ミドルエイジのビジネスマン
DiaryINDEXpastwill


2005年07月31日(日) いや、まあいいやゴルフ(その2)

ただ単にゴルフをして、宴会に参加し、夜中の12時までカラオケをやっただけでも、確かに気づくこともある。それでどうこう、ということもないのだが、「サザンオールスターズ」とともに学生時代があっただろうと容易に想像させる奴や、きっと心の真っ直ぐな人だろうと小学校のときから思っていたら、やはり、人の選んだ「オフコース」の曲を一緒に口ずさんでいた女の人、そして演歌だけしか歌わない男。

同窓生のゴルフに参加させてもらいたいと思った動機として、それぞれがどのように人生を選択し、どのように暮らしてきたのか、そして今、どのようなテーマ関心を寄せているかを語り合いたいということもあったのだが、そのことは段々、どうでも良くなってきたような気がする。まあ、ゴルフの打ち上げで「貴様の人生を語れ」と言われても困るだろうな、普通。いずれ、何かの折に小さな飲み会もあるだろうから、そういうときの楽しみに取っておこう。

中越地震で一躍有名になった「山古志村」には一戸当たり3千万円もの義捐金が集まったという。テレビ報道で有名になったので、山古志村の復興のために使って欲しいと特定して送ってくるものが多いのだそうだ。教えてくれた人は、多分「自分たちの町も被害を受けたのに」という言葉を「大人のたしなみ」として呑み込んだのだと思う。マスコミ報道の一極集中が生み出した偏りだろう。ちなみに、当時強いリーダーシップを発揮して全村避難の命令を出し、男を上げた村長さんは、4月に長岡市と合併してからは市の復興担当部署の偉い人になっているそうだ。

その昔、人口が膨張したために、豊かな生活を求めて山の奥まで水田を開発し住みついたのであれば、人口の歯車が逆回転し始めた段階での「復興」も何十年か先の地域の姿を見据えて、どのような形がいいのか良く考えて実行して欲しい。


2005年07月24日(日) 地震の被害を乗り越えて

中越地震で被害の少ない地域だったとはいえ、中学校の同級生たちは、家屋の復旧に百万円単位の支出を強いられたようだ。もっとも被害の大きそうなのは新興住宅地に住んでいて、住宅が半壊した。みんな、いい年をした大人なので、ここぞとばかりに言い募ったりしなかったが、ある人は床にしゃがみ込んだまま、そのうち地割れが走ってその中に落ちて死んでしまうと思ったそうだ。また、何回目かの揺れのときに、持っていたキャベツを胸に抱えたまま飛び出し、あとで気がつくと家の前の道路にポツンとそのキャベツが置いてあったそうだ。地震に備えて持ち出し袋など用意しても、何の役にも立たないと言っていた。
阪神大震災に遭遇した人の話を聞いたことがあるが、外見はそれまでと変化はないのに、明らかに「人生観が変わった」と言っておられた。お話が上手な方(ほう)ではなかったが、どうも心の持ち方が透明になり物欲が小さくなったという趣旨のことを述べられていた。ずっとそうなのか、喉元過ぎれば、元通りなのかは分からない。


2005年07月18日(月) 同級生との再会、そしてカラオケ

昨年はじめて参加した同級生ゴルフコンペに再チャレンジ、同じようなスコアで、この1年間ほとんど進歩していないことが実証された。
会場を移して表彰式兼宴会、その後カラオケと昨年と同じように進んだ。違う所といえば、皆それぞれ地震の被害を乗り越えてきたことだろう。


2005年07月10日(日) 生涯で最も贅沢な中華料理(写真)

7月と言えば役員交代の季節。新任の人もいれば後任に後を託して去っていく方もいる。転出する方の慰労会をお付き合いのあった会社の社長さんが開いてくれるというのでお相伴にあずかった。「社長さん」といっても会社はちょっと前までベンチャービジネスだったので若い方だ。若くしてベンチャーの社長というとヘラヘラとしたイメージがあるが、社長も会社自体もあまりそういう所はない。が、いずれにせよ、あっという間に社員数は5倍になり、会社自体もメジャーな存在となった。以前大部長もお手伝いしたので思い入れがある会社だ。
お祝い事だから、シャンパンから行きましょうかと出てきたのがピンク色のシャンパンだった。一緒に行った会社の人が、あれはドンペリのピンクといって高いんだ、と解説してくれた。どれくらい高いんですかと聞くと、ドンペリピンクという特別の名前がついているからには高いんだろう、と若干要領を得ないところもあった。

右の写真は、「海ツバメが断崖絶壁に海藻を自らの唾液でつないで作った」と、解説は誰もができるが実際には食べたことがないという珍味「ツバメの巣」。珍味といっても味はほとんどしない。誰かが、カニのような味がすると叫んだが、それは「ツバメの巣」の下に敷いてあった本物のカニの味であった。おそらく、巣自体には味がないので合わせてあるのであろう。

スッポンやら冬虫夏草が入っていて精のつきそうなスープ、そして、あの硬い身がこんなにまろやかになるとはとても信じられない蒸しアワビ。お酒の方も頼んだ紹興酒は24年物だそうだ。紹興酒を頼むと上の写真の甕(かめ)ごと運ばれてきた。ボトルで頼もうと思った人は、注文するとこの甕を全部飲まないといけないのかと思ってビビッたそうだ。

去っていく取引先の役員にここまで礼を尽くす必要があるのかと思うかもしれないが、社長にとっては「やるときはやる」ということなのだろう。宴席での会話の様子を見てもメジャーになっても偉ぶらない社長さんの姿に、口では言ってもなかなか実践できることではないという思いを新たにした。


2005年07月02日(土) いや、まあいいやゴルフ

恒例のいやいやゴルフの日を迎えた。梅雨時どきのこととて、お天気が心配されたが、雨は降らず暑くもなく絶好のゴルフ日和となった。途中からは夏の青空も広がった。

大部長の上司を中心としたゴルフの会にこれまでも何度か参加させてもらった。当人サイドから正直言えば、お付き合いをするために、1ヶ月以上前からティショットはちゃんと当たるだろうかと落ち着かず、休みの日にも練習に行かねばと心の負担も大きかったのだが、客観的に振り返ってみれば、一緒にラウンドするメンバーも毎回お話して気持ちのいいい方と組んでいただき、会の運営も人に任せっきりで、要するにVIP扱いだった。上司は今度退任されるので、同じ規模、同じメンバーで公式に開催するのはこれが最後になるだろう。威張り散らしたりしない温厚な方なので、部下からも慕われ、あるいは個人を囲む会のように続いていくことになるかもしれない。そういうときには、普段臆面もなく「いやいやゴルフ」などと言っている奴は呼ばれないだろうから、それではいったい、大部長は何のために参加していたのだろうか。

ティショットはまあまあ真っ直ぐ飛んでくれたが、グリーンの周りでいっぱい叩き、さらにグリーンの上でパットも沢山楽しんだので、上がってみればいつものスコアというところだ。ところが、同じ部のゴルフは5年ぶりなどという人が、今度が最後になるのなら参加しましょうと言ってノコノコ出てきて、今回のために人から貰ったお古のアイアンセットと前日にゴルフ用品のメッカ御徒町で買ってきた5千円のドライバーで参戦したところ、なんと3位に入賞してしまった。許せ〜ん。


MailHomePage