。
突然ですが会社の先輩(40代男性)から、かの名作まんが『エースをねらえ!』(山本鈴美香著)を借りて読んでいる私。 実は私、何をかくそうこの名作中の名作を今までちゃんと読んだことがなかったのでした。すみません。
ところで皆さん、TVアニメ「新・エースをねらえ!」の主題歌(♪泣きたいときーはー、コートで泣けーとー♪のほう)の正式タイトルが「青春にかけろ!」だったって知ってましたか。どうですか当時オンタイムで見てた同世代の皆さん。恥ずかしながら私は知りませんでした。すみませんすみません。でも実際この『エースをねらえ!』って作品は、TVアニメ版のそれこそど真ん中直球ストレートな主題歌がちーとも引けをとらないくらい、ものすごい剛球なマンガなのですね。私のヘタレな語彙では説明不可能ですが、とにかくあまりに球質が重いのでおいそれとは読み飛ばせなくて大変です。そして大変ですが同時にあの濃さに病み付きです。お蝶さまめちゃくちゃ素敵かっこいいです(結局そういうところに落ちる)。
すごいマンガはなんたってすごい。物事の本質はいつだってシンプルなんでした。
だから誰か私にダイドードリンコから出てるフレッシュプルーン100%ジュース「お腸夫人」(※この商品は実在します)が必ず買えるお店を教えて下さい。貴女のお腹に華麗なスマッシュ!
念願かなって「それゆけ!アンパンマン ロールとローラ うきぐも城のひみつ」のビデオを見る。
…がしかし、内容のあまりの隠微さに思わず恥ずかしくなり画面から目を背けてしまうこと数回(笑)。いやその、わたくし個人的にはひっじょおぉーーーに楽しい映画でしたんですが、これをいわゆる強く正しいアンパンマンが活躍する公明正大なマンガ映画だと思って観にきた幼稚園児の皆さんにはこの映画の真意が果たしてきちんと伝わったのでありましょうか、いやむしろメイン顧客層よりもその付き添いのヤングお母さん達の眠っていたオトメゴコロをズギュンと一発鷲掴みにしてしまったのではないのでしょうかとわたくしはかーなーり真剣に危惧するものでござります。
こんなのが本編で、しかも併映は「鉄火のマキちゃんと金のかまめしどん」だったって一体! ロールパンナもいいけど鉄火のマキちゃん(CV/勝生真沙子、一人称は「あたい」)もむちゃくちゃかっこいいんですよ。ことしで御年84歳におなりになるというのに、こんなキャラを次々生み出してしまうやなせたかし先生のイマジネーションってすごい。
さあ、キミも今年の夏は日本橋三越本店で日本の宝・やなせたかし先生と握手!約束しよう!!(←無論戸田恵子さんの声で)
| 2003年07月18日(金) |
太正は遠くなりにけり |
ケーブルTVでどうせ無料ならまあ見てもいいかと思いもんのすごい久しぶりに○クラを見る。「轟華」「活動」「す・み・れ」いずれも初見。
…。
どうでもいいけど「轟華絢爛」の紅蜥蜴で、カンナ@明智小次郎が着ていたスーツはどっからどう見ても「ダンディズム!」のハードボイルドでミキさん以下花組男役連中が着ていたスーツだよなあ。そういや自分でもあの伝説のリカ×チャー男役同士タンゴを真似て、カンナ×マリア本の表紙描いたりしたこともあったんでしたよハハハハハ。嗚呼。太正は遠くなりにけり。
まー、今後もサ○ラとタ○ラヅカに関しては「遠くから暖かく見守る(が金は一銭も出さん)」というスタンスを貫こうとおもひます。
朝もはよから新幹線に乗り、梅雨空ながら来週に祇園の鉾立てをひかえてどことなく華やかな京の町は四條南座へ。 「風のなごり」はこれにてMy楽となります。 以下観て感じたことなど思いつくままに。ネタバレ大いに注意のこと。
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* なぜだかわからないけど、今日の観た回はずごくお芝居に引きこまれました。今まで泣かなかったところでもじわっときてしまったり。 劇場が変わって、舞台装置のトラブルとかセリフの違いとか細かいごたごたはあったはずなんですが、なんというか役者さんの力量みたいなものが随所に発揮されてて、実に練れた、いい舞台でした。
生きることは時に無様で、滑稽で、それでも春秋は移り人の心は変わり、10年経ち20年経ち、また違う風が吹くときも来る。 そうして今年もまた、日本の夏が、過ぎていく。
…それにしてもあーんな前の方の席で、ほぼ同じシーンで二人並んで大泣きしてるとさすがに不審ですな>俺達!
