ミドルエイジのビジネスマン
DiaryINDEXpastwill


2009年08月30日(日) 衆院総選挙

8月30日、日曜の朝8時半頃に選挙に行った。小学校の駐車場は空いているロットを探すのも苦労するほど自動車が並んでいる。中に入っても、いつもは選管の人にジッと見つめられるくらい暇そうなのに、今回は投票する人の流れができており、選管の人も名簿の照合に忙しそうだ。同じ時間帯で、いつもの選挙の3倍位のひと出だということで、最愛の妻と意見が一致した。午後から図書館に行くと、そこでも奥さんたちが選挙の話をしていた。通常なら人が並ぶこともない投票所で、今回ばかりは自分の前に5人もいて驚いたそうだ。


2009年08月23日(日) 民主党は300議席?

また、理想の休日をやってしまった。朝は美味しいコーヒーをいただき、お昼に自分の好きなつまみを選んでビールを飲み、そのまま昼寝。目が醒めてからは庭の木に停まったミンミンゼミの鳴く声を聞きながら、同じ姿勢のまま半日ピクリとも動かないアマガエルを友にウッドデッキの椅子で本を読む。夜は、レンタルDVDの「トゥウェンティフォー」を深夜まで堪能。はあ〜、これが私の理想の休日か。将来リタイアして、もし働かなくてもよくなれば、こんな毎日を送るのだろうか。

8月30日の選挙まで一週間となった。先週から今週にかけて世論調査が行われ、民主党は290から300議席以上も確保しそうだという。この春までは小沢代表の西松建設問題で、政権交代どころではなかったのに、鳩山由紀夫に代わってからクリーンイメージが浸透したせいだろうか。ついこの間までは240を超えて過半数に達するかどうかが焦点だったはずなのに、いつの間にやら定数の三分の二も夢ではなくなったそうな。

自民党の閣僚経験者や派閥の大物もうかうかしていられないそうだが、彼等は落選しても別に暮らしに困ることもなく、静かに政界を引退すればいいのだから、見方によっては暢気なものだ。そもそも、根性の捻じ曲がった無責任男の麻生太郎などを総裁に選び、日本のリーダーである総理大臣にしたのだから、自業自得ではある。

だが、民主党の政権になったとしても、一夜にして日本に理想社会が実現するわけではない。民主党の支持母体にしてからが、巨大労働組合なのだから、組織に寄生する組合員の既得権を奪うような改革ができるのだろうか。公務員の天下りを非難している自分たちも、実は自己の能力と努力だけで生きている人はほんの一部で、ある者は会社や団体にぶら下がって食い扶持を得ており、ある者は談合一歩手前の商慣習に甘えている。

今から20年も前の日本経済のバブル期に、心あるリーダーが日本の将来を真剣に考えていたならば、今のような惨状にならず、実力にあった国の姿に向かう理念を皆で共有していたかもしれない。


2009年08月16日(日) 若者の歓送会

気立てのよい若者が、将来性があるといわれている会社に出向になった。大きな組織の中で、望んでいない職種についているより、はるかにやりがいがあるだろう。

鰻屋さんで歓送会。豪勢なものだな、と思ったが驚くほどの値段ではなかった。話していながら、若者の話す内容は現在進行形、自分の自慢話は昔語りということに気がついた。おじさん、職業人生を終わりかけていないだろうか。

たしかに、この春から業務量が増えたので、忙しいばかりで充実感はあまりない。時間がもったいない。


2009年08月09日(日) ツバメの巣立ち

ツバメの雛が巣立ちをしたのか、電線に5羽も並んで停まっている。しばらく見ていると、2〜3分もすると餌を咥えた親が飛んできて、ホバリングをしながら子供に与えている。そうか、あの小さな巣ではいかにも狭いものな。
巣から出ても、自力ではすぐに餌を獲れないので、しばらくは、飛ぶ練習をしながら親から貰うわけだ。もう、体は親と同じ大きさなのに、巣にいた時と同じように一生懸命鳴いて、誰よりも早く口に入れてもらおうとする姿は、自分の子供の姿とダブって見える。

先週、ウチの会社は他の会社とはやり方が違うんですと強調していた会社がアッサリと破産手続きを開始してしまった。ハードかソフトかといえば、サービス産業なので、ソフトの会社だが、基本的な収益構造は変えようがないので、最初からウチの強みは目利きですと言えばよいのに、色々理屈を立てていたな。もしかしたら、あの業界では破産してもそれが却って勲章になるのだったりして。「いやあ、良いものを提供しようとするばかりに、ついつい採算を忘れて、会社を潰してしまいましたよ。こだわるところは譲れませんから、まあ、一から出直しですわ」などと言い訳していたら、ふざけるなと言ってやりたい。


2009年08月02日(日) 旧友にゴルフクラブを借りる

また、その気になったときに中古のセットを買えばいいやと、ゴルフクラブは捨ててしまったのだが、昔の仲間が再びゴルフコンペに誘ってくれたのでどうしようかと迷っていた。一旦は、今回は見送りと思ったのだが、出張で東京に来た仲間と飲んでいるうちに、「地元の祭とぶつかって、出られない俺のクラブを貸してやるから」と言われ、酔いに任せたノリで借りることになった。

プレーの前の日に旧友の家まで車で借りに行き、翌日、返しに行った。祭りのクライマックスを見ることはなく、近所の神社の柱に白布が巻きかけになっていたのに気がついた。返しにいった時には、鮮やかな祭り半纏が庭に干してあって、この家に若者のいる活気を感じさせた。祭りの前の気ぜわしさと終わった後のけだるさに闖入することとなった。

実家に泊めてもらった。老いた母は東京から来た息子のことを分かっているのかいないのか、問われればニコニコと笑うばかりであった。ともすれば、横になって休む母が元に戻ることは、もうない。兄嫁にしっかりと介護され、週に何度かは迎えのバスで施設に向かい、お風呂に入れてもらうという。手は血色も良く綺麗だった。手を撫でただけで、大切にしてもらっているのがわかった。


MailHomePage