ミドルエイジのビジネスマン
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2004年03月28日(日) 岡山名物巨大なシャコ

出張先の岡山で巨大なシャコを発見、記録に留める。
そのままかぶりつく、美味なり。









2004年03月21日(日) なつかしのABBA

春の暖かい夕焼けを見ながら1970年代に流行ったなつかしのABBAを車のなかで聞いた。「車の中で」というのは、そこ以外に大音響で楽しむ場所がないからだし、そこ以外に本当にひとりになれる場所がないからだ。いずれにしろ、ここ何ヶ月かはそんな楽しみを思いつく心のゆとりもなかった。

この、歌詞カードもついていないそっけない古いカセットテープは、実はアメリカに短期滞在したときに買ったものだ。聞いているうちに、語学研修でヒューストン郊外の家に閉じ込められていた(車がなければ外出のしようがない)ときの閉塞感とABBAのヒット曲集を慰めに聞いていたときの複雑な感情を思い出した。アメリカ南部の大雑把な天候にはすさまじいものがあり、嵐の日にひとりで家で音楽を聴いていると何もない庭先に突然雷が落ちて太い火柱が立ち、度肝を抜かれた。たまに、みんなで車に乗って外出したときも、あまりに広大な土地なので地平線のかなたにある嵐がこちらに移動して来るのが見えた。雲の下で雨に煙っている情景がそのまま手前に接近してくるのだから恐れ入った。

家の近くに見つけておいたスーパーの「サークルK」にこっそりとカップヌードルを買いに行ったこともある。テクテク歩いているうちに、車ではわずか数分なのに実ははるか遠くだったことを思い知り、高温多湿の気候を身をもって実感する羽目になった。そもそも、普通の人は徒歩で外出なんかしない。そうしてようやくたどり着いたお店に置いてあったカップヌードルは韓国製で、麺は短くブツブツと切れていた。そう、アメリカではカップヌードルはまさにスープとして扱われていたのだった。

せっかくの機会ではあったが、経験したことを初々しく受止めるには年齢も高すぎ(年寄りではなかったが)、学習能力も飛躍的に高まる時期ではなかったので、その後の人生においてはそこそこの好影響しか及ぼしていない。今では、ノスタルジーとともに断片的なことをポツポツと思い出すのみだ。また別のエピソードを思い出したら書くことにしよう。


2004年03月14日(日) 季節の移り変わりも楽しめない

週のうち2日出張すれば疲れもするし、残した仕事も溜るだろう。もし、そんな生活が3週間も続くとすれば、目が廻るような日々が去っていくだけで、時間の観念がなくなっても不思議ではない。日に日に暖かくなる弥生3月を大部長はこのように過ごし、早春の印象薄いままに時は過ぎていく。

いつもの年なら人様の忙しい3月期末の頃には仕事の動きも鈍くなり、多少のんびりした雰囲気が漂うはずなのだが、あちらには遅れたプロジェクトがあり、こちらには準備開始の仕事あり、はたまた飛び込みの案件ありで気が急くばかりだ。

たまの休みを一日潰して、残った仕事を片付けに行こうと思っていたら、町内会の寄り合いで毎週集まることになる。予算案なら原案を作ってきて説明すれば20分もあれば足りるのに、みんなでアアでもない、コウでもないと少しずつ変えていって結局のところ前年度とほぼ同じものを作ろうとする。

監査をやれというのならやるけど、資料を全部揃えて預からしてくれれば持って帰って家で見るのに、「電気料金の引落しの方が補助金の入金より早いから、定期預金を3万円取り崩す予定なんです」と長々とご説明くださる。性格はいい人なんだけどなあ、好きにすれば?
役員の皆様、午前中に予定した会議なら12時には終わるように議事を進めましょう。それが普通だと思います。


2004年03月07日(日) 家族スキー

かつて、スキーの初心者は長い板を持て余し、へっぴり腰でストックにすがりながらエッチラオッチラ歩くのもやっとであった。1年や2年スキー場に通ってもせいぜい三角に開いたボーゲン姿で斜面をズリズリと下ってくるのが関の山だった。一生懸命やっても全然楽しくならないのはおかしいと、スノーボーダー達は考え、実行した。初めは闖入者に抵抗したスキー場も、頭を切り替えられなかったところはどんどん淘汰され、廃れていってしまった。かくして時流に乗ったハンターマウンテンはほとんどスノーボーダーに占領されようとしている。

そこで、スキーメーカーも対抗上操作性に優れたスキーを市場に出してくるようになった。長さ1メートルしかないショートスキーもあるが、今年次男に買ってあげたのは安定性も加味した130センチのミッドスキーである。子供は自由を得て、勝手に滑っていって教えることもままならないほどであった。来年は親も短いスキーにしようかと思っている。あるいは、ボードに挑戦するとか。

昨年は、時代に取り残されかけた温泉ホテルで廊下の寒さと若干の侘しさと感じたので、今年は少々高いホテルを奮発した。ロビーの向こうには滝も作られなかなかの高級感であったが、温泉のお湯そのものは昨年の宿の方が、熱いお湯がふんだんに流れ、どう控えめに見ても本物らしい気がした。


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