ミドルエイジのビジネスマン
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2006年09月24日(日) お仕事お持ち帰り

最近どうも、仕事は週末に家でやればいいや、という悪しき習慣ができてしまった。絶好の行楽日和(または畑仕事日和)というのに、一日中篭(こも)ってパソコンに向かっていた。

おまけに、コンピュータで計算していると言うのに、直感的に違う答えが出ていると感じて、あちこち付け合わせをする羽目になって出だしでつまずいてしまった。そうさ、計算させる式が間違っていれば、答えも違って当然だ。

人生の貴重な一日を(あ、二日か)、損したような気分だ。


2006年09月18日(月) 延べ1万人の方々に御礼

画面右下のカウンターは延べ1万人の人に読んでもらったことを示している。ほとんど固有名詞が入っていない、ということは、何か新しい情報を得ようとしてもまずは役に立たないこの日記を、1万人もの方が見てくれたというのは本当にありがたいことだ。

2002年の7月に、あなたも10分で写真と日記の入ったホームページを作れるという雑誌の企画を見ながら、チョコチョコッと作ってみたのだった。その頃は子供たちとアウトドアライフでオートキャンプに行ったり、海に行ったり、あるいはただ単にバーベキューをしたりと題材は豊富だった。

最近は生活も単調になっているので、カウンターが1万を越えたら新機軸で新しいことを始めようかと思っていたのだが、ただ空想するだけで、日々は怠惰に過ぎていくばかりだ。

やりたいことがある、と何年も前に会社を辞めた若者から、しばらく前に自宅にメールが届いた。「お久しぶりです」などというメールのタイトルはほとんどが個人を装った勧誘メールなので、危うく消去してしまうところだった。かろうじて、本人ということが判り、先週日本橋の居酒屋で再会した。

若者は新しい会社で元気に働いているが、なにやら専門的な勉強も続けているそうだ。ずっと、連絡も途絶えていたのだが、ヤフーで「ビジネスマン」を検索していたらこの日記がヒットしたという。普通、この日記を教えるときは「ミドルエイジのビジネスマン」で検索してみてくださいと伝えているので、「ビジネスマン」などという一般的な用語で行き当たるのだろうかと思ったが、上位から39番目、ページ数で言うと4ページ目で発見することができた。

若者との再会がカウンター1万回で起きたのも何かの吉兆かもしれない(あるいは単に酒代をたかられただけかもしれないが)。いずれにしても、ぐうたらと日記を書き続けていることで時々現実の世界に新しい風を起こしている。1万人の皆様、ありがとうございます。


2006年09月10日(日) 六本木ヒルズ探訪

元若者が六本木ヒルズの会社に居るというので、押しかけて中を見せてもらった。受付からして六本木ヒルズ、若々しく賢そうなお姉さんが軽やかに迎えてくれた。

軽量の白い椅子に座って待っていると、周りでは20代と思(おぼ)しき若者たちが真剣に商談をしている。おじさんがひとりもいない。こんなに沢山の若者同士が話をしている情景を見たことがない。まるで、学生がみんなで劇をしているようだ。迎えに出てきた元若者に向かって、思わず「なんか、ウソっぽいねえ」と正直な感想を述べてしまった。

避難誘導用なのか、単なるアクセントなのか、廊下の床に青い灯りが点々と点いている。オフィスの中はほとんどガラス張り。沢山の社員が仕事をしていても、やはり、おじさんがほとんどおらず、落ち着かないことこの上ない。

会社の見晴らしの良い食堂にも案内してもらった。講堂ほどもある食堂はやはりテーブルやカウンターが白で、窓際が曲面になっている。見本として出ていた焼魚定食が却って現実感を失って居心地が悪そうだった。

挨拶も早々、早めのランチに毛利庭園に面しているイタリアンでピザを食べることにした。サラダや前菜を自分で取って、軽く食べながら焼きあがるのを待つという趣向だ。やっと少し落ち着いて何気なく斜め上を見ると、中二階のガラス越しに若奥様たちが、赤ワインを満たした大きなワイングラスで乾杯しているではないか。おお、あれがうわさのセレブな奥様方だ。という訳で、VIPルームのセレブな若奥様方に見下ろされながら、ピザを食べてきたのだった。

ちなみに元若者は小さい所帯ながら部長を張っているので、チームの一体化に心を砕いているということなど言っていたような気がするが、こちらは気が動転していて、何も覚えていない。ゴメン、ごめん。

六本木ヒルズ、おじさんの平常心を失わせる若者の天国だ。


2006年09月03日(日) 万歩計付きのウォークマン発売

多分、万歩計付きのウォークマンなどと言ってはいけないのだろう。ソニーから、歩数や、距離、消費エネルギーなどを測ることのできるスティック型のウォークマンが発売されるそうだ。広告を見ると若い女性が腕につけて走っているので、まあ、そういう使い方を念頭においているのだろうが、腰を痛めたお父さんとしては、ベルトに挟んで、一日歩いた歩数を確認できれば十分だ。電池は18時間持つと書いてあるので、一日中電源を入れておいて万歩計として使えそうだ。それが確かめられたら欲しいなあ。

この秋には、スーツの裾が風に揺れて翻(ひるがえ)ると腰に未来型のスティックがキラリと輝く、カッコいい大部長が見られるかもしれない。まさかただの万歩計とは誰も思うまい。


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