ミドルエイジのビジネスマン
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2009年07月20日(月) 湯西川温泉

湯西川温泉は鬼怒川温泉より、ずっと山の上にある。途中の川治温泉までは来たことがあったが、さらに上、植林の杉林もない自然林の山々に囲まれている。

山の中にしては予想より大きな街で、大規模ホテルが幾つかと中くらいや小さいのや様々な旅館があった。ただ、中途半端な規模ではやっていけないのだろう、川沿いには閉鎖されたまま人の気配がしないホテルもあった。「花と華」という、かつては「国際観光ホテル」の名を冠していたという立派なホテルから「平家の里」に行くために20〜30分も歩いただろうか。通りには鹿の肉やら熊の肉を売っているという張り紙が店頭に貼ってあったりする。

残念ながら、平家の里は期待はずれだった。陳列物の多くは平家の財宝と言うより、昔使っていた農機具や臼の類だった。確かに平家の落人が住み着いたとしても、逃亡者の証拠となる宝物など家の中に置くはずもなく、そもそも着の身着のまま逃げてきたかもしれない。

「花と華」などという、覚えやすいけれども少々安っぽくなってしまったネーミングのホテルは明らかに時代に合わせてサービスを研究し、再出発した気配が漂っていた。若い従業員も沢山いたし、年配の人達も取ってつけたような元気さを見せていた。そして、谷川に面した露天風呂は満足度が高かった。


2009年07月12日(日) 都議会議員選挙速報

湯西川温泉の話を書こうと思っていたが、東京都民でもないのに、都議会議員選挙の開票特別番組を観て、一日が終わってしまった。

民主党人気のあおりを受けて、生活者ネットワークという、たぶん意識の高い女性が中心の地方政党が、改選前は4〜5人の議員を出していたのに、11時半を回った時点で一人しか当選していない。

26歳だかの外資系企業に勤めている若者もいいかもしれないが、弱い人の立場に立って地道に活動をしてきた市民運動の活動基盤を根こそぎ崩してしまうのもどんなものだろう。地方政治なのだから、生活に根ざした政治活動というのがあってしかるべきだと思う。


2009年07月05日(日) 湯西川温泉への道

湯西川温泉への道路沿いに、真新しい立派な木造住宅が立ち並んでいる場所があった。以下は、バスの中から見た情景と憶測。

ダム事業の保証金で村落ごと移転してきたか、それと類似のことが起きたのだろう。広い敷地に、同じようなデザインの木造住宅が立ち並んでいた。温泉に向かう途中で見た時は、こんな人口の少ないところで、公共事業を行い、一部の人だけが、立派な家に住むことができるのは不公平だと単純に思っただけだったが、帰りに再びバスの中から見ると、そこに見たのは、縁側に腰掛けた数人の老人がお茶を飲む光景と、おじいちゃんが家の中を掃除する姿だった。

真新しい家を建ててもらっても、そこに住むのは人生あと20年もないような人が大半であるに違いない。若い人は残らないのだ。国ごとお金がなくなっていくことが予想される今の日本で、こんなことをしていて良いのだろうか。

政治とは一言で言えば、将来の国土の姿をビジュアルに描くことだ。30年後の都会では若者が生き生きと学んだり働いたりしていて、農村には醜いコンクリートの建物などなく人々は木造のエコ住宅に住み、緑の農地に囲まれて十分な経済力と心の安らぎを得る。山村の限界集落はあらかた姿を消し、敢えてそこに住む少数の人は自然の中に住む自由とリスクを十分理解している。30年後の国民の数と人口構成の姿をベースにグランドデザインを描くことが政治だと思う。


2009年07月02日(木) 大きなジャガイモの写真

柳田ファームの「バイオ堆肥」を使って収穫したジャガイモがこれだ。これまで、何年もジャガイモを作ってきたが、こんなに大きなジャガイモがいくつも穫れたことはない。下は、一緒にできた普通サイズのもの。

長さ9センチもあるジャガイモができた畝は、実は昨年の晩秋にニンジンを作ったところだ。そこで残っていた「バイオ堆肥」が恐らく効果を発揮したのだろう。屑のような小さいものを除くと、どうだろう、3分の1か4分の1が大きいサイズだった。びっくりしたなあ。


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