* 波乃久里子さんにはやっぱり一番泣かされました。ほんとにすごい役者さんです。 セリフでちょっと変更があって、後半、由紀ちゃんがミス平凡コンテストに落ちて帰ってきたあたりで、酒屋のおかみさんに「ねえ、仲直りしようよ」って言うところがなくなってました。でも南座版では、役者さん同士の呼吸みたいなものだけで、ああきっとこの二人の関係もこれから変わっていくんだなろうなって観ている私にも自然と判るような気がしたんですね。なんとも言いようのない人間同士の心の機微みたいなものが、フィクションである筈の物語の中にちゃんと生きて感じられる。ほんとに、役者さんてすごいです。 「20年よ、あれからもう20年経ったがよ、おとうちゃん」って、もうそれだけで、彼女が一日一日生きてきたであろうその年月がどーんと押し寄せてくるようで、圧倒されてただただ泣けてしまった。あえて言おう!波乃久里子は日本の宝だ!
* 最年少出演者・大河内奈々子ちゃんの身のこなしはまだまだ全体的にはくねくねひょろんとしているのだけど、彼女の彼女でなければならない理由がラストシーンの浴衣姿に顕現していると思います。 皆と揃いの踊り浴衣を着ていても、宵闇の中で彼女だけが断然目を引くんですね。ただデカいだけの子ではこうはならないよなあと思うんですよ。あのほっそりした腰、白くて長い首、清楚な容貌があるからこそ、彼女が出てきた瞬間に見ている私はどかーんと酒屋の息子ビジョン(笑)になって、「わー、由紀ちゃんが一番キレイや、由紀ちゃんの周りだけなんか光っとうがー!」みたいな気持ちになってしまう。 だからもうそこから先は、遠い昔の自分自身の、あの疾風怒濤の時代のことを思い出して、眼前の二人のやりとりがなんだか切なくて、涙々また涙でした。
* で、チャーちゃん。相変らず超絶美しいそのシルエット。
3幕冒頭の、白いシャツで一人で踊る場面。回を重ねてきたせいか、今日は見ていて本当に痺れました。 彼女はあの美しい姿だけで百万言を語れる人なので、踊る姿が美しいと思うのはある意味当り前なんですが、今回のあのダンスシーンには、ただ見た目の美しさの上に、さらに凄絶な何かの気配が横溢していたような気がします。
踊る彼女の身体は確かに淀みなく動いているはずなのに、見ている私の視神経にはその美しいかたちがひとつ・ひとつになって刻印されていくようでした。その姿ひとつひとつがそれこそよく切れる彫刻刀のようなもので、彼女の一挙一投足が舞台の上の空間を鮮やかにカッティングしていくような、そんな感じ。何もないはずの空間に、無数に残るクリアなその彫り跡。照明が消える寸前、彼女がとって見せたあの恐ろしいほど美しい止めポーズはまさに私の視神経への「最後の一太刀」、そんな感覚でした。
匠ひびきという人の身体の中には、舞台の板に乗ったその瞬間から生きることを始める部分というのが確実にあるんだろうと思います。 去年、彼女を襲った病魔のことを思えば、それはなんて因業なことだろうかと戦慄します。それでも、私は彼女の舞台姿がまた見たいと思わずにはいられないし、結局私が彼女にしてあげられることと言えばただ「見る」ことだけで、だからこそその儚さゆえに、私は彼女の生きる場である舞台を前にするたびに、万感込めて拍手を贈らずにはいられないんだと思います。
「風のなごり」はこれでMy楽となりますが、最後に彼女のこの回のダンスを目に納めることができたのは、実に幸運なことでした。
