ミドルエイジのビジネスマン
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2004年11月28日(日) 来年の手帳と木の軸のシャープペンシル

先週の金曜日、最愛の妻には飲んでくるよと出かけたが、当てにしていた呑み助は既に別の飲み会があり、一人はぐれてしまった。

そこで、来年の手帳とシャープペンシルをひっそりと買い求め、最近できた自信たっぷりのお蕎麦屋さんで二八蕎麦と生粉打ち蕎麦の食べ較べをして帰宅するという静かな週末となった。

手帳はスーツの内ポケットから取り出しやすいように背が高く、予定表しかない薄くてシンプルなものが好きだ。別冊の住所録を取り外して、代わりに同じ大きさのメモ用紙を挟み込んで出来上がり。最近では携帯電話のスケジュール機能だけを使う人もいるし、会社ではみんなにオープンのパソコン上の予定表が専ら活躍しているが、大部長はすぐ書き込めて、しかも残した記録がそのまま仕事の思い出になる手帳を捨てがたい。

予定が変わったりすることもあるので、ボールペンではなく、シャープペンシルを買い求めようとして探していると、木の軸の暖かい感じのするものがあった。金額は千円とちっとも高級品ではなく、機構部品は黒いプラスチックだが、杉の木を軸に使うことによって、持つ人のエコロジー感覚をくすぐる。クリップのモダンなデザインとエコ感覚をうまくマッチさせたいい品物だと思う。ついでに言うと、キャップについている小さな消しゴムも長さが3センチ以上あってそれを繰り出しながら使えるのも、よく書き損じる大部長には実用的だ。240年もの歴史を持つドイツ発祥のFaber-Castell社の製品だということをインターネットで調べた。



土日は天気も良かったので、日曜日には一人でサイクリングに出かけた。途中、秘密の場所で黄色いイチョウの葉っぱをかき分けながら銀杏をいくつか拾い、切通しで空を見上げて紅葉の葉の間からこぼれるお日様の光を楽しんだ。

冷たい北風の吹く夜に、拾った銀杏を炒って日本酒の肴にするつもりだ。すぐ寝ちゃうけど。


2004年11月21日(日) 驚異の水菜ダイエット(ウソ)

一ヶ月ほど前のある休日の夕方、シャツ一枚になってビールを飲んでいると息子がカエルの腹のようだと言う。これまで最愛の妻が類似の発言をしたことはあるが、完璧なボディラインに対する嫉妬の言葉だと聞き流していたものだった。さすがに子供にも言われると多少は事実の部分もあるかもしれないと思い、試しに体重計に乗ってみると、ゲッ、確かに大台を超えているではないか(ダイエットをしている人は決まって開始時の体重を詳らかにしない)。

取り敢えず、休日の食事を少なくすることとし、朝はパンを5ミリの厚さにするように料理長に命じた。そして、昼は正式のランチを摂らずに、お腹がすいたら、冷蔵庫を開けて何か食えるものがないかと探し、ハムや冷たくなった煮物などをつまむ。夕方は特に種類を制限しないが、ご飯のお代わりはしない。

スポーツクラブには少なくとも土日のどちらかは必ず行くこと。

ウィークデイは朝厚さ5ミリのパンと牛乳一杯、若干のフルーツ。昼は普通に食べるが、かつてのように大盛りにしない。夜はご飯のお代わりをしない。

このような生活を続けて約一ヶ月、5キロの減量に成功した。5キロと言っても、一ヶ月前の夕食後の最大重量と今朝の朝食前の最低体重の差ではあるから、実質はもしかしたら3キロくらいかもしれない。

この間、欠かさなかったのが水菜の味噌汁だ。この秋、たまたま植えた水菜の種の袋にはカリカリのベーコンを刻んで載せたサラダがパッケージ写真として使われており、ネーミングも「サラダ水菜」ときたもんだ。生でも食べられるくらいだから、手軽に味噌汁に浮かせてアクセントとすることができる。そのシャキシャキ感がいかにも体によさそうで飽きない。

先週、5日間のうち、4日も飲み会となったので、もはやダイエット成果もこれまでかと観念していたのだが、意外にも今朝が一番体重が少なかった。おまけに今日は子供との約束で2年ぶりくらいに家族で焼肉屋さんに行ったものだ。焼肉なんぞわざわざ外で食べなくてもスーパーで買ってきて腹いっぱい食わせてやるという最愛の妻の方針の下、思い起こせば、前回焼肉屋で食べたのも妻の留守の夜を狙ってのことだった(今回は夫の財布から支払うという条件で全員参加)。

焼肉屋から帰ってきて、恐る々々体重計に乗ってみると0.6キロしか増えていない。おそらく、せっかくダイエットをしているのだからと、どの食事のときも無意識のうちに量を制限しているのだろう、けなげなことだ。

ちょっと前(30代のこと)までは、体重が増えたら夜その辺をひとっ走りして、一発解決、などと思っていたのに、得意げに長々とダイエット談義をするようになってしまったか。