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舞台がはねてからは京の町を散策がてら御所の西、蛤御門前の護王神社へ。 ここは去年、チャーちゃんがヅカのサヨナラ公演を病気休演になった時、まさに「これから先はもう神仏に祈るより他にない」というような心境になって探して見つけた神社です。検索エンジンで「足腰 神社」というキーワードで探すといの一番&最多ヒットするのはこの神社で、オフィシャルHPもありますので詳しくはそちらを見ていただければわかりますが、ここは特に足腰の病の平癒にご利益があるということで有名な神社でなのですね。 その護王神社に、実は昨年の5月、私達はチャーちゃんの病気平癒を祈って願掛けをしてきていたのでした。ですから今年こうしてお札を納めに行くのは、文字通り願いがかなってのお礼参りとなります。 しかるべき場所にお賽銭あげてお札を納めて、拝殿に拍手を打ってお参りして、垂れた頭を上げた瞬間、なにやらものすごく晴れ晴れとした気分になって我ながら驚きました。これでようやくひとつのことが「済んだ」、というスッキリ感みたいなものが、ドカンと頭上から降ってきたような感じです。 願いがかなってお参りする時、人はこんなにも清々しい気分になるものなのか!と、しみじみ感じ入ったことでした。 鳥居を出るときもう一度振り返り、境内の名物「こまいのしし」にもお礼を言って、ホテルへ帰りました。
…あー、それから。最後に思い出した余談。
南座で、ロビーの片隅に置かれた「匠ひびき」の札が下がったチラシ置き台の上に、匠の会入会申込書や「そし誰」チラシと並んで、当然のように藤本さんのライブ&次回出演作のチラシが置かれていたのがなんだか微笑ましかったです。
藤本隆宏って栗塚旭に似てませんか?
いやその、ただいま時代劇専門チャンネルでその名も『風』という、知る人ぞ知る幻の名作時代劇を放映しておりましてですね、それを見ておりましたら、主人公・「風の新十郎」役の栗塚旭(の若かりし頃)が、あんまりといえばあんまりにも藤本ちっくだったもので。
顔の造作がというよりも、全体的な雰囲気がすごく共通しているような気がするんですね。なんというか、もーのーすーごーくー質量の高いというか密度の濃い、重点の据わった容姿でもって、観客に対して有無を言わさずぐぐぐぐぐっと力強〜く迫ってくる感じが。
栗塚旭と言えばその昔、かの一世を風靡したテレビドラマ『燃えよ剣』『新撰組血風録』で麗しくも剛毅な土方歳三を演じた俳優さんです。 ぢつは土方ファンの私はその昔、京都を訪れた折、哲学の道にある栗塚さんの経営する喫茶店にわざわざ行ってぶどうジュースを飲んで、でもって突然店に入ってきた栗塚さん本人にサイン&握手してもらったなどという経験まであるのでした(笑)。ははは。栗塚さんの掌はでっかくて熱くて、長年刀を握ってきた人の手だなあと思ったことを憶えてます。
ちなみにこの時代劇『風』、作品としても面白いのですが、キャストやスタッフがまたいろいろと面白い。 主人公の新十郎と行動を共にする女忍者・かがり役は土田早苗さん。そう、あの所属:アクトエンタープライズの土田さん。 それに音楽ならびに主題歌の作曲をしているのはなんと冬木透氏。そう、ウルトラマンの音楽と言えば冬木透という、あの冬木氏。栗塚旭の歌唱によるものすごい(笑)主題歌も、そう思って聞くとどことなくワンダバってます。 この『風』、製作が松竹(株)なので当たり前といえば当たり前の布陣なんですが、なんだか今見るといろんな意味で楽しめます。
というわけで、次に実際に劇場で藤本さんとチャーちゃんが踊るのを見たら、私は心の中で「流しの剣豪と女忍者…」とか思ってヒソカに笑ってしまうこと必至です。
今日は京都南座公演の初日だというのにこんなアホなことばっかり言ってていいんだろうか私。
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