これで、リバウンドしたらどう申し開きしようか。いや、最初の体重を書いてないので何とか言い逃れできるかもしれない。越後屋、お主もワルよのう、ムフフフフ。


2004年11月14日(日) 秋のいやいやゴルフ

11月14日には、恒例秋のいやいやゴルフに参加して来た。9月くらいまでは中学の同窓ゴルフコンペの余韻が残っていて、週末に練習に行ったりもしていたのだが、肝心の10月以降あまり熱心にやらなかったので、どうなることかと思っていたが、ティショットが曲がらなかったので、結果としてはまあまあだった。

表彰式の席上、千葉県では70歳以上はゴルフ場利用税が非課税だとか、完全リタイア組の中に費用の安いウィークディに実施しなければ参加しないという人がいるという高齢者モードの話題が出て、「それは良かったね、好きにすれば?」と投げやりな気持ちで聞いていると、なんと正規優勝者が受賞を辞退し、繰上げで大部長が優勝、次回の幹事をやることになってしまった。来年の春はイヤイヤなのに有給休暇を取って参加するという、とんでもない事態に陥りそうだ。

その人は親切心で、いつまでも大部長を高ハンデにしておくとかわいそうだと思ったらしいが、こっちは別になんとも思っていないし、こんな形で優勝させてもらってもちっとも嬉しくない。

ゴルフで最初にティショットを打つクラブ、ドライバーは一般的にはフェイス(打面)が黒いのだが正規優勝者のドライバーはフェイスの中心部分の塗料が剥げ、銀色の地金が顔を覗かせ、直径一センチほどの円ができていている。これは何を意味しているか。ティショットを何回打っても必ず中心に当たるまでに鍛錬しているということだ。大部長は、そういう人とラウンドしてきたのだった。本当に、もうイヤ!


2004年11月07日(日) 日記仲間へのご提案

ネット上で日記をつけていることでいい事があるとすれば、見知らぬ方への自己紹介がとても簡単なことだろう。

先日、やはり日記を公開している方に困ったことが起きたというので連絡を取った。自分の言っていることを信用してもらうにはどうしたらいいかと思い、日記を見てもらうようにお願いしたところ、お礼のメールを頂いた。肝心の「困ったこと」は自力で解決されるということだったので、半分、親切の押し売りのようになったが、気持ちを受けていただき、過分な感謝の言葉をいただいた。

詳しいことは存じ上げないが、その方は「スナック」の経営をしておられたが、事情があって今は別のスナックの従業員として活躍しておられる。ちょっと前までは全然違う畑で販売の仕事をしておられ、その苦労している様子などを日記で拝見していて、こんなに苦労が多い割りに実入りが少なくて大丈夫だろうかと思っていた矢先、今のお仕事に戻られてホッとしたところだ。

ご本人も日記に書いていらっしゃるように、この世界はかって知ったる自分の庭、早くも社長や併設の施設の責任者から信頼を集めている。うまくすれば、今のお店の責任者くらいにはなれるかもしれない。ただ、この業界、自分の店を持ってなんぼのものではなかろうか。

残念なことに、今のところ、この方に自分のお店を持つ資力はないらしい。これまでの経緯を拝見すると、これからまとまった資金を貯めていくには相当な時間がかかりそうだ。一方、この方の大きな財産はその交友関係だろう。困ったときには必ず誰かが手を差し伸べてくれるという。また、「あなたはこのまま終わる人じゃないよ」と言ってくれる先輩もいる。そういう人から資金を借りてまた始めればいいのにと思うのだが、人様に安易に頼るのは好まれないらしい。それに、すぐ周囲に頼るようでは人も羨むこれほどの友人たちが廻りに残らなかっただろう。

そうだとすれば、自分の城を持つにはどうしたらいいのか。頭を下げて借金を申し込むのではなく、成果の上がる計画を示して「スナック運営事業」に投資してもらうのはどうだろうか。想像するに、「お金を貸した人と借りた人」という優越と従属の人間関係が残らなければ、ご本人の周りにいて支援したいと思っている人は沢山いるに違いない。その人達の資金を集めるだけでも2〜3百万円になるのではなかろうか。必ずしもご本人が直接、投資を募らなくてもいい。近くにいる友人が「スナック事業ファンド」を立ち上げ、ご本人の友人やかつてのお客様で関係の残っている方から出資を募れば相当な金額が集まるものと期待できる。

単純に計算して、10万円を出資する人が100人集まれば1千万円になる。もしかしたら開業資金としては1千万円も必要ないかもしれない。ご本人をよく知っている方で本当に応援したいと思っている人が3人いて、それぞれポンと百万円を出資すれば3百万円がコアの資金として計算できる。出資した人は年に一度お店に無料で招待される程度の特典があればいいかな。あるいはそこまで行くと、会員制クラブみたいなものか。

資金を集めるときに出資法やその他の業法に違反したり、本人の所得としていきなり課税されたりしないよう専門家のアドバイスも必要かな。ファンドでなく、会社を設立してもいいが、代表者を誰にするかで揉めるだろうか。
いずれにしても、お金を貸してくださいと頭を下げるのではなく、出資者と事業運営者の対等な関係が築ければいいし、この事業の場合、自分の投資した事業に対してその成績を上げるためと称して出資者がお客様として足繁く通ってくるのは想像に難くない。

遠くの街に、自分の出資したスナックがあって地元の人たちで賑わっている。そこにいつでも温かく迎えてもらえるなら、10万円くらい出してもいいかなあと思う。


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